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BGP セッションの負荷分散
BGPマルチパスを理解する
BGP マルチパスにより、転送テーブルに複数の内部 BGP パスを転送テーブルと複数の外部 BGP パスをインストールできます。複数のパスを選択することで、BGP は複数のリンク間でトラフィックを負荷分散できます。
IGP コストをネクストホップと比較した後、BGP パス選択プロセスがタイブレークを行った場合、パスは BGP イコールコスト パスとみなされます。デフォルトでは、マルチパス対応のBGPネイバーによって学習された、同じネイバーASを持つすべてのパスが、マルチパス選択プロセスで考慮されます。
BGP は通常、各プレフィックスに対して 1 つの最適なパスを選択し、そのルートを転送テーブルにインストールします。BGP マルチパスが有効な場合、デバイスが特定の宛先に到達するように複数のイコールコスト BGP パスを選択し、これらのパスはすべて転送テーブルにインストールされます。BGP は、add-path が使用されていない限り、ネイバーへのアクティブなパスのみを広告します。
Junos OS BGP マルチパス機能は、次のアプリケーションをサポートします。
異なる自律システム(AS)に属している2つのルーティングデバイス間の複数リンクにわたるロードバランシング
同一ピアASに属するさまざまなルーティングデバイスに対する、共通のサブネットまたは複数のサブネット間のロードバランシング
異なる外部コンフェデレーション ピアに属している 2 つのルーティング デバイス間の複数リンクにわたるロード バランシング
外部コンフェデレーション ピアに属するさまざまなルーティング デバイスに対する、共通のサブネットまたは複数のサブネット間のロード バランシング
負荷分散のための一般的なシナリオでは、顧客はポイント オブ プレゼンス(POP)で複数のルーターまたはスイッチにマルチホームされます。デフォルト動作としては、利用可能なリンクの 1 つのみにすべてのトラフィックを送信します。負荷分散により、トラフィックは 2 つ以上のリンクを使用します。
BGPマルチパスは、MED-plus-IGPコストが同じながら、未だIGPコストが異なるパスには適用されません。マルチパスのパス選択は、2つのパスが同じMED-plus-IGPコストを持つ場合でも、IGPコスト・メトリックに基づいて行われます。
Junos OS リリース 18.1R1 以降、BGP マルチパスは [edit protocols bgp]
階層レベルでグローバルにサポートされています。一部の BGP グループおよびネイバーでマルチパスを選択的に無効化できます。グループまたは特定の BGP ネイバーのマルチパス オプションを無効にするため、階層[edit protocols bgp group group-name multipath]
レベルにdisable
を含めます。
Junos OS リリース 18.1R1 以降、すべての BGP ルートが受信されるまでマルチパス計算を遅らせることができます。マルチパスが有効な場合、BGP は新しいルートが追加されるたびに、または既存のルートが変更されるたびに、ルートをマルチパス キューに挿入します。BGP add-path 機能によって複数のパスを受信すると、BGP は 1 つのマルチパス ルートを複数回計算する場合があります。マルチパス計算によって、RIB(ルーティング テーブルとも呼ばれます)学習速度が遅くなります。RIB 学習を高速化するには、BGP ルートを受信するまでマルチパス計算を遅らせるか、BGP ルートが解決されるまで要件に従ってマルチパス ビルド ジョブの優先度を下げることができます。マルチパス計算を遅らせるには、階層 [edit protocols bgp]
レベルでdefer-initial-multipath-build
を設定します。また、階層 [edit protocols bgp]
レベルで multipath-build-priority
設定ステートメントを使用してBGPマルチパス ビルド ジョブの優先度を下げて、RIB 学習を速めることができます。
関連項目
例:負荷分散 BGP トラフィック
この例では、複数の等価コストの外部 BGP(EBGP)または内部 BGP(IBGP) パスをアクティブなパスとして選択するように BGP を設定する方法を示します。
要件
開始する前に、以下を実行します。
デバイスインターフェイスを設定します。
内部ゲートウェイプロトコル(IGP)を設定します。
BGP を設定します。
ルーティングテーブルから、ルート(ダイレクトルートもしくは IGP ルート)をエクスポートするルーティングポリシーを設定します。
概要
次の手順では、パケット単位の負荷分散を設定する方法を示します:
そのの階
[edit policy-options]
層レベルで 1 つ以上のこのステートpolicy-statement
メントを使用し、こののアクションを定義することで、負荷分散のルーティングポリシーを定義しますload-balance per-packet
。policy-statement policy-name { from { match-conditions; route-filter destination-prefix match-type <actions>; prefix-list name; } then { load-balance per-packet; } }
注:複数の EBGP パスと複数の IBGP パス間の負荷分散を有効にするには、そのの階
[edit protocols bgp]
層レベルで、グローバルにそののステートmultipath
メントを使用します。そのmultipath
ステートメントをグローバルに含めずに、またはその[edit protocols bgp group group-name
階層レベルの BGP グループに対して、またはその[edit protocols bgp group group-name neighbor address]
階層レベルの特定の BGP ネイバーに対しても、BGPトラフィックの負荷分散を有効にすることはできません。ルーティングテーブルから転送テーブルにエクスポートされたルートにポリシーを適用します。これを行うには、その
forwarding-table
およびexport
のステートメントを使用します。forwarding-table { export policy-name; }
VRF ルーティングインスタンスに、エクスポートポリシーを適用することはできません。
広告中のルートに対応するラベルを割り当てる際に、そのルートのネクストホップが複数存在する場合は、すべてのネクストホップを指定します。
MPLSの転送オプションのハッシュキーにIPペイロードを含めるように設定します。
一部のプラットフォームでは、chassis maximum-ecmpステートメントを使用して、負荷分散されるパスを増やすことができます。
このステートメントにより、等価コストの負荷分散パスの最大数を32、64、128、256、512に変更できます(最大数はプラットフォームごとに異なります。maximum-ecmpを参照してください)。
マルチパス機能は、BGPをサポートするすべてのプラットフォームでサポートされます。QFXプラットフォームに、いくつかの機能強化が行われました。
-
- Junos OS Release 19.1R1以降、QFX10000スイッチでは、最大128個の等価コストパスを指定することができます。
-
- Junos OSリリース19.2R1以降、QFX10000スイッチでは、最大512個の等価コストパスを指定することができます。オプションの一貫したロードバランシングによる最大512個の等価コストパスの設定についてを参照してください。
この例では、デバイス R1 は AS64500 に存在し、AS64501 に存在するデバイス R2 とデバイス R3 に接続されています。この例では、デバイス R1 の設定を示しています。
設定
手順
CLIクイック構成
この例をすばやく設定するには、次のコマンドをコピーしてテキストファイルに貼り付け、改行を削除して、ネットワーク構成に合わせて必要な詳細を変更し、[edit]
階層レベルのCLIにコマンドをコピー&ペーストしてください。
set protocols bgp group external type external set protocols bgp group external peer-as 64501 set protocols bgp group external multipath set protocols bgp group external neighbor 10.0.1.1 set protocols bgp group external neighbor 10.0.0.2 set policy-options policy-statement loadbal from route-filter 10.0.0.0/16 orlonger set policy-options policy-statement loadbal then load-balance per-packet set routing-options forwarding-table export loadbal set routing-options autonomous-system 64500
ステップバイステップでの手順
次の例では、設定階層内のさまざまなレベルに移動する必要があります。CLIのナビゲーションについては、Junos OS CLIユーザーガイドの 設定モードでCLIエディターを使用する を参照してください。
BGP ピアセッションを設定する
BGP グループを設定します。
[edit protocols bgp group external] user@R1# set type external user@R1# set peer-as 64501 user@R1# set neighbor 10.0.1.1 user@R1# set neighbor 10.0.0.2
BGP グループが複数のパスを使用できるようにします。
注:BGPマルチパスにより承認されたパスに、同じ隣接自律システム(AS)の保有を義務付けるデフォルトのチェックを無効にするには、
multiple-as
のオプションを追加します。[edit protocols bgp group external] user@R1# set multipath
ロードバランシングポリシーを設定します。
[edit policy-options policy-statement loadbal] user@R1# set from route-filter 10.0.0.0/16 orlonger user@R1# set then load-balance per-packet
ロードバランシングポリシーを適用します。
[edit routing-options] user@R1# set forwarding-table export loadbal
ローカル自律システム(AS)番号を設定します。
[edit routing-options] user@R1# set autonomous-system 64500
結果
コンフィギュレーションモードから、show protocols
show policy-options
、、およびの各コマshow routing-options
ンドを入力し、コンフィギュレーションを確認します。出力結果に意図した設定内容が表示されない場合は、この例の手順を繰り返して設定を修正します。
[edit]
user@R1# show protocols
bgp {
group external {
type external;
peer-as 64501;
multipath;
neighbor 10.0.1.1;
neighbor 10.0.0.2;
}
}
[edit]
user@R1# show policy-options
policy-statement loadbal {
from {
route-filter 10.0.0.0/16 orlonger;
}
then {
load-balance per-packet;
}
}
[edit]
user@R1# show routing-options
autonomous-system 64500;
forwarding-table {
export loadbal;
}
デバイスの設定が完了したら、設定モードから commit
を入力します。
検証
設定が正常に機能していることを確認します。
ルートの検証
目的
近隣する AS の両方のルーターから、ルートが学習されていることを確認します。
アクション
オペレーショナルモードから、show route
コマンドを実行します。
user@R1> show route 10.0.2.0 inet.0: 12 destinations, 15 routes (12 active, 0 holddown, 0 hidden) + = Active Route, - = Last Active, * = Both 10.0.2.0/30 *[BGP/170] 03:12:32, localpref 100 AS path: 64501 I to 10.0.1.1 via ge-1/2/0.0 > to 10.0.0.2 via ge-1/2/1.0 [BGP/170] 03:12:32, localpref 100 AS path: 64501 I > to 10.0.1.1 via ge-1/2/0.0
user@R1> show route 10.0.2.0 detail inet.0: 12 destinations, 15 routes (12 active, 0 holddown, 0 hidden) 10.0.2.0/30 (2 entries, 1 announced) *BGP Preference: 170/-101 Next hop type: Router, Next hop index: 262142 Next-hop reference count: 3 Source: 10.0.0.2 Next hop: 10.0.1.1 via ge-1/2/0.0 Next hop: 10.0.0.2 via ge-1/2/1.0, selected State: <Active Ext> Local AS: 64500 Peer AS: 64501 Age: 3:18:30 Task: BGP_64501.10.0.0.2+55402 Announcement bits (1): 2-KRT AS path: 64501 I Accepted Multipath Localpref: 100 Router ID: 192.168.2.1 BGP Preference: 170/-101 Next hop type: Router, Next hop index: 602 Next-hop reference count: 5 Source: 10.0.1.1 Next hop: 10.0.1.1 via ge-1/2/0.0, selected State: <NotBest Ext> Inactive reason: Not Best in its group - Active preferred Local AS: 64500 Peer AS: 64501 Age: 3:18:30 Task: BGP_64501.10.0.1.1+53135 AS path: 64501 I Accepted Localpref: 100 Router ID: 192.168.3.1
意味
アスタリスク(*)で示されるアクティブパスには、2つのネクストホップがあります。10.0.1.1 および 10.0.0.2 から 10.0.2.0 への宛先です。10.0.1.1 ネクストホップは、非アクティブなパスからアクティブなパスにコピーされます。
そのshow route detail
コマンドの出力は、1 つのゲートウェイをselected
と指定します。この出力は、負荷分散のコンテキストでは、混乱する可能性があります。選択されたゲートウェイは、 Junos OS がパケット単位の負荷分散を行っていない場合、どのゲートウェイをカーネルにインストールするかを決定する以外にも、多くの目的で使用されています。例えば、そのコマping mpls
ンドでは、パケットを送信時に、選択したゲートウェイを使用します。マルチキャストプロトコルでは、アップストリームのインターフェイスを決定するために、選択したゲートウェイを使用する場合があります。そのため、Junos OSが、転送テーブルのポリシーによってパケット単位の負荷分散を行っている場合でも、選択したゲートウェイ情報は、他の目的で必要となります。トラブルシューティングのために、選択したゲートウェイを表示するのに有用です。さらに、転送テーブルのポリシーを使用して、カーネルにインストールされているものを上書きすることが可能です。(例えば、そのinstall-nexthop
アクションを使用することで)この場合、転送テーブルにインストールされているネクストホップゲートウェイは、そのコマshow route
ンドで表示される全ゲートウェイのサブセットである可能性があります。
転送の検証
目的
両方のネクストホップが転送テーブルにインストールされていることを確認します。
アクション
オペレーショナルモードから、show route forwarding-table
コマンドを実行します。
user@R1> show route forwarding-table destination 10.0.2.0 Routing table: default.inet Internet: Destination Type RtRef Next hop Type Index NhRef Netif 10.0.2.0/30 user 0 ulst 262142 2 10.0.1.1 ucst 602 5 ge-1/2/0.0 10.0.0.2 ucst 522 6 ge-1/2/1.0
最大 512 本のイコール コスト パスとオプションのコンシステント ロード バランシングの構成の理解
ECMP(イコール コスト マルチパス)機能は、外部 BGP ピアに対して最大 512 本のパスを設定することができます。ECMP ネクスト ホップを最大 512 個まで設定できるため、指定したルーティング装置との BGP ピアの直接接続数を増やすことができ、レイテンシーの改善やデータ フローの最適化を図ることができます。その ECMP の構成に、オプションで一貫したロード バランシングを含めることができます。一貫したロード バランシングにより、ECMP メンバー(つまりパス)に障害が発生した場合、障害が発生したメンバーを流れるフローのみが他のアクティブな ECMP メンバーに再分配されることが保証されます。また、ECMP メンバーが追加された場合、既存の EMCP メンバーから新しい ECMP メンバーへのフローの再分配が最小限になるように、一貫したロード バランシングが行われます。
- 256 から 512 の等コスト パスを設定する際のガイドラインと制限事項(オプションで一貫したロード バランシングを設定可能
- 最大 512 の ECMP ネクスト ホップを設定し、オプションで一貫したロード バランシングを設定する手順を説明します。
256 から 512 の等コスト パスを設定する際のガイドラインと制限事項(オプションで一貫したロード バランシングを設定可能
この機能は、シングル ホップの外部 BGP ピアにのみ適用されます。(この機能は MPLS ルートには適用されません。)
デバイスのルーティング プロセス(RPD)は 64 ビットモードをサポートしている必要があり、32 ビット RPD はサポートされていません。
この機能は、ユニキャスト トラフィックにのみ適用されます。
トラフィック パターンとハードウェアのハッシュ フロー セット テーブルの構成に依存します。一貫したハッシュにより、グループへのメンバーの追加や削除があった場合に、フローからデスティネーション リンクへの再マッピングを最小限に抑えることができます。
hash-mode
、inet
、inet6
またはlayer2
のいずれかのオプションでset forwarding-options enhanced-hash-key
を設定した場合,新しいハッシュ パラメータがフローの新しいハッシュ インデックスを生成し,新しい宛先リンクになる可能性があるため、一部のフローで宛先リンクが変更される場合があります。この機能は、可能な限り最高のハッシュ精度を達成するために、128 以上のネクストホップ構成に対して、カスケードトポロジーを使用してネクスト ホップ構造を実装しています。そのため、ハッシュ化の精度は、カスケード トポロジーを必要としない 128 未満の ECMP ネクスト ホップ構成の場合よりもやや劣ります。
ローカル ルート修復中は、ECMP パス上の既存フローと、その ECMP パス上を流れる新規フローがルートを切り替える可能性があり、トラフィックの偏りが顕著になる可能性があります。しかし、そのような歪みは、その後のグローバル ルート修復の際に修正される。
maximum-ecmp
値を大きくすると、ルート プレフィックスに対する next next-hop-change イベントで一貫性ハッシュが失われます。既存の ECMP グループに新しいパスを追加すると、影響を受けていないパス上の一部のフローが新しく追加されたパスに移動することがあります。
高速リルート(FRR)は一貫性のあるハッシュでは機能しないかもしれません。
ECMP のような完全なトラフィック分散を実現することはできません。他のパスよりも多くの「バケット」を持つパスは、バケットの数が少ないパスよりも多くのトラフィック フローを持ちます( バケット とは、ECMP メンバーインデックスにマッピングされた負荷分散テーブルの分配リストのエントリーのことです)。
ネットワーク トポロジー変更時に、ネットワーク プレフィックスが以前の ECMP ネクスト ホップのすべてのプロパティを持たない新しい ECMP ネクストホップを指すため、場合によってはネットワーク プレフィックスに対する一貫したハッシュが失われます。
複数のネットワーク プレフィックスが同じ ECMP ネクストホップを指し、そのうちの 1 つ以上のプレフィックスが
consistent-hash
文で有効になっている場合、その同じ ECMP ネクスト ホップを指す すべてのネットワーク プレフィックスが一貫したハッシング動作を示します。コンシステントハッシュは、イコール コスト BGP ルートベースの ECMP グループでのみサポートされます。BGP ルートより優先される他のプロトコルやスタティックルートが設定されている場合、コンシステント ハッシュはサポートされません。
コンシステント ハッシュは、次の機能の設定と組み合わせた場合に制限が発生する場合があります。これらの機能には、トンネルの終端があるか、またはパスの選択にハッシュを使用しないトラフィック エンジニアリングがあるためです。
最大 512 の ECMP ネクスト ホップを設定し、オプションで一貫したロード バランシングを設定する手順を説明します。
最大 512 個のネクスト ホップを設定できるようになったら、以下の設定方法を使用してください。
ECMP ネクスト ホップの最大数を設定します(例:512 ECMP ネクストホップを設定する)。
[edit] user@host# set chassis maximum-ecmp 512
ルーティング ポリシーを作成し、パケット単位のロード バランシングを有効にすることで、システム上でグローバルに ECMP を有効にすることができます。
[edit] user@host# set routing-options forwarding-table export load-balancing-policy user@host# set policy-options policy-statement load-balancing-policy then load-balance per-packet
1 つまたは複数の宛先プレフィックスへの着信ルートをマッチングする別のルーティング ポリシーを作成し、選択したプレフィックスで弾力性を有効にします(例)。
[edit] user@host# set policy-options policy-statement c-hash from route-filter 20.0.0.0/24 orlonger user@host# set policy-options policy-statement c-hash then load-balance consistent-hash
外部ピアの BGP グループに eBGP インポートポリシー(例:「c-hash」)を適用します。
[edit] user@host# set protocols bgp import c-hash
イコール コスト パスの設定の詳細については、例を参照してください。このドキュメントの前の方に出てくるロード バランシング BGP トラフィックです。
(オプション)一貫性のあるロードバランシング(一貫性のあるハッシュとも呼ばれる)の設定の詳細については、ECMP グループの一貫性のあるロード バランシングの設定を参照してください。
関連項目
例:リモートネクストホップを受け取るためのシングルホップEBGPピアの設定
この例は、シングルホップ外部BGP(EBGP)ピアが、サブネットを共有していないリモートネクストホップを受け入れるように設定する方法を示しています。
要件
この例を構成する前に、デバイスの初期化以上の特別な構成は必要ありません。
概要
一部の状況では、共通のサブネットを共有しないリモートネクストホップを受け取るようにシングルホップEBGPピアを設定する必要があります。デフォルトの動作は、破棄する共通のサブネットの共有と見なされないシングルホップEBGPピアから受信したネクストホップアドレスの破棄です。また、シングルホップEBGPピアが、直接接続されていないリモートネクストホップを受け取ることができるため、シングルホップEBGPネイバーをマルチホップセッションとして設定する必要がなくなります。このような状況でマルチホップセッションを設定すると、このEBGPピアを介して学習したすべてのネクストホップルートには、共通のサブネットを共有していても間接的なラベルが付けられます。この状況は、これらのネクストホップアドレスを含むルート上で再帰的に解決されたルートのマルチパス機能を破壊します。 accept-remote-nexthop
ステートメントを設定することで、シングルホップEBGPピアはリモートネクストホップを受け取ることができます。これらのネクストホップアドレス上で解決されたルートのマルチパス機能が復元されます。BGPのためのグローバル、グループ、およびネイバー階層レベルでこのステートメントを設定できます。また、このステートメントは、論理システムとVPNルーティングおよび転送(VRF)ルーティングインスタンス タイプでもサポートされています。リモートネクストホップとEBGPピアの両方は、RFC 2918(BGP-4のルートリフレッシュ機能)で定義されたBGPルートリフレッシュをサポートする必要があります。リモートピアがBGPルートリフレッシュをサポートしていない場合、セッションはリセットされます。
シングルホップEBGPピアは、デフォルトで、自身のアドレスを次のホップとしてアドバタイズします。別のネクストホップをアドバタイズする場合は、EBGPピアでインポートルーティングポリシーを定義する必要があります。シングルホップEBGPピアがリモートネクストホップを許可するように設定されている場合、EBGPピアでインポートルーティングポリシーを設定することもできます。 ただし、リモートネクストホップを設定した場合は、ルーティングポリシーは必要ありません。
この例ではagg_route
、シングルホップ外部BGPピア(デバイス R1)が10.1.230.0/23ネットワークへのルートに対してリモートネクストホップ10.1.10.10を受け取れるようにするインポートルーティングポリシーが含まれています。[edit protocols bgp]
階層レベルでは、この例は、外部BGPピアにポリシーを適用するimport agg_route
ステートメントと、シングルホップEBGPピアがリモートネクストホップを受け取れるようにする accept-remote-nexthop
ステートメントを含みます。
図 2サンプルのトポロジーを示しています。
設定
CLIクイック構成
この例をすばやく設定するには、次のコマンドをコピーしてテキストファイルに貼り付け、改行を削除して、ネットワーク構成に合わせて必要な詳細を変更し、[edit]
階層レベルのCLIにコマンドをコピー&ペーストしてください。
デバイスR0
set interfaces fe-1/2/0 unit 0 family inet address 10.1.0.1/30 set interfaces fe-1/2/1 unit 0 family inet address 10.1.1.1/30 set interfaces lo0 unit 0 family inet address 10.255.14.179/32 set protocols bgp group ext type external set protocols bgp group ext export test_route set protocols bgp group ext export agg_route set protocols bgp group ext peer-as 65000 set protocols bgp group ext multipath set protocols bgp group ext neighbor 10.1.0.2 set protocols bgp group ext neighbor 10.1.1.2 set policy-options policy-statement agg_route term 1 from protocol static set policy-options policy-statement agg_route term 1 from route-filter 10.1.230.0/23 exact set policy-options policy-statement agg_route term 1 then accept set policy-options policy-statement test_route term 1 from protocol static set policy-options policy-statement test_route term 1 from route-filter 10.1.10.10/32 exact set policy-options policy-statement test_route term 1 then accept set routing-options static route 10.1.10.10/32 reject set routing-options static route 10.1.230.0/23 reject set routing-options autonomous-system 65500
デバイスR1
set interfaces fe-1/2/0 unit 0 family inet address 10.1.0.2/30 set interfaces fe-1/2/1 unit 0 family inet address 10.1.1.2/30 set interfaces fe-1/2/2 unit 0 family inet address 10.12.0.1/30 set interfaces lo0 unit 2 family inet address 10.255.71.24/32 set protocols bgp accept-remote-nexthop set protocols bgp group ext type external set protocols bgp group ext import agg_route set protocols bgp group ext peer-as 65500 set protocols bgp group ext multipath set protocols bgp group ext neighbor 10.1.0.1 set protocols bgp group ext neighbor 10.1.1.1 set protocols bgp group int type internal set protocols bgp group int local-address 10.255.71.24 set protocols bgp group int neighbor 10.255.14.177 set protocols ospf area 0.0.0.0 interface fe-1/2/1.4 set protocols ospf area 0.0.0.0 interface 10.255.71.24 set policy-options policy-statement agg_route term 1 from protocol bgp set policy-options policy-statement agg_route term 1 from route-filter 10.1.230.0/23 exact set policy-options policy-statement agg_route term 1 then next-hop 10.1.10.10 set policy-options policy-statement agg_route term 1 then accept set routing-options autonomous-system 65000
デバイスR2
set interfaces fe-1/2/0 unit 0 family inet address 10.12.0.2/30 set interfaces lo0 unit 0 family inet address 10.255.14.177/32 set protocols bgp group int type internal set protocols bgp group int local-address 10.255.14.177 set protocols bgp group int neighbor 10.255.71.24 set protocols ospf area 0.0.0.0 interface fe-1/2/0.6 set protocols ospf area 0.0.0.0 interface 10.255.14.177 set routing-options autonomous-system 65000
デバイスR0
ステップバイステップでの手順
次の例では、設定階層のいくつかのレベルに移動する必要があります。CLIのナビゲーションについては、Junos OS CLIユーザーガイドの 設定モードでCLIエディターを使用する を参照してください。
Device R0を設定するには:
-
インターフェイスを設定します。
[edit interfaces fe-1/2/0 unit 0] user@R0# set family inet address 10.1.0.1/30 [edit interfaces fe-1/2/1 unit 0] user@R0# set family inet address 10.1.1.1/30 [edit interfaces lo0 unit 0] user@R0# set family inet address 10.255.14.179/32
-
EBGPを設定します。
[edit protocols bgp group ext] user@R0# set type external user@R0# set peer-as 65000 user@R0# set neighbor 10.1.0.2 user@R0# set neighbor 10.1.1.2
-
デバイスR0とデバイスR1の間のマルチパスBGPを有効にします。
[edit protocols bgp group ext] user@R0# set multipath
-
リモートネットワークへのスタティックルートを設定します。 これらのルートは、トポロジーの一部ではありません。これらのルートの目的は、この例で機能を示すことです。
[edit routing-options] user@R0# set static route 10.1.10.10/32 reject user@R0# set static route 10.1.230.0/23 reject
-
スタティックルートを受け取るルーティング ポリシーを設定します。
[edit policy-options policy-statement agg_route term 1] user@R0# set from protocol static user@R0# set from route-filter 10.1.230.0/23 exact user@R0# set then accept [edit policy-options policy-statement test_route term 1] user@R0# set from protocol static user@R0# set from route-filter 10.1.10.10/32 exact user@R0# set then accept
-
ルーティング テーブルから BGPに
agg_route
およびtest_route
ポリシーをエクスポートします。[edit protocols bgp group ext] user@R0# set export test_route user@R0# set export agg_route
-
自律システム(AS)番号を設定します。
[edit routing-options] user@R0# set autonomous-system 65500
結果
設定モードから、show interfaces
、show policy-options
、show protocols
、およびshow routing-options
のコマンドを入力して設定を確認します。出力結果に意図した設定内容が表示されない場合は、この例の手順を繰り返して設定を修正します。
user@R0# show interfaces fe-1/2/0 { unit 0 { family inet { address 10.1.0.1/30; } } } fe-1/2/1 { unit 0 { family inet { address 10.1.1.1/30; } } } lo0 { unit 0 { family inet { address 10.255.14.179/32; } } }
user@R0# show policy-options policy-statement agg_route { term 0 { from { protocol static; route-filter 10.1.230.0/23 exact; } then accept; } } policy-statement test_route { term 1 { from { protocol static; route-filter 10.1.10.10/32 exact; } then accept; } }
user@R0# show protocols bgp { group ext { type external; export [ test_route agg_route ]; peer-as 65000; multipath; neighbor 10.1.0.2; neighbor 10.1.1.2; } }
user@R0# show routing-options static { route 10.1.10.10/32 reject; route 10.1.230.0/23 reject; } autonomous-system 65500;
デバイスの設定が完了したら、設定モードから commit
を入力します。
デバイスR1の設定
ステップバイステップでの手順
次の例では、設定階層のいくつかのレベルに移動する必要があります。CLIのナビゲーションについては、Junos OS CLIユーザーガイドの 設定モードでCLIエディターを使用する を参照してください。
Device R1を設定するには:
-
インターフェイスを設定します。
[edit interfaces fe-1/2/0 unit 0] user@R1# set family inet address 10.1.0.2/30 [edit interfaces fe-1/2/1 unit 0] user@R1# set family inet address 10.1.1.2/30 [edit interfaces fe-1/2/2 unit 0] user@R1# set family inet address 10.12.0.1/30 [edit interfaces lo0 unit 0] user@R1# set family inet address 10.255.71.24/32
-
OSPFを設定します。
[edit protocols ospf area 0.0.0.0] user@R1# set interface fe-1/2/1.0 user@R1# set interface 10.255.71.24
-
デバイスR1がリモートネクストホップを受け取れるようにします。
[edit protocols bgp] user@R1# set accept-remote-nexthop
-
IBGPを設定します。
[edit protocols bgp group int] user@R1# set type internal user@R1# set local-address 10.255.71.24 user@R1# set neighbor 10.255.14.177
-
EBGPを設定します。
[edit protocols bgp group ext] user@R1# set type external user@R1# set peer-as 65500 user@R1# set neighbor 10.1.0.1 user@R1# set neighbor 10.1.1.1
-
デバイスR0とデバイスR1の間のマルチパスBGPを有効にします。
[edit protocols bgp group ext] user@R1# set multipath
-
シングルホップ外部 BGP ピア(デバイス R1)が、10.1.230.0/23 ネットワークへのルートのリモート ネクストホップ 10.1.10.10 を受け取れるようにするルーティング ポリシーを設定します。
[edit policy-options policy-statement agg_route term 1] user@R1# set from protocol bgp user@R1# set from route-filter 10.1.230.0/23 exact user@R1# set then next-hop 10.1.10.10 user@R1# set then accept
-
デバイスR1のルーティングテーブルに
agg_route
ポリシーをインポートします。[edit protocols bgp group ext] user@R1# set import agg_route
-
自律システム(AS)番号を設定します。
[edit routing-options] user@R1# set autonomous-system 65000
結果
設定モードから、show interfaces
、show policy-options
、show protocols
、およびshow routing-options
のコマンドを入力して設定を確認します。出力結果に意図した設定内容が表示されない場合は、この例の手順を繰り返して設定を修正します。
user@R1# show interfaces fe-1/2/0 { unit 0 { family inet { address 10.1.0.2/30; } } } fe-1/2/1 { unit 0 { family inet { address 10.1.1.2/30; } } } fe-1/2/2 { unit 0 { family inet { address 10.12.0.1/30; } } } lo0 { unit 0 { family inet { address 10.255.71.24/32; } } }
user@R1# show policy-options policy-statement agg_route { term 1 { from { protocol bgp; route-filter 10.1.230.0/23 exact; } then { next-hop 10.1.10.10; accept; } } }
user@R1# show protocols bgp { accept-remote-nexthop; group ext { type external; import agg_route; peer-as 65500; multipath; neighbor 10.1.0.1; neighbor 10.1.1.1; } group int { type internal; local-address 10.255.71.24; neighbor 10.255.14.177; } } ospf { area 0.0.0.0 { interface fe-1/2/1.0; interface 10.255.71.24; } }
user@R1# show routing-options autonomous-system 65000;
デバイスの設定が完了したら、設定モードから commit
を入力します。
デバイスR2の設定
ステップバイステップでの手順
次の例では、設定階層のいくつかのレベルに移動する必要があります。CLIのナビゲーションについては、Junos OS CLIユーザーガイドの 設定モードでCLIエディターを使用する を参照してください。
デバイスR2 を設定するには:
-
インターフェイスを設定します。
[edit interfaces fe-1/2/0 unit 0] user@R2# set family inet address 10.12.0.2/30 [edit interfaces lo0 unit 0] user@R2# set family inet address 10.255.14.177/32
-
OSPFを設定します。
[edit protocols ospf area 0.0.0.0] user@R2# set interface fe-1/2/0.0 user@R2# set interface 10.255.14.177
-
IBGPを設定します。
[edit protocols bgp group int] user@R2# set type internal user@R2# set local-address 10.255.14.177 user@R2# set neighbor 10.255.71.24
-
自律システム(AS)番号を設定します。
[edit routing-options] user@R1# set autonomous-system 65000
結果
コンフィギュレーションモードから、show interfaces
show protocols
、、およびの各コマshow routing-options
ンドを入力し、コンフィギュレーションを確認します。出力結果に意図した設定内容が表示されない場合は、この例の手順を繰り返して設定を修正します。
user@R2# show interfaces fe-1/2/0 { unit 0 { family inet { address 10.12.0.2/30; } } } lo0 { unit 0 { family inet { address 10.255.14.177/32; } } }
user@R2# show protocols bgp { group int { type internal; local-address 10.255.14.177; neighbor 10.255.71.24; } } ospf { area 0.0.0.0 { interface fe-1/2/0.0; interface 10.255.14.177; } }
user@R2# show routing-options autonomous-system 65000;
デバイスの設定が完了したら、設定モードから commit
を入力します。
検証
設定が正常に機能していることを確認します。
間接ネクストホップによるマルチパスルートがルーティング テーブルに存在することの確認
目的
デバイスR1に 10.1.230.0/23ネットワークへのルートがあることを確認します。
アクション
動作モードからshow route 10.1.230.0 extensive
コマンドを入力します。
user@R1> show route 10.1.230.0 extensive inet.0: 11 destinations, 13 routes (11 active, 0 holddown, 0 hidden) Restart Complete 10.1.230.0/23 (2 entries, 1 announced) TSI: KRT in-kernel 10.1.230.0/23 -> {indirect(262142)} Page 0 idx 1 Type 1 val 9168f6c Nexthop: 10.1.10.10 Localpref: 100 AS path: [65000] 65500 I Communities: Path 10.1.230.0 from 10.1.0.1 Vector len 4. Val: 1 *BGP Preference: 170/-101 Next hop type: Indirect Address: 0x90c44d8 Next-hop reference count: 4 Source: 10.1.0.1 Next hop type: Router, Next hop index: 262143 Next hop: 10.1.0.1 via fe-1/2/0.0, selected Next hop: 10.1.1.1 via fe-1/2/2.0 Protocol next hop: 10.1.10.10 Indirect next hop: 91c0000 262142 State: <Active Ext> Local AS: 65000 Peer AS: 65500 Age: 2:55:31 Metric2: 0 Task: BGP_65500.10.1.0.1+64631 Announcement bits (3): 2-KRT 3-BGP_RT_Background 4-Resolve tree 1 AS path: 65500 I Accepted Multipath Localpref: 100 Router ID: 10.255.14.179 Indirect next hops: 1 Protocol next hop: 10.1.10.10 Indirect next hop: 91c0000 262142 Indirect path forwarding next hops: 2 Next hop type: Router Next hop: 10.1.0.1 via fe-1/2/0.0 Next hop: 10.1.1.1 via fe-1/2/2.0 10.1.10.10/32 Originating RIB: inet.0 Node path count: 1 Forwarding nexthops: 2 Nexthop: 10.1.0.1 via fe-1/2/0.0 Nexthop: 10.1.1.1 via fe-1/2/2.0 BGP Preference: 170/-101 Next hop type: Indirect Address: 0x90c44d8 Next-hop reference count: 4 Source: 10.1.1.1 Next hop type: Router, Next hop index: 262143 Next hop: 10.1.0.1 via fe-1/2/0.0, selected Next hop: 10.1.1.1 via fe-1/2/2.0 Protocol next hop: 10.1.10.10 Indirect next hop: 91c0000 262142 State: <NotBest Ext> Inactive reason: Not Best in its group - Update source Local AS: 65000 Peer AS: 65500 Age: 2:55:27 Metric2: 0 Task: BGP_65500.10.1.1.1+53260 AS path: 65500 I Accepted Localpref: 100 Router ID: 10.255.14.179 Indirect next hops: 1 Protocol next hop: 10.1.10.10 Indirect next hop: 91c0000 262142 Indirect path forwarding next hops: 2 Next hop type: Router Next hop: 10.1.0.1 via fe-1/2/0.0 Next hop: 10.1.1.1 via fe-1/2/2.0 10.1.10.10/32 Originating RIB: inet.0 Node path count: 1 Forwarding nexthops: 2 Nexthop: 10.1.0.1 via fe-1/2/0.0 Nexthop: 10.1.1.1 via fe-1/2/2.0
意味
この出力は、デバイスR1にマルチパス機能が有効になっている10.1.230.0ネットワークへのルートがあることを示しています(Accepted Multipath
)。また、ルートには、10.1.10.10の間接ネクストホップが存在することも示しています。
accept-remote-nexthopステートメントの無効化と再活性化
目的
accept-remote-nexthop
ステートメントを無効にした場合、間接ネクストホップによるマルチパスルートがルーティングテーブルから削除されます。
アクション
-
設定モードから
deactivate protocols bgp accept-remote-nexthop
コマンドを入力します。user@R1# deactivate protocols bgp accept-remote-nexthop user@R1# commit
-
動作モードから
show route 10.1.230.0
コマンドを入力します。user@R1> show route 10.1.230.0
-
設定モードから、
activate protocols bgp accept-remote-nexthop
コマンドを入力してステートメントを再活性化します。user@R1# activate protocols bgp accept-remote-nexthop user@R1# commit
-
運用モードから、
show route 10.1.230.0
コマンドを再入力します。user@R1> show route 10.1.230.0 inet.0: 11 destinations, 13 routes (11 active, 0 holddown, 0 hidden) Restart Complete + = Active Route, - = Last Active, * = Both 10.1.230.0/23 *[BGP/170] 03:13:19, localpref 100 AS path: 65500 I > to 10.1.0.1 via fe-1/2/0.0 to 10.1.1.1 via fe-1/2/2.0 [BGP/170] 03:13:15, localpref 100, from 10.1.1.1 AS path: 65500 I > to 10.1.0.1 via fe-1/2/0.0 to 10.1.1.1 via fe-1/2/2.0
意味
accept-remote-nexthop
ステートメントが無効化された場合、10.1.230.0ネットワークへのマルチパスルートがルーティングテーブルから削除されます。
パスに割り当てられた不等な帯域幅とBGPトラフィックのロードバランシングの理解
マルチパスオプションは、アクティブなルート決定プロセスからタイブレイカーを削除します。従って、複数ソースから学習した等コストBGPルートを転送テーブルにインストールすることを可能にします。しかし、利用可能なパスが等コストでない場合、トラフィックを非対称にロードバランンシングするのがよいでしょう。
複数のネクストホップを転送テーブルにインストールすると、特定の転送ネクストホップが、Junos OSのプレフィックス単位のロードバランシングアルゴリズムによって選択されます。このプロセスは、パケットの送信元と宛先アドレスに対してハッシュを行い、利用可能なネクストホップの1つにプレフィックスペアを決定的にマップします。ハッシュプレフィックス単位マッピングは、インターネットピアリング交換上で起こり得るハッシュ機能が大量のプレフィックスとともに提供されている場合に、最も効果的に機能し、通信ノードのペア間のパケットの並び替えを防止する役割を果たしています。
エンタープライズネットワークは、通常、デフォルト動作を変更し、パケット単位のロードバランシングアルゴリズムを起動します。ここで、パケット単位ということを強調しているのは、その用途が、当初のインターネットプロセッサーASICの動作履歴に由来する誤った名称だからです。実際には、現在のジュニパーネットワークスのルーターは、プレフィックス単位(デフォルト)とフロー単位のロードバランシングをサポートしています。後者は、送信元アドレス、宛先アドレス、トランスポートプロトコル、着信インターフェイス、およびアプリケーションポートを含む、さまざまなレイヤー3とレイヤー4のヘッダーに対するハッシュを要します。その効果は、個々のフローを特定のネクストホップにハッシュしたことにより、そして特により少ない数の発信元と宛先のペア間のルーティングの場合、利用可能なネクストホップ上でより均等な分散するという結果をもたらします。
パケット単位のロードバランシングの使用で、2つのエンドポイント間の通信ストリームを構成するパケットの並べ替えが行われる可能性がありますが、個々のフロー内のパケットは正しいシーケンスを維持します。プレフィックス単位か、パケット単位のロードバランシングのどちらを選択しても、アクセスリンクの非対称性に技術的課題が発生する可能性があります。プレフィックスでもフローでマップされるどちらの場合も、例えば、ファーストイーサネットアクセスリンクなどにマップされたフローと比較すると、T1リンクはパフォーマンスの低下を示します。さらに、トラフィックロードが多い場合、等しいロードバランシングでのいかなる試みも、T1リンクの完全飽和状態や、パケット損失から生じるセッション中断へとつながる可能性が高いです。
幸い、ジュニパーネットワークスのBGP実装は、帯域幅コミュニティーの概念をサポートしています。この拡張コミュニティーは特定のネクストホップの帯域幅を符号化し、マルチパスと組み合わされた場合、ロードバランシングアルゴリズムは、相対帯域幅に比例する一連のネクストホップにフローを分散させます。つまり、10Mbpsと1Mbpsのネクストホップがある場合、平均9フローが、低速のものすべてを高速ネクストホップにマップするということです。
BGP帯域幅コミュニティーの使用は、パケット単位のロードバランシングでのみサポートされています。
設定タスクは、2つあります。
外部BGP(EBGP)ピアリングセッションの設定、マルチパスの有効化、およびインポートポリシーの定義を行い、リンク速度を反映する帯域幅コミュニティーでルートをタグ付けします。
