SRX5800ファイアウォール冷却システム
冷却システムは、以下のコンポーネントで構成されています。
上部ファン トレイ
ファントレイ(下部)
エア フィルター トレイとエア フィルター
冷却システム コンポーネントは連携して動作し、すべてのファイアウォール コンポーネントを許容範囲内に保ちます( 図 1、 図 2、 図 3、 図 4、 図 5 を参照)。ファイアウォールには、デバイスの前面に 2 つのファン トレイがあり、カード ケージの上下に水平に取り付けられています。
Junos OS コマンドライン インターフェイス(CLI)では、以下を実行します。
コマンド出力は
show chassis hardware
、上部のファン トレイとFan Tray 1
下のファン トレイの場合と同様Fan Tray 0
にファン トレイを表示します。コマンド出力は
show chassis environment
、ファン トレイを とBottom Fan Tray
としてUpper Fan Tray
表示します。
2 種類のファン トレイが用意されています。
標準容量ファン トレイには、フルスピードで 728 CFM(立方フィート/分)で動作する 6 個のファンがあり、標準容量の電源を取り付けるファイアウォールに適しています。
大容量ファン トレイには、フルスピードで 976 CFM(立方フィート/分)で動作する 12 個のファンがあり、大容量電源を取り付ける場合に必要です。大容量のファン トレイを取り付ける場合は、大容量エア フィルター トレイも取り付ける必要があります。
ファン トレイは交換式で、ホットインサート可能で、ホットリムーブ可能です。
ホスト サブシステムがデバイス コンポーネントの温度を監視します。デバイスが正常に動作している場合、ファンはフルスピードよりも低く機能します。ファンに障害が発生した場合、または周囲温度がしきい値を超えた場合、残りのファンの速度は許容可能な範囲内に保つために自動的に調整されます。周囲温度の最大値を超え、システムを十分に冷却できない場合、ルーティング エンジンは各 PEM からの出力電力を無効にすることでシステムをシャットダウンします。
ファイアウォールの前面には空気が 1 個取り込まれます。空気はエア フィルターを通って、カード ケージを通って押し上げ、そして上部のファン トレイを通って、共通の排気プレナムで結合し、システムの上部背面から枯渇します。