トラフィックの最適な分散のために、パケット単位(実際にはフロー単位)のロードバランシングを有効にします。
関連項目
例:パスに割り当てられた不等な帯域幅とのBGPトラフィックのロードバランシング
この例では、BGPを設定し、複数の不等コストパスをアクティブパスとして選択する方法を説明します。
BGPコミュニティーは、ルーティングポリシーの制御に役立ちます。不等ロードバランシングは、BGPコミュニティーの良い使用例です。自律システム境界ルーター(ASBR)が直接接続している外部BGP(EBGP)ネイバーからルートを受け取る場合、ASBRは、IBGPアドバタイズメントを使用して、そのルートを内部ネイバーにアドバタイズします。IBGPのアドバタイズメントでは、リンク帯域幅コミュニティーを接続して、アドバタイズ外部リンクの帯域幅を通信できます。これは、複数の外部リンクが利用可能で、リンク上で不等ロードバランシングを行いたい場合に有効的です。ASのすべてのイングレスリンクにおいて、リンク帯域幅拡張コミュニティーを設定します。リンク帯域幅拡張コミュニティーの帯域幅情報は、設定されたEBGPリンクの帯域幅に基づきます。リンク上のトラフィック量に基づくものではありません。Junos OSは、BGPリンク帯域幅とマルチパスのロードバランシングをサポートしており、BGP Link Bandwidth Extended CommunityのInternet draft draft-ietf-idr-link-bandwidth-06に記載されています。が非通過コミュニティーとdraft-ietf-idr-link-bandwidth-06指定しても、Junos OS の実装は通過コミュニティーに限定していることにご注意ください。
要件
開始する前に、以下を実行します。
デバイスインターフェイスを設定します。
内部ゲートウェイプロトコル(IGP)を設定します。
BGP を設定します。
ルーティングテーブルから、ルート(ダイレクトルートもしくは IGP ルート)をエクスポートするルーティングポリシーを設定します。
概要
この例では、デバイスR1はAS64500に存在し、AS64501に存在するデバイスR2とデバイスR3に接続されています。
例は帯域幅拡張コミュニティーを使用しています。
デフォルトでは、BGPマルチパスを使用すると、トラフィックは割り出された複数のパスに均一に分散されます。帯域幅拡張コミュニティーによって、BGPパスに追加属性を加えることができ、したがってトラフィックを不均一に分散させます。主用途は、特定のネットワークに対して、非対称帯域幅の機能とともに、複数の外部パスが存在するというシナリオです。このようなシナリオでは、帯域幅拡張コミュニティーで、受信したルートをタグ付けできます。BGPマルチパス(内部または外部)が帯域幅属性を含むルート間で動作する場合、転送エンジンは、それぞれのパスに該当する帯域幅に応じて、トラフィックを不均一に分散することができます。
BGPに、マルチパスの目的に使用可能な候補パスがいくつかある場合、すべての候補パスにこの属性がない限り、帯域幅コミュニティーに従って、BGPは不等コストロードバランシングを遂行することはありません。
帯域幅拡張コミュニティーの適用性は、どのBGPマルチパスが複数のパスの検討を受け入れるかという制約条件によって制限されています。明らかに、BGPに関しては、ロードバランシングを実行するルーターと複数の出口ポイントのIGP距離は同じでなければなりません。ラベルスイッチパス(LSPs)のフルメッシュを使用し、該当するIGPメトリックを追跡しないことで、これを実現できます。しかし、回線の伝搬遅延が重要であるネットワーク(長距離回線が存在する場合など)においては、異なるパスの遅延特性を考慮することが大切です。
帯域幅コミュニティーを次のように設定します。
[edit policy-options] user@host# set community members bandwidth:[1-65535]:[0-4294967295]
最初の16ビット数は、ローカル自律システムを表しています。2 番目の32ビット数は、1秒あたりのリンク帯域幅をバイト数で表しています。
たとえば、以下のように表示されます。
[edit policy-options] user@host# show community bw-t1 members bandwidth:10458:193000; community bw-t3 members bandwidth:10458:5592000; community bw-oc3 members bandwidth:10458:19440000;
10458がローカルAS番号の場合です。値は、バイト/秒で、T1、T3、およびOC-3の帯域幅と一致しています。帯域幅の値とされた値は、特定のインターフェースの実際の帯域幅と一致する必要はありません。使用するバランス係数は、特定された総帯域幅の関数として計算されています。この拡張コミュニティーでルートをタグ付けするには、ポリシーステートメントを次のように定義します。
[edit policy-options] user@host# show policy-statement link-bw-t1 { then { community set bw-t1; } accept; }
これを、非対称帯域幅のリンクに対応するBGPピアリングセッションにインポートポリシーとして適用します。理論的には、ネットワーク内のどのポイントにおいてもコミュニティーの属性を追加または削除することができますが、前述のシナリオでは、外部リンクに対応したEBGPピアリングセッションに、EBGPピアリングセッションとしてコミュニティーを適用することで、その属性がローカルマルチパスの決定に影響を及ぼすことを可能にし、管理を容易にする可能性をもたらします。
トポロジー
図 3 この例で使用されているトポロジーを示しています。
CLIクイック構成は、図 3でのすべてのデバイスの設定を示しています。#d29e113__d29e376セクションでは、デバイスR1のステップを説明しています。
設定
手順
CLIクイック構成
この例をすばやく設定するには、次のコマンドをコピーしてテキストファイルに貼り付け、改行を削除して、ネットワーク構成に合わせて必要な詳細を変更し、[edit]
階層レベルのCLIにコマンドをコピー&ペーストしてください。
デバイスR1
set interfaces ge-1/2/0 unit 0 description R1->R3 set interfaces ge-1/2/0 unit 0 family inet address 10.0.0.1/30 set interfaces ge-1/2/1 unit 0 description R1->R2 set interfaces ge-1/2/1 unit 0 family inet address 10.0.1.2/30 set interfaces lo0 unit 0 family inet address 192.168.0.1/32 set protocols bgp group external type external set protocols bgp group external import bw-dis set protocols bgp group external peer-as 64501 set protocols bgp group external multipath set protocols bgp group external neighbor 10.0.1.1 set protocols bgp group external neighbor 10.0.0.2 set policy-options policy-statement bw-dis term a from protocol bgp set policy-options policy-statement bw-dis term a from neighbor 10.0.1.1 set policy-options policy-statement bw-dis term a then community add bw-high set policy-options policy-statement bw-dis term a then accept set policy-options policy-statement bw-dis term b from protocol bgp set policy-options policy-statement bw-dis term b from neighbor 10.0.0.2 set policy-options policy-statement bw-dis term b then community add bw-low set policy-options policy-statement bw-dis term b then accept set policy-options policy-statement loadbal from route-filter 10.0.0.0/16 orlonger set policy-options policy-statement loadbal then load-balance per-packet set policy-options community bw-high members bandwidth:65000:60000000 set policy-options community bw-low members bandwidth:65000:40000000 set routing-options autonomous-system 64500 set routing-options forwarding-table export loadbal
デバイスR2
set interfaces ge-1/2/0 unit 0 description R2->R1 set interfaces ge-1/2/0 unit 0 family inet address 10.0.1.1/30 set interfaces ge-1/2/1 unit 0 description R2->R3 set interfaces ge-1/2/1 unit 0 family inet address 10.0.2.2/30 set interfaces ge-1/2/1 unit 0 family iso set interfaces lo0 unit 0 family inet address 192.168.0.2/32 set interfaces lo0 unit 0 family iso address 49.0001.1921.6800.0002.00 set protocols bgp group external type external set protocols bgp group external export bgp-default set protocols bgp group external export send-direct set protocols bgp group external peer-as 64500 set protocols bgp group external multipath set protocols bgp group external neighbor 10.0.1.2 set protocols isis interface ge-1/2/1.0 set protocols isis interface lo0.0 set policy-options policy-statement bgp-default from protocol static set policy-options policy-statement bgp-default from route-filter 172.16.0.0/16 exact set policy-options policy-statement bgp-default then accept set policy-options policy-statement send-direct term 1 from protocol direct set policy-options policy-statement send-direct term 1 then accept set routing-options static route 172.16.0.0/16 discard set routing-options static route 172.16.0.0/16 no-install set routing-options autonomous-system 64501
デバイスR3
set interfaces ge-1/2/0 unit 0 description R3->R2 set interfaces ge-1/2/0 unit 0 family inet address 10.0.2.1/30 set interfaces ge-1/2/0 unit 0 family iso set interfaces ge-1/2/1 unit 0 description R3->R1 set interfaces ge-1/2/1 unit 0 family inet address 10.0.0.2/30 set interfaces lo0 unit 0 family inet address 192.168.0.3/32 set interfaces lo0 unit 0 family iso address 49.0001.1921.6800.0003.00 set protocols bgp group external type external set protocols bgp group external export send-direct set protocols bgp group external export bgp-default set protocols bgp group external peer-as 64500 set protocols bgp group external multipath set protocols bgp group external neighbor 10.0.0.1 set protocols isis interface ge-1/2/0.0 set protocols isis interface lo0.0 set policy-options policy-statement bgp-default from protocol static set policy-options policy-statement bgp-default from route-filter 172.16.0.0/16 exact set policy-options policy-statement bgp-default then accept set policy-options policy-statement send-direct term 1 from protocol direct set policy-options policy-statement send-direct term 1 then accept set routing-options static route 172.16.0.0/16 discard set routing-options static route 172.16.0.0/16 no-install set routing-options autonomous-system 64501
ステップバイステップでの手順
次の例では、設定階層内のさまざまなレベルに移動する必要があります。CLIのナビゲーションについては、Junos OS CLIユーザーガイドの 設定モードでCLIエディターを使用する を参照してください。
BGP ピアセッションを設定する
インターフェイスを設定します。
user@R1# set ge-1/2/0 unit 0 description R1->R3 user@R1# set ge-1/2/0 unit 0 family inet address 10.0.0.1/30 user@R1# set ge-1/2/1 unit 0 description R1->R2 user@R1# set ge-1/2/1 unit 0 family inet address 10.0.1.2/30 user@R1# set lo0 unit 0 family inet address 192.168.0.1/32
BGP グループを設定します。
[edit protocols bgp group external] user@R1# set type external user@R1# set import bw-dis user@R1# set peer-as 64501 user@R1# set neighbor 10.0.1.1 user@R1# set neighbor 10.0.0.2
BGP グループが複数のパスを使用できるようにします。
注:BGPマルチパスにより承認されたパスに、同じ隣接自律システム(AS)の保有を義務付けるデフォルトのチェックを無効にするには、
multiple-as
のオプションを追加します。ネイバーが異なるASに存在する場合は、multiple-as
のオプションを使用します。[edit protocols bgp group external] user@R1# set multipath
ロードバランシングポリシーを設定します。
[edit policy-options policy-statement loadbal] user@R1# set from route-filter 10.0.0.0/16 orlonger user@R1# set then load-balance per-packet
ロードバランシングポリシーを適用します。
[edit routing-options] user@R1# set forwarding-table export loadbal
BGP コミュニティーメンバーを設定します。
この例では、1Gbpsの帯域幅を想定し、60%をbw-high、40%をbw-lowとしています。リファレンス帯域幅は、リンク帯域幅と同じである必要はありません。
[edit policy-options] user@R1# set community bw-high members bandwidth:65000:60000000 user@R1# set community bw-low members bandwidth:65000:40000000
帯域幅分散ポリシーを設定します。
[edit policy-options bw-dis] user@R1# set term a from protocol bgp user@R1# set term a from neighbor 10.0.1.1 user@R1# set term a then community add bw-high user@R1# set term a then accept user@R1# set term b from protocol bgp user@R1# set term b from neighbor 10.0.0.2 user@R1# set term b then community add bw-low user@R1# set term b then accept
ローカル自律システム(AS)番号を設定します。
[edit routing-options] user@R1# set autonomous-system 64500
結果
設定モードから、show interfaces
、show protocols
、show policy-options
、およびshow routing-options
のコマンドを入力して設定を確認します。出力結果に意図した設定内容が表示されない場合は、この例の手順を繰り返して設定を修正します。
user@R1# show interfaces
ge-1/2/0 {
unit 0 {
description R1->R3;
family inet {
address 10.0.0.1/30;
}
}
}
ge-1/2/1 {
unit 0 {
description R1->R2;
family inet {
address 10.0.1.2/30;
}
}
}
lo0 {
unit 0 {
family inet {
address 192.168.0.1/32;
}
}
}
user@R1# show protocols
bgp {
group external {
type external;
import bw-dis;
peer-as 64501;
multipath;
neighbor 10.0.1.1;
neighbor 10.0.0.2;
}
}
user@R1# show policy-options
policy-statement bw-dis {
term a {
from {
protocol bgp;
neighbor 10.0.1.1;
}
then {
community add bw-high;
accept;
}
}
term b {
from {
protocol bgp;
neighbor 10.0.0.2;
}
then {
community add bw-low;
accept;
}
}
}
policy-statement loadbal {
from {
route-filter 10.0.0.0/16 orlonger;
}
then {
load-balance per-packet;
}
}
community bw-high members bandwidth:65000:60000000;
community bw-low members bandwidth:65000:40000000;
user@R1# show routing-options
autonomous-system 64500;
forwarding-table {
export loadbal;
}
デバイスの設定が完了したら、設定モードから commit
を入力します。
検証
設定が正常に機能していることを確認します。
ルートの検証
目的
両方のルートが選択され、ルート上のネクストホップが60%/40%のバランスを示していることを確認します。
アクション
オペレーショナルモードから、show route protocol bgp detail
コマンドを実行します。
user@R1> show route 172.16/16 protocol bgp detail inet.0: 9 destinations, 13 routes (9 active, 0 holddown, 0 hidden) 172.16.0.0/16 (2 entries, 1 announced) *BGP Preference: 170/-101 Next hop type: Router, Next hop index: 262143 Address: 0x93fc078 Next-hop reference count: 3 Source: 10.0.0.2 Next hop: 10.0.0.2 via ge-1/2/0.0 balance 40% Next hop: 10.0.1.1 via ge-1/2/1.0 balance 60%, selected State: **Active Ext> Local AS: 64500 Peer AS: 64501 Age: 3:22:55 Task: BGP_64501.10.0.0.2+55344 Announcement bits (1): 0-KRT AS path: 64501 I Communities: bandwidth:65000:40000000 Accepted Multipath Localpref: 100 Router ID: 192.168.0.3 BGP Preference: 170/-101 Next hop type: Router, Next hop index: 658 Address: 0x9260520 Next-hop reference count: 4 Source: 10.0.1.1 Next hop: 10.0.1.1 via ge-1/2/1.0, selected State: <NotBest Ext> Inactive reason: Not Best in its group - Active preferred Local AS: 64500 Peer AS: 64501 Age: 3:22:55 Task: BGP_65001.10.0.1.1+62586 AS path: 64501 I Communities: bandwidth:65000:60000000 Accepted MultipathContrib Localpref: 100 Router ID: 192.168.0.2
user@R1> show route 10.0.2.0 protocol bgp detail inet.0: 9 destinations, 13 routes (9 active, 0 holddown, 0 hidden) 10.0.2.0/30 (2 entries, 1 announced) *BGP Preference: 170/-101 Next hop type: Router, Next hop index: 262143 Address: 0x93fc078 Next-hop reference count: 3 Source: 10.0.1.1 Next hop: 10.0.0.2 via ge-1/2/0.0 balance 40% Next hop: 10.0.1.1 via ge-1/2/1.0 balance 60%, selected State: <Active Ext> Local AS: 64500 Peer AS: 64501 Age: 3:36:37 Task: BGP_65001.10.0.1.1+62586 Announcement bits (1): 0-KRT AS path: 64501 I Communities: bandwidth:65000:60000000 Accepted Multipath Localpref: 100 Router ID: 192.168.0.2 BGP Preference: 170/-101 Next hop type: Router, Next hop index: 657 Address: 0x92604d8 Next-hop reference count: 4 Source: 10.0.0.2 Next hop: 10.0.0.2 via ge-1/2/0.0, selected State: <NotBest Ext> Inactive reason: Not Best in its group - Active preferred Local AS: 64500 Peer AS: 65001 Age: 3:36:36 Task: BGP_65001.10.0.0.2+55344 AS path: 64501 I Communities: bandwidth:65000:40000000 Accepted MultipathContrib Localpref: 100 Router ID: 192.168.0.3
意味
アスタリスク(*)で示されるアクティブパスには、2つのネクストホップがあります。10.0.1.1および10.0.0.2から172.16/16への宛先です。
同様に、アスタリスク(*)で示されるアクティブパスには、2つのネクストホップがあります。10.0.1.1 および 10.0.0.2 から 10.0.2.0 への宛先です。
両ケースとも、10.0.1.1ネクストホップは、非アクティブパスからアクティブパスへコピーされます。
40%と60%のバランスは、の出show route
力で表示されます。これは、トラフィックが2つのネクストホップ間で分配され、トラフィックの60%が最初のパスに追従し、40%は2つ目のパスに追従していることを示しています。
負荷分散のための外部 BGP リンクへの集合帯域幅の広告概要
内部のピアから複数のパスを受信した BGP ピアは、これらのパス間でトラフィックを負荷分散します。Junos OS の初期リリースでは、内部ピアから複数のパスを受信する BGP スピーカーが、アクティブなルートに関連するリンク帯域幅のみ広告しました。BGP では、リンク帯域幅拡張コミュニティーを使用して、外部リンクを経由する複数のルートの帯域幅を集約してアドバタイズします。BGP は、帯域幅の割り当てが不均等なマルチパスの集約帯域幅を計算し、外部の BGP ピアに集約された帯域幅をアドバタイズします。BGP グループの帯域幅の使用量を制約するために、集約帯域幅の閾値を設定できます。エニーキャストアドレスを含む IPv4 と IPv6 の両方のルートが、集約帯域幅をサポートします。
マルチパスルートの集約帯域幅をアドバタイズし、最大の閾値を設定するには、aggregate-bandwidth
とlimit-bandwidth
のアクションを持つポリシーを[ポリシーオプションのポリシーステートメント名nameを編集]階層レベルで設定します。
この図 4では 自律システム 1 (AS1) は、リモートプレフィックスへの 3 つのマルチパスルートの帯域幅を集約し、リンク帯域幅拡張コミュニティーを使用して 30 の帯域幅で自律システム 4(AS4) にアドバタイズしています。AS3とAS4の間にリンク障害が発生した場合、AS4はAS6にアドバタイズしている帯域幅から60を引き、130から70にアドバタイズされていた帯域幅を変更します。
BGP ピアが、集約帯域幅コミュニティーで設定されたマルチパスルートを伝送すると、新しいリンク帯域幅コミュニティーには、受信帯域幅コミュニティーまたはそのプレフィックスからの帯域幅の合計が追加されます。利用可能なリンク帯域幅は、インターフェースの速度から動的に導き出されます。リンク帯域幅は、移行性拡張コミュニティーとして送信されます。しかし、デバイスがリンク帯域幅を非移行性リンク帯域幅拡張コミュニティーとして受信した場合、Junos OS はこのコミュニティーを無視しますが、移行性リンク帯域幅拡張コミュニティーと共に伝播します。受信する各マルチパスルートについて、リンク帯域幅コミュニティーが受信されない場合、リンク帯域幅コミュニティーは、外部のピアにアドバタイズされません。
マルチパスリンクの 1 つに障害が発生した場合、BGP は、送信リンクの帯域幅コミュニティーから、障害が発生したリンクの帯域幅を差し引いたルートを再アドバタイズします。集約リンクの帯域幅が、設定された制限値を超えていることが判明した場合、アドバタイズされた集約帯域幅は、2つのピア間で設定されたリンク帯域幅の制限値まで切り捨てられます。
関連項目
例:負荷分散のために外部 BGP リンクに集合帯域幅を広告するポリシーの設定
この例では、負荷分散のために外部 BGP リンクに集合帯域幅を広告するポリシーを設定し、設定された集合帯域幅に閾値を指定する方法を示しています。BGP は、マルチパスの利用可能なリンク帯域幅を追加し、集合帯域幅を算出します。リンク障害が発生した場合は、利用可能な帯域の現状を反映して、集約された帯域が調整されます。
要件
この例では、以下のハードウェアとソフトウェアのコンポーネントを使用しています。
負荷分散機能を備えたルーター 4 台
すべてのデバイスで Junos OS Release 17.4 以降が実行されています。
概要
Junos OS Release 17.4R1以降は、内部ピアから複数のパスを受信する BGP スピーカーが、これらのパスの間でトラフィックを負荷分散することができます。Junos OS の初期リリースでは、内部ピアから複数のパスを受信する BGP スピーカーが、アクティブなルートに関連するリンク帯域幅のみ広告しました。BGP は、マルチパスをタグ付けするために、集合帯域幅を持つ新しいリンク帯域幅拡張コミュニティを使用し、これらの複数のルートの集合帯域幅を DMZ リンクに広告します。集約された複数のルートをアドバタイズするには、[edit policy-options policy-statement name then]階層レベルでaggregate-bandwidth
およびlimit bandwidth
のアクションを持つポリシーを設定します。
トポロジー
このにおいて、ルータ R1 は図 5、ルータ R2 のネクストホップ 10.0.1.1 を介して、60,000,000 バイト/秒、およびルータ R3 の 10.0.0.2 を介して 40,000,000 バイト/秒で、リモートの宛先へのトラフィックを負荷分散します。ルータ R1 は、宛先 10.0.2.0 をルータ R4 に広告します。ルータ R1 は、利用可能な帯域幅の総量を計算します。これは、10000000バイト/秒です。しかし、ルータ R1 に設定されたポリシーでは、集合帯域幅の閾値を 80,000,000 バイト/秒に設定します。そのため、R1 は 1 秒間に 10,000,000 バイトではなく、80,000,000 バイトを広告します。
マルチパスのリンクの 1 つがダウンした場合、障害が発生したリンクの帯域幅は、BGP ネイバーに広告される集合帯域幅には追加されません。
設定
CLIクイック構成
この例を迅速に設定するには、以下のコマンドをコピーして、テキストファイルに貼り付け、改行を削除し、ネットワーク設定に一致させる必要がある詳細情報を変更し、コマンドを [edit] 階層レベルでCLIにコピーアンドペーストして、設定モードから commit
を入力します。
ルーター R1
set interfaces ge-0/0/0 unit 0 description R1->R3 set interfaces ge-0/0/0 unit 0 family inet address 10.0.0.1/30 set interfaces ge-0/0/1 unit 0 description R1->R2 set interfaces ge-0/0/1 unit 0 family inet address 10.0.1.2/30 set interfaces ge-0/0/2 unit 0 description R1->R4 set interfaces ge-0/0/2 unit 0 family inet address 10.0.4.1/30 set interfaces lo0 unit 0 family inet address 192.168.0.1/32 set routing-options autonomous-system 65000 set protocols bgp group external type external set protocols bgp group external import bw-dis set protocols bgp group external peer-as 65001 set protocols bgp group external multipath set protocols bgp group external neighbor 10.0.1.1 set protocols bgp group external neighbor 10.0.0.2 set protocols bgp group external2 type external set protocols bgp group external2 peer-as 65002 set policy-options policy-statement bw-dis term a from protocol bgp set policy-options policy-statement bw-dis term a from neighbor 10.0.1.1 set policy-options policy-statement bw-dis term a then community add bw-high set policy-options policy-statement bw-dis term a then accept set policy-options policy-statement bw-dis term b from protocol bgp set policy-options policy-statement bw-dis term b from neighbor 10.0.0.2 set policy-options policy-statement bw-dis term b then community add bw-low set policy-options policy-statement bw-dis term b then accept set policy-options policy-statement aggregate_bw_and_limit_capacity then aggregate-bandwidth set policy-options policy-statement aggregate_bw_and_limit_capacity then limit-bandwidth 80000000 set policy-options policy-statement aggregate_bw_and_limit_capacity then accept set protocols bgp group external2 neighbor 10.0.4.2 export aggregate_bw_and_limit_capacity set policy-options policy-statement loadbal from route-filter 10.0.0.0/16 orlonger set policy-options policy-statement loadbal then load-balance per-packet set routing-options forwarding-table export loadbal set policy-options community bw-high members bandwidth:65000:60000000 set policy-options community bw-low members bandwidth:65000:40000000
ルーターR2
set interfaces ge-0/0/0 unit 0 description R2->R3 set interfaces ge-0/0/0 unit 0 family inet address 10.0.2.2/30 set interfaces ge-0/0/0 unit 0 family iso set interfaces ge-0/0/1 unit 0 description R2->R1 set interfaces ge-0/0/1 unit 0 family inet address 10.0.1.1/30 set interfaces lo0 unit 0 family inet address 192.168.0.2/32 set interfaces lo0 unit 0 family iso address 49.0001.1921.6800.0002.00 set routing-options static route 172.16.0.0/16 discard set routing-options static route 172.16.0.0/16 no-install set routing-options autonomous-system 65001 set protocols bgp group external type external set protocols bgp group external export bgp-default set protocols bgp group external export send-direct set protocols bgp group external peer-as 65000 set protocols bgp group external multipath set protocols bgp group external neighbor 10.0.1.2 set protocols isis interface ge-0/0/0.0 set protocols isis interface lo0.0 set policy-options policy-statement bgp-default from protocol static set policy-options policy-statement bgp-default from route-filter 172.16.0.0/16 exact set policy-options policy-statement bgp-default then accept set policy-options policy-statement send-direct term 1 from protocol direct set policy-options policy-statement send-direct term 1 then accept
ルータ R3
set interfaces ge-0/0/0 description R3->R2 set interfaces ge-0/0/0 unit 0 family inet address 10.0.2.1/30 set interfaces ge-0/0/0 unit 0 family iso set interfaces ge-0/0/1 unit 0 description R3->R1 set interfaces ge-0/0/1 unit 0 family inet address 10.0.0.2/30 set interfaces lo0 unit 0 family inet address 192.168.0.3/32 set interfaces lo0 unit 0 family iso address 49.0001.1921.6800.0003.00 set routing-options static route 172.16.0.0/16 discard set routing-options static route 172.16.0.0/16 no-install set routing-options autonomous-system 65001 set protocols bgp group external type external set protocols bgp group external export bgp-default set protocols bgp group external export send-direct set protocols bgp group external peer-as 65000 set protocols bgp group external multipath set protocols bgp group external neighbor 10.0.0.1 set protocols isis interface ge-0/0/0.0 set protocols isis interface lo0.0 set policy-options policy-statement bgp-default from protocol static set policy-options policy-statement bgp-default from route-filter 172.16.0.0/16 exact set policy-options policy-statement bgp-default then accept set policy-options policy-statement send-direct term 1 from protocol direct set policy-options policy-statement send-direct term 1 then accept
ルータ R4
set interfaces ge-0/0/0 unit 0 description R4->R1 set interfaces ge-0/0/0 unit 0 family inet address 10.0.4.2/30 set interfaces lo0 unit 0 family inet address 192.168.0.4/32 set routing-options autonomous-system 65002 set protocols bgp group external type external set protocols bgp group external peer-as 65000 set protocols bgp group external neighbor 10.0.4.1
R1 以降のルーターの設定
ステップバイステップでの手順
次の例では、設定階層内のさまざまなレベルに移動する必要があります。CLI のナビゲーションについては、CLIユーザー・ガイド の コンフィギュレーション・モードでのCLIエディタの使用を参照してください。
BGP ピアに集約された帯域幅(ルータ R1 以降)を広告するポリシーを設定するには、次の手順に従います:
ルーター R2、R3、R4 では、適切なインターフェース名、アドレス、およびその他のパラメータを変更した後、この手順を繰り返します。
インターフェイスに IPv4 アドレスを設定します。
[edit interfaces] user@R1# set ge-0/0/0 unit 0 description R1->R3 user@R1# set ge-0/0/0 unit 0 family inet address 10.0.0.1/30 user@R1# set ge-0/0/1 unit 0 description R1->R2 user@R1# set ge-0/0/1 unit 0 family inet address 10.0.1.2/30 user@R1# set ge-0/0/2 unit 0 description R1->R4 user@R1# set ge-0/0/2 unit 0 family inet address 10.0.4.1/30
ループバックアドレスを設定します。
[edit interfaces] user@R1# set lo0 unit 0 family inet address 192.168.0.1/32
BGP ホストの自律システムを設定します。
[edit routing-options] user@R1# set autonomous-system 65000
外部エッジルーターに EBGP を設定します。
[edit protocols] user@R1# set bgp group external type external user@R1# set bgp group external import bw-dis user@R1# set bgp group external peer-as 65001 user@R1# set bgp group external multipath user@R1# set bgp group external neighbor 10.0.1.1 user@R1# set bgp group external neighbor 10.0.0.2 user@R1# set bgp group external2 type external user@R1# set bgp group external2 peer-as 65002
ルーター R3 を宛先とするトラフィックに高帯域コミュニティを割り当てるための帯域幅分配ポリシーを定義します。
[edit policy-options] user@R1# set policy-statement bw-dis term a from protocol bgp user@R1# set policy-statement bw-dis term a from neighbor 10.0.1.1 user@R1# set policy-statement bw-dis term a then community add bw-high user@R1# set policy-statement bw-dis term a then accept
ルータ R2 を宛先とするトラフィックに低帯域のコミュニティを割り当てるための帯域幅分配ポリシーを定義します。
[edit policy-options] user@R1# set policy-statement bw-dis term b from protocol bgp user@R1# set policy-statement bw-dis term b from neighbor 10.0.0.2 user@R1# set policy-statement bw-dis term b then community add bw-low user@R1# set policy-statement bw-dis term b then accept
BGP セッションを介して、EBGP ピア・ルーター R4 に 80,000,000 バイトの集合帯域幅を広告する機能を有効にします。
[edit policy-options] user@R1# set policy-statement aggregate_bw_and_limit_capacity then aggregate-bandwidth user@R1# set policy-statement aggregate_bw_and_limit_capacity then limit-bandwidth 80000000 user@R1# set policy-statement aggregate_bw_and_limit_capacity then accept
EBGP グループに集約型_帯域幅_および容量の制限に関するポリシーを適用します
external2
。[edit protocols] user@R1# set bgp group external2 neighbor 10.0.4.2 export aggregate_bw_and_limit_capacity
負荷分散ポリシーを定義します。
[edit policy-options] user@R1# set policy-statement loadbal from route-filter 10.0.0.0/16 orlonger user@R1# set policy-statement loadbal then load-balance per-packet
負荷分散ポリシーを適用します。
[edit routing-options] user@R1# set forwarding-table export loadbal
BGP コミュニティーメンバーを設定します。最初の16ビット数は、ローカル自律システムを表しています。2 番目の32ビット数は、1秒あたりのリンク帯域幅をバイト数で表しています。
bw-low
この1 Gbps のリンクを 60%使用するコミュニティと、1 Gbps のリンクを 40%使用するコミュニbw-high
ティを設定します。1 Gbpsのリンクの 60%を高帯域幅コミュニティーに設定し、40%を低帯域幅コミュニティーに設定します。
[edit policy-options] user@R1# set community bw-high members bandwidth:65000:60000000 user@R1# set community bw-low members bandwidth:65000:40000000
結果
設定モードから、show interfaces 、show protocols、show routing-options、およびshow policy-options のコマンドを入力して設定を確認します。出力結果に意図した設定内容が表示されない場合は、この例の手順を繰り返して設定を修正します。
[edit] user@R1# show interfaces interfaces { ge-0/0/0 { unit 0 { description R1->R3; family inet { address 10.0.0.1/30; } } } ge-0/0/1 { unit 0 { description R1->R2; family inet { address 10.0.1.2/30; } } } ge-0/0/2 { unit 0 { description R1->R4; family inet { address 10.0.4.1/30; } } } lo0 { unit 0 { family inet { address 192.168.0.1/32; } } } }
[edit] user@R1# show protocols protocols { bgp { group external { type external; import bw-dis; peer-as 65001; multipath; neighbor 10.0.1.1; neighbor 10.0.0.2; } group external2 { type external; peer-as 65002; neighbor 10.0.4.2 { export aggregate_bw_and_limit_capacity; } } } }
[edit] user@R1# show routing-options routing-options { autonomous-system 65000; forwarding-table { export loadbal; } }
[edit] user@R1# show policy-options policy-options { policy-statement bw-dis { term a { from { protocol bgp; neighbor 10.0.1.1; } then { community add bw-high; accept; } } term b { from { protocol bgp; neighbor 10.0.0.2; } then { community add bw-low; accept; } } } policy-statement aggregate_bw_and_limit_capacity { then { aggregate-bandwidth; limit-bandwidth 80000000; accept; } } policy-statement loadbal { from { route-filter 10.0.0.0/16 orlonger; } then { load-balance per-packet; } } community bw-high members bandwidth:65000:60000000; community bw-low members bandwidth:65000:40000000; }
検証
BGP セッションが確立したことを確認します。
目的
BGP ピアリングが完了し、ルーター間で BGP セッションが確立されていることを確認するには、次の手順に従います。
アクション
user@R1> show bgp summary Groups: 2 Peers: 3 Down peers: 0 Table Tot Paths Act Paths Suppressed History Damp State Pending inet.0 12 8 0 0 0 0 Peer AS InPkt OutPkt OutQ Flaps Last Up/Dwn State|#Active/Received/Accepted/Damped... 10.0.0.2 65001 153 149 0 0 1:07:23 4/6/6/0 0/0/0/0 10.0.1.1 65001 229 226 0 0 1:41:44 4/6/6/0 0/0/0/0 10.0.4.2 65002 1227 1227 0 0 9:10:27 0/0/0/0 0/0/0/0
意味
ルーター R1 は、ルーター R2、R3、および R4 とのピアリングを完了しています。
各パスに集合帯域幅が存在することを確認します。
目的
各ルートパスに拡張コミュニティーが存在していることを確認するには、次の手順に従います。
アクション
オペレーショナルモードから、show route protocol bgp detail
コマンドを実行します。
user@R1> show route 10.0.2.0 protocol bgp detail inet.0: 20 destinations, 26 routes (20 active, 0 holddown, 0 hidden) 10.0.2.0/30 (2 entries, 1 announced) *BGP Preference: 170/-101 Next hop type: Router, Next hop index: 0 Address: 0xb618990 Next-hop reference count: 3 Source: 10.0.1.1 Next hop: 10.0.0.2 via ge-0/0/0.0 balance 40% Session Id: 0x0 Next hop: 10.0.1.1 via ge-0/0/1.0 balance 60%, selected Session Id: 0x0 State: <Active Ext> Local AS: 65000 Peer AS: 65001 Age: 20:33 Validation State: unverified Task: BGP_65001.10.0.1.1 Announcement bits (3): 0-KRT 2-BGP_Listen.0.0.0.0+179 3-BGP_RT_Background AS path: 65001 I Communities: bandwidth:65000:60000000 Accepted Multipath Localpref: 100 Router ID: 128.49.121.137 BGP Preference: 170/-101 Next hop type: Router, Next hop index: 595 Address: 0xb7a1330 Next-hop reference count: 9 Source: 10.0.0.2 Next hop: 10.0.0.2 via ge-0/0/0.0, selected Session Id: 0x141 State: <NotBest Ext> Inactive reason: Not Best in its group - Active preferred Local AS: 65000 Peer AS: 65001 Age: 20:33 Validation State: unverified Task: BGP_65001.10.0.0.2 AS path: 65001 I Communities: bandwidth:65000:40000000 Accepted MultipathContrib Localpref: 100 Router ID: 128.49.121.132
意味
ルータ R1 が、隣接するルーター R4 に集合帯域幅を広告していることを確認します。
目的
ルータ R1 が、外部ネイバーに集合帯域幅を広告していることを確認するには、次の手順に従います。
アクション
user@R1> show route advertising-protocol bgp 10.0.4.2 10.0.2.0/30 detail inet.0: 20 destinations, 26 routes (20 active, 0 holddown, 0 hidden) * 10.0.2.0/30 (2 entries, 1 announced) BGP group external2 type External Nexthop: Self AS path: [65000] 65001 I Communities: bandwidth:65000:80000000
意味
ルーター R1 は、80,000,000 バイトの集合帯域幅をネイバーに広告しています。
BGPにおける単一宛先への複数パスのアドバタイズを理解する
BGP ピアは、アップデート メッセージで互いにルートをアドバタイズします。BGP は、Junos OS のルーティング テーブル(inet.0
)にそのルートを保存します。ルーティング テーブルの各プレフィックスに対して、ルーティング プロトコル プロセスはアクティブ パスと呼ばれる単一の最良のパスを選択する。同じ宛先への複数のパスを広告するようにBGPを設定しない限り、BGP はアクティブなパスのみを広告します。
ある宛先へのアクティブなパスのみを広告する代わりに、宛先への複数のパスを広告するようにBGPを設定することができます。自律システム(AS)内では、目的地に到達するための出口を複数用意することで、以下のようなメリットがあります:
耐障害性-パスの多様化により、障害発生後の復旧時間を短縮できます。例えば、同じ宛先への複数のパスを受信したボーダーは、バックアップ・パスを事前に計算し、プライマリ・パスが無効になったときにボーダーのルーティング・デバイスがバックアップを使用して迅速に接続性を回復できるように準備しておくことができます。バックアップ・パスがない場合、復旧時間はBGP再コンバージェンスに依存し、新しい最適なパスを学習できるようになるまで、ネットワーク内には撤退およびアドバタイズメッセージが含まれることになります。
負荷分散-AS内のルーティングが一定の制約を満たす場合、同じ宛先に到達する複数のパスが利用可能なため、トラフィックの負荷分散が可能です。
メンテナンス-代替の出口を利用することで、ルーターの正常なメンテナンス運用が可能になります。
BGP で複数のルートをアドバタイズする場合,次のような制約があります:
-
サポートされるファミリのアドレス:
-
IPv4ユニキャスト(
family inet unicast
) -
family inet6 unicast
IPv6ユニキャスト() -
IPv4ラベル付きユニキャスト(
family inet labeled-unicast
) -
family inet6 labeled-unicast
IPv6ラベル付きユニキャスト() -
IPv4 VPNユニキャスト(
family inet-vpn unicast
) -
IPv6 VPNユニキャスト(
family inet6-vpn unicast
)
次の例は,IPv4 VPN ユニキャストファミリと IPv6 VPN ユニキャストファミリの設定を示しています:
bgp { group <group-name> { family inet-vpn unicast { add-path { send { include-backup-path include-backup-path; multipath; path-count path-count; path-selection-mode { (all-paths | equal-cost-paths); } prefix-policy [ policy-names ... ]; } receive; } family inet6-vpn unicast { add-path { send { include-backup-path include-backup-path; multipath; path-count path-count; path-selection-mode { (all-paths | equal-cost-paths); } prefix-policy [ policy-names ... ]; } receive; } } }
-
-
内部BGP(IBGP)と外部BGP(EBGP)ピアでは
add-path
をサポートします。注:-
IBGPおよびEBGPピアではadd-pathreceiveをサポートします。
-
IBGPピアでは、add-pathsendのみをサポートします。
-
EBGPピアでは、add-pathsend sendはサポートされません。EBGPピアでadd-pathsendの設定をコミットしようとすると、CLIはコミットエラーをスローします。
-
-
マスターインスタンスのみです。ルーティング・インスタンスには対応していません。
-
グレースフル・リスタートとノンストップ・アクティブ・ルーティング(NSR)がサポートされています。
-
BGP監視プロトコル(BMP)をサポートしていません。
-
プレフィックス・ポリシーは、宛先への複数のパスをアドバタイズするように設定されたルーターで、ルートをフィルタリングすることができます。プレフィックス・ポリシーは、プレフィックスにのみマッチすることができます。また、ルートの属性を一致させることも、ルートの属性を変更することもできません。
Junos OS Release 18.4R1以降、BGPは複数のECMPパスに加え、最大2つのアドパス・ルートを広告することができます。
64本までのすべてのアドパス,またはイコールコストパスのみを広告する場合は、という階[edit protocols bgp group group-name family name addpath send]
層レベルpath-selection-mode
でを含みます。multipath
および両方を同時に有効path-selection-mode
にすることはできません。
関連項目
例:BGP における複数パスの広告
この例では、BGP ルーターはアクティブなルートのみを広告するのではなく、複数のルートを広告するように設定されています。BGP における複数パスの広告については、RFC 7911、Advertisement of Multiple Paths in BGP にて規定されています。
要件
この例では、以下のハードウェアとソフトウェアのコンポーネントを使用しています。
BGP 対応デバイス 8 台。
BGP 対応デバイスのうち 5 台は、必ずしもルーターである必要はありません。例えば、EX シリーズのイーサネット スイッチなどです。
BGP 対応デバイスのうち 3 台は、複数パスの送信または複数パスの受信(または複数パスの送信と受信の両方)を行うように設定されています。これらの 3 つの BGP 対応デバイスは、M シリーズのマルチサービス エッジ ルーター、MX シリーズの 5G ユニバーサル ルーティング プラットフォーム、または T シリーズのコア ルーターである必要があります。
3 台のルーターは、Junos OS Release 11.4 以降を搭載している必要があります。
概要
宛先への複数パスを設定するには、以下のステートメントを使用します。
[edit protocols bgp group group-name family family] add-path { receive; send { include-backup-path include-backup-path; multipath; path-count path-count; path-selection-mode { (all-paths | equal-cost-paths); } prefix-policy [ policy-names ... ]; } }
この例では、ルーター R5、ルーター R6、ルーター R7 が静的ルートを BGP に再分配しています。ルーター R1、ルーター R4 はルート リフレクタです。ルーター R2 とルーター R3 はルートリフレクタ R1 のクライアントです。ルーター R8 は、ルート リフレクタ R4 のクライアントです。
BGP でマルチパスのアドバタイズメントが有効な場合、ルート リフレクションはオプションです。
のadd-path send path-count 6
設定では、ルーター R1 はルーター R4 に最大 6 ルート(宛先ごと)を送信するように構成されています。
のadd-path receive
設定では、ルーター R4 はルーター R1 から複数のパスを受信するように構成されています。
のadd-path send path-count 6
設定では、ルーター R4 はルーター R8 に最大 6 本のパスを送信するように構成されています。
のadd-path receive
構成で、ルーター R8 はルーター R4 から複数のパスを受信するように構成されています。
のadd-path send prefix-policy allow_199
ポリシー設定(対応するルート フィルターとともに)は、ルーター R4 が 172.16.199.1/32 ルートのみに対して複数のルートを送信することを制限しています。
設定
CLIクイック構成
この例をすばやく設定するには、次のコマンドをコピーしてテキストファイルに貼り付け、改行を削除して、ネットワーク構成に合わせて必要な詳細を変更し、[edit]
階層レベルのCLIにコマンドをコピー&ペーストしてください。
ルーター R1
set interfaces fe-0/0/0 unit 12 family inet address 10.0.12.1/24 set interfaces fe-0/0/1 unit 13 family inet address 10.0.13.1/24 set interfaces fe-1/0/0 unit 14 family inet address 10.0.14.1/24 set interfaces fe-1/2/0 unit 15 family inet address 10.0.15.1/24 set interfaces lo0 unit 10 family inet address 10.0.0.10/32 set protocols bgp group rr type internal set protocols bgp group rr local-address 10.0.0.10 set protocols bgp group rr cluster 10.0.0.10 set protocols bgp group rr neighbor 10.0.0.20 set protocols bgp group rr neighbor 10.0.0.30 set protocols bgp group e1 type external set protocols bgp group e1 neighbor 10.0.15.2 local-address 10.0.15.1 set protocols bgp group e1 neighbor 10.0.15.2 peer-as 2 set protocols bgp group rr_rr type internal set protocols bgp group rr_rr local-address 10.0.0.10 set protocols bgp group rr_rr neighbor 10.0.0.40 family inet unicast add-path send path-count 6 set protocols ospf area 0.0.0.0 interface lo0.10 passive set protocols ospf area 0.0.0.0 interface fe-0/0/0.12 set protocols ospf area 0.0.0.0 interface fe-0/0/1.13 set protocols ospf area 0.0.0.0 interface fe-1/0/0.14 set protocols ospf area 0.0.0.0 interface fe-1/2/0.15 set routing-options router-id 10.0.0.10 set routing-options autonomous-system 1
ルーターR2
set interfaces fe-1/2/0 unit 21 family inet address 10.0.12.2/24 set interfaces fe-1/2/1 unit 26 family inet address 10.0.26.1/24 set interfaces lo0 unit 20 family inet address 10.0.0.20/32 set protocols bgp group rr type internal set protocols bgp group rr local-address 10.0.0.20 set protocols bgp group rr neighbor 10.0.0.10 export set_nh_self set protocols bgp group e1 type external set protocols bgp group e1 neighbor 10.0.26.2 peer-as 2 set protocols ospf area 0.0.0.0 interface lo0.20 passive set protocols ospf area 0.0.0.0 interface fe-1/2/0.21 set protocols ospf area 0.0.0.0 interface fe-1/2/1.28 set policy-options policy-statement set_nh_self then next-hop self set routing-options autonomous-system 1
ルータ R3
set interfaces fe-1/0/1 unit 31 family inet address 10.0.13.2/24 set interfaces fe-1/0/2 unit 37 family inet address 10.0.37.1/24 set interfaces lo0 unit 30 family inet address 10.0.0.30/32 set protocols bgp group rr type internal set protocols bgp group rr local-address 10.0.0.30 set protocols bgp group rr neighbor 10.0.0.10 export set_nh_self set protocols bgp group e1 type external set protocols bgp group e1 neighbor 10.0.37.2 peer-as 2 set protocols ospf area 0.0.0.0 interface lo0.30 passive set protocols ospf area 0.0.0.0 interface fe-1/0/1.31 set protocols ospf area 0.0.0.0 interface fe-1/0/2.37 set policy-options policy-statement set_nh_self then next-hop self set routing-options autonomous-system 1
ルータ R4
set interfaces fe-1/2/0 unit 41 family inet address 10.0.14.2/24 set interfaces fe-1/2/1 unit 48 family inet address 10.0.48.1/24 set interfaces lo0 unit 40 family inet address 10.0.0.40/32 set protocols bgp group rr type internal set protocols bgp group rr local-address 10.0.0.40 set protocols bgp group rr family inet unicast add-path receive set protocols bgp group rr neighbor 10.0.0.10 set protocols bgp group rr_client type internal set protocols bgp group rr_client local-address 10.0.0.40 set protocols bgp group rr_client cluster 10.0.0.40 set protocols bgp group rr_client neighbor 10.0.0.80 family inet unicast add-path send path-count 6 set protocols bgp group rr_client neighbor 10.0.0.80 family inet unicast add-path send prefix-policy allow_199 set protocols ospf area 0.0.0.0 interface fe-1/2/0.41 set protocols ospf area 0.0.0.0 interface lo0.40 passive set protocols ospf area 0.0.0.0 interface fe-1/2/1.48 set policy-options policy-statement allow_199 from route-filter 172.16.199.1/32 exact set policy-options policy-statement allow_199 term match_199 from prefix-list match_199 set policy-options policy-statement allow_199 then add-path send-count 20 set policy-options policy-statement allow_199 then accept set routing-options autonomous-system 1
1 ルータ R5 1
set interfaces fe-1/2/0 unit 51 family inet address 10.0.15.2/24 set interfaces lo0 unit 50 family inet address 10.0.0.50/32 set protocols bgp group e1 type external set protocols bgp group e1 neighbor 10.0.15.1 export s2b set protocols bgp group e1 neighbor 10.0.15.1 peer-as 1 set policy-options policy-statement s2b from protocol static set policy-options policy-statement s2b from protocol direct set policy-options policy-statement s2b then as-path-expand 2 set policy-options policy-statement s2b then accept set routing-options autonomous-system 2 set routing-options static route 172.16.199.1/32 reject set routing-options static route 172.16.198.1/32 reject
1 ルータ R6 1
set interfaces fe-1/2/0 unit 62 family inet address 10.0.26.2/24 set interfaces lo0 unit 60 family inet address 10.0.0.60/32 set protocols bgp group e1 type external set protocols bgp group e1 neighbor 10.0.26.1 export s2b set protocols bgp group e1 neighbor 10.0.26.1 peer-as 1 set policy-options policy-statement s2b from protocol static set policy-options policy-statement s2b from protocol direct set policy-options policy-statement s2b then accept set routing-options autonomous-system 2 set routing-options static route 172.16.199.1/32 reject set routing-options static route 172.16.198.1/32 reject
1 ルータ R7 1
set interfaces fe-1/2/0 unit 73 family inet address 10.0.37.2/24 set interfaces lo0 unit 70 family inet address 10.0.0.70/32 set protocols bgp group e1 type external set protocols bgp group e1 neighbor 10.0.37.1 export s2b set protocols bgp group e1 neighbor 10.0.37.1 peer-as 1 set policy-options policy-statement s2b from protocol static set policy-options policy-statement s2b from protocol direct set policy-options policy-statement s2b then accept set routing-options autonomous-system 2 set routing-options static route 172.16.199.1/32 reject
1 ルータ R8 1
set interfaces fe-1/2/0 unit 84 family inet address 10.0.48.2/24 set interfaces lo0 unit 80 family inet address 10.0.0.80/32 set protocols bgp group rr type internal set protocols bgp group rr local-address 10.0.0.80 set protocols bgp group rr neighbor 10.0.0.40 family inet unicast add-path receive set protocols ospf area 0.0.0.0 interface lo0.80 passive set protocols ospf area 0.0.0.0 interface fe-1/2/0.84 set routing-options autonomous-system 1
ルーターR1の設定
ステップバイステップでの手順
次の例では、設定階層のいくつかのレベルに移動する必要があります。CLIのナビゲーションについては、Junos OS CLIユーザーガイドの 設定モードでCLIエディターを使用する を参照してください。
ルータ R1 の設定を行う。
ルーター R2、ルーター R3、ルーター R4、およびルーター R5 にインターフェイスを設定し、ループバック(lo0)インタフェイスを設定します。
[edit interfaces] user@R1# set fe-0/0/0 unit 12 family inet address 10.0.12.1/24 user@R1# set fe-0/0/1 unit 13 family inet address 10.0.13.1/24 user@R1# set fe-1/0/0 unit 14 family inet address 10.0.14.1/24 user@R1# set fe-1/2/0 unit 15 family inet address 10.0.15.1/24 user@R1#set lo0 unit 10 family inet address 10.0.0.10/32
インターフェイスに BGP を設定し、IBGP ルート リフレクションを設定します。
[edit protocols bgp] user@R1# set group rr type internal user@R1# set group rr local-address 10.0.0.10 user@R1# set group rr cluster 10.0.0.10 user@R1# set group rr neighbor 10.0.0.20 user@R1# set group rr neighbor 10.0.0.30 user@R1# set group rr_rr type internal user@R1# set group rr_rr local-address 10.0.0.10 user@R1# set group e1 type external user@R1# set group e1 neighbor 10.0.15.2 local-address 10.0.15.1 user@R1# set group e1 neighbor 10.0.15.2 peer-as 2
ルーター R1 が近隣のルーター R4 へ最大 6 本のパスを送信するように設定します。
パスの宛先は、ルーター R1 が複数のパスを通じて到達できる任意の宛先とすることができます。
[edit protocols bgp] user@R1# set group rr_rr neighbor 10.0.0.40 family inet unicast add-path send path-count 6
インターフェイスに OSPF を設定します。
[edit protocols ospf] user@R1# set area 0.0.0.0 interface lo0.10 passive user@R1# set area 0.0.0.0 interface fe-0/0/0.12 user@R1# set area 0.0.0.0 interface fe-0/0/1.13 user@R1# set area 0.0.0.0 interface fe-1/0/0.14 user@R1# set area 0.0.0.0 interface fe-1/2/0.15
ルーター ID と自律システム番号を設定します。
[edit routing-options] user@R1# set router-id 10.0.0.10 user@R1# set autonomous-system 1
デバイスの設定が完了したら、設定をコミットします。
user@R1# commit
結果
設定モードから、show interfaces
、show protocols
、show policy-options
、およびshow routing-options
のコマンドを入力して設定を確認します。出力結果に意図した設定内容が表示されない場合は、この例の手順を繰り返して設定を修正します。
user@R1# show interfaces fe-0/0/0 { unit 12 { family inet { address 10.0.12.1/24; } } } fe-0/0/1 { unit 13 { family inet { address 10.0.13.1/24; } } } fe-1/0/0 { unit 14 { family inet { address 10.0.14.1/24; } } } fe-1/2/0 { unit 15 { family inet { address 10.0.15.1/24; } } } lo0 { unit 10 { family inet { address 10.0.0.10/32; } } }
user@R1# show protocols bgp { group rr { type internal; local-address 10.0.0.10; cluster 10.0.0.10; neighbor 10.0.0.20; neighbor 10.0.0.30; } group e1 { type external; neighbor 10.0.15.2 { local-address 10.0.15.1; peer-as 2; } } group rr_rr { type internal; local-address 10.0.0.10; neighbor 10.0.0.40 { family inet { unicast { add-path { send { path-count 6; } } } } } } } ospf { area 0.0.0.0 { interface lo0.10 { passive; } interface fe-0/0/0.12; interface fe-0/0/1.13; interface fe-1/0/0.14; interface fe-1/2/0.15; } }
user@R1# show routing-options router-id 10.0.0.10; autonomous-system 1;
ルーターR2の設定
ステップバイステップでの手順
ルーターR2を設定する。
ループバック(lo0)インタフェースとルーター R6、ルーター R1 とのインタフェースを設定します。
[edit interfaces] user@R2# set fe-1/2/0 unit 21 family inet address 10.0.12.2/24 user@R2# set fe-1/2/1 unit 26 family inet address 10.0.26.1/24 user@R2# set lo0 unit 20 family inet address 10.0.0.20/32
ルーター R2 のインタフェースに BGP と OSPF を設定します。
[edit protocols] user@R2# set bgp group rr type internal user@R2# set bgp group rr local-address 10.0.0.20 user@R2# set bgp group e1 type external user@R2# set bgp group e1 neighbor 10.0.26.2 peer-as 2 user@R2# set ospf area 0.0.0.0 interface lo0.20 passive user@R2# set ospf area 0.0.0.0 interface fe-1/2/0.21 user@R2# set ospf area 0.0.0.0 interface fe-1/2/1.28
ルーターR2からルーターR1へ送信されるルートは、ルーターR1が10.0.26.0/24ネットワーク上のルーターR6のアドレスへのルートを持っていないため、ルーターR2をネクストホップとしてアドバタイズしてください。
[edit] user@R2# set policy-options policy-statement set_nh_self then next-hop self user@R2# set protocols bgp group rr neighbor 10.0.0.10 export set_nh_self
自律システム番号を設定する。
[edit] user@R2# set routing-options autonomous-system 1
デバイスの設定が完了したら、設定をコミットします。
user@R2# commit
結果
コンフィギュレーションモードから、show interfaces
,show protocols
,show policy-options
,コマshow routing-options
ンドを入力して、コンフィギュレーションを確認します。出力結果に意図した設定内容が表示されない場合は、この例の手順を繰り返して設定を修正します。
user@R2# show interfaces fe-1/2/0 { unit 21 { family inet { address 10.0.12.2/24; } } } fe-1/2/1 { unit 26 { family inet { address 10.0.26.1/24; } } } lo0 { unit 20 { family inet { address 10.0.0.20/32; } } }
user@R2# show protocols bgp { group rr { type internal; local-address 10.0.0.20; neighbor 10.0.0.10 { export set_nh_self; } } group e1 { type external; neighbor 10.0.26.2 { peer-as 2; } } } ospf { area 0.0.0.0 { interface lo0.20 { passive; } interface fe-1/2/0.21; interface fe-1/2/1.28; } }
user@R2# show policy-options policy-statement set_nh_self { then { next-hop self; } }
user@R2# show routing-options autonomous-system 1;
ルーターR3の設定
ステップバイステップでの手順
ルーター R3 の設定を行う。
ループバック(lo0)インタフェースおよびルーター R7、ルーター R1 とのインタフェースを設定します。
[edit interfaces] user@R3# set fe-1/0/1 unit 31 family inet address 10.0.13.2/24 user@R3# set fe-1/0/2 unit 37 family inet address 10.0.37.1/24 user@R3# set lo0 unit 30 family inet address 10.0.0.30/32
ルーター R3 のインタフェースに BGP と OSPF を設定します。
[edit protocols] user@R3# set bgp group rr type internal user@R3# set bgp group rr local-address 10.0.0.30 user@R3# set bgp group e1 type external user@R3# set bgp group e1 neighbor 10.0.37.2 peer-as 2 user@R3# set ospf area 0.0.0.0 interface lo0.30 passive user@R3# set ospf area 0.0.0.0 interface fe-1/0/1.31 user@R3# set ospf area 0.0.0.0 interface fe-1/0/2.37
ルーターR3からルーターR1へ送信されるルートは、ルーターR1が10.0.37.0/24ネットワーク上のルーターR7のアドレスへのルートを持っていないため、ルーターR3をネクストホップとしてアドバタイズすること。
[edit] user@R3# set policy-options policy-statement set_nh_self then next-hop self user@R3# set protocols bgp group rr neighbor 10.0.0.10 export set_nh_self
自律システム番号を設定する。
[edit] user@R3# set routing-options autonomous-system 1
デバイスの設定が完了したら、設定をコミットします。
user@R3# commit
結果
設定モードから、show interfaces
、show protocols
、show policy-options
、およびshow routing-options
のコマンドを入力して設定を確認します。出力結果に意図した設定内容が表示されない場合は、この例の手順を繰り返して設定を修正します。
user@R3# show interfaces fe-1/0/1 { unit 31 { family inet { address 10.0.13.2/24; } } } fe-1/0/2 { unit 37 { family inet { address 10.0.37.1/24; } } } lo0 { unit 30 { family inet { address 10.0.0.30/32; } } }
user@R3# show protocols bgp { group rr { type internal; local-address 10.0.0.30; neighbor 10.0.0.10 { export set_nh_self; } } group e1 { type external; neighbor 10.0.37.2 { peer-as 2; } } } ospf { area 0.0.0.0 { interface lo0.30 { passive; } interface fe-1/0/1.31; interface fe-1/0/2.37; } } user@R3# show policy-options policy-statement set_nh_self { then { next-hop self; } }
user@R3# show routing-options autonomous-system 1;
ルーター R4 の設定
ステップバイステップでの手順
ルーター R4 の設定を行う。
ルーター R1 とルーター R8 のインタフェースを設定し、ループバック(lo0)インタフェー スを設定する。
[edit interfaces] user@R4# set fe-1/2/0 unit 41 family inet address 10.0.14.2/24 user@R4# set fe-1/2/1 unit 48 family inet address 10.0.48.1/24 user@R4# set lo0 unit 40 family inet address 10.0.0.40/32
インターフェイスに BGP を設定し、IBGP ルート リフレクションを設定します。
[edit protocols bgp] user@R4# set group rr type internal user@R4# set group rr local-address 10.0.0.40 user@R4# set group rr neighbor 10.0.0.10 user@R4# set group rr_client type internal user@R4# set group rr_client local-address 10.0.0.40 user@R4# set group rr_client cluster 10.0.0.40
ルーターR4は、隣接するルーターR8へ最大6本のパスを送信するよう設定します。
パスの宛先は、ルーターR4が複数のパスを通じて到達できる任意の宛先とすることができる。
[edit protocols bgp] user@R4# set group rr_client neighbor 10.0.0.80 family inet unicast add-path send path-count 6
ルーターR4は、隣接するルーターR1から複数のパスを受信するように設定します。
パスの宛先は、ルーター R1 が複数のパスを通じて到達できる任意の宛先とすることができます。
[edit protocols bgp group rr family inet unicast] user@R4# set add-path receive
インターフェイスに OSPF を設定します。
[edit protocols ospf area 0.0.0.0] user@R4# set interface fe-1/2/0.41 user@R4# set interface lo0.40 passive user@R4# set interface fe-1/2/1.48
ルーターR4がルーターR8に対して172.16.199.1/32のルートを複数回送信できるようにポリシーを設定します。
ルーター R4 は 172.16.198.1/32 ルートと 172.16.199.1/32 ルートで複数のルートを受信します。しかし、このポリシーのため、ルーターR4は172.16.199.1/32のルートに対してのみ複数のパスを送信します。
[edit protocols bgp group rr_client neighbor 10.0.0.80 family inet unicast] user@R4# set add-path send prefix-policy allow_199 [edit policy-options policy-statement allow_199] user@R4# set from route-filter 172.16.199.1/32 exact user@R4# set then accept
また、ルーターR4は、アドパス広告されたプレフィックス3 のサブセットに対して、最大20個のBGP 121ルー
add-path
トを送信するように設定することができます。[edit policy-options policy-statement allow_199] user@R4# set term match_199 from prefix-list match_199 user@R4# set then add-path send-count 20
自律システム番号を設定する。
[edit routing-options] user@R4# set autonomous-system 1
デバイスの設定が完了したら、設定をコミットします。
user@R4# commit
結果
設定モードから、show interfaces
、show protocols
、show policy-options
、およびshow routing-options
のコマンドを入力して設定を確認します。出力結果に意図した設定内容が表示されない場合は、この例の手順を繰り返して設定を修正します。
user@R4# show interfaces fe-1/2/0 { unit 41 { family inet { address 10.0.14.2/24; } } } fe-1/2/1 { unit 48 { family inet { address 10.0.48.1/24; } } } lo0 { unit 40 { family inet { address 10.0.0.40/32; } } }
user@R4# show protocols bgp { group rr { type internal; local-address 10.0.0.40; family inet { unicast { add-path { receive; } } } neighbor 10.0.0.10; } group rr_client { type internal; local-address 10.0.0.40; cluster 10.0.0.40; neighbor 10.0.0.80 { family inet { unicast { add-path { send { path-count 6; prefix-policy allow_199; } } } } } } } ospf { area 0.0.0.0 { interface lo0.40 { passive; } interface fe-1/2/0.41; interface fe-1/2/1.48; } }
user@R4# show policy-options policy-statement allow_199 { from { route-filter 172.16.199.1/32 exact; } from term match_199 { prefix-list match_199; } then add-path send-count 20; then accept; }
user@R4# show routing-options autonomous-system 1;
ルーターR5の設定
ステップバイステップでの手順
ルーターR5を設定する。
ループバック(lo0)インタフェースとルーターR1へのインタフェースを設定します。
[edit interfaces] user@R5# set fe-1/2/0 unit 51 family inet address 10.0.15.2/24 user@R5# set lo0 unit 50 family inet address 10.0.0.50/32
ルーターR5のインタフェースにBGPを設定します。
[edit protocols bgp group e1] user@R5# set type external user@R5# set neighbor 10.0.15.1 peer-as 1
BGPに再配布するためのスタティックルートを作成します。
[edit routing-options] user@R5# set static route 172.16.199.1/32 reject user@R5# set static route 172.16.198.1/32 reject
スタティックルートとダイレクトルートをBGPに再分配する。
[edit protocols bgp group e1 neighbor 10.0.15.1] user@R5# set export s2b [edit policy-options policy-statement s2b] user@R5# set from protocol static user@R5# set from protocol direct user@R5# set then as-path-expand 2 user@R5# set then accept
自律システム番号を設定する。
[edit routing-options] user@R5# set autonomous-system 2
デバイスの設定が完了したら、設定をコミットします。
user@R5# commit
結果
設定モードから、show interfaces
、show protocols
、show policy-options
、およびshow routing-options
のコマンドを入力して設定を確認します。出力結果に意図した設定内容が表示されない場合は、この例の手順を繰り返して設定を修正します。
user@R5# show interfaces fe-1/2/0 { unit 51 { family inet { address 10.0.15.2/24; } } } lo0 { unit 50 { family inet { address 10.0.0.50/32; } } }
user@R5# show protocols bgp { group e1 { type external; neighbor 10.0.15.1 { export s2b; peer-as 1; } } }
user@R5# show policy-options policy-statement s2b { from protocol [ static direct ]; then { as-path-expand 2; accept; } }
user@R5# show routing-options static { route 172.16.198.1/32 reject; route 172.16.199.1/32 reject; } autonomous-system 2;
ルーターR6の設定
ステップバイステップでの手順
ルーターR6を設定する。
ループバック(lo0)インタフェースとルーターR2へのインタフェースを設定します。
[edit interfaces] user@R6# set fe-1/2/0 unit 62 family inet address 10.0.26.2/24 user@R6# set lo0 unit 60 family inet address 10.0.0.60/32
ルーターR6のインタフェースにBGPを設定します。
[edit protocols] user@R6# set bgp group e1 type external user@R6# set bgp group e1 neighbor 10.0.26.1 peer-as 1
BGPに再配布するためのスタティックルートを作成します。
[edit] user@R6# set routing-options static route 172.16.199.1/32 reject user@R6# set routing-options static route 172.16.198.1/32 reject
ルーターR6のルーティングテーブルからスタティックルートとダイレクトルートをBGPに再分配します。
[edit protocols bgp group e1 neighbor 10.0.26.1] user@R6# set export s2b [edit policy-options policy-statement s2b] user@R6# set from protocol static user@R6# set from protocol direct user@R6# set then accept
自律システム番号を設定する。
[edit routing-options] user@R6# set autonomous-system 2
デバイスの設定が完了したら、設定をコミットします。
user@R6# commit
結果
設定モードから、show interfaces
、show protocols
、show policy-options
、およびshow routing-options
のコマンドを入力して設定を確認します。出力結果に意図した設定内容が表示されない場合は、この例の手順を繰り返して設定を修正します。
user@R6# show interfaces fe-1/2/0 { unit 62 { family inet { address 10.0.26.2/24; } } } lo0 { unit 60 { family inet { address 10.0.0.60/32; } } }
user@R6# show protocols bgp { group e1 { type external; neighbor 10.0.26.1 { export s2b; peer-as 1; } } }
user@R6# show policy-options policy-statement s2b { from protocol [ static direct ]; then accept; }
user@R6# show routing-options static { route 172.16.198.1/32 reject; route 172.16.199.1/32 reject; } autonomous-system 2;
ルーターR7の設定
ステップバイステップでの手順
ルーターR7を設定する。
ループバック(lo0)インタフェースとルーターR3へのインタフェースを設定します。
[edit interfaces] user@R7# set fe-1/2/0 unit 73 family inet address 10.0.37.2/24 user@R7# set lo0 unit 70 family inet address 10.0.0.70/32
ルーターR7のインタフェースにBGPを設定します。
[edit protocols bgp group e1] user@R7# set type external user@R7# set neighbor 10.0.37.1 peer-as 1
BGPに再配布するためのスタティックルートを作成します。
[edit] user@R7# set routing-options static route 172.16.199.1/32 reject
ルーターR7のルーティングテーブルからスタティックルートとダイレクトルートをBGPに再分配します。
[edit protocols bgp group e1 neighbor 10.0.37.1] user@R7# set export s2b [edit policy-options policy-statement s2b] user@R7# set from protocol static user@R7# set from protocol direct user@R7# set then accept
自律システム番号を設定する。
[edit routing-options] user@R7# set autonomous-system 2
デバイスの設定が完了したら、設定をコミットします。
user@R7# commit
結果
設定モードから、show interfaces
、show protocols
、show policy-options
、およびshow routing-options
のコマンドを入力して設定を確認します。出力結果に意図した設定内容が表示されない場合は、この例の手順を繰り返して設定を修正します。
user@R7# show interfaces fe-1/2/0 { unit 73 { family inet { address 10.0.37.2/24; } } } lo0 { unit 70 { family inet { address 10.0.0.70/32; } } }
user@R7# show protocols bgp { group e1 { type external; neighbor 10.0.37.1 { export s2b; peer-as 1; } } }
user@R7# show policy-options policy-statement s2b { from protocol [ static direct ]; then accept; }
user@R7# show routing-options static { route 172.16.199.1/32 reject; } autonomous-system 2;
ルーターR8の設定
ステップバイステップでの手順
ルーターR8を設定する。
ループバック(lo0)インタフェースとルーターR4へのインタフェースを設定します。
[edit interfaces] user@R8# set fe-1/2/0 unit 84 family inet address 10.0.48.2/24 user@R8# set lo0 unit 80 family inet address 10.0.0.80/32
ルーター R8 のインタフェースに BGP と OSPF を設定します。
[edit protocols] user@R8# set bgp group rr type internal user@R8# set bgp group rr local-address 10.0.0.80 user@R8# set ospf area 0.0.0.0 interface lo0.80 passive user@R8# set ospf area 0.0.0.0 interface fe-1/2/0.84
ルーターR8は、隣接するルーターR4から複数のパスを受信するように設定します。
パスの宛先は、ルーターR4が複数のパスを通じて到達できる任意の宛先とすることができる。
[edit protocols] user@R8# set bgp group rr neighbor 10.0.0.40 family inet unicast add-path receive
自律システム番号を設定する。
[edit] user@R8# set routing-options autonomous-system 1
デバイスの設定が完了したら、設定をコミットします。
user@R8# commit
結果
設定モードから、show interfaces
、show protocols
、show policy-options
、およびshow routing-options
のコマンドを入力して設定を確認します。出力結果に意図した設定内容が表示されない場合は、この例の手順を繰り返して設定を修正します。
user@R8# show interfaces fe-1/2/0 { unit 84 { family inet { address 10.0.48.2/24; } } } lo0 { unit 80 { family inet { address 10.0.0.80/32; } } }
user@R8# show protocols bgp { group rr { type internal; local-address 10.0.0.80; neighbor 10.0.0.40 { family inet { unicast { add-path { receive; } } } } } } ospf { area 0.0.0.0 { interface lo0.80 { passive; } interface fe-1/2/0.84; } }
user@R8# show routing-options autonomous-system 1;
検証
設定が正常に機能していることを確認します。
- BGPピアに複数のパスを送受信する機能があることを確認する
- ルーターR1が複数のパスを広告していることを確認する
- ルーターR4が複数のパスを受信して広告していることの検証
- ルーターR8が複数のパスを受信していることの検証
- パスIDの確認
BGPピアに複数のパスを送受信する機能があることを確認する
目的
121コマshow bgp neighbor
ンドの出力に以下の文字列のどちらか、または両方が表示されることを確認します。
NLRI's for which peer can receive multiple paths: inet-unicast
NLRI's for which peer can send multiple paths: inet-unicast
アクション
user@R1> show bgp neighbor 10.0.0.40 Peer: 10.0.0.40+179 AS 1 Local: 10.0.0.10+64227 AS 1 Type: Internal State: Established Flags: <Sync> ... NLRI's for which peer can receive multiple paths: inet-unicast ...
user@R4> show bgp neighbor 10.0.0.10 Peer: 10.0.0.10+64227 AS 1 Local: 10.0.0.40+179 AS 1 Type: Internal State: Established Flags: <Sync> ... NLRI's for which peer can send multiple paths: inet-unicast ...
user@R4> show bgp neighbor 10.0.0.80 Peer: 10.0.0.80+55416 AS 1 Local: 10.0.0.40+179 AS 1 Type: Internal State: Established (route reflector client)Flags: <Sync> ,,, NLRI's for which peer can receive multiple paths: inet-unicast ...
user@R8> show bgp neighbor 10.0.0.40 Peer: 10.0.0.40+179 AS 1 Local: 10.0.0.80+55416 AS 1 Type: Internal State: Established Flags: <Sync> ... NLRI's for which peer can send multiple paths: inet-unicast ...
ルーターR1が複数のパスを広告していることを確認する
目的
172.16.198.1/32 の宛先への複数のパスと 172.16.199.1/32 の宛先への複数のパスがルーター R4 に広告されることを確認する。
アクション
user@R1> show route advertising-protocol bgp 10.0.0.40 inet.0: 21 destinations, 25 routes (21 active, 0 holddown, 0 hidden) Prefix Nexthop MED Lclpref AS path * 10.0.0.50/32 10.0.15.2 100 2 2 I * 10.0.0.60/32 10.0.0.20 100 2 I * 10.0.0.70/32 10.0.0.30 100 2 I * 172.16.198.1/32 10.0.0.20 100 2 I 10.0.15.2 100 2 2 I * 172.16.199.1/32 10.0.0.20 100 2 I 10.0.0.30 100 2 I 10.0.15.2 100 2 2 I * 172.16.200.0/30 10.0.0.20 100 2 I
意味
1つのプレフィックスと複数のネクストホップが表示されている場合、ルーターR4に対して複数のパスがアドバタイズされていることを意味します。
ルーターR4が複数のパスを受信して広告していることの検証
目的
ルーター R1 から宛先 172.16.199.1/32 への複数のパスが受信され、ルーター R8 に広告されていることを確認します。ルーター R1 から宛先 172.16.199.1/32 への複数のパスを受信し、ルーター R8 にアドバタイズされることを確認します。ルーター R1 からは宛先 172.16.198.1/32 への複数のパスが受信されるが、ルーター R8 にはこの宛先へのパスが 1 つだけ広告されることを確認すること。
アクション
user@R4> show route receive-protocol bgp 10.0.0.10 inet.0: 19 destinations, 22 routes (19 active, 0 holddown, 0 hidden) Prefix Nexthop MED Lclpref AS path * 10.0.0.50/32 10.0.15.2 100 2 2 I * 10.0.0.60/32 10.0.0.20 100 2 I * 10.0.0.70/32 10.0.0.30 100 2 I * 172.16.198.1/32 10.0.0.20 100 2 I 10.0.15.2 100 2 2 I * 172.16.199.1/32 10.0.0.20 100 2 I 10.0.0.30 100 2 I 10.0.15.2 100 2 2 I * 172.16.200.0/30 10.0.0.20 100 2 I
user@R4> show route advertising-protocol bgp 10.0.0.80 inet.0: 19 destinations, 22 routes (19 active, 0 holddown, 0 hidden) Prefix Nexthop MED Lclpref AS path * 10.0.0.50/32 10.0.15.2 100 2 2 I * 10.0.0.60/32 10.0.0.20 100 2 I * 10.0.0.70/32 10.0.0.30 100 2 I * 172.16.198.1/32 10.0.0.20 100 2 I * 172.16.199.1/32 10.0.0.20 100 2 I 10.0.0.30 100 2 I 10.0.15.2 100 2 2 I * 172.16.200.0/30 10.0.0.20 100 2 I
意味
121コマshow route receive-protocol
ンドは、ルーターR4が172.16.198.1/32の宛先への2本のパスと172.16.199.1/32の宛先への3本のパスを受信していることを示しています。1 コマshow route advertising-protocol
ンドは、ルーター R4 が 172.16.198.1/32 の宛先に対して 1 つのパスのみを広告し、172.16.199.1/32 の宛先に対して 3 つのパスすべてを広告していることを表しています。
ルーター R4 に適用されるプレフィックスポリシーにより、ルーター R4 は 172.16.198.1/32 の宛先への複数のパスをアドバタイズしない。ルーターR4は、172.16.198.1/32への複数のパスを受信しても、1つのパスしかアドバタイズしません。
ルーターR8が複数のパスを受信していることの検証
目的
ルーター R8 が、ルーター R4 を経由して 172.16.199.1/32 の宛先への複数のパスを受信することを確認します。ルーター R8 は、ルーター R4 を経由して 172.16.198.1/32 の宛先へのパスを 1 つだけ受信することを確認します。
アクション
user@R8> show route receive-protocol bgp 10.0.0.40 inet.0: 18 destinations, 20 routes (18 active, 0 holddown, 0 hidden) Prefix Nexthop MED Lclpref AS path * 10.0.0.50/32 10.0.15.2 100 2 2 I * 10.0.0.60/32 10.0.0.20 100 2 I * 10.0.0.70/32 10.0.0.30 100 2 I * 172.16.198.1/32 10.0.0.20 100 2 I * 172.16.199.1/32 10.0.0.20 100 2 I 10.0.0.30 100 2 I 10.0.15.2 100 2 2 I * 200.1.1.0/30 10.0.0.20 100 2 I
パスIDの確認
目的
下流のルーター R4 とルーター R8 で、パスを一意に識別するパス ID を確認する。121の文字Addpath Path ID:
列を探します。
アクション
user@R4> show route 172.16.199.1/32 detail inet.0: 18 destinations, 20 routes (18 active, 0 holddown, 0 hidden) 172.16.199.1/32 (3 entries, 3 announced) *BGP Preference: 170/-101 Next hop type: Indirect Next-hop reference count: 9 Source: 10.0.0.10 Next hop type: Router, Next hop index: 676 Next hop: 10.0.14.1 via lt-1/2/0.41, selected Protocol next hop: 10.0.0.20 Indirect next hop: 92041c8 262146 State: <Active Int Ext> Local AS: 1 Peer AS: 1 Age: 1:44:37 Metric2: 2 Task: BGP_1.10.0.0.10+64227 Announcement bits (3): 2-KRT 3-BGP RT Background 4-Resolve tree 1 AS path: 2 I (Originator) Cluster list: 10.0.0.10 AS path: Originator ID: 10.0.0.20 Accepted Localpref: 100 Router ID: 10.0.0.10 Addpath Path ID: 1 BGP Preference: 170/-101 Next hop type: Indirect Next-hop reference count: 4 Source: 10.0.0.10 Next hop type: Router, Next hop index: 676 Next hop: 10.0.14.1 via lt-1/2/0.41, selected Protocol next hop: 10.0.0.30 Indirect next hop: 92042ac 262151 State: <NotBest Int Ext> Inactive reason: Not Best in its group - Router ID Local AS: 1 Peer AS: 1 Age: 1:44:37 Metric2: 2 Task: BGP_1.10.0.0.10+64227 Announcement bits (1): 3-BGP RT Background AS path: 2 I (Originator) Cluster list: 10.0.0.10 AS path: Originator ID: 10.0.0.30 Accepted Localpref: 100 Router ID: 10.0.0.10 Addpath Path ID: 2 BGP Preference: 170/-101 Next hop type: Indirect Next-hop reference count: 4 Source: 10.0.0.10 Next hop type: Router, Next hop index: 676 Next hop: 10.0.14.1 via lt-1/2/0.41, selected Protocol next hop: 10.0.15.2 Indirect next hop: 92040e4 262150 State: <Int Ext> Inactive reason: AS path Local AS: 1 Peer AS: 1 Age: 1:44:37 Metric2: 2 Task: BGP_1.10.0.0.10+64227 Announcement bits (1): 3-BGP RT Background AS path: 2 2 I Accepted Localpref: 100 Router ID: 10.0.0.10 Addpath Path ID: 3
user@R8> show route 172.16.199.1/32 detail inet.0: 17 destinations, 19 routes (17 active, 0 holddown, 0 hidden) 172.16.199.1/32 (3 entries, 1 announced) *BGP Preference: 170/-101 Next hop type: Indirect Next-hop reference count: 9 Source: 10.0.0.40 Next hop type: Router, Next hop index: 1045 Next hop: 10.0.48.1 via lt-1/2/0.84, selected Protocol next hop: 10.0.0.20 Indirect next hop: 91fc0e4 262148 State: <Active Int Ext> Local AS: 1 Peer AS: 1 Age: 1:56:51 Metric2: 3 Task: BGP_1.10.0.0.40+179 Announcement bits (2): 2-KRT 4-Resolve tree 1 AS path: 2 I (Originator) Cluster list: 10.0.0.40 10.0.0.10 AS path: Originator ID: 10.0.0.20 Accepted Localpref: 100 Router ID: 10.0.0.40 Addpath Path ID: 1 BGP Preference: 170/-101 Next hop type: Indirect Next-hop reference count: 4 Source: 10.0.0.40 Next hop type: Router, Next hop index: 1045 Next hop: 10.0.48.1 via lt-1/2/0.84, selected Protocol next hop: 10.0.0.30 Indirect next hop: 91fc1c8 262152 State: <NotBest Int Ext> Inactive reason: Not Best in its group - Router ID Local AS: 1 Peer AS: 1 Age: 1:56:51 Metric2: 3 Task: BGP_1.10.0.0.40+179 AS path: 2 I (Originator) Cluster list: 10.0.0.40 10.0.0.10 AS path: Originator ID: 10.0.0.30 Accepted Localpref: 100 Router ID: 10.0.0.40 Addpath Path ID: 2 BGP Preference: 170/-101 Next hop type: Indirect Next-hop reference count: 4 Source: 10.0.0.40 Next hop type: Router, Next hop index: 1045 Next hop: 10.0.48.1 via lt-1/2/0.84, selected Protocol next hop: 10.0.15.2 Indirect next hop: 91fc2ac 262153 State: <Int Ext> Inactive reason: AS path Local AS: 1 Peer AS: 1 Age: 1:56:51 Metric2: 3 Task: BGP_1.10.0.0.40+179 AS path: 2 2 I (Originator) Cluster list: 10.0.0.40 AS path: Originator ID: 10.0.0.10 Accepted Localpref: 100 Router ID: 10.0.0.40 Addpath Path ID: 3
例:負荷分散のための BGP 複数パスの選択的広告の設定
この例は、BGP 複数パスの選択的広告を設定する方法を示しています。利用可能な複数のパスをすべてアドバタイズすると、デバイス メモリの処理に大規模なオーバーヘッドが発生する可能性があります。また、これは拡張上の懸念事項でもあります。負荷分散のための貢献者マルチパスのみを広告するように BGP ルート リフレクタを設定できます。
要件
この例を設定する前に、デバイス初期化以外の特別な設定を行う必要はありません。
この例では、以下のハードウェアとソフトウェアのコンポーネントを使用しています。
M シリーズ、MX シリーズ、または T シリーズ ルーターの組み合わせが可能な 8 台のルーター
デバイスの Junos OS Release 16.1R2 以降
概要
Junos OS リリース 16.1R2 以降、BGP が貢献者の複数パスのみを広告するadd-path
ように制限できます。BGP アルゴリズmultipath
ムが選択する最大 6 つのプレフィックスを制限して設定できます。複数パスの選択的広告は、ルート リフレクタを使用して IBGP でパス内多様性を構築するインターネット サービス プロバイダーとデータ センターにとって有用です。BGP ルート リフレクタが負荷分散のための貢献者パスであるマルチパスを広告できるようにすることが可能です。
トポロジー
図 7 では、RR1 と RR4 はルート リフレクタです。ルーター R2 および R3 はルート リフレクタ RR1 に対するクライアントです。ルーター R8 は、リフレクタ RR4 をルーティングするクライアントです。ネイバー R2 および R3 を持つ RR1 グループはマルチパスに対して設定されています。ルーター R5、R6、および R7 はスタティック ルート 199.1.1.1/32 および 198.1.1.1/32 を BGP に再分散します。
負荷分散ポリシーは、199.1.1.1/32 ルートがマルチパス計算されるようにルーター RR1 で設定されています。マルチパス機能は、ネイバー RR4 の add-path の下に設定されています。しかし、ルーター RR4 は負荷分散マルチパスが設定されていません。ルーター RR1 は、マルチパス候補ルートから選択された 199.1.1.1/32 に最大 6 つの追加パス ルートを送信するように設定されています。
設定
CLIクイック構成
この例を迅速に設定するには、以下のコマンドをコピーして、テキスト ファイルに貼り付け、改行を削除し、ネットワーク設定に一致させる必要がある詳細情報を変更し、コマンドを 階[edit]
層レベルで CLI にコピー アンド ペーストして、設定モードからコミットを入力します。
ルーター RR1
set interfaces ge-1/0/10 unit 0 description RR1->R2 set interfaces ge-1/0/10 unit 0 family inet address 10.0.12.1/24 set interfaces ge-1/0/11 unit 0 description RR1->RR4 set interfaces ge-1/0/11 unit 0 family inet address 10.0.14.1/24 set interfaces ge-1/0/12 unit 0 description RR1->R5 set interfaces ge-1/0/12 unit 0 family inet address 10.0.15.1/24 set interfaces ge-1/0/13 unit 0 description RR1->R3 set interfaces ge-1/0/13 unit 0 family inet address 10.0.13.1/24 set interfaces lo0 unit 0 family inet address 10.0.0.10/32 set protocols bgp group rr type internal set protocols bgp group rr local-address 10.0.0.10 set protocols bgp group rr cluster 10.0.0.10 set protocols bgp group rr multipath set protocols bgp group rr neighbor 10.0.0.20 set protocols bgp group rr neighbor 10.0.0.30 set protocols bgp group e1 type external set protocols bgp group e1 neighbor 10.0.15.2 local-address 10.0.15.1 set protocols bgp group e1 neighbor 10.0.15.2 peer-as 64502 set protocols bgp group rr_rr type internal set protocols bgp group rr_rr local-address 10.0.0.10 set protocols bgp group rr_rr neighbor 10.0.0.40 family inet unicast add-path send path-count 6 set protocols bgp group rr_rr neighbor 10.0.0.40 family inet unicast add-path send multipath set protocols ospf area 0.0.0.0 interface lo0.10 passive set protocols ospf area 0.0.0.0 interface ge-1/0/10 set protocols ospf area 0.0.0.0 interface ge-1/0/13 set protocols ospf area 0.0.0.0 interface ge-1/0/11 set protocols ospf area 0.0.0.0 interface ge-1/0/12 set policy-options prefix-list match_199 199.1.1.1/32 set policy-options policy-statement loadbal_199 term match_100 from prefix-list match_199 set policy-options policy-statement loadbal_199 from route-filter 199.1.1.1/32 exact set policy-options policy-statement loadbal_199 then load-balance per-packet set routing-options router-id 10.0.0.10 set routing-options autonomous-system 64501 set routing-options forwarding-table export loadbal_199
ルーターR2
set interfaces ge-1/0/10 unit 0 description R2->RR1 set interfaces ge-1/0/10 unit 0 family inet address 10.0.12.2/24 set interfaces ge-1/0/11 unit 0 description R2->R6 set interfaces ge-1/0/11 unit 0 family inet address 10.0.26.1/24 set interfaces lo0 unit 0 family inet address 10.0.0.20/32 set protocols bgp group rr local-address 10.0.0.20 set protocols bgp group rr neighbor 10.0.0.10 export set_nh_self set protocols bgp group e1 type external set protocols bgp group e1 neighbor 10.0.26.2 peer-as 64502 set protocols ospf area 0.0.0.0 interface lo0.20 passive set protocols ospf area 0.0.0.0 interface ge-1/0/10 set protocols ospf area 0.0.0.0 interface ge-1/0/11 set policy-options policy-statement set_nh_self then next-hop self set routing-options autonomous-system 64501
ルータ R3
set interfaces ge-1/0/10 unit 0 description R3->RR1 set interfaces ge-1/0/10 unit 0 family inet address 10.0.13.2/24 set interfaces ge-1/0/11 unit 0 description R3->R7 set interfaces ge-1/0/11 unit 0 family inet address 10.0.37.1/24 set interfaces lo0 unit 0 family inet address 10.0.0.30/32 set protocols bgp group rr type internal set protocols bgp group rr local-address 10.0.0.30 set protocols bgp group rr neighbor 10.0.0.10 export set_nh_self set protocols bgp group e1 type external set protocols bgp group e1 neighbor 10.0.37.2 peer-as 64502 set protocols ospf area 0.0.0.0 interface lo0.30 passive set protocols ospf area 0.0.0.0 interface ge-1/0/10 set protocols ospf area 0.0.0.0 interface ge-1/0/13 set policy-options policy-statement set_nh_self then next-hop self set routing-options autonomous-system 64501
ルーター RR4
set interfaces ge-1/0/10 unit 0 description RR4->RR1 set interfaces ge-1/0/10 unit 0 family inet address 10.0.14.2/24 set interfaces ge-1/0/11 unit 0 description RR4->R8 set interfaces ge-1/0/11 unit 0 family inet address 10.0.48.1/24 set interfaces lo0 unit 0 family inet address 10.0.0.40/32 set protocols bgp group rr type internal set protocols bgp group rr local-address 10.0.0.40 set protocols bgp group rr family inet unicast add-path receive set protocols bgp group rr neighbor 10.0.0.10 set protocols bgp group rr_client type internal set protocols bgp group rr_client local-address 10.0.0.40 set protocols bgp group rr_client cluster 10.0.0.40 set protocols bgp group rr_client neighbor 10.0.0.80 family inet unicast add-path send prefix-policy addpath-communities-send-4713-100 set protocols bgp group rr_client neighbor 10.0.0.80 family inet unicast add-path send path-count 2 set protocols bgp group rr_client neighbor 10.0.0.80 family inet unicast add-path send multipath set protocols ospf area 0.0.0.0 interface ge-1/0/10 set protocols ospf area 0.0.0.0 interface lo0.40 passive set protocols ospf area 0.0.0.0 interface ge-1/0/11 set policy-options prefix-list match_199 199.1.1.1/32 set routing-options autonomous-system 64501
1 ルータ R5 1
set interfaces ge-1/0/10 unit 0 description R5->RR1 set interfaces ge-1/0/10 unit 0 family inet address 10.0.15.2/24 set interfaces lo0 unit 0 family inet address 10.0.0.50/32 set protocols bgp group e1 type external set protocols bgp group e1 neighbor 10.0.15.1 export s2b set protocols bgp group e1 neighbor 10.0.15.1 peer-as 64501 set policy-options policy-statement s2b from protocol static set policy-options policy-statement s2b from protocol direct set policy-options policy-statement s2b then community add addpath-community set policy-options policy-statement s2b then as-path-expand 2 set policy-options policy-statement s2b then accept set policy-options community addpath-community members 4713:100 set routing-options static route 199.1.1.1/32 reject set routing-options static route 198.1.1.1/32 reject set routing-options autonomous-system 64502
1 ルータ R6 1
set interfaces ge-1/0/10 unit 0 description R6->R2 set interfaces ge-1/0/10 unit 0 family inet address 10.0.26.2/24 set interfaces lo0 unit 0 family inet address 10.0.0.60/32 set protocols bgp group e1 type external set protocols bgp group e1 neighbor 10.0.26.1 export s2b set protocols bgp group e1 neighbor 10.0.26.1 peer-as 64501 set policy-options policy-statement s2b from protocol static set policy-options policy-statement s2b from protocol direct set policy-options policy-statement s2b then community add addpath-community set policy-options policy-statement s2b then accept set policy-options community addpath-community members 4713:100 set routing-options static route 199.1.1.1/32 reject set routing-options static route 198.1.1.1/32 reject set routing-options autonomous-system 64502
1 ルータ R7 1
set interfaces ge-1/0/10 unit 0 description R7->R3 set interfaces ge-1/0/10 unit 0 family inet address 10.0.37.2/24 set interfaces lo0 unit 0 family inet address 10.0.0.70/32 set protocols bgp group e1 type external set protocols bgp group e1 neighbor 10.0.37.1 export s2b set protocols bgp group e1 neighbor 10.0.37.1 peer-as 64501 set policy-options policy-statement s2b from protocol static set policy-options policy-statement s2b from protocol direct set policy-options policy-statement s2b then community add addpath-community set policy-options policy-statement s2b then accept set policy-options community addpath-community members 4713:100 set routing-options static route 199.1.1.1/32 reject set routing-options autonomous-system 64502
1 ルータ R8 1
set interfaces ge-1/0/10 unit 0 description R8->RR4 set interfaces ge-1/0/10 unit 0 family inet address 10.0.48.2/24 set interfaces lo0 unit 0 family inet address 10.0.0.80/32 set protocols bgp group rr type internal set protocols bgp group rr local-address 10.0.0.80 set protocols bgp group rr neighbor 10.0.0.40 family inet unicast add-path receive set protocols ospf area 0.0.0.0 interface lo0.0 passive set protocols ospf area 0.0.0.0 interface ge-1/0/10.8 set routing-options autonomous-system 64501 set chassis fpc 1 pic 0 tunnel-services bandwidth 1g
ルーター RR1 の設定
ステップバイステップでの手順
次の例では、設定階層内のさまざまなレベルに移動する必要があります。CLI のナビゲーションについては、CLIユーザー・ガイド の コンフィギュレーション・モードでのCLIエディタの使用を参照してください。
ルーター RR1 を設定する。
適切なインターフェイス名、アドレス、およびその他のパラメーターを変更した後、他のルーターに対してこの手順を繰り返します。
インターフェイスに IPv4 アドレスを設定します。
[edit interfaces] user@RR1# set ge-1/0/10 unit 0 description RR1->R2 user@RR1# set ge-1/0/10 unit 0 family inet address 10.0.12.1/24 user@RR1# set ge-1/0/11 unit 0 description RR1->RR4 user@RR1# set ge-1/0/11 unit 0 family inet address 10.0.14.1/24 user@RR1# set ge-1/0/12 unit 0 description RR1->R5 user@RR1# set ge-1/0/12 unit 0 family inet address 10.0.15.1/24 user@RR1# set ge-1/0/13 unit 0 description RR1->R3 user@RR1# set ge-1/0/13 unit 0 family inet address 10.0.13.1/24
ループバックアドレスを設定します。
[edit interfaces] user@RR1# set lo0 unit 0 family inet address 10.0.0.10/32
OSPF や IS-IS などの内部ゲートウェイ プロトコル(IGP)を設定します。
[edit protocols] user@RR1# set ospf area 0.0.0.0 interface lo0.10 passive user@RR1# set ospf area 0.0.0.0 interface ge-1/0/10 user@RR1# set ospf area 0.0.0.0 interface ge-1/0/13 user@RR1# set ospf area 0.0.0.0 interface ge-1/0/11 user@RR1# set ospf area 0.0.0.0 interface ge-1/0/12
内部ルーター R2 および R3 に接続するインターフェイスに対する内部グループ rr を設定します。
[edit protocols] user@RR1# set bgp group rr type internal user@RR1# set bgp group rr local-address 10.0.0.10 user@RR1# set bgp group rr cluster 10.0.0.10 user@RR1# set bgp group rr neighbor 10.0.0.20 user@RR1# set bgp group rr neighbor 10.0.0.30
内部 BGP グループ rr の負荷分散を設定します。
[edit protocols] user@RR1# set bgp group rr multipath
ルート リフレクタに対して内部グループ rr_rr を設定します。
[edit protocols] user@RR1# set bgp group rr_rr type internal user@RR1# set bgp group rr_rr local-address 10.0.0.10
addpath マルチパス機能を設定して、貢献者の複数パスのみを広告し、広告されたマルチパスの数を 6 に制限します。
[edit protocols] user@RR1# set bgp group rr_rr neighbor 10.0.0.40 family inet unicast add-path send multipath user@RR1# set bgp group rr_rr neighbor 10.0.0.40 family inet unicast add-path send path-count 6
外部エッジ ルーターに接続するインターフェイスで EBGP を設定します。
[edit protocols] user@RR1# set bgp group e1 type external user@RR1# set bgp group e1 neighbor 10.0.15.2 local-address 10.0.15.1 user@RR1# set bgp group e1 neighbor 10.0.15.2 peer-as 64502
パケットごとの負荷分散に対してポリシー loadbal_199 を定義します。
[edit policy-options] user@RR1# set prefix-list match_199 199.1.1.1/32 user@RR1# set policy-statement loadbal_199 term match_100 from prefix-list match_199 user@RR1# set policy-statement loadbal_199 from route-filter 199.1.1.1/32 exact user@RR1# set policy-statement loadbal_199 then load-balance per-packet
定義されたエクスポート ポリシー loadbal_199 を適用します。
[edit routing-options] user@RR1# set forwarding-table export loadbal_199
BGP ホストのルーター ID と自律システムを設定します。
[edit routing-options] user@RR1# set router-id 10.0.0.10 user@RR1# set autonomous-system 64501
結果
設定モードから、show interfaces 、show protocols、show routing-options、およびshow policy-options のコマンドを入力して設定を確認します。出力結果に意図した設定内容が表示されない場合は、この例の手順を繰り返して設定を修正します。
[edit] user@RR1# show interfaces ge-1/0/10 { unit 0 { description RR1->R2; family inet { address 10.0.12.1/24; } } } ge-1/0/11 { unit 0 { description RR1->RR4; family inet { address 10.0.14.1/24; } } } ge-1/0/12 { unit 0 { description RR1->R5; family inet { address 10.0.15.1/24; } } } ge-1/0/13 { unit 0 { description RR1->R3; family inet { address 10.0.13.1/24; } } } lo0 { unit 0 { family inet { address 10.0.0.10/32; } } }
[edit] user@RR1# show protocols bgp { group rr { type internal; local-address 10.0.0.10; cluster 10.0.0.10; multipath; neighbor 10.0.0.20; neighbor 10.0.0.30; } group e1 { type external; neighbor 10.0.15.2 { local-address 10.0.15.1; peer-as 64502; } } group rr_rr { type internal; local-address 10.0.0.10; neighbor 10.0.0.40 { family inet { unicast { add-path { send { path-count 6; multipath; } } } } } } } ospf { area 0.0.0.0 { interface all; interface fxp0.0 { disable; } interface lo0.10 { passive; } interface ge-1/0/10; interface ge-1/0/13; interface ge-1/0/11; interface ge-1/0/12; } }
[edit] user@RR1# show routing-options router-id 10.0.0.10; autonomous-system 64501; forwarding-table { export load-bal_199; }
[edit] user@RR1# show policy-options prefix-list match_199 { 199.1.1.1/32; } policy-statement loadbal_199 { term match_100 { from { prefix-list match_199; } } from { route-filter 199.1.1.1/32 exact; } then { load-balance per-packet; } }
デバイスの設定が完了したら、設定をコミットします。
user@RR1# commit
検証
設定が正常に機能していることを確認します。
- スタティック ルート 199.1.1.1/32 のマルチパス ルートの検証
- マルチパス ルートがルーター RR1 からルーター RR4 に広告されていることの確認
- ルーター RR4 がルーター R8 に 199.1.1.1/32 用の 1 つのルーターを広告していることの確認
スタティック ルート 199.1.1.1/32 のマルチパス ルートの検証
目的
宛先 199.1.1.1/32 の利用可能なマルチパス ルートを確認します。
アクション
運用モードから、ルーター RR1 で show route 199.1.1.1/32 detail コマンドを実行します。
user@RR1> show route 199.1.1.1/32 detail inet.0: 22 destinations, 26 routes (22 active, 0 holddown, 0 hidden) 199.1.1.1/32 (3 entries, 2 announced) *BGP Preference: 170/-101 Next hop type: Indirect, Next hop index: 0 Address: 0xae5cc90 Next-hop reference count: 1 Source: 10.0.0.20 Next hop type: Router, Next hop index: 1118 Next hop: 10.0.12.2 via lt-1/0/10.1, selected Session Id: 0x0 Next hop type: Router, Next hop index: 1115 Next hop: 10.0.13.2 via lt-1/0/10.9 Session Id: 0x0 Protocol next hop: 10.0.0.20 Indirect next hop: 0xc409410 1048574 INH Session ID: 0x0 Protocol next hop: 10.0.0.30 Indirect next hop: 0xc409520 1048575 INH Session ID: 0x0 State: <Active Int Ext> Local AS: 1 Peer AS: 1 Age: 4:03:29 Metric2: 1 Validation State: unverified Task: BGP_1.10.0.0.20 Announcement bits (3): 2-KRT 3-BGP_RT_Background 4-Resolve tree 2 AS path: 2 I Communities: 4713:100 Accepted Multipath Localpref: 100 Router ID: 10.0.0.20 BGP Preference: 170/-101 Next hop type: Indirect, Next hop index: 0 Address: 0xae0ec10 Next-hop reference count: 4 Source: 10.0.0.30 Next hop type: Router, Next hop index: 1115 Next hop: 10.0.13.2 via lt-1/0/10.9, selected Session Id: 0x0 Protocol next hop: 10.0.0.30 Indirect next hop: 0xc409520 1048575 INH Session ID: 0x0 State: <NotBest Int Ext> Inactive reason: Not Best in its group - Router ID Local AS: 64501 Peer AS: 64501 Age: 4:03:29 Metric2: 1 Validation State: unverified Task: BGP_1.10.0.0.30 Announcement bits (1): 3-BGP_RT_Background AS path: 2 I Communities: 4713:100 Accepted MultipathContrib Localpref: 100 Router ID: 10.0.0.30 BGP Preference: 170/-101 Next hop type: Router, Next hop index: 1105 Address: 0xae0e970 Next-hop reference count: 5 Source: 10.0.15.2 Next hop: 10.0.15.2 via lt-1/0/10.6, selected Session Id: 0x0 State: <Ext> Inactive reason: AS path Local AS: 1 Peer AS: 2 Age: 4:05:01 Validation State: unverified Task: BGP_2.10.0.15.2 AS path: 2 2 I Communities: 4713:100 Accepted Localpref: 100 Router ID: 10.0.0.50
意味
選択的広告マルチパス機能は、ルーター RR1 で有効化されており、ルート 199.1.1.1/32 で利用可能な複数のネクストホップがあります。ルート 199.1.1.1/32 に対して利用可能な 2 つのネクストホップは、10.0.0.20 および 10.0.0.30 です。
マルチパス ルートがルーター RR1 からルーター RR4 に広告されていることの確認
目的
ルーター RR1 がマルチパス ルートを広告していることを確認します。
アクション
運用モードから、ルーター RR1 で show route advertising-protocol bgp 10.0.0.40 コマンドを実行します。
user@RR1> show route advertising-protocol bgp 10.0.0.40 inet.0: 22 destinations, 26 routes (22 active, 0 holddown, 0 hidden) Prefix Nexthop MED Lclpref AS path * 10.0.0.50/32 10.0.15.2 100 2 2 I * 10.0.0.60/32 10.0.0.20 100 2 I * 10.0.0.70/32 10.0.0.30 100 2 I * 198.1.1.1/32 10.0.0.20 100 2 I * 199.1.1.1/32 10.0.0.20 100 2 I 10.0.0.30 100 2 I
user@RR1> show route advertising-protocol bgp 10.0.0.40 detail inet.0: 22 destinations, 26 routes (22 active, 0 holddown, 0 hidden) * 10.0.0.50/32 (1 entry, 1 announced) BGP group rr_rr type Internal Nexthop: 10.0.15.2 Localpref: 100 AS path: [1] 2 2 I Communities: 4713:100 Addpath Path ID: 1 ….* 199.1.1.1/32 (3 entries, 2 announced) BGP group rr_rr type Internal Nexthop: 10.0.0.20 Localpref: 100 AS path: [1] 2 I Communities: 4713:100 Cluster ID: 10.0.0.10 Originator ID: 10.0.0.20 Addpath Path ID: 1 BGP group rr_rr type Internal Nexthop: 10.0.0.30 Localpref: 100 AS path: [1] 2 I Communities: 4713:100 Cluster ID: 10.0.0.10 Originator ID: 10.0.0.30 Addpath Path ID: 2
意味
ルーター RR1 は、ルート 199.1.1.1/32 に対して 10.0.0.20 および 10.0.0.30 という 2 つのネクストホップを広告します。
ルーター RR4 がルーター R8 に 199.1.1.1/32 用の 1 つのルーターを広告していることの確認
目的
マルチパスはルーター RR4 で設定されていないため、ルート 199.1.1.1/32 は add-path の対象ではありません。ルーター RR4 がルーター R8 に対して 199.1.1.1/32 用の 1 つのルートのみを広告していることを確認します。
アクション
運用モードから、ルーター RR4 で コマshow route advertising-protocol bgp 10.0.0.80ンドを実行します。
user@RR4> show route advertising-protocol bgp 10.0.0.80 detail inet.0: 20 destinations, 21 routes (20 active, 0 holddown, 0 hidden) * 10.0.0.50/32 (1 entry, 1 announced) BGP group rr_client type Internal Nexthop: 10.0.15.2 Localpref: 100 AS path: [1] 2 2 I Communities: 4713:100 Cluster ID: 10.0.0.40 Originator ID: 10.0.0.10 Addpath Path ID: 1 … * 198.1.1.1/32 (1 entry, 1 announced) BGP group rr_client type Internal Nexthop: 10.0.0.20 Localpref: 100 AS path: [1] 2 I (Originator) Cluster list: 10.0.0.10 Originator ID: 10.0.0.20 Communities: 4713:100 Cluster ID: 10.0.0.40 Addpath Path ID: 1 * 199.1.1.1/32 (2 entries, 1 announced) BGP group rr_client type Internal Nexthop: 10.0.0.20 Localpref: 100 AS path: [1] 2 I (Originator) Cluster list: 10.0.0.10 Originator ID: 10.0.0.20 Communities: 4713:100 Cluster ID: 10.0.0.40 Addpath Path ID: 1
意味
ルーター RR4 でマルチパスが有効化されていないため、1 つのパス 10.0.0.20 のみ、ルーター R8 に広告されます。
例:BGPコミュニティ値に基づいて、マルチパスを選択およびアドバタイズするためのルーティング ポリシーの設定
利用可能な複数のパスをすべてアドバタイズすると、デバイス メモリの処理に大規模なオーバーヘッドが発生する可能性があります。事前にプレフィックスを実際に知らずに、プレフィックスの限定されたサブセットをアドバタイズする場合は、BGPコミュニティ値を使用してBGPネイバーにアドバタイズする必要があるプレフィックス ルートを識別できます。この例では、既知のBGPコミュニティ値に基づいて、複数のパスをフィルタリングおよびアドバタイズするルーティング ポリシーを定義する方法を示します。
要件
この例を設定する前に、デバイス初期化以外の特別な設定を行う必要はありません。
この例では、以下のハードウェアとソフトウェアのコンポーネントを使用しています。
M シリーズ、MX シリーズ、または T シリーズ ルーターの組み合わせが可能な 8 台のルーター
デバイスの Junos OS Release 16.1R2 以降
概要
JunosOS 16.1R2以降、コミュニティ値に基づいて、対象となる複数のパス プレフィックスを特定するポリシーを定義します。BGPは、特定の宛先へのアクティブなパスに加えて、これらのコミュニティタグ付きルートをアドバタイズします。ルートのコミュニティ値がポリシーで定義されたコミュニティ値に一致しない場合、BGPはそのルートをアドバタイズしません。この機能により、BGPは特定の宛先に20個以下のパスをアドバタイズできます。事前にプレフィックスを実際に知らなくても、BGPが複数のパスに対して考慮するプレフィックス数を制限および設定できます。代わりに、既知のBGPコミュニティ値により、プレフィックスがアドバタイズされるかどうかが判断されます。
トポロジー
図 8 では、RR1 と RR4 はルート リフレクタです。ルーター R2 および R3 はルート リフレクタ RR1 に対するクライアントです。ルーター R8 は、リフレクタ RR4 をルーティングするクライアントです。ルーターR5、R6、およびルーターR7は、スタティック ルートをBGPに再分散します。ルーターR5は、スタティック ルート199.1.1.1/32および198.1.1.1/32をコミュニティ値4713:100でアドバタイズします。
ルーターRR1は、ルーターRR4に最大6つのパス(宛先ごと)を送信するように設定されています。ルーターRR4は、ルーターR8に最大6つのパスを送信するように設定されています。ルーターR8は、ルーターRR4から複数のパスを受信するように設定されています。add-pathコミュニティ設定は、ルーターRR4が4713:100コミュニティ値のみを含むルートに対して複数のパスを送信することを制限します。ルーターRR4は、4714:100のコミュニティ値のみを含むマルチパスをフィルタリングおよびアドバタイズします。
設定
CLIクイック構成
この例を迅速に設定するには、以下のコマンドをコピーして、テキスト ファイルに貼り付け、改行を削除し、ネットワーク設定に一致させる必要がある詳細情報を変更し、コマンドを 階[edit]
層レベルで CLI にコピー アンド ペーストして、設定モードからコミットを入力します。
ルーター RR1
set interfaces ge-1/0/10 unit 0 description RR1->R2 set interfaces ge-1/0/10 unit 0 family inet address 10.0.12.1/24 set interfaces ge-1/0/11 unit 0 description RR1->RR4 set interfaces ge-1/0/11 unit 0 family inet address 10.0.14.1/24 set interfaces ge-1/0/12 unit 0 description RR1->R5 set interfaces ge-1/0/12 unit 0 family inet address 10.0.15.1/24 set interfaces ge-1/0/13 unit 0 description RR1->R3 set interfaces ge-1/0/13 unit 0 family inet address 10.0.13.1/24 set interfaces lo0 unit 0 family inet address 10.0.0.10/32 set protocols bgp group rr type internal set protocols bgp group rr local-address 10.0.0.10 set protocols bgp group rr cluster 10.0.0.10 set protocols bgp group rr multipath set protocols bgp group rr neighbor 10.0.0.20 set protocols bgp group rr neighbor 10.0.0.30 set protocols bgp group e1 type external set protocols bgp group e1 neighbor 10.0.15.2 local-address 10.0.15.1 set protocols bgp group e1 neighbor 10.0.15.2 peer-as 64502 set protocols bgp group rr_rr type internal set protocols bgp group rr_rr local-address 10.0.0.10 set protocols bgp group rr_rr neighbor 10.0.0.40 family inet unicast add-path send path-count 6 set protocols ospf area 0.0.0.0 interface lo0.10 passive set protocols ospf area 0.0.0.0 interface ge-1/0/10 set protocols ospf area 0.0.0.0 interface ge-1/0/13 set protocols ospf area 0.0.0.0 interface ge-1/0/11 set protocols ospf area 0.0.0.0 interface ge-1/0/12 set routing-options router-id 10.0.0.10 set routing-options autonomous-system 64501
ルーターR2
set interfaces ge-1/0/10 unit 0 description R2->RR1 set interfaces ge-1/0/10 unit 0 family inet address 10.0.12.2/24 set interfaces ge-1/0/11 unit 0 description R2->R6 set interfaces ge-1/0/11 unit 0 family inet address 10.0.26.1/24 set interfaces lo0 unit 0 family inet address 10.0.0.20/32 set protocols bgp group rr local-address 10.0.0.20 set protocols bgp group rr neighbor 10.0.0.10 export set_nh_self set protocols bgp group e1 type external set protocols bgp group e1 neighbor 10.0.26.2 peer-as 64502 set protocols ospf area 0.0.0.0 interface lo0.20 passive set protocols ospf area 0.0.0.0 interface ge-1/0/10 set protocols ospf area 0.0.0.0 interface ge-1/0/11 set policy-options policy-statement set_nh_self then next-hop self set routing-options autonomous-system 64501
ルータ R3
set interfaces ge-1/0/10 unit 0 description R3->RR1 set interfaces ge-1/0/10 unit 0 family inet address 10.0.13.2/24 set interfaces ge-1/0/11 unit 0 description R3->R7 set interfaces ge-1/0/11 unit 0 family inet address 10.0.37.1/24 set interfaces lo0 unit 0 family inet address 10.0.0.30/32 set protocols bgp group rr type internal set protocols bgp group rr local-address 10.0.0.30 set protocols bgp group rr neighbor 10.0.0.10 export set_nh_self set protocols bgp group e1 type external set protocols bgp group e1 neighbor 10.0.37.2 peer-as 64502 set protocols ospf area 0.0.0.0 interface lo0.30 passive set protocols ospf area 0.0.0.0 interface ge-1/0/10 set protocols ospf area 0.0.0.0 interface ge-1/0/13 set policy-options policy-statement set_nh_self then next-hop self set routing-options autonomous-system 64501
ルーター RR4
set interfaces ge-1/0/10 unit 0 description RR4->RR1 set interfaces ge-1/0/10 unit 0 family inet address 10.0.14.2/24 set interfaces ge-1/0/11 unit 0 description RR4->R8 set interfaces ge-1/0/11 unit 0 family inet address 10.0.48.1/24 set interfaces lo0 unit 0 family inet address 10.0.0.40/32 set protocols bgp group rr type internal set protocols bgp group rr local-address 10.0.0.40 set protocols bgp group rr family inet unicast add-path receive set protocols bgp group rr neighbor 10.0.0.10 set protocols bgp group rr_client type internal set protocols bgp group rr_client local-address 10.0.0.40 set protocols bgp group rr_client cluster 10.0.0.40 set protocols bgp group rr_client neighbor 10.0.0.80 family inet unicast add-path send prefix-policy addpath-communities-send-4713-100 set protocols bgp group rr_client neighbor 10.0.0.80 family inet unicast add-path send path-count 6 set protocols ospf area 0.0.0.0 interface ge-1/0/10 set protocols ospf area 0.0.0.0 interface lo0.40 passive set protocols ospf area 0.0.0.0 interface ge-1/0/11 set policy-options community addpath-community-members 4713:100 set policy-options community addpath-communities-send-4713:100 set policy-options policy-statement addpath-communitiesunities-send-4713-100 term term1 from protocol bgp set policy-options policy-statement addpath-communities-send-4713-100 term term1 from community addpath-4713-100-community set policy-options policy-statement addpath-communitiesunities-send-4713-100 term term1 then add-path send-count 6 set policy-options policy-statement addpath-communities-send-4713-100 term term1 then add-path accept set routing-options autonomous-system 64501
1 ルータ R5 1
set interfaces ge-1/0/10 unit 0 description R5->RR1 set interfaces ge-1/0/10 unit 0 family inet address 10.0.15.2/24 set interfaces lo0 unit 0 family inet address 10.0.0.50/32 set protocols bgp group e1 type external set protocols bgp group e1 neighbor 10.0.15.1 export s2b set protocols bgp group e1 neighbor 10.0.15.1 peer-as 64501 set policy-options policy-statement s2b from protocol static set policy-options policy-statement s2b from protocol direct set policy-options policy-statement s2b then community add addpath-community set policy-options policy-statement s2b then as-path-expand 2 set policy-options policy-statement s2b then accept set policy-options community addpath-community members 4713:100 set routing-options static route 199.1.1.1/32 reject set routing-options static route 198.1.1.1/32 reject set routing-options autonomous-system 64502
1 ルータ R6 1
set interfaces ge-1/0/10 unit 0 description R6->R2 set interfaces ge-1/0/10 unit 0 family inet address 10.0.26.2/24 set interfaces lo0 unit 0 family inet address 10.0.0.60/32 set protocols bgp group e1 type external set protocols bgp group e1 neighbor 10.0.26.1 export s2b set protocols bgp group e1 neighbor 10.0.26.1 peer-as 64501 set policy-options policy-statement s2b from protocol static set policy-options policy-statement s2b from protocol direct set policy-options policy-statement s2b then community add addpath-community set policy-options policy-statement s2b then accept set policy-options community addpath-community members 4713:100 set routing-options static route 199.1.1.1/32 reject set routing-options static route 198.1.1.1/32 reject set routing-options autonomous-system 64502
1 ルータ R7 1
set interfaces ge-1/0/10 unit 0 description R7->R3 set interfaces ge-1/0/10 unit 0 family inet address 10.0.37.2/24 set interfaces lo0 unit 0 family inet address 10.0.0.70/32 set protocols bgp group e1 type external set protocols bgp group e1 neighbor 10.0.37.1 export s2b set protocols bgp group e1 neighbor 10.0.37.1 peer-as 64501 set policy-options policy-statement s2b from protocol static set policy-options policy-statement s2b from protocol direct set policy-options policy-statement s2b then community add addpath-community set policy-options policy-statement s2b then accept set policy-options community addpath-community members 4713:100 set routing-options static route 199.1.1.1/32 reject set routing-options autonomous-system 64502
1 ルータ R8 1
set interfaces ge-1/0/10 unit 0 description R8->RR4 set interfaces ge-1/0/10 unit 0 family inet address 10.0.48.2/24 set interfaces lo0 unit 0 family inet address 10.0.0.80/32 set protocols bgp group rr type internal set protocols bgp group rr local-address 10.0.0.80 set protocols bgp group rr neighbor 10.0.0.40 family inet unicast add-path receive set protocols ospf area 0.0.0.0 interface lo0.0 passive set protocols ospf area 0.0.0.0 interface ge-1/0/10.8 set routing-options autonomous-system 64501 set chassis fpc 1 pic 0 tunnel-services bandwidth 1g
ルーターRR4の設定
ステップバイステップでの手順
次の例では、設定階層内のさまざまなレベルに移動する必要があります。CLI のナビゲーションについては、CLIユーザー・ガイド の コンフィギュレーション・モードでのCLIエディタの使用を参照してください。
ルーターRR4を設定する。
適切なインターフェイス名、アドレス、およびその他のパラメーターを変更した後、他のルーターに対してこの手順を繰り返します。
インターフェイスに IPv4 アドレスを設定します。
[edit interfaces] user@RR4# set ge-1/0/10 unit 0 description RR4->RR1 user@RR4# set ge-1/0/10 unit 0 family inet address 10.0.14.2/24 user@RR4# set ge-1/0/11 unit 0 description RR4->R8 user@RR4# set ge-1/0/11 unit 0 family inet address 10.0.48.1/24
ループバックアドレスを設定します。
[edit interfaces] user@RR4# set lo0 unit 0 family inet address 10.0.0.40/32
OSPFまたはその他の内部ゲートウェイ プロトコル(IGP)を設定します。
[edit protocols] user@RR4# set ospf area 0.0.0.0 interface lo0.40 passive user@RR4# set ospf area 0.0.0.0 interface ge-1/0/10 user@RR4# set ospf area 0.0.0.0 interface ge-1/0/11
ルート リフレクタのクライアントには、ルートリフレクタおよびrr_clientの2つのIBGPグループrrを設定します。
[edit protocols] user@RR4# set bgp group rr type internal user@RR4# set bgp group rr local-address 10.0.0.40 user@RR4# set bgp group rr family inet unicast add-path receive user@RR4# set bgp group rr neighbor 10.0.0.10 user@RR4# set bgp group rr_client type internal user@RR4# set bgp group rr_client local-address 10.0.0.40 user@RR4# set bgp group rr_client cluster 10.0.0.40
この機能を設定し、4713:100のコミュニティ値のみを含む複数のパスを送信し、アドバタイズされるマルチパスの数を6に制限します。
[edit protocols] user@RR4# set bgp group rr_client neighbor 10.0.0.80 family inet unicast add-path send prefix-policy addpath-communities-send-4713-100 user@RR4# set bgp group rr_client neighbor 10.0.0.80 family inet unicast add-path send path-count 6
コミュニティ値4713:100でプレフィックスをフィルタリングするポリシーを定義し、デバイスがルーターR8に最大16個のパスを送信するように制限
addpath-community-members 4713:100
します。この制限は、BGPグループ階層レベルで、以前に設定されたadd-path send path-count6を上書きします。[edit policy-options] user@RR4# set community addpath-community-members 4713:100 user@RR4# set community addpath-communities-send-4713:100 user@RR4# set policy-statement addpath-communitiesunities-send-4713-100 term term1 from protocol bgp user@RR4# set policy-statement addpath-communities-send-4713-100 term term1 from community addpath-4713-100-community user@RR4# set policy-statement addpath-communitiesunities-send-4713-100 term term1 then add-path send-count 16 user@RR4# set policy-statement addpath-communities-send-4713-100 term term1 then add-path accept
BGP ホストのルーター ID と自律システムを設定します。
[edit routing-options] user@RR4# set router-id 10.0.0.40 user@RR4# set autonomous-system 64501
結果
設定モードから、show interfaces 、show protocols、show routing-options、およびshow policy-options のコマンドを入力して設定を確認します。出力結果に意図した設定内容が表示されない場合は、この例の手順を繰り返して設定を修正します。
[edit] user@RR4# show interfaces ge-1/0/10 { unit 0 { description RR4->RR1; family inet { address 10.0.14.2/24; } } } ge-1/0/11 { unit 0 { description RR4->R8; family inet { address 10.0.48.1/24; } } } lo0 { unit 0 { family inet { address 10.0.0.10/32; } } }
[edit] user@RR4# show protocols bgp { group rr { type internal; local-address 10.0.0.40; family inet { unicast { add-path { receive; } } } neighbor 10.0.0.10; } group rr_client { type internal; local-address 10.0.0.40; cluster 10.0.0.40; neighbor 10.0.0.80 { family inet { unicast { add-path { send { prefix-policy addpath-communities-send-4713-100; path-count 6; } } } } } } } ospf { area 0.0.0.0 { interface ge-1/0/10.0; interface lo0.40 { passive; } interface ge-1/0/11.0; } }
[edit] user@RR4# show policy-options policy-options { policy-statement addpath-communities-send-4713-100 { term term1 { from community addpath-4713-100-community; } } policy-statement addpath-communitiesunities-send-4713-100 { term term1 { from protocol bgp; then { add-path send-count 16; } } } }
[edit] user@RR4# show routing-options router-id 10.0.0.40; autonomous-system 64501;
デバイスの設定が完了したら、設定をコミットします。
user@RR4# commit
検証
設定が正常に機能していることを確認します。
- マルチパス ルートが、ルーターRR4からルーターR8へアドバタイズされているかを検証
- ルーターR8がルーターRR4がアドバタイズするマルチパス ルートを受信していることを検証
- ルーターRR4が、コミュニティ値4713:100のマルチパス ルートのみをルーターR8にアドバタイズしていることを検証
マルチパス ルートが、ルーターRR4からルーターR8へアドバタイズされているかを検証
目的
ルーターRR4がルーターR8に複数のパスを送信できることを確認します。
アクション
運用モードから、ルーター RR4 で コマshow route advertising-protocol bgp neighbor-address ンドを実行します。
user@RR4> show route advertising-protocol bgp 10.0.0.80 inet.0: 20 destinations, 23 routes (20 active, 0 holddown, 0 hidden) Prefix Nexthop MED Lclpref AS path * 10.0.0.50/32 10.0.15.2 100 2 2 I * 10.0.0.60/32 10.0.0.20 100 2 I * 10.0.0.70/32 10.0.0.30 100 2 I * 198.1.1.1/32 10.0.0.20 100 2 I 10.0.15.2 100 2 2 I * 199.1.1.1/32 10.0.0.20 100 2 I 10.0.0.30 100 2 I 10.0.15.2 100 2 2 I
意味
ルーターRR4は、ルーターR8に複数のパス10.0.0.20、10.0.0.30、および10.0.15.2をアドバタイズしています。
ルーターR8がルーターRR4がアドバタイズするマルチパス ルートを受信していることを検証
目的
ルーターR8がルーターRR4からマルチパス ルートを受信していることを確認します。
アクション
運用モードから、ルーターR8のコマshow route receive-protocol bgp neighbor-address ンドを実行します。
user@R8> show route receive-protocol bgp 10.0.0.40 inet.0: 19 destinations, 22 routes (19 active, 0 holddown, 0 hidden) Prefix Nexthop MED Lclpref AS path * 10.0.0.50/32 10.0.15.2 100 2 2 I * 10.0.0.60/32 10.0.0.20 100 2 I * 10.0.0.70/32 10.0.0.30 100 2 I * 198.1.1.1/32 10.0.0.20 100 2 I 10.0.15.2 100 2 2 I * 199.1.1.1/32 10.0.0.20 100 2 I 10.0.0.30 100 2 I 10.0.15.2 100 2 2 I
意味
ルーターR8は、ルーターRR4からルート199.1.1.1/32で、複数のネクスト ホップ10.0.0.20、10.0.0.30、および10.0.15.2を受信しています。
ルーターRR4が、コミュニティ値4713:100のマルチパス ルートのみをルーターR8にアドバタイズしていることを検証
目的
ルーターRR4は、コミュニティ値4713:100のマルチパス ルートを、ルーターR8にのみアドバタイズする必要があります。
アクション
運用モードから、ルーター RR4 で コマshow route 199.1.1.1/32 detailンドを実行します。
user@RR4> show route 199.1.1.1/32 detail inet.0: 20 destinations, 23 routes (20 active, 0 holddown, 0 hidden) 199.1.1.1/32 (3 entries, 3 announced) *BGP Preference: 170/-101 Next hop type: Indirect, Next hop index: 0 Address: 0xae0ea90 Next-hop reference count: 6 Source: 10.0.0.10 Next hop type: Router, Next hop index: 1115 Next hop: 10.0.14.1 via ge-1/0/10.4, selected Session Id: 0x0 Protocol next hop: 10.0.0.20 Indirect next hop: 0xc4091f0 1048581 INH Session ID: 0x0 State: <Active Int Ext> Local AS: 1 Peer AS: 1 Age: 4d 20:56:53 Metric2: 2 Validation State: unverified Task: BGP_1.10.0.0.10 Announcement bits (3): 2-KRT 3-BGP_RT_Background 4-Resolve tree 2 AS path: 2 I (Originator) Cluster list: 10.0.0.10 Originator ID: 10.0.0.20 Communities: 4713:100 Accepted Localpref: 100 Router ID: 10.0.0.10 Addpath Path ID: 1 BGP Preference: 170/-101 Next hop type: Indirect, Next hop index: 0 Address: 0xae0eb50 Next-hop reference count: 3 Source: 10.0.0.10 Next hop type: Router, Next hop index: 1115 Next hop: 10.0.14.1 via lt-1/0/10.4, selected Session Id: 0x0 Protocol next hop: 10.0.0.30 Indirect next hop: 0xc409300 1048582 INH Session ID: 0x0 State: <NotBest Int Ext> Inactive reason: Not Best in its group - Router ID Local AS: 1 Peer AS: 1 Age: 4d 20:56:53 Metric2: 2 Validation State: unverified Task: BGP_1.10.0.0.10 Announcement bits (1): 3-BGP_RT_Background AS path: 2 I (Originator) Cluster list: 10.0.0.10 Originator ID: 10.0.0.30 Communities: 4713:100 Accepted Localpref: 100 Router ID: 10.0.0.10 Addpath Path ID: 2 BGP Preference: 170/-101 Next hop type: Indirect, Next hop index: 0 Address: 0xae0e9d0 Next-hop reference count: 4 Source: 10.0.0.10 Next hop type: Router, Next hop index: 1115 Next hop: 10.0.14.1 via lt-1/0/10.4, selected Session Id: 0x0 Protocol next hop: 10.0.15.2 Indirect next hop: 0xc4090e0 1048580 INH Session ID: 0x0 State: <Int Ext> Inactive reason: AS path Local AS: 1 Peer AS: 1 Age: 4d 20:56:53 Metric2: 2 Validation State: unverified Task: BGP_1.10.0.0.10 Announcement bits (1): 3-BGP_RT_Background AS path: 2 2 I Communities: 4713:100 Accepted Localpref: 100 Router ID: 10.0.0.10 Addpath Path ID: 3
意味
ルーターRR4は、コミュニティ値4713:100の3つのパスをルーターR8にアドバタイズしています。
BGP マルチパス上での再帰的解決の設定
Junos OS Release 17.3R1 以降、単一のプロトコルネクストホップを持つ BGP プレフィックスが、複数の解決済みパス(ユニリスト)を持つ別の BGP プレフィックス上で解決される場合、すべてのパスがプロトコル ネクスト ホップ解決に選択されます。以前の Junos OS リリースでは、リゾルバが IBGP マルチパス経路の全経路にわたる負荷分散をサポートしていなかったため、プロトコルのネクストホップ解決には 1 つの経路のみが選択されるようになっています。ルーティング プロトコル プロセス(rpd)内のリゾルバは、プロトコルネクストホップアドレス(PNH)を即時転送ネクストホップへと解決する。BGP再帰的解決機能は、IBGP マルチパス経路上の経路を解決し、すべての実現可能な経路をネクストホップとして使用するために、リゾルバを強化します。この機能は、等コストのマルチパスやシームレスな MPLS トポロジーを持つ WAN ネットワークなど、インフラ接続の確立に BGP が使用される高密度接続のネットワークに有効です。
BGP マルチパスの再帰的解決の設定を始める前に、次のことを行う必要があります。
デバイスインターフェイスを設定します。
OSPF、またはその他の IGP プロトコルを設定します。
MPLS と LDP を設定します。
BGP を設定します。
マルチパスでの再帰的解決を設定するには、次のようにします。
関連項目
負荷分散のためのRSVPおよびLDP LSPのECMPネクスト・ホップの設定
Junos OSは、RSVPとLDP LSPの16、32、64、または128の等価コストマルチパス(ECMP)ネクストホップの設定をサポートします。s。大量のトラフィックが発生するネットワークでは、最大128個のLSPでトラフィックの負荷分散を行うことができる柔軟性を備えています。
ECMPネクスト・ホップの最大制限値を設定するには、という階[edit chassis]
層レベルでというステーmaximum-ecmp next-hops
メントを含みます:
[edit chassis] maximum-ecmp next-hops;
このステートメントを使用すると、ECMPネクストホップの最大制限を16、32、64、または128に設定できます。デフォルトの制限は16.
Modular Port Concentrator(MPC)カードを1枚以上搭載し、Junos OS 11.4以前がインストールされているMXシリーズ・ルーターは、16ネクスト・ホップのみのステートmaximum-ecmp
メントのコンフィギュレーションをサポートしています。32または64のネクスト・ホップを持つmaximum-ecmp
というステートメントを設定してはいけません。32または64ネクスト・ホップでコンフィグレーションをコミットすると,以下の警告メッセージが表示されます:
Error: Number of members in Unilist NH exceeds the maximum supported 16 on Trio.
次のタイプのルートは、最大128台のECMPゲートウェイに対して、ECMP最大ネクストホップ・コンフィギュレーションに対応しています:
-
ダイレクトおよびインダイレクトネクストホップECMPを持つ静的IPv4およびIPv6のルート
-
関連するIGPルートで学習したLDPのイングレスおよびトランジットルート
-
LSPに対して作成されるRSVP ECMPネクスト・ホップ
-
OSPF IPv4およびIPv6ルートECMP
-
IS-IS IPv4およびIPv6ルートECMP
-
EBGP IPv4およびIPv6ルートECMP
-
IBGP(IGPルート上の解決)IPv4およびIPv6ルートECMP
ECMPネクスト・ホップ128個までの拡張ECMP制限は、MPLSルート上で解決するレイヤー3 VPN、レイヤー2 VPN、レイヤー2回線、およびVPLSサービスにも適用されます。これは、MPLSルートで利用できるECMPパスもそのトラフィックによって使用できるためです。
RSVP LSPに帯域割当を設定した場合,LSPが16本以上のECMPネクスト・ホップにおいては,設定した帯域に基づく最適なトラフィック分散が行われません。割り当て帯域が小さいLSPの中には,高い帯域で設定されたLSPよりも多くのトラフィックを受けるものがあります。トラフィックの配信が設定した帯域幅に厳密に適合していません。この注意事項は、以下のルーターに適用されます:
-
MPCを除く全てのタイプのFPCおよびDPCを搭載したMXシリーズ・ルーターこの注意事項は、Junos Trioチップセットをベースにしたライン・カードを搭載したMXシリーズ・ルーターには適用されません。
ECMPネクスト・ホップの詳細を表示させるには、show route
というコマンドを実行します。また、は、ECMP最大制限に関する現在のコンフィギュレーションshow route summary command
も表示します。ECMP LDPパスの詳細を表示するには、というコマtraceroute mpls ldp
ンドを実行します。
関連項目
ECMP グループの一貫したロード バランシングの設定
パケット単位のロード バランシングにより、トラフィックを複数の等コストルートに分散させることができます。デフォルトでは、1 つ以上のパスに障害が発生した場合、ハッシュ アルゴリズムがすべてのパスのネクストホップを再計算し、通常、すべてのフローを再分配する結果になります。一貫したロード バランシングは、この動作をオーバーライドして、非アクティブなリンクに対するフローのみをリダイレクトすることができます。既存のアクティブなフローはすべて中断されることなく維持されます。データセンター環境では、リンクに障害が発生した場合、すべてのフローを再分配すると、トラフィックが大幅に減少したり、リンクが有効なサーバーのサービスが失われたりする可能性があります。一貫したロード バランシングは、すべてのアクティブなリンクを維持し、代わりに 1 つ以上のリンク障害の影響を受けるフローのみを再マップします。この機能により、アクティブな状態のリンクに接続されたフローは中断されることなく継続されます。
この機能は、ECMP(Equal Cost Multipath)グループのメンバーがシングルホップのBGPセッションで外部BGPネイバーであるトポロジーに適用されます。新しいECMPパスを追加したり、既存のパスを変更したりした場合は、一貫したロードバランシングは適用されません。新しいルートを最小限の障害で追加するには、既存のルートを変更せずに新しい ECMP グループを定義します。このように、既存の接続を終了させることなく、クライアントを徐々に新しいグループに移動させることができます。
(MX シリーズの場合)MPC(Modular Port Concentrators)のみがサポートされます。
IPv4 と IPv6 の両方のパスをサポートしています。
仮想ルーティング転送(VRF)インスタンスや他のルーティング インスタンスの一部である ECMP グループもサポートされています。
マルチキャスト トラフィックはサポートされていません。
アグリゲーション インターフェースはサポートされていますが、リンク アグリゲーション(LAG)バンドルのメンバー間で一貫したロード バランシングはサポートされていません。LAGバンドルのアクティブメンバーからのトラフィックは、1 つまたは複数のメンバーリンクに障害が発生した場合、別のアクティブメンバーに移動する場合があります。1 つ以上の LAG メンバー リンクに障害が発生した場合、フローはリハッシュされます。
ルーターやスイッチ1台あたり最大 1,000 IP プレフィックスまで一貫したロード バランシングを適用することを強くお勧めします。
IRB(統合されたルーティングとブリッジング)インタフェース上のレイヤー 3 アドジャシーをサポートします。
BGP add-path機能を設定することで,ECMP グループ内の 1 つ以上のパスに障害が発生した場合に,障害パスを新しいアクティブパスに置き換えることができます。障害パスの置換を設定することで、障害パスのみのトラフィック フローがリダイレクトされるようになります。アクティブなパスのトラフィック フローは変更されません。
GRE(Generic Routing Encapsulation)トンネルインタフェースで一貫した負荷分散を設定する場合、GRE トンネルインタフェース上のレイヤ 3 隣接が転送テーブルに正しくインストールされるように、遠端GRE インタフェースの inet アドレスを指定する必要があります。ただし、GRE トンネルインタフェース上の ECMP 高速リルート(FRR)は、一貫した負荷分散中はサポートされません。
[edit interfaces interface name unit unit name family inet address address]
階層レベルで一貫した負荷分散を設定したルーターで、宛先アドレスを指定することができます。たとえば、以下のように表示されます。[edit interfaces] user@host# set interfaces gr-4/0/0 unit 21 family inet address 10.10.31.2/32 destination 10.10.31.1
汎用ルーティングカプセル化の詳細については、汎用ルーティングカプセル化トンネルの設定を参照してください。
Consistent Load Balancing は、EBGP ネイバーの BGP マルチホップをサポートしません。したがって、一貫したロード バランシングが設定されているデバイスでは、
multihop
オプションを有効にしないでください。
ECMP グループに対して一貫したロード バランシングを設定する。
BGP ラベル付きユニキャスト LSP 向けエントロピー ラベルを理解する
エントロピーラベルとは?
エントロピーラベルは、負荷分散のための特別なラベルで、等価コストマルチパス(ECMP)やリンクアグリゲーショングループ(LAG)を介して、ルータがトラフィックを負荷分散する機能を強化するものです。エントロピーラベルにより、ルータは、ディープパケットインスペクション(DPI)ではなく、ラベルスタックだけを使って、トラフィックを効率的に負荷分散することができます。DPI は、ルーターの処理能力をより多く必要とし、すべてのルータによって共有する機能ではありません。
IP パケットが宛先に到達するまでのパスが複数ある場合、Junos OS は、パケット ヘッダーの特定のフィールドを使用して、パケットを決定論的なパスにハッシュします。特定のフローのパケットの並べ替えを避けるために、パケットの送信元または宛先アドレスとポート番号をハッシュに使用します。コアとなるラベル交換ルーター(LSR)がフローを識別するための DPI を実行できない場合、またはラインレートで実行できない場合、ラベルスタックのみが ECMP ハッシュに使用されます。これには、フロー情報を伝えることができる特別な負荷分散用のラベル、エントロピーラベルが必要です。イングレス LSR は、送信 LSR に比べて、受信パケットに関するより多くのコンテキストと情報を持っています。そのため、イングレスラベルエッジルーター(LER)は、パケットのフロー情報を検査し、エントロピーラベルにマップして、ラベルスタックに挿入することができます。コアの LSR は、単にエントロピーラベルをキーとして使用し、パケットを正しいパスにハッシュします。
エントロピーラベルには、16~1048575(通常の 20 ビットラベル範囲)のラベル値を設定できます。この範囲は、既存の標準ラベル範囲と重なるため、エントロピーラベルの前に、エントロピーラベルインジケーター(ELI)と呼ばれる特別なラベルを挿入します。ELI は、IANA で割り当てられた特別なラベルで、値は 7 です。
図 9RSVP のラベルスイッチパス(LSP)パケットのラベルスタックにおけるエントロピーラベルを説明します。ラベルスタックは、エントロピーラベルインジケーター(ELI)、エントロピーラベル、および IPパケットで構成されています。
BGP ラベル付きユニキャスト用のエントロピーラベル
BGPのラベル付きユニキャストは、複数の内部ゲートウェイプロトコル(IGP)エリアまたは複数の自律システム(AS間LSP)でRSVPまたはLDP LSPを連結します。エリア間 BGP ラベル付きユニキャスト LSP は、イングレス PE とイグレス PE が異なる IGP エリアにある場合、通常、VPN および IP のトラフィックを伝送します。BGP ラベル付きユニキャストが、RSVP または LDP LSP を連結する場合、Junos OS は、BGP ラベル付きユニキャストの LSP イングレスにエントロピーラベルを挿入し、エンドツーエンドのエントロピーラベルの負荷分散を実現します。これは、RSVP または LDP のエントロピーラベルは、通常、RSVP または LDP のラベルとともに、最終ホップノードにポップされ、スティッチングポイント、つまり、2 つのエリアまたは 2 つの AS 間のルーターには、エントロピーラベルが存在しないからです。そのため、エントロピーラベルがない場合、スティッチングポイントのルーターはBGPラベルを使用してパケットを転送します。は、RSVP ラベルスタックのエントロピーラベルを用いた BGP ラベル付きユニキャストパケットのラベルスタックを図 10説明しています。RSVP のラベルスタックは、エントロピーラベルインジケーター(ELI)、エントロピーラベル、BGP ラベル、および IPパケットで構成されています。RSVP のエントロピーラベルは、最終ホップノードにポップされます。
BGP ラベル付きユニキャストのスティッチングノードは、ステッチングノードが BGP エグレスでエントロピーラベルの機能を通知しない限り、エントロピーラベルを負荷分散するために使用することはできません。BGP ラベル付きユニキャストステッチノードが、プロバイダーエッジルーターに BGP エントロピーラベル機能(ELC)を通知する場合、BGP ラベル付きユニキャスト LSP のイグレスが、エントロピーラベルを処理できることを認識し、BGP ラベルの下に、エントロピーラベルインジケーターとエントロピーラベルを挿入します。すべての LSR は、負荷分散のために、エントロピーラベルを使用することができます。BGP ラベル付きユニキャスト LSP は、異なるエリアや AS の多くのルーターを横断する可能性がありますが、セグメントの中には、エントロピーラベルをサポートするものとしないものがある可能性があります。は、BGP ラベルスタック内のエントロピーラベルを図 11説明しています。ステッチングノードのラベルスタックは、ELI、エントロピーラベル、および IP パケットで構成されています。
イグレスノードで、BGP ラベル付きユニキャストのエントロピーラベル機能を無効にするには、階[edit policy-options policy-statement policy-name then]
層レベルno-entropy-label-capability
で、オプションのポリシーを定義します。
[edit policy-options policy-statement policy-name then]
user@PE#no-entropy-label-capability
デフォルトでは、エントロピーラベルをサポートするルーターには、[edit forwarding-options]
階層レベルで負荷分散ラベル機能ステートメントを設定し、LSP 単位でラベルを通知します。ピアルーターが負荷分散ラベルを処理する機能を備えていない場合、[edit forwarding-options]
階層レベルでno-load-balance-label-capability
ステートメントを設定することで、エントロピーラベル機能のシグナリングを防止できます。
[edit forwarding-options]
user@PE#no-load-balance-label-capability
デフォルトでは、BGPスピーカーは、IETF BGPルーター機能属性(RCA)内で定義されたエントロピーラベル機能(ELCv3)属性を使用して、ロードバランシングを行います。ELCv3属性のみを送受信します。RCAドラフトと相互運用可能なELCv2属性を使用する必要がある場合、labeled-unicastエントロピーラベル階層でelc-v2-compatible
ノブを明示的に設定します。このようなシナリオでは、ELCv3とELCv2の両方が送受信されます。
サポートされている機能とサポートされていない機能
Junos OS は、以下のシナリオで、BGP ラベル付きユニキャストのエントロピーラベルをサポートしています。
LSP のすべてのノードには、エントロピーラベル機能があります。
LSP のノードの中には、エントロピーラベル機能を持つものがあります。
LSP は、他のキャリアの VPN を経由してトンネリングします。
BGP ラベル付きユニキャスト LSP のサブセットを選択して、イングレスでエントロピーラベルを挿入するイングレスポリシーを定義します。
エントロピーラベル機能の広告を無効にするイグレスポリシーを定義します。
Junos OS は、BGP ラベル付きユニキャストのエントロピーラベルについては、以下の機能をサポートしていません。
BGP ラベル付きユニキャスト LSP が他のキャリアの VPN を経由してトンネリングする場合、Junos OS では、キャリアオブキャリアネットワークで VPN ラベルの下にエントロピーラベルインジケーターまたはエントロピーラベルを挿入しないため、真のエンドツーエンドのエントロピーラベルは存在しません。
現在、Junos OS は、独自のエントロピーラベルを持つ IPv6 BGP ラベル付きユニキャスト LSP をサポートしていません。しかし、IPv6 BGP ラベル付きユニキャスト LSP では、基盤となる RSVP、LDP、または BGP LSP のエントロピーラベルを使用する場合があります。
関連項目
BGP ラベル付きユニキャスト LSP 向けエントロピーラベルを設定
BGP ラベル付きユニキャスト LSP 向けエントロピーラベルを設定し、エンドツーエンドのエントロピーラベルによる負荷分散を実現します。エントロピーラベルは、パケットのフロー情報を伝えることができる特別な負荷分散用ラベルです。BGPのラベル付きユニキャストは、通常、複数のIGPエリアまたは複数の自律システム(AS)でRSVPまたはLDP LSPを連結します。RSVP または LDP のエントロピーラベルは、RSVP または LDP ラベルとともに、最終ホップノードにポップされます。この機能によって、スティッチングポイントでのエントロピラベルの使用が可能になります。つまり、2つのエリアまたはASの間のルーターが、BGPトラフィックに対してエンドツーエンドでエントロピラベルのロードバランシングを行うことができます。この機能により、BGP ラベル付きユニキャストの LSP イングレスにエントロピーラベルを挿入することができます。
エントロピーラベルには、16~1048575(通常の 20 ビットラベル範囲)のラベル値を設定できます。この範囲は、既存の標準ラベル範囲と重なるため、エントロピーラベルの前に、エントロピーラベルインジケーター(ELI)と呼ばれる特別なラベルを挿入します。ELI は、IANA で割り当てられた特別なラベルで、値は 7 です。
BGP ラベル付きユニキャスト向けエントロピーラベルを設定する前に、以下のことを確認してください:
デバイスインターフェイスを設定します。
OSPF、またはその他の IGP プロトコルを設定します。
BGP を設定します。
LDP を設定します。
RSVP を設定する。
MPLS を設定します。
BGP ラベル付きユニキャスト LSP 向けエントロピーラベルを設定するには、次の手順に従います:
関連項目
例:BGP ラベル付きユニキャスト LSP 向けエントロピーラベルを設定
この例では、エントロピーラベルを使用してエンドツーエンドの負荷分散を実現するために、BGPラベル付きユニキャストにエントロピーラベルを設定する方法を示します。IP パケットが宛先に到達するまでのパスが複数ある場合、Junos OS は、パケット ヘッダーの特定のフィールドを使用して、パケットを決定論的なパスにハッシュします。これには、フロー情報を伝えることができる特別な負荷分散用のラベル、エントロピーラベルが必要です。コアの LSR は、単にエントロピーラベルをキーとして使用し、パケットを正確なパスにハッシュします。エントロピーラベルには、16~1048575(通常の 20 ビットラベル範囲)のラベル値を設定できます。この範囲は、既存の標準ラベル範囲と重なるため、エントロピーラベルの前に、エントロピーラベルインジケーター(ELI)と呼ばれる特別なラベルを挿入します。ELI は、IANA で割り当てられた特別なラベルで、値は 7 です。
BGPのラベル付きユニキャストは、通常、複数のIGPエリアまたは複数の自律システムでRSVPまたはLDP LSPを連結します。RSVP または LDP のエントロピーラベルは、RSVP または LDP ラベルとともに、最終ホップノードにポップされます。この機能は、BGPトラフィックのエンドツーエンドのエントロピーラベルの負荷分散を実現するために、ステッチングポイントでエントロピーラベルを使用して、最終ホップノードとステッチングポイントの間のギャップを埋めることができます。
要件
この例では、以下のハードウェアとソフトウェアのコンポーネントを使用しています。
-
MPCを持つ 7つのMXシリーズルーター
-
すべてのデバイスでJunos OS Release15.1以降が実行されている
-
Junos OS Relese 22.4を使用して再検証されている
-
BGP ラベル付きユニキャスト向けエントロピーラベルを設定する前に、以下のことを確認してください:
-
デバイスインターフェイスを設定します。
-
OSPF、またはその他の IGP プロトコルを設定します。
-
BGP を設定します。
-
RSVP を設定する。
-
MPLS を設定します。
概要
BGPのラベル付きユニキャストが、複数のIGPエリアや複数の自律システムにまたがるRSVPまたはLDP LSPを連結する場合、RSVPまたはLDPのエントロピーラベルは、RSVPまたはLDPのラベルと一緒に、最終ホップノードでポップされます。ただし、ステッチングポイント(2つのエリア間のルーター)にはエントロピーラベルがありません。そのため、ステッチポイントのルーターは、BGPラベルを使用してパケットを転送しました。
Junos OSリリース15.1以降、エンドツーエンドでエントロピーラベルの負荷分散を実現するため、BGPラベル付きユニキャストのエントロピーラベルを設定できるようになりました。この機能を使うと、BGPトラフィックのエンドツーエンドのエントロピーラベルの負荷分散を実現するために、ステッチポイントのエントロピーラベルを使用できます。Junos OSでは、BGPラベル付きユニキャストLSPイングレスにエントロピーラベルを挿入できるようになりました。
デフォルトでは、エントロピーラベルをサポートするルーターは、階層レベルのload-balance-label-capability
ステートメント[edit forwarding-options]
で設定され、LSPベースでラベルを通知します。ピアルーターが負荷分散ラベルを処理する機能を備えていない場合、階[edit forwarding-options]
層レベルno-load-balance-label-capability
で ステートメントを設定することで、エントロピーラベル機能のシグナリングを防止できます。
[edit forwarding-options]
user@PE#no-load-balance-label-capability
階[edit policy-options policy-statement policy name then]
層レベルのno-entropy-label-capability
オプションによりポリシーで指定されたルートのエグレスで、エントロピーラベル機能を明確に無効にすることができます。
[edit policy-options policy-statement policy-name then]
user@PE#no-entropy-label-capability
トポロジー
図 12で、ルーターPE1はイングレスルーターで、ルーターPE2はエグレスルーターです。ルーターP1とP2は、トランジットルーターです。ルーターABRは、エリア0とエリア1の間のエリアブリッジルーターです。2つのLPSは、トラフィックの負荷分散のためにABRからPE2に設定されています。BGPラベル付きユニキャストのエントロピーラベル機能は、イングレスルーターPE1で有効です。ホスト1は、エントロピーラベルを表示できるように、パケットキャプチャ用にP1に接続されています。
設定
CLIクイック構成
この例を迅速に設定するには、以下のコマンドをコピーして、テキストファイルに貼り付け、改行を削除し、ネットワーク設定に一致させる必要がある詳細情報を変更し、コマンドを [edit] 階層レベルでCLIにコピーアンドペーストして、設定モードから commit
を入力します。
ルーターCE1
set interfaces ge-0/0/0 unit 0 family inet address 172.16.12.1/30 set interfaces lo0 unit 0 family inet address 172.16.255.1/32 primary set interfaces lo0 unit 0 family inet address 192.168.255.1/32 set routing-options router-id 172.16.255.1 set protocols ospf area 0.0.0.0 interface ge-0/0/0.0 set protocols ospf area 0.0.0.0 interface lo0.0 passive
ルーターPE1
set interfaces ge-0/0/0 unit 0 family inet address 172.16.12.2/30 set interfaces ge-0/0/2 unit 0 family inet address 10.1.23.1/30 set interfaces ge-0/0/2 unit 0 family mpls set interfaces lo0 unit 0 family inet address 10.1.255.2/32 primary set interfaces lo0 unit 1 family inet address 10.1.255.22/32 set policy-options policy-statement bgp-to-ospf from protocol bgp set policy-options policy-statement bgp-to-ospf then accept set policy-options policy-statement pplb then load-balance per-packet set routing-instances VPN-l3vpn instance-type vrf set routing-instances VPN-l3vpn protocols ospf area 0.0.0.0 interface ge-0/0/0.0 set routing-instances VPN-l3vpn protocols ospf area 0.0.0.0 interface lo0.1 passive set routing-instances VPN-l3vpn protocols ospf export bgp-to-ospf set routing-instances VPN-l3vpn interface ge-0/0/0.0 set routing-instances VPN-l3vpn interface lo0.1 set routing-instances VPN-l3vpn route-distinguisher 10.1.255.2:1 set routing-instances VPN-l3vpn vrf-target target:65000:1 set routing-options router-id 10.1.255.2 set routing-options autonomous-system 65000 set routing-options forwarding-table export pplb set protocols bgp group ibgp type internal set protocols bgp group ibgp local-address 10.1.255.2 set protocols bgp group ibgp family inet labeled-unicast entropy-label set protocols bgp group ibgp neighbor 10.1.255.4 family inet labeled-unicast rib inet.3 set protocols bgp group ibgp neighbor 10.1.255.6 family inet-vpn unicast set protocols mpls icmp-tunneling set protocols mpls label-switched-path pe1-abr to 10.1.255.4 set protocols mpls label-switched-path pe1-abr entropy-label set protocols mpls interface ge-0/0/2.0 set protocols mpls interface lo0.0 set protocols ospf traffic-engineering set protocols ospf area 0.0.0.0 interface ge-0/0/2.0 set protocols ospf area 0.0.0.0 interface lo0.0 passive set protocols rsvp interface ge-0/0/2.0 set protocols rsvp interface lo0.0
ルーターP1
set interfaces ge-0/0/0 unit 0 family inet address 10.1.23.2/30 set interfaces ge-0/0/0 unit 0 family mpls set interfaces ge-0/0/2 unit 0 family inet address 10.1.34.1/30 set interfaces ge-0/0/2 unit 0 family mpls set interfaces lo0 unit 0 family inet address 10.1.255.3/32 primary set routing-options router-id 10.1.255.3 set protocols mpls icmp-tunneling set protocols mpls interface ge-0/0/0.0 set protocols mpls interface lo0.0 set protocols mpls interface ge-0/0/2.0 set protocols ospf traffic-engineering set protocols ospf area 0.0.0.0 interface lo0.0 passive set protocols ospf area 0.0.0.0 interface ge-0/0/0.0 set protocols ospf area 0.0.0.0 interface ge-0/0/2.0 set protocols rsvp interface ge-0/0/0.0 set protocols rsvp interface lo0.0 set protocols rsvp interface ge-0/0/2.0
ルーターABR
set interfaces ge-0/0/0 unit 0 family inet address 10.1.34.2/30 set interfaces ge-0/0/0 unit 0 family mpls set interfaces ge-0/0/2 unit 0 family inet address 10.1.45.1/30 set interfaces ge-0/0/2 unit 0 family mpls set interfaces ge-0/0/3 unit 0 family inet address 10.1.45.5/30 set interfaces ge-0/0/3 unit 0 family mpls set interfaces lo0 unit 0 family inet address 10.1.255.4/32 primary set forwarding-options hash-key family mpls label-1 set forwarding-options hash-key family mpls label-2 set forwarding-options hash-key family mpls label-3 set forwarding-options enhanced-hash-key family mpls no-payload set policy-options policy-statement pplb then load-balance per-packet set policy-options policy-statement send-inet3-pe1 from route-filter 10.1.255.2/32 exact set policy-options policy-statement send-inet3-pe1 then accept set policy-options policy-statement send-inet3-pe2 from route-filter 10.1.255.6/32 exact set policy-options policy-statement send-inet3-pe2 then accept set routing-options router-id 10.1.255.4 set routing-options autonomous-system 65000 set routing-options forwarding-table export pplb set protocols bgp group ibgp type internal set protocols bgp group ibgp local-address 10.1.255.4 set protocols bgp group ibgp family inet labeled-unicast rib inet.3 set protocols bgp group ibgp neighbor 10.1.255.2 export send-inet3-pe2 set protocols bgp group ibgp neighbor 10.1.255.6 export send-inet3-pe1 set protocols mpls icmp-tunneling set protocols mpls label-switched-path abr-pe1 to 10.1.255.2 set protocols mpls label-switched-path abr-pe1 entropy-label set protocols mpls label-switched-path abr-pe2 to 10.1.255.6 set protocols mpls label-switched-path abr-pe2 entropy-label set protocols mpls label-switched-path abr-pe2 primary to-r6-1 set protocols mpls label-switched-path abr-pe2-2 to 10.1.255.6 set protocols mpls label-switched-path abr-pe2-2 entropy-label set protocols mpls label-switched-path abr-pe2-2 primary to-r6-2 set protocols mpls path to-r6-1 10.1.45.2 strict set protocols mpls path to-r6-1 10.1.56.2 strict set protocols mpls path to-r6-2 10.1.45.6 strict set protocols mpls path to-r6-2 10.1.56.6 strict set protocols mpls interface lo0.0 set protocols mpls interface ge-0/0/0.0 set protocols mpls interface ge-0/0/2.0 set protocols mpls interface ge-0/0/3.0 set protocols ospf traffic-engineering set protocols ospf area 0.0.0.0 interface lo0.0 passive set protocols ospf area 0.0.0.0 interface ge-0/0/0.0 set protocols ospf area 0.0.0.1 interface ge-0/0/2.0 set protocols ospf area 0.0.0.1 interface ge-0/0/3.0 set protocols rsvp interface lo0.0 set protocols rsvp interface ge-0/0/0.0 set protocols rsvp interface ge-0/0/2.0 set protocols rsvp interface ge-0/0/3.0
ルーターP2
set interfaces ge-0/0/0 unit 0 family inet address 10.1.45.2/30 set interfaces ge-0/0/0 unit 0 family mpls set interfaces ge-0/0/1 unit 0 family inet address 10.1.45.6/30 set interfaces ge-0/0/1 unit 0 family mpls set interfaces ge-0/0/2 unit 0 family inet address 10.1.56.1/30 set interfaces ge-0/0/2 unit 0 family mpls set interfaces ge-0/0/3 unit 0 family inet address 10.1.56.5/30 set interfaces ge-0/0/3 unit 0 family mpls set interfaces lo0 unit 0 family inet address 10.1.255.5/32 primary set forwarding-options hash-key family mpls label-1 set forwarding-options hash-key family mpls label-2 set forwarding-options hash-key family mpls label-3 set forwarding-options enhanced-hash-key family mpls no-payload set policy-options policy-statement pplb then load-balance per-packet set routing-options router-id 10.1.255.5 set routing-options forwarding-table export pplb set protocols mpls icmp-tunneling set protocols mpls interface ge-0/0/2.0 set protocols mpls interface lo0.0 set protocols mpls interface ge-0/0/0.0 set protocols mpls interface ge-0/0/1.0 set protocols mpls interface ge-0/0/3.0 set protocols ospf traffic-engineering set protocols ospf area 0.0.0.1 interface lo0.0 passive set protocols ospf area 0.0.0.1 interface ge-0/0/2.0 set protocols ospf area 0.0.0.1 interface ge-0/0/0.0 set protocols ospf area 0.0.0.1 interface ge-0/0/1.0 set protocols ospf area 0.0.0.1 interface ge-0/0/3.0 set protocols rsvp interface ge-0/0/2.0 set protocols rsvp interface lo0.0 set protocols rsvp interface ge-0/0/0.0 set protocols rsvp interface ge-0/0/1.0 set protocols rsvp interface ge-0/0/3.0
ルーターPE2
set interfaces ge-0/0/0 unit 0 family inet address 10.1.56.2/30 set interfaces ge-0/0/0 unit 0 family mpls set interfaces ge-0/0/1 unit 0 family inet address 10.1.56.6/30 set interfaces ge-0/0/1 unit 0 family mpls set interfaces ge-0/0/2 unit 0 family inet address 172.16.67.2/30 set interfaces lo0 unit 0 family inet address 10.1.255.6/32 primary set interfaces lo0 unit 1 family inet address 10.1.255.66/32 set forwarding-options hash-key family mpls label-1 set forwarding-options hash-key family mpls label-2 set forwarding-options hash-key family mpls label-3 set forwarding-options enhanced-hash-key family mpls no-payload set policy-options policy-statement bgp-to-ospf from protocol bgp set policy-options policy-statement bgp-to-ospf then accept set policy-options policy-statement pplb then load-balance per-packet set routing-instances VPN-l3vpn instance-type vrf set routing-instances VPN-l3vpn protocols ospf area 0.0.0.0 interface ge-0/0/2.0 set routing-instances VPN-l3vpn protocols ospf area 0.0.0.0 interface lo0.1 passive set routing-instances VPN-l3vpn protocols ospf export bgp-to-ospf set routing-instances VPN-l3vpn interface ge-0/0/2.0 set routing-instances VPN-l3vpn interface lo0.1 set routing-instances VPN-l3vpn route-distinguisher 10.1.255.6:1 set routing-instances VPN-l3vpn vrf-target target:65000:1 set routing-options router-id 10.1.255.6 set routing-options autonomous-system 65000 set routing-options forwarding-table export pplb set protocols bgp group ibgp type internal set protocols bgp group ibgp local-address 10.1.255.6 set protocols bgp group ibgp family inet labeled-unicast entropy-label set protocols bgp group ibgp neighbor 10.1.255.4 family inet labeled-unicast rib inet.3 set protocols bgp group ibgp neighbor 10.1.255.2 family inet-vpn unicast set protocols mpls icmp-tunneling set protocols mpls label-switched-path pe2-abr to 10.1.255.4 set protocols mpls label-switched-path pe2-abr entropy-label set protocols mpls interface ge-0/0/0.0 set protocols mpls interface lo0.0 set protocols mpls interface ge-0/0/1.0 set protocols ospf traffic-engineering set protocols ospf area 0.0.0.1 interface ge-0/0/0.0 set protocols ospf area 0.0.0.1 interface lo0.0 passive set protocols ospf area 0.0.0.1 interface ge-0/0/1.0 set protocols rsvp interface ge-0/0/0.0 set protocols rsvp interface lo0.0 set protocols rsvp interface ge-0/0/1.0
ルーターCE2
set interfaces ge-0/0/0 unit 0 family inet address 172.16.67.1/30 set interfaces lo0 unit 0 family inet address 172.16.255.7/32 primary set interfaces lo0 unit 0 family inet address 192.168.255.7/32 set routing-options router-id 172.16.255.7 set protocols ospf area 0.0.0.0 interface ge-0/0/0.0 set protocols ospf area 0.0.0.0 interface lo0.0 passive
ルーターPE1の設定
ステップバイステップでの手順
次の例では、設定階層内のさまざまなレベルに移動する必要があります。CLI のナビゲーションについては、CLIユーザー・ガイド の コンフィギュレーション・モードでのCLIエディタの使用を参照してください。
ルーターPE1を設定するには:
適切なインターフェイス名、アドレス、およびその他のパラメーターに変更した後、ルーターPE2のこの手順を繰り返します。
-
物理インターフェイスの設定を行います。
family mpls
をコアフェーシングインターフェイスで設定することを確認してください。[edit] user@PE1# set interfaces ge-0/0/0 unit 0 family inet address 172.16.12.2/30 user@PE1# set interfaces ge-0/0/2 unit 0 family inet address 10.1.23.1/30 user@PE1# set interfaces ge-0/0/2 unit 0 family mpls
-
ループバックインターフェイスを設定します。セカンダリループバックはオプションであり、後のステップにおいてルーティングインスタンスの下で適用されます。
[edit] user@PE1# set interfaces lo0 unit 0 family inet address 10.1.255.2/32 primary user@PE1# set interfaces lo0 unit 1 family inet address 10.1.255.22/32
-
ルーターIDと自律システム番号を設定します。
[edit] user@PE1# set routing-options router-id 10.1.255.2 user@PE1# set routing-options autonomous-system 65000
-
OSPFプロトコルを設定します。
[edit] user@PE1# set protocols ospf traffic-engineering user@PE1# set protocols ospf area 0.0.0.0 interface ge-0/0/2.0 user@PE1# set protocols ospf area 0.0.0.0 interface lo0.0 passive
-
RSVPプロトコルを設定します。
[edit] user@PE1# set protocols rsvp interface ge-0/0/2.0 user@PE1# set protocols rsvp interface lo0.0
-
ABRに向けてMPLSプロトコルとLSPを設定します。
entropy-label
MPLSラベルスタックにエントロピーラベルを追加するオプションを含めます。[edit protocols] user@PE1# set protocols mpls icmp-tunneling user@PE1# set protocols mpls label-switched-path pe1-abr to 10.1.255.4 user@PE1# set protocols mpls label-switched-path pe1-abr entropy-label user@PE1# set protocols mpls interface ge-0/0/2.0 user@PE1# set protocols mpls interface lo0.0
-
ABRピアリング
family inet labeled-unicast
とPE2ピアリングfamily inet-vpn
のためにを使用してIBGPを設定します。BGPラベル付きユニキャストのエントロピーラベル機能を有効にします。[edit] user@PE1# set protocols bgp group ibgp type internal user@PE1# set protocols bgp group ibgp local-address 10.1.255.2 user@PE1# set protocols bgp group ibgp family inet labeled-unicast entropy-label user@PE1# set protocols bgp group ibgp neighbor 10.1.255.4 family inet labeled-unicast rib inet.3 user@PE1# set protocols bgp group ibgp neighbor 10.1.255.6 family inet-vpn unicast
-
BGP VPNルートをOSPFにエクスポートするポリシーを定義します。ポリシーは、ルーティングインスタンスにおいてOSPFの下で適用されます。
[edit] user@PE1# set policy-options policy-statement bgp-to-ospf from protocol bgp user@PE1# set policy-options policy-statement bgp-to-ospf then accept
-
ロードバランシングポリシー
routing-options forwarding-table
を定義し、の下にそれを適用します。PE1はサンプルに1つのパスしかないため、このステップは必要ありませんが、この例では、すべてのデバイスに同じロードバランシングポリシーを適用しています。[edit] user@PE1# set policy-options policy-statement pplb then load-balance per-packet user@PE1# set routing-options forwarding-table export pplb
-
レイヤー3 VPNルーティングインスタンスを設定します。
[edit] user@PE1# set routing-instances VPN-l3vpn instance-type vrf
-
ルーティングインスタンスへのインターフェイスを割り当てます。
[edit] user@PE1# set routing-instances VPN-l3vpn interface ge-0/0/0.0 user@PE1# set routing-instances VPN-l3vpn interface lo0.1
-
ルーティングインスタンスのルート識別子を設定します。
[edit] user@PE1# set routing-instances VPN-l3vpn route-distinguisher 10.1.255.2:1
-
ルーティングインスタンス用のVPNルーティングと転送(VRF)ターゲットを設定します。
[edit] user@PE1# set routing-instances VPN-l3vpn vrf-target target:65000:1
-
ルーティングインスタンスの下でプロトコルOSPFを設定し、以前に設定された
bgp-to-ospf
ポリシーを適用します。[edit] user@PE1# set routing-instances VPN-l3vpn protocols ospf area 0.0.0.0 interface ge-0/0/0.0 user@PE1# set routing-instances VPN-l3vpn protocols ospf area 0.0.0.0 interface lo0.1 passive user@PE1# set routing-instances VPN-l3vpn protocols ospf export bgp-to-ospf
ルーターP1の設定
ステップバイステップでの手順
次の例では、設定階層内のさまざまなレベルに移動する必要があります。CLI のナビゲーションについては、CLIユーザー・ガイド の コンフィギュレーション・モードでのCLIエディタの使用を参照してください。
ルーターP1を設定するには:
適切なインターフェイス名、アドレス、およびその他のパラメーターを変更した後、ルーターP2を対象にしたこの手順を繰り返します。
-
物理インターフェイスの設定を行います。
[edit] user@P1# set interfaces ge-0/0/0 unit 0 family inet address 10.1.23.2/30 user@P1# set interfaces ge-0/0/0 unit 0 family mpls user@P1# set interfaces ge-0/0/2 unit 0 family inet address 10.1.34.1/30 user@P1# set interfaces ge-0/0/2 unit 0 family mpls
-
ループバックインターフェイスを設定します。
[edit] user@P1# set interfaces lo0 unit 0 family inet address 10.1.255.3/32 primary
-
ルーターIDを設定します。
[edit] user@P1# set routing-options router-id 10.1.255.3
-
OSPFプロトコルを設定します。
[edit] user@P1# set protocols ospf traffic-engineering user@P1# set protocols ospf area 0.0.0.0 interface lo0.0 passive user@P1# set protocols ospf area 0.0.0.0 interface ge-0/0/0.0 user@P1# set protocols ospf area 0.0.0.0 interface ge-0/0/2.0
-
RSVPプロトコルを設定します。
[edit] user@P1# set protocols rsvp interface ge-0/0/0.0 user@P1# set protocols rsvp interface lo0.0 user@P1# set protocols rsvp interface ge-0/0/2.0
-
MPLSプロトコルを設定します。
[edit] user@P1# set protocols mpls icmp-tunneling user@P1# set protocols mpls interface ge-0/0/0.0 user@P1# set protocols mpls interface lo0.0 user@P1# set protocols mpls interface ge-0/0/2.0
ルーターABRの設定
ステップバイステップでの手順
次の例では、設定階層内のさまざまなレベルに移動する必要があります。CLI のナビゲーションについては、CLIユーザー・ガイド の コンフィギュレーション・モードでのCLIエディタの使用を参照してください。
ルーターABRを設定するには:
-
物理インターフェイスの設定を行います。
[edit] user@ABR# set interfaces ge-0/0/0 unit 0 family inet address 10.1.34.2/30 user@ABR# set interfaces ge-0/0/0 unit 0 family mpls user@ABR# set interfaces ge-0/0/2 unit 0 family inet address 10.1.45.1/30 user@ABR# set interfaces ge-0/0/2 unit 0 family mpls user@ABR# set interfaces ge-0/0/3 unit 0 family inet address 10.1.45.5/30 user@ABR# set interfaces ge-0/0/3 unit 0 family mpls
-
ループバックインターフェイスを設定します。
[edit] user@ABR# set interfaces lo0 unit 0 family inet address 10.1.255.4/32 primary
-
負荷分散のための宛先にパケットをハッシュするのにルーターが使用するMPLSラベルを設定します。
[edit] user@ABR# set forwarding-options hash-key family mpls label-1 user@ABR# set forwarding-options hash-key family mpls label-2 user@ABR# set forwarding-options hash-key family mpls label-3 user@ABR# set forwarding-options enhanced-hash-key family mpls no-payload
-
ルーターIDと自律システム番号を設定します。
[edit] user@ABR# set routing-options router-id 10.1.255.4 user@ABR# set routing-options autonomous-system 65000
-
OSPFプロトコルを設定します。
[edit] user@ABR# set protocols ospf traffic-engineering user@ABR# set protocols ospf area 0.0.0.0 interface lo0.0 passive user@ABR# set protocols ospf area 0.0.0.0 interface ge-0/0/0.0 user@ABR# set protocols ospf area 0.0.0.1 interface ge-0/0/2.0 user@ABR# set protocols ospf area 0.0.0.1 interface ge-0/0/3.0
-
RSVPプロトコルを設定します。
[edit] user@ABR# set protocols rsvp interface lo0.0 user@ABR# set protocols rsvp interface ge-0/0/0.0 user@ABR# set protocols rsvp interface ge-0/0/2.0 user@ABR# set protocols rsvp interface ge-0/0/3.0
-
MPLSプロトコルを設定し、PE1とPE2に向けてLSPを指定します。2つのLSPは、異なるLSPとインターフェイスが使用されていることを示すために、ロードバランシングトラフィックをPE2に向けて作成されます。
[edit] user@ABR# set protocols mpls icmp-tunneling user@ABR# set protocols mpls label-switched-path abr-pe1 to 10.1.255.2 user@ABR# set protocols mpls label-switched-path abr-pe1 entropy-label user@ABR# set protocols mpls label-switched-path abr-pe2 to 10.1.255.6 user@ABR# set protocols mpls label-switched-path abr-pe2 entropy-label user@ABR# set protocols mpls label-switched-path abr-pe2 primary to-r6-1 user@ABR# set protocols mpls label-switched-path abr-pe2-2 to 10.1.255.6 user@ABR# set protocols mpls label-switched-path abr-pe2-2 entropy-label user@ABR# set protocols mpls label-switched-path abr-pe2-2 primary to-r6-2 user@ABR# set protocols mpls path to-r6-1 10.1.45.2 strict user@ABR# set protocols mpls path to-r6-1 10.1.56.2 strict user@ABR# set protocols mpls path to-r6-2 10.1.45.6 strict user@ABR# set protocols mpls path to-r6-2 10.1.56.6 strict user@ABR# set protocols mpls interface lo0.0 user@ABR# set protocols mpls interface ge-0/0/0.0 user@ABR# set protocols mpls interface ge-0/0/2.0 user@ABR# set protocols mpls interface ge-0/0/3.0
-
family inet labeled-unicast
を使用して、IBGPをPE1とPE2の両方に設定します。ポリシーを適用して、PE1とPE2の両方からinet.3ループバックルートをアドバタイズします。次のステップでポリシーを紹介します。[edit] user@ABR# set protocols bgp group ibgp type internal user@ABR# set protocols bgp group ibgp local-address 10.1.255.4 user@ABR# set protocols bgp group ibgp family inet labeled-unicast rib inet.3 user@ABR# set protocols bgp group ibgp neighbor 10.1.255.2 export send-inet3-pe2 user@ABR# set protocols bgp group ibgp neighbor 10.1.255.6 export send-inet3-pe1
-
PE1とPE2のループバックアドレスで一致するポリシーを定義します。
[edit] user@ABR# set policy-options policy-statement send-inet3-pe1 from route-filter 10.1.255.2/32 exact user@ABR# set policy-options policy-statement send-inet3-pe1 then accept user@ABR# set policy-options policy-statement send-inet3-pe2 from route-filter 10.1.255.6/32 exact user@ABR# set policy-options policy-statement send-inet3-pe2 then accept
-
ロードバランシング用のポリシーを定義し、
routing-options forwarding-table
の下にそれを適用します。[edit] user@ABR# set policy-options policy-statement pplb then load-balance per-packet user@ABR# set routing-options forwarding-table export pplb
(オプション)ポートミラーリング設定
適用されたエントロピーラベルを表示するには、トラフィックをキャプチャできます。この例では、P1のPE1向けのインターフェイスにフィルターを適用して、CE1からCE2トラフィックをキャプチャします。トラフィックは、ホスト1に送信されて表示されます。この例では、トラフィックをキャプチャするさまざまな方法があります。詳細については、ポートミラーリングとアナライザについてを参照してください。
ステップバイステップでの手順
次の例では、設定階層内のさまざまなレベルに移動する必要があります。CLI のナビゲーションについては、CLIユーザー・ガイド の コンフィギュレーション・モードでのCLIエディタの使用を参照してください。
ルーターP1を設定するには:
-
インターフェイスを設定します。この例では、Host1に接続されたインターフェイスをブリッジドメインに配置し、Host1への接続を検証するためのIRBインターフェイスを作成します。
[edit] user@P1# set interfaces ge-0/0/4 unit 0 family bridge interface-mode access user@P1# set interfaces ge-0/0/4 unit 0 family bridge vlan-id 100 user@P1# set interfaces irb unit 0 family inet address 10.1.31.1/30
-
ブリッジドメインを設定します。
[edit] user@P1# set bridge-domains v100 vlan-id 100 user@P1# set bridge-domains v100 routing-interface irb.0
-
トラフィックをキャプチャするためにフィルターを設定します。この例では、すべてのトラフィックをキャプチャしています。
[edit] user@P1# set firewall family any filter test term 1 then count test user@P1# set firewall family any filter test term 1 then port-mirror user@P1# set firewall family any filter test term 1 then accept
-
フィルターをPE1向けのインターフェイスに適用します。
[edit] user@P1# set interfaces ge-0/0/0 unit 0 filter input test
-
ポートミラーリングオプションを設定します。この例では、すべてのトラフィックをミラーリングし、インターフェイスge-0/0/4に接続されたHost1に送信しています。
[edit] user@P1# set forwarding-options port-mirroring input rate 1 user@P1# set forwarding-options port-mirroring family any output interface ge-0/0/4.0
検証
設定が正常に機能していることを確認します。
- エントロピーラベル機能がアドバタイズされていることの検証
- ルーターPE1がエントロピーラベルアドバタイズメントを受け取ることを確認
- ABRからPE2でECMPを検証する
- PE1でCE2へのルートを表示する
- CE1からCE2にPing
- ロードバランシングを検証する
- エントロピーラベルを検証する
エントロピーラベル機能がアドバタイズされていることの検証
目的
エントロピーラベル機能パス属性が、PE2へのルート用にABRからPE1にアドバタイズされていることを確認します。
アクション
運用モードから、ルーターABRのshow route advertising-protocol bgp 10.1.255.2 detailコマンドを実行します。
user@ABR> show route advertising-protocol bgp 10.1.255.2 detail inet.3: 2 destinations, 2 routes (2 active, 0 holddown, 0 hidden) * 10.1.255.6/32 (1 entry, 1 announced) BGP group ibgp type Internal Route Label: 299952 Nexthop: Self Flags: Nexthop Change MED: 2 Localpref: 4294967294 AS path: [65000] I Entropy label capable
意味
出力からは、IPアドレスが10.1.255.6であるホストPE2が、エントロピーラベル機能と使用されるルートラベルを持っていることがわかります。ホストは、BGPネイバーにエントロピーラベル機能をアドバタイズしています。
ルーターPE1がエントロピーラベルアドバタイズメントを受け取ることを確認
目的
ルーターPE1が、ルーターPE2のエントロピーラベルアドバタイズメントを受信していることを確認します。
アクション
運用モードから、ルーターPE1のshow route protocol bgp 10.1.255.6 extensiveコマンドを実行します。
user@PE1> show route protocol bgp 10.1.255.6 extensive inet.0: 19 destinations, 19 routes (19 active, 0 holddown, 0 hidden) inet.3: 2 destinations, 2 routes (2 active, 0 holddown, 0 hidden) 10.1.255.6/32 (1 entry, 1 announced) *BGP Preference: 170/1 Next hop type: Indirect, Next hop index: 0 Address: 0x7b3ffd4 Next-hop reference count: 2, key opaque handle: 0x0, non-key opaque handle: 0x0 Source: 10.1.255.4 Next hop type: Router, Next hop index: 0 Next hop: 10.1.23.2 via ge-0/0/2.0, selected Label-switched-path pe1-abr Label operation: Push 299952, Push 299808(top) Label TTL action: prop-ttl, prop-ttl(top) Load balance label: Label 299952: Entropy label; Label 299808: None; Label element ptr: 0x93d6bf8 Label parent element ptr: 0x93d6c20 Label element references: 3 Label element child references: 2 Label element lsp id: 0 Session Id: 0 Protocol next hop: 10.1.255.4 Label operation: Push 299952 Label TTL action: prop-ttl Load balance label: Label 299952: Entropy label; Indirect next hop: 0x758c05c - INH Session ID: 0 State: <Active Int Ext> Local AS: 65000 Peer AS: 65000 Age: 1:33:11 Metric: 2 Metric2: 2 Validation State: unverified Task: BGP_65000.10.1.255.4 Announcement bits (2): 3-Resolve tree 1 4-Resolve_IGP_FRR task AS path: I Accepted Route Label: 299952 Localpref: 4294967294 Router ID: 10.1.255.4 Session-IDs associated: Session-id: 324 Version: 3 Thread: junos-main Indirect next hops: 1 Protocol next hop: 10.1.255.4 Metric: 2 ResolvState: Resolved Label operation: Push 299952 Label TTL action: prop-ttl Load balance label: Label 299952: Entropy label; Indirect next hop: 0x758c05c - INH Session ID: 0 Indirect path forwarding next hops: 1 Next hop type: Router Next hop: 10.1.23.2 via ge-0/0/2.0 Session Id: 0 10.1.255.4/32 Originating RIB: inet.3 Metric: 2 Node path count: 1 Forwarding nexthops: 1 Next hop type: Router Next hop: 10.1.23.2 via ge-0/0/2.0 Session Id: 0
意味
ルーターPE1は、BGPネイバーからエントロピーラベル機能アドバタイズメントを受信します。
ABRからPE2でECMPを検証する
目的
PE2への等価コストマルチパス(ECMP)を検証します。
アクション
運用モードから、とルーターABRのコマshow route forwarding-table label <label>ンドを実行しますshow route table mpls.0。
user@ABR> show route table mpls.0 mpls.0: 6 destinations, 6 routes (6 active, 0 holddown, 0 hidden) + = Active Route, - = Last Active, * = Both 0 *[MPLS/0] 2w1d 23:02:11, metric 1 Receive 1 *[MPLS/0] 2w1d 23:02:11, metric 1 Receive 2 *[MPLS/0] 2w1d 23:02:11, metric 1 Receive 13 *[MPLS/0] 2w1d 23:02:11, metric 1 Receive 299936 *[VPN/170] 2d 21:47:02 > to 10.1.34.1 via ge-0/0/0.0, label-switched-path abr-pe1 299952 *[VPN/170] 2d 21:47:02 > to 10.1.45.2 via ge-0/0/2.0, label-switched-path abr-pe2 to 10.1.45.6 via ge-0/0/3.0, label-switched-path abr-pe2-2 ruser@ABR> show route forwarding-table label 299952 Routing table: default.mpls MPLS: Destination Type RtRef Next hop Type Index NhRef Netif 299952 user 0 ulst 1048575 2 10.1.45.2 Swap 299824 516 2 ge-0/0/2.0 10.1.45.6 Swap 299840 572 2 ge-0/0/3.0 ...
意味
出力には、BGPラベル付きユニキャストルートに使用されるラベルのECMPが表示されます。
PE1でCE2へのルートを表示する
目的
CE2へのルートを確認します。
アクション
運用モードから、ルーターPE1でshow route table VPN-l3vpn.inet.0 172.16.255.7 extensiveとのshow route table VPN-l3vpn.inet.0 192.168.255.7 extensiveコマンドを実行します。
user@PE1> show route table VPN-l3vpn.inet.0 172.16.255.7 extensive VPN-l3vpn.inet.0: 10 destinations, 10 routes (10 active, 0 holddown, 0 hidden) 172.16.255.7/32 (1 entry, 1 announced) TSI: OSPF area : 0.0.0.0, LSA ID : 172.16.255.7, LSA type : Summary KRT in-kernel 172.16.255.7/32 -> {indirect(1048574)} *BGP Preference: 170/-101 Route Distinguisher: 10.1.255.6:1 Next hop type: Indirect, Next hop index: 0 Address: 0x7b40434 Next-hop reference count: 9, key opaque handle: 0x0, non-key opaque handle: 0x0 Source: 10.1.255.6 Next hop type: Router, Next hop index: 515 Next hop: 10.1.23.2 via ge-0/0/2.0, selected Label-switched-path pe1-abr Label operation: Push 299824, Push 299952, Push 299808(top) Label TTL action: prop-ttl, prop-ttl, prop-ttl(top) Load balance label: Label 299824: None; Label 299952: Entropy label; Label 299808: None; Label element ptr: 0x93d6c98 Label parent element ptr: 0x93d6bf8 Label element references: 1 Label element child references: 0 Label element lsp id: 0 Session Id: 140 Protocol next hop: 10.1.255.6 Label operation: Push 299824 Label TTL action: prop-ttl Load balance label: Label 299824: None; ... user@PE1> show route table VPN-l3vpn.inet.0 192.168.255.7 extensive VPN-l3vpn.inet.0: 10 destinations, 10 routes (10 active, 0 holddown, 0 hidden) 192.168.255.7/32 (1 entry, 1 announced) TSI: OSPF area : 0.0.0.0, LSA ID : 192.168.255.7, LSA type : Summary KRT in-kernel 192.168.255.7/32 -> {indirect(1048574)} *BGP Preference: 170/-101 Route Distinguisher: 10.1.255.6:1 Next hop type: Indirect, Next hop index: 0 Address: 0x7b40434 Next-hop reference count: 9, key opaque handle: 0x0, non-key opaque handle: 0x0 Source: 10.1.255.6 Next hop type: Router, Next hop index: 515 Next hop: 10.1.23.2 via ge-0/0/2.0, selected Label-switched-path pe1-abr Label operation: Push 299824, Push 299952, Push 299808(top) Label TTL action: prop-ttl, prop-ttl, prop-ttl(top) Load balance label: Label 299824: None; Label 299952: Entropy label; Label 299808: None; Label element ptr: 0x93d6c98 Label parent element ptr: 0x93d6bf8 Label element references: 1 Label element child references: 0 Label element lsp id: 0 Session Id: 140 Protocol next hop: 10.1.255.6 Label operation: Push 299824 Label TTL action: prop-ttl Load balance label: Label 299824: None; ...
意味
出力からは、両方のルートに同じラベルが使用されていることがわかります。
CE1からCE2にPing
目的
接続を確認し、ロードバランシングの検証に使用します。
アクション
運用モードから、ルーターPE1でping 172.16.255.7 source 172.16.12.1 rapid count 100とのping 192.168.255.7 source 192.168.255.1 rapid count 200コマンドを実行します。
user@CE1> ping 172.16.255.7 source 172.16.12.1 rapid count 100 PING 172.16.255.7 (172.16.255.7): 56 data bytes !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! --- 172.16.255.7 ping statistics --- 100 packets transmitted, 100 packets received, 0% packet loss round-trip min/avg/max/stddev = 5.369/6.070/8.828/0.612 ms user@CE1> ping 192.168.255.7 source 192.168.255.1 rapid count 200 PING 192.168.255.7 (192.168.255.7): 56 data bytes !!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!! --- 192.168.255.7 ping statistics --- 200 packets transmitted, 200 packets received, 0% packet loss round-trip min/avg/max/stddev = 5.086/5.994/10.665/0.649 ms
意味
出力からは、pingsが成功したことがわかります。
ロードバランシングを検証する
目的
ロードバランシングを検証します。
アクション
運用モードから、ABRでshow mpls lsp ingress statisticsコマンドを実行します。
user@ABR> show mpls lsp ingress statistics Ingress LSP: 3 sessions To From State Packets Bytes LSPname 10.1.255.2 10.1.255.4 Up 300 30000 abr-pe1 10.1.255.6 10.1.255.4 Up 200 20000 abr-pe2 10.1.255.6 10.1.255.4 Up 100 10000 abr-pe2-2 Total 3 displayed, Up 3, Down 0
意味
出力からは、以前のコマンドからの1番目のpingはLSPabr-pe2-2を、2番目のpingはLSPabr-pe2を使ったことがわかります。
エントロピーラベルを検証する
目的
エントロピーラベルが、使用されたpings間で異なっていることを確認します。
アクション
ホスト1で、tcpdump -i eth1 -nを実行します。
user@Host1# tcpdump -i eth1 -n ... 13:42:31.993274 MPLS (label 299808, exp 0, ttl 63) (label 299952, exp 0, ttl 63) (label 7, exp 0, ttl 63) (label 1012776, exp 0, ttl 0) (label 299824, exp 0, [S], ttl 63) IP 172.16.12.1 > 172.16.255.7: ICMP echo request, id 32813, seq 9, length 64 ... 13:43:19.570260 MPLS (label 299808, exp 0, ttl 63) (label 299952, exp 0, ttl 63) (label 7, exp 0, ttl 63) (label 691092, exp 0, ttl 0) (label 299824, exp 0, [S], ttl 63) IP 192.168.255.1 > 192.168.255.7: ICMP echo request, id 46381, seq 9, length 64
意味
出力には、2つの異なるpingコマンドのエントロピーラベルの異なる値が表示されます。
Inet、Inet6、またはラベル付きユニキャストのBGPプレフィックス独立コンバージェンスの使用例
ルーターに障害が発生した場合、BGP ネットワークの復元には、ネットワークの規模やルーターの性能などのパラメーターによって数秒から数分かかることがあります。ルーターで BGP プレフィックス独立コンバージェンス(PIC)機能が有効になっている場合、BGP はパケット転送エンジンに、計算された宛先への最適なパスに加えて、2 番目に良いパスをインストールします。ネットワーク上でイグレス ルーターに障害が発生し、停止時間が大幅に減った場合、ルーターはこのバックアップ パスを使用します。この機能を有効にして、イグレス ルーターに障害が発生した場合、ネットワーク ダウンタイムを短縮できます。
ネットワーク内のイグレス ルーターへの到達性可能性が損なわれると、IGP がこの障害を検出し、リンク状態がこの情報をネットワーク全体に通して伝播し、そのプレフィックスの BGP ネクストホップを到達不能として広告します。BGP は代替パスを再評価し、代替パスが利用可能な場合、この代替ネクストホップをパケット転送エンジンに再インストールします。このようなイグレス障害は通常、複数のプレフィックスに同時に影響を及ぼし、BGP はこれらのプレフィックスすべてを一度に更新する必要があります。イングレス ルーターでは、IGP はショーテスト パス ファースト(SPF)を完了し、ネクストホップを更新します。そして、Junos OS が到達不能になったプレフィックスと、これらを更新する必要があるプロトコルにシグナルを送ります。BGP は通知を受信し、現在無効なすべてのプレフィックスに対してネクストホップを更新します。このプロセスは、接続に影響を与える可能性があり、障害から復元するのに数分かかる可能性があります。バックアップ パスがパケット転送エンジンにすでにインストールされているため、BGP PIC は、このダウンタイムを短縮できます。
Junos OS リリース 15.1 以降、当初レイヤー3 VPNルーターでサポートされていた BGP PIC 機能が、inet および inet6 ユニキャストや inet および inet6 ラベル付きユニキャストなど、グローバル テーブルに複数のルートがある BGP に拡張されています。BGP PIC 有効化ルーターでは、ルーティング エンジンに間接ネクストホップのバックアップ パスをインストールし、パケット転送エンジンと IGP にこのルートを提供します。IGPは1つ以上の経路を持つプレフィックスへの到達性を失うと、ルーティングテーブルを更新する前に、1つのメッセージでルーティングエンジンに信号を送ります。Routing EngineはPacket Forwarding Engineに間接的なネクストホップに障害が発生したことを通知し、バックアップパスを使用してトラフィックを再ルーティングする必要があります。BGP が BGP プレフィックスの新しいネクストホップの再計算を開始する前でも、影響を受けた宛先プレフィックスへのルーティングはバックアップパスを使用して続行されます。ルーターは、BGPによるグローバルコンバージェンスが解決されるまでの間、このバックアップパスを使用してトラフィックロスを低減します。
障害が発生してから到達可能性の損失がシグナルされるまでの時間は、実際に、最も近いルーターの障害検知時間と IGP コンバージェンス時間に依存します。ローカル ルーターが障害を検出すると、BGP PIC 機能が有効化されていないルート コンバージェンスは、影響のあるプレフィックスの数と、影響を受けた各プレフィックスの再計算によるルータのパフォーマンスに大きく依存します。しかし、BGP PIC 機能が有効化されている場合、BGP が影響を受けたプレフィックスに最適なパスを再計算する前でも、ルーティング エンジンは、スタンバイ ネクスト ベスト パスに切り替えるデータ プレーンにシグナルします。そのため、トラフィックの損失は最小限に抑えられます。新しいルートは、トラフィックが転送されていても計算され、これらの新しいルートはデータ プレーンにプッシュ ダウンされます。そのため、影響を受けた BGP プレフィックスの数は、トラフィック障害から発生してから BGP が到達可能性の喪失をシグナルするまでの時間に影響しません。
関連項目
InetのBGPプレフィックス独立コンバージェンスの設定
BGP Prefix Independent Convergence(PIC)が有効なルーターでは、Junos OS はルーティング エンジンに間接ネクストホップのバックアップ パスをインストールし、このルートをパケット転送エンジンと IGP に提供します。IGPは1つ以上の経路を持つプレフィックスへの到達性を失うと、ルーティングテーブルを更新する前に、1つのメッセージでルーティングエンジンに信号を送ります。Routing EngineはPacket Forwarding Engineに間接的なネクストホップに障害が発生したことを通知し、バックアップパスを使用してトラフィックを再ルーティングする必要があります。BGP が BGP プレフィックスの新しいネクストホップの再計算を開始する前でも、影響を受けた宛先プレフィックスへのルーティングはバックアップパスを使用して続行されます。ルーターは、BGPによるグローバルコンバージェンスが解決されるまでの間、このバックアップパスを使用してトラフィックロスを低減します。当初レイヤ 3 VPN ルータで対応していた BGP PIC 機能を、inet および inet6 ユニキャスト、inet および inet6 ラベルド ユニキャストなどグローバル テーブルに複数のルートを持つ BGP に拡張した。
開始する前に、以下を実行します。
デバイスインターフェイスを設定します。
OSPF、またはその他の IGP プロトコルを設定します。
MPLS と LDP を設定します。
BGP を設定します。
BGP PIC 機能は、MPC インターフェースを持つルータでのみサポートされます。
モジュラー ポート コンセントレータ(MPC)搭載のルーターでは、ここに示すように、拡張 IP ネットワーク サービスを有効にします。
[edit chassis network-services] user@host# set enhanced-ip
BGP PIC を inet に設定する場合。
関連項目
例:InetのBGPプレフィックス独立コンバージェンスの設定
この例では、inetにBGP PICを設定する方法を説明します。ルーターに障害が発生した場合、BGP ネットワークの復元には、ネットワークの規模やルーターの性能などのパラメーターによって数秒から数分かかることがあります。ルーターでBGPプレフィックス独立コンバージェンス(PIC)機能が有効になっている場合、inetとinet 6ユニキャスト、inetとinet 6ラベル付きユニキャストなどの複数のルートを持つBGPは、計算された最適なパスを宛先にインストールするのに加え、2番目に最適なパスをパケット転送エンジンにインストールします。ネットワーク上でイグレス ルーターに障害が発生し、停止時間が大幅に減った場合、ルーターはこのバックアップ パスを使用します。
要件
この例を設定する前に、デバイス初期化以外の特別な設定を行う必要はありません。
この例では、以下のハードウェアとソフトウェアのコンポーネントを使用しています。
BGP PIC機能を設定するMPC搭載のMXシリーズルーター1台
Mシリーズ、MXシリーズ、Tシリーズ、もしくはPTXシリーズのルーターで組み合わせができるルーター7台
BGP PICが設定されたデバイス上でのJunos OS Release 15.1以降
概要
Junos OS Release 15.1以降、当初レイヤー3 VPNルーターに対応していたBGP PICは、inetとinet6ユニキャスト、またinetとinet6ラベル付きユニキャストなどのグローバルテーブルに複数ルートを持つBGPに拡張されます。BGPは、計算された最適なパスを宛先にインストールするのに加え、2番目に最適なパスをパケット転送エンジンにインストールします。IGPがプレフィックスへの到達性を失うと、ルーターは、BGPによるグローバルコンバージェンスが解決されるまで、このバックアップパスを使用してトラフィックの損失を減らすので、停止期間を削減します。
BGP PIC機能は、MPCのルーターのみに対応しています。
トポロジー
この例では、デバイスCE0、CE1、およびCE2の3台のカスタマーエッジ(CE)ルーターを表示しています。ルーターPE0、PE1、およびPE2はプロバイダーエッジ(PE)ルーターです。ルーターP0とP1は、プロバイダーのコアルーターです。BGP PICは、ルーターPE0に設定されています。テストする場合、アドレス192.168.1.5が、デバイスCE1に2番目のループバックインターフェイスアドレスとして追加されます。そのアドレスは、ルーターPE1とPE2に通知され、内部BGP(IBGP)によりルーターPE0に中継されます。ルーターPE0には、192.168.1.5ネットワークへの2つのパスが存在しています。それは、プライマリーパスとバックアップパスです。は、サンプルのネットワークを表示図 13しています。
設定
CLIクイック構成
この例を迅速に設定するには、以下のコマンドをコピーして、テキスト ファイルに貼り付け、改行を削除し、ネットワーク設定に一致させる必要がある詳細情報を変更し、コマンドを 階[edit]
層レベルで CLI にコピー アンド ペーストして、設定モードからコミットを入力します。
ルーターPE0
set chassis network-services enhanced-ip set interfaces ge-0/0/0 unit 0 description PE0->P0 set interfaces ge-0/0/0 unit 0 family inet address 10.0.0.5/24 set interfaces ge-0/0/0 unit 0 family iso set interfaces ge-0/0/0 unit 0 family inet6 address 2001:db8::1/32 set interfaces ge-0/0/0 unit 0 family mpls set interfaces ge-0/0/1 unit 0 description PE0->P1 set interfaces ge-0/0/1 unit 0 family inet address 10.0.0.1/24 set interfaces ge-0/0/1 unit 0 family iso set interfaces ge-0/0/1 unit 0 family inet6 address 2001:db8::2/32 set interfaces ge-0/0/1 unit 0 family mpls set interfaces lo0 unit 0 family inet address 192.168.0.1/32 set interfaces ge-0/0/2 unit 0 description PE0->CE0 set interfaces ge-0/0/2 unit 0 family inet address 172.16.0.1/30 set interfaces ge-0/0/2 unit 0 family inet6 address 2001:db8::10/32 set interfaces ge-0/0/2 unit 0 family mpls set protocols mpls ipv6-tunneling set protocols mpls interface all set protocols mpls interface fxp0.0 disable set protocols bgp group ibgp type internal set protocols bgp group ibgp local-address 192.168.0.1 set protocols bgp group ibgp family inet labeled-unicast per-prefix-label set protocols bgp group ibgp family inet6 labeled-unicast explicit-null set protocols bgp group ibgp export nhself set protocols bgp group ibgp neighbor 192.168.0.4 description PE1 set protocols bgp group ibgp neighbor 192.168.0.5 description PE2 set protocols bgp group ebgp type external set protocols bgp group ebgp local address 192.168.0.1 set protocols bgp group ebgp family inet labeled-unicast set protocols bgp group ebgp family inet6 labeled-unicast set protocols bgp group ebgp peer-as 64497 set protocols bgp group ebgp neighbor 172.16.0.2 description CE0 set protocols ospf area 0.0.0.0 interface all set protocols ospf area 0.0.0.0 interface fxp0.0 disable set protocols ospf area 0.0.0.0 interface lo0.0 passive set protocols ospf area 0.0.0.0 interface ge-0/0/1.0 metric 1000 set protocols ospf3 area 0.0.0.0 interface all set protocols ospf3 area 0.0.0.0 interface fxp0.0 disable set protocols ospf3 area 0.0.0.0 interface lo0.0 passive set protocols ospf3 area 0.0.0.0 interface ge-0/0/1.0 metric 1000 set protocols ldp track-igp-metric set protocols ldp interface all set protocols ldp interface fxp0.0 disable set policy-options policy-statement lb then load-balance per-packet set policy-options policy-statement nhself then next-hop self set routing-options protect core set routing-options forwarding-table export lb set routing-options router-id 192.168.0.1 set routing-options autonomous-system 64496
ルーターP0
set chassis network-services enhanced-ip set interfaces ge-0/0/0 unit 0 description P0->PE0 set interfaces ge-0/0/0 unit 0 family inet address 10.0.0.6/24 set interfaces ge-0/0/0 unit 0 family inet6 address 2001:db8::3/32 set interfaces ge-0/0/0 unit 0 family mpls set interfaces ge-0/0/1 unit 0 description P0->PE1 set interfaces ge-0/0/1 unit 0 family inet address 10.0.0.9/24 set interfaces ge-0/0/1 unit 0 family inet6 address 2001:db8::4/32 set interfaces ge-0/0/1 unit 0 family mpls set interfaces lo0 unit 0 family inet address 192.168.0.2/32 set protocols ospf area 0.0.0.0 interface all set protocols ospf area 0.0.0.0 interface fxp0.0 disable set protocols ospf area 0.0.0.0 interface lo0.0 passive set protocols bgp group ibgp type internal set protocols bgp group ibgp local address 192.168.0.1 set protocols bgp group ibgp neighbor 192.168.0.4 description PE1 set protocols bgp group ibgp neighbor 192.168.0.5 description PE2 set routing-options router-id 192.168.0.2 set routing-options autonomous-system 64496
ルーターP1
set chassis network-services enhanced-ip set interfaces ge-0/0/1 unit 0 description P1->PE0 set interfaces ge-0/0/1 unit 0 family inet address 10.0.0.2/24 set interfaces ge-0/0/1 unit 0 family inet6 address 2001:db8::5/32 set interfaces ge-0/0/1 unit 0 family mpls set interfaces ge-0/0/0 unit 0 description P1->PE2 set interfaces ge-0/0/0 unit 0 family inet address 10.0.0.13/24 set interfaces ge-0/0/0 unit 0 family inet6 address 2001:db8::6/32 set interfaces ge-0/0/0 unit 0 family mpls set interfaces lo0 unit 0 family inet address 192.168.0.3/32 set protocols ospf area 0.0.0.0 interface all set protocols ospf area 0.0.0.0 interface fxp0.0 disable set protocols ospf area 0.0.0.0 interface lo0.0 passive set protocols bgp group ibgp type internal set protocols bgp group ibgp local address 192.168.0.3 set protocols bgp group ibgp neighbor 192.168.0.1 description PE0 set protocols bgp group ibgp neighbor 192.168.0.5 description PE2 set routing-options router-id 192.168.0.3 set routing-options autonomous-system 64496
ルーターPE1
set chassis network-services enhanced-ip set interfaces ge-0/0/0 unit 0 description PE1->P0 set interfaces ge-0/0/0 unit 0 family inet address 10.0.0.10/24 set interfaces ge-0/0/0 unit 0 family inet6 address 2001:db8::7/32 set interfaces ge-0/0/0 unit 0 family mpls set interfaces ge-0/0/0 unit 0 family iso set interfaces ge-0/0/1 unit 0 description PE1->CE1 set interfaces ge-0/0/1 unit 0 family inet address 172.16.1.1/30 set interfaces ge-0/0/1 unit 0 family inet6 address 2001:db8::12/32 set interfaces ge-0/0/1 unit 0 family mpls set interfaces lo0 unit 0 family inet address 192.168.0.4/32 set protocols bgp group ibgp type internal set protocols bgp group ibgp local address 192.168.0.4 set protocols bgp group ibgp family inet labeled-unicast per-prefix-label set protocols bgp group ibgp family inet6 labeled-unicast explicit-null set protocols bgp group ibgp export nhself set protocols bgp group ibgp neighbor 192.168.0.1 description PE0 set protocols bgp group ibgp neighbor 192.168.0.5 description PE2 set protocols bgp group ebgp type external set protocols bgp group ebgp local address 192.168.0.4 set protocols bgp group ebgp peer-as 64497 set protocols bgp group ebgp neighbor 172.16.1.2 description CE1 set protocols ospf area 0.0.0.0 interface all set protocols ospf area 0.0.0.0 interface fxp0.0 disable set protocols ospf area 0.0.0.0 interface lo0.0 passive set protocols ospf area 0.0.0.0 interface ge-0/0/1.0 metric 1000 set protocols ospf3 area 0.0.0.0 interface all set protocols ospf3 area 0.0.0.0 interface fxp0.0 disable set protocols ospf3 area 0.0.0.0 interface lo0.0 passive set protocols ospf3 area 0.0.0.0 interface ge-0/0/0.0 metric 1000 set protocols ldp track-igp-metric set protocols ldp interface all set protocols ldp interface fxp0.0 disable set policy-options policy-statement PE1-v6-nh_CE1 from family inet6 set policy-options policy-statement PE1-v6-nh_CE1 then next-hop 2001:DB8::13 set policy-options policy-statement nhself then next-hop self set routing-options router-id 192.168.0.4 set routing-options autonomous-system 64496 set routing-options static route 192.168.1.2 next-hop 172.16.1.2
ルーターPE2
set chassis network-services enhanced-ip set interfaces ge-0/0/0 unit 0 description PE2->P1 set interfaces ge-0/0/0 unit 0 family inet address 10.0.0.14/24 set interfaces ge-0/0/0 unit 0 family inet6 address 2001:db8::8/32 set interfaces ge-0/0/0 unit 0 family mpls set interfaces ge-0/0/0 unit 0 family iso set interfaces ge-0/0/1 unit 0 description PE2->CE2 set interfaces ge-0/0/1 unit 0 family inet address 172.16.2.1/30 set interfaces ge-0/0/1 unit 0 family inet6 address 2001:db8::14/32 set interfaces ge-0/0/1 unit 0 family mpls set interfaces lo0 unit 0 family inet address 192.168.0.5/32 set protocols mpls ipv6-tunneling set protocols mpls interface all set protocols mpls interface fxp0.0 disable set protocols bgp group ibgp type internal set protocols bgp group ibgp local address 192.168.0.5 set protocols bgp group ibgp family inet labeled-unicast per-prefix-label set protocols bgp group ibgp family inet6 labeled-unicast explicit-null set protocols bgp group ibgp export nhself set protocols bgp group ibgp neighbor 192.168.0.4 description PE1 set protocols bgp group ibgp neighbor 192.168.0.1 description PE0 set protocols bgp group ebgp type external set protocols bgp group ebgp local address 192.168.0.5 set protocols bgp group ebgp peer-as 64497 set protocols bgp group ebgp family inet labeled-unicast set protocols bgp group ebgp family inet6 labeled-unicast set protocols bgp group ebgp neighbor 172.16.2.2 description CE2 set protocols ospf area 0.0.0.0 interface all set protocols ospf area 0.0.0.0 interface fxp0.0 disable set protocols ospf area 0.0.0.0 interface lo0.0 passive set protocols ospf area 0.0.0.0 interface ge-0/0/1.0 metric 1000 set protocols ospf3 area 0.0.0.0 interface all set protocols ospf3 area 0.0.0.0 interface fxp0.0 disable set protocols ospf3 area 0.0.0.0 interface lo0.0 passive set protocols ospf3 area 0.0.0.0 interface ge-0/0/0.0 metric 1000 set protocols ldp track-igp-metric set protocols ldp interface all set protocols ldp interface fxp0.0 disable set policy-options policy-statement nhself then next-hop self set routing-options router-id 192.168.0.5 set routing-options autonomous-system 64496 set routing-options static route 192.168.1.3 next-hop 172.16.2.2
デバイスCE0
set chassis network-services enhanced-ip set interfaces ge-0/0/2 unit 0 description CE0->PE0 set interfaces ge-0/0/2 unit 0 family inet address 172.16.0.2/30 set interfaces ge-0/0/2 unit 0 family inet6 address 2001:db8::11/32 set interfaces lo0 unit 0 family inet address 192.168.1.1/32 set protocols mpls interface all set protocols bgp group ebgp type external set protocols bgp group ebgp peer-as 64496 set protocols bgp group ebgp family inet labeled-unicast set protocols bgp group ebgp family inet6 labeled-unicast set protocols bgp group ebgp neighbor 172.16.0.1 description PE0 set protocols bgp group ebgp local-address 192.168.1.1 set routing-options autonomous-system 64497 set routing-options router-id 192.168.1.1
デバイスCE1
set chassis network-services enhanced-ip set interfaces ge-0/0/2 unit 0 description CE1->PE1 set interfaces ge-0/0/2 unit 0 family inet address 172.16.1.2/30 set interfaces ge-0/0/2 unit 0 family inet6 address 2001:db8::13/32 set interfaces ge-0/0/2 unit 0 family mpls set interfaces lo0 unit 0 family inet address 192.168.1.2/32 set interfaces lo0 unit 0 family inet address 192.168.1.5/24 set protocols mpls interface all set protocols bgp group ebgp type external set protocols bgp group ebgp peer-as 64496 set protocols bgp group ebgp family inet labeled-unicast set protocols bgp group ebgp family inet6 labeled-unicast set protocols bgp group ebgp export send-direct set protocols bgp group ebgp neighbor 172.16.1.1 description PE1 set policy-options policy statement send-direct from protocol direct then accept set routing-options autonomous-system 64497 set routing-options router-id 192.168.1.2
デバイスCE2
set chassis network-services enhanced-ip set interfaces ge-0/0/2 unit 0 description CE2->PE2 set interfaces ge-0/0/2 unit 0 family inet address 172.16.2.2/30 set interfaces ge-0/0/2 unit 0 family inet6 address 2001:db8::15/32 set interfaces ge-0/0/2 unit 0 family mpls set interfaces lo0 unit 0 family inet address 192.168.1.3/32 set protocols mpls interface all set protocols bgp group ebgp type external set protocols bgp group ebgp peer-as 64496 set protocols bgp group ebgp family inet labeled-unicast set protocols bgp group ebgp family inet6 labeled-unicast set protocols bgp group ebgp export send-direct set protocols bgp group ebgp neighbor 172.16.2.1 description PE2 set policy-options policy statement send-direct from protocol direct then accept set routing-options autonomous-system 64497 set routing-options router-id 192.168.1.3
デバイスPE0の設定
ステップバイステップでの手順
次の例では、設定階層内のさまざまなレベルに移動する必要があります。CLIのナビゲーションについては、Junos OS CLIユーザーガイドの 設定モードでCLIエディターを使用する を参照してください。
デバイスPE0を設定するには
モジュールポートコンセントレータ(MPC)を搭載したルーター上で、拡張IPネットワークサービスを有効にします。
[edit chassis] usr@PE0# set network-services enhanced-ip
デバイスインターフェイスを設定します。
[edit interfaces] user@PE0# set ge-0/0/0 unit 0 description PE0->P0 user@PE0# set ge-0/0/0 unit 0 family inet address 10.0.0.5/24 user@PE0# set ge-0/0/0 unit 0 family iso user@PE0# set ge-0/0/0 unit 0 family inet6 address 2001:db8::1/32 user@PE0# set ge-0/0/0 unit 0 family mpls user@PE0# set ge-0/0/1 unit 0 description PE0->P1 user@PE0# set ge-0/0/1 unit 0 family inet address 10.0.0.1/24 user@PE0# set ge-0/0/1 unit 0 family iso user@PE0# set ge-0/0/1 unit 0 family inet6 address 2001:db8::2/32 user@PE0# set ge-0/0/1 unit 0 family mpls user@PE0# set ge-0/0/2 unit 0 description PE0->CE0 user@PE0# set ge-0/0/2 unit 0 family inet address 172.16.0.1/30 user@PE0# set ge-0/0/2 unit 0 family inet6 address 2001:db8::10/32 user@PE0# set ge-0/0/2 unit 0 family mpls
ループバックインターフェイスを設定します。
[edit interfaces] user@PE0# set lo0 unit 0 family inet address 192.168.0.1/32
管理インターフェイスを除くすべてのインターフェイス上のMPLSとLDPを設定します。
[edit protocols] user@PE0# set mpls ipv6-tunneling user@PE0# set mpls interface all user@PE0# set mpls interface fxp0.0 disable user@PE0# set ldp track-igp-metric user@PE0# set ldp interface all user@PE0# set ldp interface fxp0.0 disable
コアに面するインターフェイスのIGPを設定します。
[edit protocols] user@PE0# set ospf area 0.0.0.0 interface all user@PE0# set ospf area 0.0.0.0 interface fxp0.0 disable user@PE0# set ospf area 0.0.0.0 interface lo0.0 passive user@PE0# set ospf area 0.0.0.0 interface ge-0/0/1.0 metric 1000 user@PE0# set ospf3 area 0.0.0.0 interface all user@PE0# set ospf3 area 0.0.0.0 interface fxp0.0 disable user@PE0# set ospf3 area 0.0.0.0 interface lo0.0 passive user@PE0# set ospf3 area 0.0.0.0 interface ge-0/0/1.0 metric 1000
他のPEデバイスとのIBGP接続を設定します。
[edit protocols] user@PE0# set bgp group ibgp type internal user@PE0# set bgp group ibgp local-address 192.168.0.1 user@PE0# set bgp group ibgp family inet labeled-unicast per-prefix-label user@PE0# set bgp group ibgp family inet6 labeled-unicast explicit-null user@PE0# set bgp group ibgp export nhself user@PE0# set bgp group ibgp neighbor 192.168.0.4 description PE1 user@PE0# set bgp group ibgp neighbor 192.168.0.5 description PE2
顧客デバイスとのEBGP接続を設定します。
[edit protocols] user@PE0# set bgp group ebgp type external user@PE0# set bgp group ebgp local address 192.168.0.1 user@PE0# set bgp group ebgp family inet labeled-unicast user@PE0# set bgp group ebgp family inet6 labeled-unicast user@PE0# set bgp group ebgp peer-as 64497 user@PE0# set bgp group ebgp neighbor 172.16.0.2 description CE0
ロードバランシングポリシーを設定します。
[edit policy-options] user@PE0# set policy-statement lb then load-balance per-packet
ネクストホップ自己ポリシーを設定します。
[edit policy-options] user@PE0# set policy-statement nhself then next-hop self
BGP PICエッジ機能を有効にします。
[edit routing-options] user@PE0# set protect core
ロードバランシングポリシーを適用します。
[edit routing-options] user@PE0# set forwarding-table export lb
ルーターIDと自律システム(AS)番号を割り当てます。
[edit routing-options] user@PE0# set router-id 192.168.0.2 user@PE0# set autonomous-system 64496
結果
コンフィギュレーションモードから、 show policy-options
、show chassis
、show interfaces
およびshow protocols
とshow routing-options
コマンドを入力して、コンフィギュレーションを確認します。出力結果に意図した設定内容が表示されない場合は、この例の手順を繰り返して設定を修正します。
[edit] user@PE0# show chassis network-services enhanced-ip;
[edit] user@PE0# show interfaces ge-0/0/0 { unit 0 { description PE0->P0; family inet { address 10.0.0.5/24; } family iso; family inet6 { address 2001:db8::1/32; } family mpls; } } ge-0/0/1 { unit 0 { description PE0->P1; family inet { address 10.0.0.1/24; } family iso; family inet6 { address 2001:db8::2/32; } family mpls; } } ge-0/0/2 { unit 0 { description PE0->CE0; family inet { address 172.16.0.1/30; } family inet6 { address 2001:db8::10/32; } family mpls; } } lo0 { unit 0 { family inet { address 192.168.0.1/32; } } }
[edit] user@PE0# show protocols mpls { ipv6-tunneling; interface all; interface fxp0.0 { disable; } } bgp { group ibgp { type internal; local-address 192.168.0.1; family inet { labeled-unicast { per-prefix-label; } } family inet6 { labeled-unicast { explicit-null; } } export nhself; neighbor 192.168.0.4 { description PE1; } neighbor 192.168.0.5 { description PE2; } } group ebgp { type external; local-address 192.168.0.1; family inet { labeled-unicast; } family inet6 { labeled-unicast; } peer-as 64497; neighbor 172.16.0.2 { description CE0; } } } ospf { area 0.0.0.0 { interface all; interface lo0.0 { passive; } interface ge-0/0/1.0 { metric 1000; } interface fxp0.0 { disable; } } } ospf3 { area 0.0.0.0 { interface all; interface lo0.0 { passive; } interface ge-0/0/1.0 { metric 1000; } interface fxp0.0 { disable; } } } ldp { track-igp-metric; interface all; interface fxp0.0 { disable; } }
[edit] user@PE1# show policy-options policy-statement lb { then { load-balance per-packet; } } policy-statement nhself { then { next-hop self; } }
[edit] user@PE0# show routing-options protect core; router-id 192.168.0.1; autonomous system 64496 forwarding-table { export lb; }
検証
設定が正常に機能していることを確認します。
広範囲のルート情報表示
目的
BGP PICエッジが機能しているかを確認します
アクション
デバイスPE0から、show route extensive
コマンドを実行します。
user@PE0> show route 192.168.1.5 extensive
inet.0: 236941 destinations, 630411 routes (236940 active, 0 holddown, 1 hidden)
20.1.1.1/32 (3 entries, 2 announced)
State: <CalcForwarding>
TSI:
KRT in-kernel 192.168.1.5/24 -> {indirect(1048574), indirect(1048575)}
@BGP Preference: 170/-101
Next hop type: Indirect, Next hop index: 0
Address: 0xafd09d0
Next-hop reference count: 236886
Source: 192.168.0.4
Next hop type: Router, Next hop index: 623
Next hop: 10.0.0.2 via ge-0/0/1.0, selected
Session Id: 0x140
Protocol next hop: 192.168.0.4
Indirect next hop: 0xab3b980 1048574 INH Session ID: 0x144
State: <Active Int Ext ProtectionPath ProtectionCand>
Local AS: 64496 Peer AS: 64496
Age: 1:11 Metric2: 2
Validation State: unverified
Task: BGP_100.192.168.0.5
Announcement bits (1): 6-Resolve tree 2
AS path: 64497 I
Accepted MultipathUnequal
Localpref: 100
Router ID: 192.168.0.5
Indirect next hops: 1
Protocol next hop: 192.168.0.5 Metric: 2
Indirect next hop: 0xab3b980 1048574 INH Session ID: 0x144
Indirect path forwarding next hops: 1
Next hop type: Router
Next hop: 10.0.0.2 via ge-0/0/1.0
Session Id: 0x140
192.168.0.5/32 Originating RIB: inet.0
Metric: 2 Node path count: 1
Forwarding nexthops: 1
Nexthop: 10.0.0.2 via ge-0/0/1.0
BGP Preference: 170/-101
Next hop type: Indirect, Next hop index: 0
Address: 0xafd0970
Next-hop reference count: 196735
Source: 192.168.0.4
Next hop type: Router, Next hop index: 624
Next hop: 10.0.0.6 via ge-0/0/0.0, selected
Session Id: 0x141
Protocol next hop: 192.168.0.4
Indirect next hop: 0xab3c240 1048575 INH Session ID: 0x145
State: <NotBest Int Ext ProtectionCand>
Inactive reason: Not Best in its group - IGP metric
Local AS: 100 Peer AS: 100
Age: 1:05 Metric2: 1001
Validation State: unverified
Task: BGP_100.192.168.0.4
AS path: 200 400 I
Accepted
Localpref: 100
Router ID: 192.168.0.4
Indirect next hops: 1
Protocol next hop: 192.168.0.4 Metric: 1001
Indirect next hop: 0xab3c240 1048575 INH Session ID: 0x145
Indirect path forwarding next hops: 1
Next hop type: Router
Next hop: 10.0.0.6 via ge-0/0/0.0
Session Id: 0x141
192.168.0.4/32 Originating RIB: inet.0
Metric: 1001 Node path count: 1
Forwarding nexthops: 1
Nexthop: 10.0.0.6 via ge-0/0/0.0
#Multipath Preference: 255
Next hop type: Indirect, Next hop index: 0
Address: 0xd330f90
Next-hop reference count: 304062
Next hop type: Router, Next hop index: 623
Next hop: 10.0.0.6 via ge-0/0/0.0, selected
Session Id: 0x140
Next hop type: Router, Next hop index: 624
Next hop: 10.0.0.2 via ge-0/0/1.0
Session Id: 0x141
Protocol next hop: 192.168.0.4
Indirect next hop: 0xab3b980 1048574 INH Session ID: 0x144 Weight 0x1
Protocol next hop: 192.168.0.5
Indirect next hop: 0xab3c240 1048575 INH Session ID: 0x145 Weight 0x4000
State: <ForwardinOnly Int Ext>
Inactive reason: Forwarding use only
Local AS: 64496
Age: 1:05 Metric2: 2
Validation State: unverified
Task: RT
Announcement bits (1): 0-KRT
AS path: 64497 I
意味
Junos OSは、ネクストホップとweight
値を使用して、リンク障害が発生した場合、バックアップパスを選択します。ネクストホップの重量は、以下のいずれかをの値を保有しています。
0x1は、アクティブなネクストホップを持つプライマリーパスを示しています。
0x4000は、パッシブなネクストホップを持つバックアップパスを示しています。
転送テーブルを表示
目的
コマshow route forwarding-table
ンドを使用して。転送とカーネルルーティングテーブルの状態を確認します。
アクション
デバイスPE0から、show route forwarding-table destination 192.168.1.5 extensive
コマンドを実行します。
user@PE0> show route forwarding-table destination 192.168.1.5 extensive
Routing table: default.inet [Index 0]
Internet:
Destination: 192.168.1.5/24
Route type: user
Route reference: 0 Route interface-index: 0
Multicast RPF nh index: 0
Flags: sent to PFE
Next-hop type: unilist Index: 1048576 Reference: 7401
Next-hop type: indirect Index: 1048574 Reference: 2 Weight: 0x1
Nexthop: 10.0.0.6
Next-hop type: unicast Index: 623 Reference: 8
Next-hop interface: ge-0/0/0.0 Weight: 0x1
Next-hop type: indirect Index: 1048575 Reference: 2 Weight: 0x4000
Nexthop: 10.0.0.2
Next-hop type: unicast Index: 624 Reference: 8
Next-hop interface: ge-0/0/1.0 Weight: 0x4000
意味
Junos OSは、ネクストホップとweight
値を使用して、リンク障害が発生した場合、バックアップパスを選択します。ネクストホップの重量は、以下のいずれかをの値を保有しています。
0x1は、アクティブなネクストホップを持つプライマリーパスを示しています。
0x4000は、パッシブなネクストホップを持つバックアップパスを示しています。
BGPラベル付きユニキャストを使用したBGP PICエッジの概要
このセクションでは、トランスポートプロトコルとしてのBGPラベル付きのユニキャストを使用したBGP PICエッジのメリットと概要について説明します。
- BGPラベル付きユニキャストを使用したBGP PICエッジのメリット
- BGPプレフィックス独立コンバージェンスの機能の仕方
- トランスポートプロトコルとしてBGPラベル付きユニキャストを使用したBGP PICエッジ
BGPラベル付きユニキャストを使用したBGP PICエッジのメリット
この機能は、以下のメリットを提供します。
マルチドメインネットワークで境界(ABRおよびASBR)ノード障害が発生した場合、トラフィック保護をします。
ネットワーク接続を高速で戻し、プライマリパスが利用できなくなった場合にトラフィックの損失を抑制します。
BGPプレフィックス独立コンバージェンスの機能の仕方
BGPプレフィックス独立コンバージェンス(PIC)が、ネットワークノード障害のBGPコンバージェンスを向上させます。BGP PICは、ルーティングエンジン上で、間接ネクストホップに対するプライマリおよびバックアップパスを作成、保存し、また、間接ネクストホップルートの情報をパケット転送エンジンに提供します。ネットワークノード障害が発生した場合、ルーティングエンジンは、間接ネクストホップに障害が出たことと、BGPプレフィックスを変更することなく、トラフィックが事前計算された等コストもしくはバックアップのパスに再ルーティングされたことを、パケット転送エンジンに知らせます。バックアップパスを使用してトラフィックの損失を抑制することによって、宛先のプレフィックスへのトラフィックのルーティングは、BGPを経由したグローバルコンバージェンスが解決されるまで継続します。
BGPコンバージェンスは、コアとエッジのネットワークノード障害の両方に適用されます。BGP PICコアの場合、ノードもしくはコアのリンク障害の結果として、転送チェーンの調整が行われます。BGP PICエッジの場合、エッジノードもしくはエッジリンク障害の結果として、転送チェーンの調整が行われます。
トランスポートプロトコルとしてBGPラベル付きユニキャストを使用したBGP PICエッジ
BGP PICエッジは、ユニキャストトランスポートプロトコルとラベル付けされたBGPを使用して、境界ノード(ABRおよびASBR)障害がマルチドメインネットワークで発生した場合に、トラフィックの保護と再ルーティングをサポートします。マルチドメインネットワークは、メトロイーサネットアグリゲーションとモバイルバックホールネットワーク設計で通常使用されます。
ジュニパーネットワークスのMXシリーズ、EXシリーズ、およびPTXシリーズのデバイス上で、BGP PICエッジは、トランスポートプロトコルとしてのBGPラベル付きユニキャストを使用して、レイヤー3サービスをサポートします。さらに、ジュニパーネットワークスのMXシリーズ、EX9204、EX9208、EX9214、EX9251、およびEX9253のデバイス上で、BGP PICエッジは、トランスポートプロトコルとしてのBGP ラベル付きユニキャストを使用して、レイヤー2回線、レイヤー2VPN、およびVPLS(BGP VPLS、LDP VPLS、FEC 129 VPLS)サービスをサポートします。このBGPサービスは、マルチパス(複数のPEから学習した)で、BGPラベル付きユニキャストルートを経由して解決されており、それは同様に他のABRから学習したマルチパスである可能性があります。BGP PICエッジ上でサポートされているトランスポートプロトコルは、RSVP、LDP、OSPF、およびISISです。Junos OSリリース20.2R1からの、MXシリーズ、EX9204、EX9208、EX9214、EX9251、およびEX9253デバイスは、トランスポートプロトコルとしてのBGPラベル付きユニキャストで、レイヤー2回線、レイヤー2VPN、およびVPLS(BGP VPLS、LDP VPLS、およびFEC 129 VPLS)サービスに対するBGP PICエッジ保護をサポートしています。
ジュニパーネットワークスのMXシリーズ、EXシリーズ、およびPTXシリーズのデバイス上では、トランスポートとしてのBGPラベル付きのユニキャストを使用したBGP PICエッジ保護が次のサービスに対してサポートされています。
IPv4 BGPラベル付きユニキャスト上でのIPv4サービス
IPv4 BGPラベル付きユニキャスト上でのIPv6 BGPラベル付きユニキャストサービス
IPv4 BGPラベル付きユニキャスト上でのIPv4レイヤー3VPNサービス
IPv4 BGPラベル付きユニキャスト上でのIPv6レイヤー3VPNサービス
ジュニパーネットワークスのMXシリーズとEXシリーズのデバイス上では、トランスポートとしてのBGPラベル付きのユニキャストを使用したBGP PICエッジ保護が次のサービスに対してサポートされています。
IPv4 BGPラベル付きユニキャスト上でのレイヤー2回線サービス
IPv4 BGPラベル付きユニキャスト上でのレイヤー2VPNサービス
IPv4 BGPラベル付きユニキャスト上でのVPLS(BGP VPLS、LDP VPLS、およびFEC 129 VPLS)サービス
BGP ラベル付きユニキャストを使用したレイヤ 2 サービスの BGP PIC エッジの設定
MX シリーズ、EX9204、EX9208、EX9214、EX9251、EX9253 は、BGP ラベル付きユニキャストをトランスポート プロトコルとして、レイヤ 2 回線、レイヤ 2 VPN、VPLS(BGP VPLS、LDP VPLS、FEC 129 VPLS)サービスにおいて BGP PIC Edge Protection をサポートしました。BGP PIC Edge は、BGP ラベル付きユニキャスト トランスポート プロトコルを使用し、マルチドメインネットワークのボーダーノード(ABRとASBR)上でトラフィック障害を保護するのに役立ちます。マルチドメイン ネットワークは、メトロアグリゲーションやモバイル バックホール ネットワークの設計で一般的に使用されています。
BGP PIC エッジ保護の前提条件は、拡張ネクストホップ階層を持つ PFE(Packet Forwarding Engine)をプログラムすることです。
BGP ラベル付きユニキャストファミリで拡張ネクストホップ階層を有効にするには,[edit protocols
]階層レベルで次の CLI 設定文を設定する必要があります。
[edit protocols] user@host#set bgp group group-name family inet labeled-unicast nexthop-resolution preserve-nexthop-hierarchy;
MPLS ロードバランスのネクストトップで BGP PIC を有効にするには,次の CLI 設定文を [121edit routing-options
] 階層レベルで設定する必要があり ます。
[edit routing-options] user@host#set rib routing-table-name protect core;
レイヤ 2 サービスの高速コンバージェンスを有効にするには、[edit protocols
]階層レベルで次の CLI 設定文を設定する必要があります。
レイヤ 2 回線と LDP VPLS の場合。
[edit protocols] user@host#set l2circuit resolution preserve-nexthop-heirarchy;
レイヤー 2 VPN、BGP VPLS、FEC129 の場合。
[edit protocols] user@host#set l2vpn resolution preserve-nexthop-heirarchy;
例:BGPラベル付きユニキャストを実行してレイヤー3VPNで IPv4トラフィックを保護
この例では、BGPプレフィックス独立コンバージェンス(PIC)エッジラベル付きユニキャストを設定して、レイヤー3 VPN上でIPv4トラフィックを保護する方法を示しています。CEルーターからCEトラフィックがPEルーターに送信されると、IPv4トラフィックは、BGPラベル付きユニキャストがトランスポートプロトコルとして設定されていレイヤー3 VPN上にルーティングされます。
要件
この例では、以下のハードウェアとソフトウェアのコンポーネントを使用しています。
-
MXシリーズルーター。
-
すべてのデバイスで実行されているJunos OSリリース19.4R1以降。
概要
以下のトポロジーでは、プライマリーパスが利用できなくなるたびにトラフィックをバックアップパスに切り換えることにより、ABRとASBRの両方の保護を提供しています。
トポロジー
図 14は、ドメイン間のトランスポートプロトコルとしてBGPラベル付きユニキャストを実行しているレイヤー3 VPNを示しています。
以下の表は、トポロジーで使用されるコンポーネントを説明しています。
プライマリーコンポーネント |
デバイスタイプ |
位置 |
---|---|---|
CE1 |
MXシリーズ |
カスタマーネットワークに接続されています。 |
PE1 |
MXシリーズ |
CE1からCE2へのトラフィックを保護してルーティングしなおすために、プライマリーおよびバックアップルーティングパスで構成されています。 |
P1-P3 |
MXシリーズ |
トラフィックをトランスポートするためのコアルーター。 |
ABR1-ABR2 |
MXシリーズ |
エリアボーダールーター |
ABSR1-ABSR4 |
MXシリーズ |
自律システム境界ルーター |
RR1-RR3 |
MXシリーズ |
ルートリフレクタ |
PE2-PE3 |
MXシリーズ |
カスタマーエッジルーター(CE2)に接続されたPEルーター。 |
CE2 |
MXシリーズ |
カスタマーネットワークに接続されています。 |
PE2とPE3のデバイスアドレスは、ラベル付きユニキャストルートとして、ABR1とABR2の両方から学習されます。これらのルートは、IGP/LDPプロトコル上で解決されます。PE1は、PE2とPE3の両方のデバイスからCE2ルートを学習します。
設定
トランスポートプロトコルとしてBGPラベル付きユニキャストを使用してBGP PICエッジを設定するには、以下のタスクを実行してください:
CLIクイック構成
この例を迅速に設定するには、以下のコマンドをコピーして、テキストファイルに貼り付け、改行を削除し、ネットワーク設定に一致させる必要がある詳細情報を変更し、コマンドを [edit]
階層レベルでCLIにコピーアンドペーストして、設定モードから commit
を入力します。
デバイスCE1
set interfaces ge-0/0/1 description CE1-to-PE1-Link1 set interfaces ge-0/0/1 vlan-tagging set interfaces ge-0/0/1 unit 0 vlan-id 100 set interfaces ge-0/0/1 unit 0 family inet address 192.168.0.0/31 set interfaces ge-0/0/2 description CE1-to-PE1-Link2 set interfaces ge-0/0/2 vlan-tagging set interfaces ge-0/0/2 unit 0 vlan-id 100 set interfaces ge-0/0/2 unit 0 family inet address 192.168.0.2/31 set interfaces lo0 unit 0 family inet address 10.4.4.4/32 set policy-options policy-statement nhs term 1 from interface lo0.0 set policy-options policy-statement nhs term 1 then next-hop self set policy-options policy-statement nhs term 1 then accept set routing-options router-id 10.4.4.4 set routing-options autonomous-system 65004 set protocols bgp path-selection external-router-id set protocols bgp group toAs2 export nhs set protocols bgp group toAs2 peer-as 65002 set protocols bgp group toAs2 neighbor 192.168.0.1 set protocols bgp group toAs2 neighbor 192.168.0.3
デバイスPE1
set interfaces ge-0/0/1 description PE1-to-CE1-Link1 set interfaces ge-0/0/1 vlan-tagging set interfaces ge-0/0/1 unit 0 vlan-id 100 set interfaces ge-0/0/1 unit 0 family inet address 192.168.0.1/31 set interfaces ge-0/0/2 description PE1-to-CE1-Link2 set interfaces ge-0/0/2 vlan-tagging set interfaces ge-0/0/2 unit 0 vlan-id 100 set interfaces ge-0/0/2 unit 0 family inet address 192.168.0.3/31 set interfaces ge-0/0/3 description PE1-to-P1 set interfaces ge-0/0/3 vlan-tagging set interfaces ge-0/0/3 unit 0 vlan-id 100 set interfaces ge-0/0/3 unit 0 family inet address 192.168.0.4/31 set interfaces ge-0/0/3 unit 0 family iso set interfaces ge-0/0/3 unit 0 family mpls set interfaces lo0 unit 1 family inet address 10.2.2.5/32 set interfaces lo0 unit 1 family iso address 49.0000.0000.aaaa.0005.00 set policy-options policy-statement add-noexport term 1 then community add noexport set policy-options policy-statement allow-lo0 term 1 from interface lo0.1 set policy-options policy-statement allow-lo0 term 1 then accept set policy-options policy-statement allow-lo0 term 2 then reject set policy-options policy-statement export-inet3 term 1 from rib inet.3 set policy-options policy-statement export-inet3 term 1 then accept set policy-options policy-statement export-inet3 term 2 then reject set policy-options policy-statement mp-resolv term 1 from route-filter 10.1.1.0/24 orlonger set policy-options policy-statement mp-resolv term 1 then accept set policy-options policy-statement mp-resolv term 1 then multipath-resolve set policy-options policy-statement mp-resolv term 2 from route-filter 10.2.2.0/24 orlonger set policy-options policy-statement mp-resolv term 2 then accept set policy-options policy-statement mp-resolv term 2 then multipath-resolve set policy-options policy-statement mp-resolv term def then reject set policy-options policy-statement nhs term 1 from protocol bgp set policy-options policy-statement nhs term 1 then local-preference 65200 set policy-options policy-statement nhs term 1 then next-hop self set policy-options policy-statement nhs term 1 then accept set policy-options policy-statement pplb then load-balance per-packet set policy-options policy-statement vrf-export-red term 1 then community add leak2red set policy-options policy-statement vrf-export-red term 1 then accept set policy-options policy-statement vrf-import-red term 1 from community leak2red set policy-options policy-statement vrf-import-red term 1 then accept set policy-options community leak2red members target:100:100 set policy-options community noexport members no-export set policy-options community noexport members no-advertise set routing-instances red routing-options multipath preserve-nexthop-hierarchy set routing-instances red routing-options protect core set routing-instances red protocols bgp group toCE1 peer-as 4 set routing-instances red protocols bgp group toCE1 neighbor 192.168.0.2 set routing-instances red instance-type vrf set routing-instances red interface ge-0/0/2.0 set routing-instances red vrf-import vrf-import-red set routing-instances red vrf-export vrf-export-red set routing-options rib inet.3 protect core set routing-options route-distinguisher-id 10.2.2.5 set routing-options forwarding-table export pplb set routing-options resolution preserve-nexthop-hierarchy set routing-options resolution rib inet.0 import mp-resolv set routing-options interface-routes rib-group inet inet0to3 set routing-options router-id 10.2.2.5 set routing-options autonomous-system 2 set routing-options protect core set routing-options rib-groups inet0to3 import-rib inet.0 set routing-options rib-groups inet0to3 import-rib inet.3 set routing-options rib-groups inet0to3 import-policy allow-lo0 set routing-options rib-groups inet3to0 import-rib inet.3 set routing-options rib-groups inet3to0 import-rib inet.0 set routing-options rib-groups inet3to0 import-policy add-noexport set protocols isis level 1 disable set protocols isis interface ge-0/0/3.0 set protocols isis export allow-lo0 set protocols isis topologies ipv6-unicast set protocols rsvp interface ge-0/0/3.0 set protocols ldp interface ge-0/0/3.0 set protocols mpls label-switched-path toABR1-gold to 10.2.2.3 set protocols mpls label-switched-path toABR1-bronze to 10.2.2.3 set protocols mpls label-switched-path toABR2-gold to 10.2.2.4 set protocols bgp path-selection external-router-id set protocols bgp group toAs2RR type internal set protocols bgp group toAs2RR local-address 10.2.2.5 set protocols bgp group toAs2RR family inet labeled-unicast rib-group inet3to0 set protocols bgp group toAs2RR family inet labeled-unicast add-path receive set protocols bgp group toAs2RR family inet labeled-unicast add-path send path-count 4 set protocols bgp group toAs2RR family inet labeled-unicast nexthop-resolution preserve-nexthop-hierarchy set protocols bgp group toAs2RR family inet labeled-unicast rib inet.3 set protocols bgp group toAs2RR export nhs set protocols bgp group toAs2RR export export-inet3 set protocols bgp group toAs2RR neighbor 10.2.2.6 set protocols bgp group toAs4 peer-as 65004 set protocols bgp group toAs4 neighbor 192.168.0.0 set protocols bgp group toAs1PEs multihop no-nexthop-change set protocols bgp group toAs1PEs local-address 10.2.2.5 set protocols bgp group toAs1PEs family inet unicast set protocols bgp group toAs1PEs family inet-vpn unicast set protocols bgp group toAs1PEs family inet6 unicast set protocols bgp group toAs1PEs family inet6-vpn unicast set protocols bgp group toAs1PEs export nhs set protocols bgp group toAs1PEs peer-as 65001 set protocols bgp group toAs1PEs neighbor 10.1.1.1 set protocols bgp group toAs1PEs neighbor 10.1.1.2 set protocols bgp traceoptions file bgp.log set protocols bgp traceoptions file size 100m set protocols bgp traceoptions flag state detail set protocols bgp traceoptions flag policy set protocols bgp multipath
デバイスP1
set interfaces ge-0/0/1 description P1-to-RR1 set interfaces ge-0/0/1 vlan-tagging set interfaces ge-0/0/1 unit 0 vlan-id 100 set interfaces ge-0/0/1 unit 0 family inet address 192.168.0.6/31 set interfaces ge-0/0/1 unit 0 family iso set interfaces ge-0/0/1 unit 0 family mpls set interfaces ge-0/0/2 description P1-to-ABR1 set interfaces ge-0/0/2 vlan-tagging set interfaces ge-0/0/2 unit 0 vlan-id 100 set interfaces ge-0/0/2 unit 0 family inet address 192.168.0.8/31 set interfaces ge-0/0/2 unit 0 family iso set interfaces ge-0/0/2 unit 0 family mpls set interfaces ge-0/0/3 description P1-to-PE1 set interfaces ge-0/0/3 vlan-tagging set interfaces ge-0/0/3 unit 0 vlan-id 100 set interfaces ge-0/0/3 unit 0 family inet address 192.168.0.5/31 set interfaces ge-0/0/3 unit 0 family iso set interfaces ge-0/0/3 unit 0 family mpls set interfaces ge-0/0/4 description P1-to-ABR2 set interfaces ge-0/0/4 vlan-tagging set interfaces ge-0/0/4 unit 0 vlan-id 100 set interfaces ge-0/0/4 unit 0 family inet address 192.168.0.10/31 set interfaces ge-0/0/4 unit 0 family iso set interfaces ge-0/0/4 unit 0 family mpls set interfaces lo0 unit 0 family inet address 10.2.2.8/32 set interfaces lo0 unit 0 family iso address 49.0000.0000.aaaa.0008.00 set policy-options policy-statement allow-lo0 term 1 from interface lo0.0 set policy-options policy-statement allow-lo0 term 1 then accept set policy-options policy-statement allow-lo0 term 2 then reject set routing-options router-id 10.2.2.8 set protocols isis level 1 disable set protocols isis interface all set protocols isis export allow-lo0 set protocols isis topologies ipv6-unicast set protocols rsvp interface all set protocols ldp interface all set protocols mpls interface all
デバイスRR1
set interfaces ge-0/0/1 description RR1-to-P1 set interfaces ge-0/0/1 vlan-tagging set interfaces ge-0/0/1 unit 0 vlan-id 100 set interfaces ge-0/0/1 unit 0 family inet address 192.168.0.7/31 set interfaces ge-0/0/1 unit 0 family iso set interfaces ge-0/0/1 unit 0 family mpls set interfaces lo0 unit 1 family inet address 10.2.2.6/32 set interfaces lo0 unit 1 family iso address 49.0000.0000.aaaa.0006.00 set policy-options policy-statement add-noexport term 1 then community add noexport set policy-options policy-statement allow-lo0 term 1 from interface lo0.1 set policy-options policy-statement allow-lo0 term 1 then accept set policy-options policy-statement allow-lo0 term 2 then reject set policy-options policy-statement export-inet3 term 1 from rib inet.3 set policy-options policy-statement export-inet3 term 1 then accept set policy-options policy-statement export-inet3 term 2 then reject set policy-options policy-statement pplb then load-balance per-packet set policy-options community noexport members no-export set policy-options community noexport members no-advertise set routing-options forwarding-table export pplb set routing-options interface-routes rib-group inet inet0to3 set routing-options router-id 10.2.2.6 set routing-options autonomous-system 2 set routing-options rib-groups inet0to3 import-rib inet.0 set routing-options rib-groups inet0to3 import-rib inet.3 set routing-options rib-groups inet0to3 import-policy allow-lo0 set routing-options rib-groups inet3to0 import-rib inet.3 set routing-options rib-groups inet3to0 import-rib inet.0 set routing-options rib-groups inet3to0 import-rib inet6.3 set routing-options rib-groups inet3to0 import-policy add-noexport set protocols isis level 1 disable set protocols isis interface all set protocols isis export allow-lo0 set protocols isis topologies ipv6-unicast set protocols rsvp interface all set protocols ldp interface all set protocols mpls interface all set protocols bgp path-selection external-router-id set protocols bgp group toAs2Reg2BNs type internal set protocols bgp group toAs2Reg2BNs family inet labeled-unicast rib-group inet3to0 set protocols bgp group toAs2Reg2BNs family inet labeled-unicast add-path receive set protocols bgp group toAs2Reg2BNs family inet labeled-unicast add-path send path-count 4 set protocols bgp group toAs2Reg2BNs family inet labeled-unicast rib inet.3 set protocols bgp group toAs2Reg2BNs export export-inet3 set protocols bgp group toAs2Reg2BNs neighbor 10.2.2.3 set protocols bgp group toAs2Reg2BNs neighbor 10.2.2.4 set protocols bgp group toAs2Reg2BNs neighbor 10.2.2.5 set protocols bgp traceoptions file bgp.log set protocols bgp traceoptions file size 100m set protocols bgp traceoptions flag state detail set protocols bgp traceoptions flag policy set protocols bgp local-address 10.2.2.6 set protocols bgp cluster 10.2.2.6
デバイスABR1
set interfaces ge-0/0/1 description ABR1-to-P2 set interfaces ge-0/0/1 vlan-tagging set interfaces ge-0/0/1 unit 0 vlan-id 100 set interfaces ge-0/0/1 unit 0 family inet address 192.168.0.12/31 set interfaces ge-0/0/1 unit 0 family iso set interfaces ge-0/0/1 unit 0 family mpls set interfaces ge-0/0/2 description ABR1-to-P1 set interfaces ge-0/0/2 vlan-tagging set interfaces ge-0/0/2 unit 0 vlan-id 100 set interfaces ge-0/0/2 unit 0 family inet address 192.168.0.9/31 set interfaces ge-0/0/2 unit 0 family iso set interfaces ge-0/0/2 unit 0 family mpls set interfaces lo0 unit 0 family inet address 10.2.2.3/32 set interfaces lo0 unit 0 family iso address 49.0000.0000.aaaa.0003.00 set policy-options policy-statement allow-lo0 term 1 from interface lo0.0 set policy-options policy-statement allow-lo0 term 1 then accept set policy-options policy-statement allow-lo0 term 2 then reject set policy-options policy-statement nhs term 1 from protocol bgp set policy-options policy-statement nhs term 1 then next-hop self set policy-options policy-statement nhs term 1 then accept set policy-options policy-statement pplb then load-balance per-packet set routing-options forwarding-table export pplb set routing-options router-id 10.2.2.3 set routing-options autonomous-system 65002 set protocols isis level 1 disable set protocols isis interface all set protocols isis export allow-lo0 set protocols isis topologies ipv6-unicast set protocols rsvp interface all set protocols ldp interface all set protocols mpls label-switched-path toASBR2-gold to 10.2.2.2 set protocols mpls label-switched-path toASBR1-bronze to 10.2.2.1 set protocols mpls label-switched-path toASBR2-bronze to 10.2.2.2 set protocols mpls interface all set protocols bgp group toAs2RR type internal set protocols bgp group toAs2RR local-address 10.2.2.3 set protocols bgp group toAs2RR advertise-inactive set protocols bgp group toAs2RR family inet labeled-unicast add-path receive set protocols bgp group toAs2RR family inet labeled-unicast add-path send path-count 4 set protocols bgp group toAs2RR family inet labeled-unicast rib inet.3 set protocols bgp group toAs2RR export nhs set protocols bgp group toAs2RR cluster 10.2.2.3 set protocols bgp group toAs2RR neighbor 10.2.2.6 set protocols bgp group toAs2RR neighbor 10.2.2.7 set protocols bgp traceoptions file bgp.log set protocols bgp traceoptions file size 100m set protocols bgp traceoptions flag state detail set protocols bgp traceoptions flag policy
デバイスABR2
set interfaces ge-0/0/2 description ABR2-to-P2 set interfaces ge-0/0/2 vlan-tagging set interfaces ge-0/0/2 unit 0 vlan-id 100 set interfaces ge-0/0/2 unit 0 family inet address 192.168.0.14/31 set interfaces ge-0/0/2 unit 0 family iso set interfaces ge-0/0/2 unit 0 family mpls set interfaces ge-0/0/4 description ABR2-to-P1 set interfaces ge-0/0/4 vlan-tagging set interfaces ge-0/0/4 unit 0 vlan-id 100 set interfaces ge-0/0/4 unit 0 family inet address 192.168.0.11/31 set interfaces ge-0/0/4 unit 0 family iso set interfaces ge-0/0/4 unit 0 family mpls set interfaces lo0 unit 0 family inet address 10.2.2.4/32 set interfaces lo0 unit 0 family iso address 49.0000.0000.aaaa.0004.00 set policy-options policy-statement allow-lo0 term 1 from interface lo0.0 set policy-options policy-statement allow-lo0 term 1 then accept set policy-options policy-statement allow-lo0 term 2 then reject set policy-options policy-statement nhs term 1 from protocol bgp set policy-options policy-statement nhs term 1 then next-hop self set policy-options policy-statement nhs term 1 then accept set policy-options policy-statement pplb then load-balance per-packet set routing-options forwarding-table export pplb set routing-options router-id 10.2.2.4 set routing-options autonomous-system 65002 set protocols isis level 1 disable set protocols isis interface all set protocols isis export allow-lo0 set protocols isis topologies ipv6-unicast set protocols rsvp interface all set protocols ldp interface all set protocols mpls label-switched-path toASBR1-bronze to 10.2.2.1 set protocols mpls interface all set protocols bgp group toAs2RR type internal set protocols bgp group toAs2RR local-address 10.2.2.4 set protocols bgp group toAs2RR advertise-inactive set protocols bgp group toAs2RR family inet labeled-unicast add-path receive set protocols bgp group toAs2RR family inet labeled-unicast add-path send path-count 4 set protocols bgp group toAs2RR family inet labeled-unicast rib inet.3 set protocols bgp group toAs2RR export nhs set protocols bgp group toAs2RR cluster 10.2.2.4 set protocols bgp group toAs2RR neighbor 10.2.2.6 set protocols bgp group toAs2RR neighbor 10.2.2.7 set protocols bgp traceoptions file bgp.log set protocols bgp traceoptions file size 100m set protocols bgp traceoptions flag state detail set protocols bgp traceoptions flag policy
デバイスP2
set interfaces ge-0/0/1 description P2-to-ABR1 set interfaces ge-0/0/1 vlan-tagging set interfaces ge-0/0/1 unit 0 vlan-id 100 set interfaces ge-0/0/1 unit 0 family inet address 192.168.0.13/31 set interfaces ge-0/0/1 unit 0 family iso set interfaces ge-0/0/1 unit 0 family mpls set interfaces ge-0/0/2 description P2-to-ABR2 set interfaces ge-0/0/2 vlan-tagging set interfaces ge-0/0/2 unit 0 vlan-id 100 set interfaces ge-0/0/2 unit 0 family inet address 192.168.0.15/31 set interfaces ge-0/0/2 unit 0 family iso set interfaces ge-0/0/2 unit 0 family mpls set interfaces ge-0/0/3 description P2-to-RR2 set interfaces ge-0/0/3 vlan-tagging set interfaces ge-0/0/3 unit 0 vlan-id 100 set interfaces ge-0/0/3 unit 0 family inet address 192.168.0.16/31 set interfaces ge-0/0/3 unit 0 family iso set interfaces ge-0/0/3 unit 0 family mpls set interfaces ge-0/0/4 description P2-to-ASBR1 set interfaces ge-0/0/4 vlan-tagging set interfaces ge-0/0/4 unit 0 vlan-id 100 set interfaces ge-0/0/4 unit 0 family inet address 192.168.0.18/31 set interfaces ge-0/0/4 unit 0 family iso set interfaces ge-0/0/4 unit 0 family mpls set interfaces ge-0/0/5 description P2-to-ASBR2 set interfaces ge-0/0/5 vlan-tagging set interfaces ge-0/0/5 unit 0 vlan-id 100 set interfaces ge-0/0/5 unit 0 family inet address 192.168.0.20/31 set interfaces ge-0/0/5 unit 0 family iso set interfaces ge-0/0/5 unit 0 family mpls set interfaces lo0 unit 0 family inet address 10.2.2.9/32 set interfaces lo0 unit 0 family iso address 49.0000.0000.aaaa.0009.00 set policy-options policy-statement allow-lo0 term 1 from interface lo0.0 set policy-options policy-statement allow-lo0 term 1 then accept set policy-options policy-statement allow-lo0 term 2 then reject set routing-options router-id 10.2.2.9 set protocols isis level 1 disable set protocols isis interface all set protocols isis export allow-lo0 set protocols isis topologies ipv6-unicast set protocols rsvp interface all set protocols ldp interface all set protocols mpls interface all
デバイスRR2
set interfaces ge-0/0/3 description RR2-to-P2 set interfaces ge-0/0/3 vlan-tagging set interfaces ge-0/0/3 unit 0 vlan-id 100 set interfaces ge-0/0/3 unit 0 family inet address 192.168.0.17/31 set interfaces ge-0/0/3 unit 0 family iso set interfaces ge-0/0/3 unit 0 family mpls set interfaces lo0 unit 1 family inet address 10.2.2.7/32 set interfaces lo0 unit 1 family iso address 49.0000.0000.aaaa.0007.00 set policy-options policy-statement allow-lo0 term 1 from interface lo0.1 set policy-options policy-statement allow-lo0 term 1 then accept set policy-options policy-statement allow-lo0 term 2 then reject set policy-options policy-statement export-inet3 term 1 from rib inet.3 set policy-options policy-statement export-inet3 term 1 then accept set policy-options policy-statement export-inet3 term 2 then reject set policy-options policy-statement pplb then load-balance per-packet set routing-options forwarding-table export pplb set routing-options interface-routes rib-group inet inet0to3 set routing-options router-id 10.2.2.7 set routing-options autonomous-system 65002 set routing-options rib-groups inet0to3 import-rib inet.0 set routing-options rib-groups inet0to3 import-rib inet.3 set routing-options rib-groups inet0to3 import-policy allow-lo0 set protocols isis level 1 disable set protocols isis interface all set protocols isis export allow-lo0 set protocols isis topologies ipv6-unicast set protocols rsvp interface all set protocols ldp interface all set protocols mpls interface all set protocols bgp path-selection external-router-id set protocols bgp group toAs2Reg1BNs type internal set protocols bgp group toAs2Reg1BNs family inet labeled-unicast add-path receive set protocols bgp group toAs2Reg1BNs family inet labeled-unicast add-path send path-count 4 set protocols bgp group toAs2Reg1BNs family inet labeled-unicast rib inet.3 set protocols bgp group toAs2Reg1BNs neighbor 10.2.2.1 set protocols bgp group toAs2Reg1BNs neighbor 10.2.2.2 set protocols bgp group toAs2Reg1BNs neighbor 10.2.2.3 set protocols bgp group toAs2Reg1BNs neighbor 10.2.2.4 set protocols bgp traceoptions file bgp.log set protocols bgp traceoptions file size 100m set protocols bgp traceoptions flag state detail set protocols bgp traceoptions flag policy set protocols bgp local-address 10.2.2.7 set protocols bgp cluster 10.2.2.7
デバイスASBR1
set interfaces ge-0/0/2 description ASBR1-to-ASBR3 set interfaces ge-0/0/2 vlan-tagging set interfaces ge-0/0/2 unit 0 vlan-id 100 set interfaces ge-0/0/2 unit 0 family inet address 192.168.0.22/31 set interfaces ge-0/0/2 unit 0 family mpls set interfaces ge-0/0/3 description ASBR1-to-ASBR4 set interfaces ge-0/0/3 vlan-tagging set interfaces ge-0/0/3 unit 0 vlan-id 100 set interfaces ge-0/0/3 unit 0 family inet address 192.168.0.24/31 set interfaces ge-0/0/3 unit 0 family mpls set interfaces ge-0/0/4 description ASBR1-to-P2 set interfaces ge-0/0/4 vlan-tagging set interfaces ge-0/0/4 unit 0 vlan-id 100 set interfaces ge-0/0/4 unit 0 family inet address 192.168.0.19/31 set interfaces ge-0/0/4 unit 0 family iso set interfaces ge-0/0/4 unit 0 family mpls set interfaces lo0 unit 0 family inet address 10.2.2.1/32 set interfaces lo0 unit 0 family iso address 49.0000.0000.aaaa.0001.00 set policy-options policy-statement allow-lo0 term 1 from interface lo0.0 set policy-options policy-statement allow-lo0 term 1 then accept set policy-options policy-statement allow-lo0 term 2 then reject set policy-options policy-statement nhs term 1 from protocol bgp set policy-options policy-statement nhs term 1 then next-hop self set policy-options policy-statement nhs term 1 then accept set policy-options policy-statement pplb then load-balance per-packet set routing-options forwarding-table export pplb set routing-options router-id 10.2.2.1 set routing-options autonomous-system 65002 set protocols isis level 1 disable set protocols isis interface ge-0/0/4.0 set protocols isis export allow-lo0 set protocols isis topologies ipv6-unicast set protocols rsvp interface ge-0/0/4.0 set protocols ldp interface ge-0/0/4.0 set protocols mpls interface ge-0/0/4.0 set protocols bgp path-selection external-router-id set protocols bgp group toAs1-T family inet labeled-unicast rib inet.3 set protocols bgp group toAs1-T peer-as 1 set protocols bgp group toAs1-T neighbor 192.168.0.23 set protocols bgp group toAs1-T neighbor 192.168.0.27 set protocols bgp group toAs2RR type internal set protocols bgp group toAs2RR local-address 10.2.2.1 set protocols bgp group toAs2RR advertise-external set protocols bgp group toAs2RR family inet labeled-unicast rib inet.3 set protocols bgp group toAs2RR export nhs set protocols bgp group toAs2RR neighbor 10.2.2.7 set protocols bgp traceoptions file bgp.log set protocols bgp traceoptions file size 100m set protocols bgp traceoptions flag state detail set protocols bgp traceoptions flag policy
デバイスASBR2
set interfaces ge-0/0/1 description ASBR2-to-ASBR3 set interfaces ge-0/0/1 vlan-tagging set interfaces ge-0/0/1 unit 0 vlan-id 100 set interfaces ge-0/0/1 unit 0 family inet address 192.168.0.28/31 set interfaces ge-0/0/1 unit 0 family mpls set interfaces ge-0/0/2 description ASBR2-to-ASBR4 set interfaces ge-0/0/2 vlan-tagging set interfaces ge-0/0/2 unit 0 vlan-id 100 set interfaces ge-0/0/2 unit 0 family inet address 192.168.0.26/31 set interfaces ge-0/0/2 unit 0 family mpls set interfaces ge-0/0/5 description ASBR2-to-P2 set interfaces ge-0/0/5 vlan-tagging set interfaces ge-0/0/5 unit 0 vlan-id 100 set interfaces ge-0/0/5 unit 0 family inet address 192.168.0.21/31 set interfaces ge-0/0/5 unit 0 family iso set interfaces ge-0/0/5 unit 0 family mpls set interfaces lo0 unit 0 family inet address 10.2.2.2/32 set interfaces lo0 unit 0 family iso address 49.0000.0000.aaaa.0002.00 set policy-options policy-statement allow-lo0 term 1 from interface lo0.0 set policy-options policy-statement allow-lo0 term 1 then accept set policy-options policy-statement allow-lo0 term 2 then reject set policy-options policy-statement nhs term 1 from protocol bgp set policy-options policy-statement nhs term 1 then next-hop self set policy-options policy-statement nhs term 1 then accept set policy-options policy-statement pplb then load-balance per-packet set routing-options forwarding-table export pplb set routing-options router-id 10.2.2.2 set routing-options autonomous-system 65002 set protocols isis level 1 disable set protocols isis interface ge-0/0/5.0 set protocols isis export allow-lo0 set protocols isis topologies ipv6-unicast set protocols rsvp interface ge-0/0/5.0 set protocols ldp interface ge-0/0/5.0 set protocols mpls interface ge-0/0/5.0 set protocols bgp path-selection external-router-id set protocols bgp group toAs1-T family inet labeled-unicast rib inet.3 set protocols bgp group toAs1-T peer-as 1 set protocols bgp group toAs1-T neighbor 192.168.0.29 set protocols bgp group toAs1-T neighbor 192.168.0.25 set protocols bgp group toAs2RR type internal set protocols bgp group toAs2RR local-address 10.2.2.2 set protocols bgp group toAs2RR advertise-external set protocols bgp group toAs2RR family inet labeled-unicast rib inet.3 set protocols bgp group toAs2RR export nhs set protocols bgp group toAs2RR neighbor 10.2.2.7 set protocols bgp traceoptions file bgp.log set protocols bgp traceoptions file size 100m set protocols bgp traceoptions flag state detail set protocols bgp traceoptions flag policy
デバイスASBR3
set interfaces ge-0/0/1 description ASBR3-to-ASBR2 set interfaces ge-0/0/1 vlan-tagging set interfaces ge-0/0/1 unit 0 vlan-id 100 set interfaces ge-0/0/1 unit 0 family inet address 192.168.0.29/31 set interfaces ge-0/0/1 unit 0 family mpls set interfaces ge-0/0/2 description ASBR3-to-ASBR1 set interfaces ge-0/0/2 vlan-tagging set interfaces ge-0/0/2 unit 0 vlan-id 100 set interfaces ge-0/0/2 unit 0 family inet address 192.168.0.23/31 set interfaces ge-0/0/2 unit 0 family mpls set interfaces ge-0/0/4 description ASBR3-to-P3 set interfaces ge-0/0/4 vlan-tagging set interfaces ge-0/0/4 unit 0 vlan-id 100 set interfaces ge-0/0/4 unit 0 family inet address 192.168.0.30/31 set interfaces ge-0/0/4 unit 0 family iso set interfaces ge-0/0/4 unit 0 family mpls set interfaces lo0 unit 0 family inet address 10.1.1.3/32 set interfaces lo0 unit 0 family iso address 49.0000.0000.aaaa.0003.00 set policy-options policy-statement allow-lo0 term 1 from interface lo0.0 set policy-options policy-statement allow-lo0 term 1 then accept set policy-options policy-statement allow-lo0 term 2 then reject set policy-options policy-statement nhs term 1 from protocol bgp set policy-options policy-statement nhs term 1 then next-hop self set policy-options policy-statement nhs term 1 then accept set policy-options policy-statement pplb then load-balance per-packet set routing-options forwarding-table export pplb set routing-options router-id 10.1.1.3 set routing-options autonomous-system 65001 set protocols isis level 1 disable set protocols isis interface ge-0/0/4.0 set protocols isis export allow-lo0 set protocols isis topologies ipv6-unicast set protocols rsvp interface ge-0/0/4.0 set protocols ldp interface ge-0/0/4.0 set protocols mpls label-switched-path toPE2-gold to 10.1.1.1 set protocols mpls interface ge-0/0/4.0 set protocols bgp path-selection external-router-id set protocols bgp group toAs2-T family inet labeled-unicast rib inet.3 set protocols bgp group toAs2-T peer-as 65002 set protocols bgp group toAs2-T neighbor 192.168.0.22 set protocols bgp group toAs2-T neighbor 192.168.0.28 set protocols bgp group toAs1RR type internal set protocols bgp group toAs1RR local-address 10.1.1.3 set protocols bgp group toAs1RR advertise-external set protocols bgp group toAs1RR family inet labeled-unicast rib inet.3 set protocols bgp group toAs1RR export nhs set protocols bgp group toAs1RR neighbor 10.1.1.6 set protocols bgp traceoptions file bgp.log set protocols bgp traceoptions file size 100m set protocols bgp traceoptions flag state detail set protocols bgp traceoptions flag policy
デバイスASBR4
set interfaces ge-0/0/1 description ASBR4-to-P3 set interfaces ge-0/0/1 vlan-tagging set interfaces ge-0/0/1 unit 0 vlan-id 100 set interfaces ge-0/0/1 unit 0 family inet address 192.168.0.32/31 set interfaces ge-0/0/1 unit 0 family iso set interfaces ge-0/0/1 unit 0 family mpls set interfaces ge-0/0/2 description ASBR4-to-ASBR2 set interfaces ge-0/0/2 vlan-tagging set interfaces ge-0/0/2 unit 0 vlan-id 100 set interfaces ge-0/0/2 unit 0 family inet address 192.168.0.27/31 set interfaces ge-0/0/2 unit 0 family mpls set interfaces ge-0/0/3 description ASBR4-to-ASBR1 set interfaces ge-0/0/3 vlan-tagging set interfaces ge-0/0/3 unit 0 vlan-id 100 set interfaces ge-0/0/3 unit 0 family inet address 192.168.0.25/31 set interfaces ge-0/0/3 unit 0 family mpls set interfaces lo0 unit 0 family inet address 10.1.1.4/32 set interfaces lo0 unit 0 family iso address 49.0000.0000.aaaa.0004.00 set policy-options policy-statement allow-lo0 term 1 from interface lo0.0 set policy-options policy-statement allow-lo0 term 1 then accept set policy-options policy-statement allow-lo0 term 2 then reject set policy-options policy-statement nhs term 1 from protocol bgp set policy-options policy-statement nhs term 1 then next-hop self set policy-options policy-statement nhs term 1 then accept set policy-options policy-statement pplb then load-balance per-packet set routing-options forwarding-table export pplb set routing-options router-id 10.1.1.4 set routing-options autonomous-system 65001 set protocols isis level 1 disable set protocols isis interface ge-0/0/1.0 set protocols isis export allow-lo0 set protocols isis topologies ipv6-unicast set protocols rsvp interface ge-0/0/1.0 set protocols ldp interface ge-0/0/1.0 set protocols mpls label-switched-path toPE2-bronze to 10.1.1.1 set protocols mpls label-switched-path toPE3-bronze to 10.1.1.2 set protocols mpls interface ge-0/0/1.0 set protocols bgp path-selection external-router-id set protocols bgp group toAs2-T family inet labeled-unicast rib inet.3 set protocols bgp group toAs2-T peer-as 2 set protocols bgp group toAs2-T neighbor 192.168.0.26 set protocols bgp group toAs2-T neighbor 192.168.0.24 set protocols bgp group toAs1RR type internal set protocols bgp group toAs1RR local-address 10.1.1.4 set protocols bgp group toAs1RR advertise-external set protocols bgp group toAs1RR family inet labeled-unicast rib inet.3 set protocols bgp group toAs1RR export nhs set protocols bgp group toAs1RR neighbor 10.1.1.6 set protocols bgp traceoptions file bgp.log set protocols bgp traceoptions file size 100m set protocols bgp traceoptions flag state detail set protocols bgp traceoptions flag policy
デバイスRR3
set interfaces ge-0/0/2 description RR3-to-P3 set interfaces ge-0/0/2 vlan-tagging set interfaces ge-0/0/2 unit 0 vlan-id 100 set interfaces ge-0/0/2 unit 0 family inet address 192.168.0.35/31 set interfaces ge-0/0/2 unit 0 family iso set interfaces ge-0/0/2 unit 0 family mpls set interfaces lo0 unit 1 family inet address 10.1.1.6/32 set interfaces lo0 unit 1 family iso address 49.0000.0000.aaaa.0006.00 set policy-options policy-statement add-noexport term 1 then community add noexport set policy-options policy-statement allow-lo0 term 1 from interface lo0.1 set policy-options policy-statement allow-lo0 term 1 then accept set policy-options policy-statement allow-lo0 term 2 then reject set policy-options policy-statement export-inet3 term 1 from rib inet.3 set policy-options policy-statement export-inet3 term 1 then accept set policy-options policy-statement export-inet3 term 2 then reject set policy-options policy-statement pplb then load-balance per-packet set policy-options community noexport members no-export set policy-options community noexport members no-advertise set routing-options forwarding-table export pplb set routing-options interface-routes rib-group inet inet0to3 set routing-options router-id 10.1.1.6 set routing-options autonomous-system 1 set routing-options rib-groups inet0to3 import-rib inet.0 set routing-options rib-groups inet0to3 import-rib inet.3 set routing-options rib-groups inet0to3 import-policy allow-lo0 set routing-options rib-groups inet3to0 import-rib inet.3 set routing-options rib-groups inet3to0 import-rib inet.0 set routing-options rib-groups inet3to0 import-policy add-noexport set protocols isis level 1 disable set protocols isis interface all set protocols isis export allow-lo0 set protocols isis topologies ipv6-unicast set protocols rsvp interface all set protocols ldp interface all set protocols mpls interface all set protocols bgp path-selection external-router-id set protocols bgp group toAs1BNs type internal set protocols bgp group toAs1BNs family inet labeled-unicast rib-group inet3to0 set protocols bgp group toAs1BNs family inet labeled-unicast add-path receive set protocols bgp group toAs1BNs family inet labeled-unicast add-path send path-count 4 set protocols bgp group toAs1BNs family inet labeled-unicast rib inet.3 set protocols bgp group toAs1BNs export export-inet3 set protocols bgp group toAs1BNs neighbor 10.1.1.3 set protocols bgp group toAs1BNs neighbor 10.1.1.4 set protocols bgp group toAs1BNs neighbor 10.1.1.2 set protocols bgp group toAs1BNs neighbor 10.1.1.1 set protocols bgp traceoptions file bgp.log set protocols bgp traceoptions file size 100m set protocols bgp traceoptions flag state detail set protocols bgp traceoptions flag policy set protocols bgp local-address 10.1.1.6 set protocols bgp cluster 10.1.1.6
デバイスP3
set interfaces ge-0/0/1 description P3-to-ASBR4 set interfaces ge-0/0/1 vlan-tagging set interfaces ge-0/0/1 unit 0 vlan-id 100 set interfaces ge-0/0/1 unit 0 family inet address 192.168.0.33/31 set interfaces ge-0/0/1 unit 0 family iso set interfaces ge-0/0/1 unit 0 family mpls set interfaces ge-0/0/2 description P3-to-RR3 set interfaces ge-0/0/2 vlan-tagging set interfaces ge-0/0/2 unit 0 vlan-id 100 set interfaces ge-0/0/2 unit 0 family inet address 192.168.0.34/31 set interfaces ge-0/0/2 unit 0 family iso set interfaces ge-0/0/2 unit 0 family mpls set interfaces ge-0/0/3 description P3-to-PE2 set interfaces ge-0/0/3 vlan-tagging set interfaces ge-0/0/3 unit 0 vlan-id 100 set interfaces ge-0/0/3 unit 0 family inet address 192.168.0.36/31 set interfaces ge-0/0/3 unit 0 family iso set interfaces ge-0/0/3 unit 0 family mpls set interfaces ge-0/0/4 description P3-to-ASBR3 set interfaces ge-0/0/4 vlan-tagging set interfaces ge-0/0/4 unit 0 vlan-id 100 set interfaces ge-0/0/4 unit 0 family inet address 192.168.0.31/31 set interfaces ge-0/0/4 unit 0 family iso set interfaces ge-0/0/4 unit 0 family mpls set interfaces ge-0/0/5 description P3-to-PE3 set interfaces ge-0/0/5 vlan-tagging set interfaces ge-0/0/5 unit 0 vlan-id 100 set interfaces ge-0/0/5 unit 0 family inet address 192.168.0.38/31 set interfaces ge-0/0/5 unit 0 family iso set interfaces ge-0/0/5 unit 0 family mpls set interfaces lo0 unit 0 family inet address 10.1.1.5/32 set interfaces lo0 unit 0 family iso address 49.0000.0000.aaaa.0005.00 set policy-options policy-statement allow-lo0 term 1 from interface lo0.0 set policy-options policy-statement allow-lo0 term 1 then accept set policy-options policy-statement allow-lo0 term 2 then reject set routing-options router-id 10.1.1.5 set protocols isis level 1 disable set protocols isis interface all set protocols isis export allow-lo0 set protocols isis topologies ipv6-unicast set protocols rsvp interface all set protocols ldp interface all set protocols mpls interface all
デバイスPE2
set interfaces ge-0/0/1 description PE2-to-CE2-Link1 set interfaces ge-0/0/1 vlan-tagging set interfaces ge-0/0/1 unit 0 vlan-id 100 set interfaces ge-0/0/1 unit 0 family inet address 192.168.0.40/31 set interfaces ge-0/0/2 description PE2-to-CE2-Link2 set interfaces ge-0/0/2 vlan-tagging set interfaces ge-0/0/2 unit 0 vlan-id 100 set interfaces ge-0/0/2 unit 0 family inet address 192.168.0.42/31 set interfaces ge-0/0/3 description PE2-to-P3 set interfaces ge-0/0/3 vlan-tagging set interfaces ge-0/0/3 unit 0 vlan-id 100 set interfaces ge-0/0/3 unit 0 family inet address 192.168.0.37/31 set interfaces ge-0/0/3 unit 0 family iso set interfaces ge-0/0/3 unit 0 family mpls set interfaces lo0 unit 1 family inet address 10.1.1.1/32 set interfaces lo0 unit 1 family iso address 49.0000.0000.aaaa.0001.00 set policy-options policy-statement add-noexport term 1 then community add noexport set policy-options policy-statement allow-lo0 term 1 from interface lo0.1 set policy-options policy-statement allow-lo0 term 1 then accept set policy-options policy-statement allow-lo0 term 2 then reject set policy-options policy-statement export-inet3 term 1 from rib inet.3 set policy-options policy-statement export-inet3 term 1 then accept set policy-options policy-statement export-inet3 term 2 then reject set policy-options policy-statement nhs term 1 from protocol bgp set policy-options policy-statement nhs term 1 then metric add 0 set policy-options policy-statement nhs term 1 then local-preference 200 set policy-options policy-statement nhs term 1 then next-hop self set policy-options policy-statement nhs term 1 then accept set policy-options policy-statement pplb then load-balance per-packet set policy-options policy-statement vrf-export-red term 1 then community add leak2red set policy-options policy-statement vrf-export-red term 1 then accept set policy-options policy-statement vrf-import-red term 1 from community leak2red set policy-options policy-statement vrf-import-red term 1 then accept set policy-options community leak2red members target:100:100 set policy-options community noexport members no-export set policy-options community noexport members no-advertise set routing-instances red protocols bgp group toCE2 peer-as 65003 set routing-instances red protocols bgp group toCE2 neighbor 192.168.0.43 set routing-instances red instance-type vrf set routing-instances red interface ge-0/0/2.0 set routing-instances red vrf-import vrf-import-red set routing-instances red vrf-export vrf-export-red set routing-options route-distinguisher-id 10.1.1.1 set routing-options forwarding-table export pplb set routing-options interface-routes rib-group inet inet0to3 set routing-options router-id 10.1.1.1 set routing-options autonomous-system 1 set routing-options rib-groups inet0to3 import-rib inet.0 set routing-options rib-groups inet0to3 import-rib inet.3 set routing-options rib-groups inet0to3 import-policy allow-lo0 set routing-options rib-groups inet3to0 import-rib inet.3 set routing-options rib-groups inet3to0 import-rib inet.0 set routing-options rib-groups inet3to0 import-policy add-noexport set protocols isis level 1 disable set protocols isis interface ge-0/0/3.0 set protocols isis export allow-lo0 set protocols isis topologies ipv6-unicast set protocols rsvp interface ge-0/0/3.0 set protocols ldp interface ge-0/0/3.0 set protocols mpls interface ge-0/0/3.0 set protocols bgp path-selection external-router-id set protocols bgp group toAs3-1 peer-as 65003 set protocols bgp group toAs3-1 neighbor 192.168.0.41 set protocols bgp group toAs1RR type internal set protocols bgp group toAs1RR local-address 10.1.1.1 set protocols bgp group toAs1RR advertise-external set protocols bgp group toAs1RR family inet labeled-unicast rib-group inet3to0 set protocols bgp group toAs1RR family inet labeled-unicast add-path receive set protocols bgp group toAs1RR family inet labeled-unicast add-path send path-count 4 set protocols bgp group toAs1RR family inet labeled-unicast rib inet.3 set protocols bgp group toAs1RR family inet6-vpn unicast set protocols bgp group toAs1RR export nhs set protocols bgp group toAs1RR export export-inet3 set protocols bgp group toAs1RR neighbor 10.1.1.6 set protocols bgp group toAs2PEs multihop no-nexthop-change set protocols bgp group toAs2PEs local-address 10.1.1.1 set protocols bgp group toAs2PEs family inet unicast set protocols bgp group toAs2PEs family inet-vpn unicast set protocols bgp group toAs2PEs family inet6 unicast set protocols bgp group toAs2PEs family inet6-vpn unicast set protocols bgp group toAs2PEs export nhs set protocols bgp group toAs2PEs peer-as 65002 set protocols bgp group toAs2PEs neighbor 10.2.2.5 set protocols bgp group toAs2PEs vpn-apply-export set protocols bgp traceoptions file bgp.log set protocols bgp traceoptions file size 100m set protocols bgp traceoptions flag state detail set protocols bgp traceoptions flag policy
デバイスPE3
set interfaces ge-0/0/3 description PE3-to-CE2-Link1 set interfaces ge-0/0/3 vlan-tagging set interfaces ge-0/0/3 unit 0 vlan-id 100 set interfaces ge-0/0/3 unit 0 family inet address 192.168.0.44/31 set interfaces ge-0/0/4 description PE3-to-CE2-Link2 set interfaces ge-0/0/4 vlan-tagging set interfaces ge-0/0/4 unit 0 vlan-id 100 set interfaces ge-0/0/4 unit 0 family inet address 192.168.0.46/31 set interfaces ge-0/0/5 description PE3-to-P3 set interfaces ge-0/0/5 vlan-tagging set interfaces ge-0/0/5 unit 0 vlan-id 100 set interfaces ge-0/0/5 unit 0 family inet address 192.168.0.39/31 set interfaces ge-0/0/5 unit 0 family iso set interfaces ge-0/0/5 unit 0 family mpls set interfaces lo0 unit 1 family inet address 10.1.1.2/32 set interfaces lo0 unit 1 family iso address 49.0000.0000.aaaa.0002.00 set policy-options policy-statement add-noexport term 1 then community add noexport set policy-options policy-statement allow-lo0 term 1 from interface lo0.1 set policy-options policy-statement allow-lo0 term 1 then accept set policy-options policy-statement allow-lo0 term 2 then reject set policy-options policy-statement export-inet3 term 1 from rib inet.3 set policy-options policy-statement export-inet3 term 1 then accept set policy-options policy-statement export-inet3 term 2 then reject set policy-options policy-statement nhs term 1 from protocol bgp set policy-options policy-statement nhs term 1 then metric add 0 set policy-options policy-statement nhs term 1 then local-preference 200 set policy-options policy-statement nhs term 1 then next-hop self set policy-options policy-statement nhs term 1 then accept set policy-options policy-statement pplb then load-balance per-packet set policy-options policy-statement vrf-export-red term 1 then community add leak2red set policy-options policy-statement vrf-export-red term 1 then accept set policy-options policy-statement vrf-import-red term 1 from community leak2red set policy-options policy-statement vrf-import-red term 1 then accept set policy-options community leak2red members target:100:100 set policy-options community noexport members no-export set policy-options community noexport members no-advertise set routing-instances red protocols bgp group toCE2 peer-as 65003 set routing-instances red protocols bgp group toCE2 neighbor 192.168.0.47 set routing-instances red instance-type vrf set routing-instances red interface ge-0/0/4.0 set routing-instances red vrf-import vrf-import-red set routing-instances red vrf-export vrf-export-red set routing-options route-distinguisher-id 10.1.1.2 set routing-options forwarding-table export pplb set routing-options interface-routes rib-group inet inet0to3 set routing-options router-id 10.1.1.2 set routing-options autonomous-system 1 set routing-options rib-groups inet0to3 import-rib inet.0 set routing-options rib-groups inet0to3 import-rib inet.3 set routing-options rib-groups inet0to3 import-policy allow-lo0 set routing-options rib-groups inet3to0 import-rib inet.3 set routing-options rib-groups inet3to0 import-rib inet.0 set routing-options rib-groups inet3to0 import-policy add-noexport set protocols isis level 1 disable set protocols isis interface ge-0/0/5.0 set protocols isis export allow-lo0 set protocols isis topologies ipv6-unicast set protocols rsvp interface ge-0/0/5.0 set protocols ldp interface ge-0/0/5.0 set protocols mpls interface ge-0/0/5.0 set protocols bgp path-selection external-router-id set protocols bgp group toAs3 peer-as 65003 set protocols bgp group toAs3 neighbor 192.168.0.45 set protocols bgp group toAs1RR type internal set protocols bgp group toAs1RR local-address 10.1.1.2 set protocols bgp group toAs1RR advertise-external set protocols bgp group toAs1RR family inet labeled-unicast rib-group inet3to0 set protocols bgp group toAs1RR family inet labeled-unicast rib inet.3 set protocols bgp group toAs1RR export nhs set protocols bgp group toAs1RR export export-inet3 set protocols bgp group toAs1RR neighbor 10.1.1.6 set protocols bgp group toAs2PEs multihop no-nexthop-change set protocols bgp group toAs2PEs local-address 10.1.1.2 set protocols bgp group toAs2PEs family inet unicast set protocols bgp group toAs2PEs family inet-vpn unicast set protocols bgp group toAs2PEs family inet6 unicast set protocols bgp group toAs2PEs family inet6-vpn unicast set protocols bgp group toAs2PEs export nhs set protocols bgp group toAs2PEs peer-as 65002 set protocols bgp group toAs2PEs neighbor 10.2.2.5 set protocols bgp group toAs2PEs vpn-apply-export set protocols bgp traceoptions file bgp.log set protocols bgp traceoptions file size 100m set protocols bgp traceoptions flag state detail set protocols bgp traceoptions flag policy
デバイスCE2
set interfaces ge-0/0/1 description CE2-to-PE2-Link1 set interfaces ge-0/0/1 vlan-tagging set interfaces ge-0/0/1 unit 0 vlan-id 100 set interfaces ge-0/0/1 unit 0 family inet address 192.168.0.41/31 set interfaces ge-0/0/2 description CE2-to-PE2-Link2 set interfaces ge-0/0/2 vlan-tagging set interfaces ge-0/0/2 unit 0 vlan-id 100 set interfaces ge-0/0/2 unit 0 family inet address 192.168.0.43/31 set interfaces ge-0/0/3 description CE2-to-PE3-Link1 set interfaces ge-0/0/3 vlan-tagging set interfaces ge-0/0/3 unit 0 vlan-id 100 set interfaces ge-0/0/3 unit 0 family inet address 192.168.0.45/31 set interfaces ge-0/0/4 description CE2-to-PE3-Link2 set interfaces ge-0/0/4 vlan-tagging set interfaces ge-0/0/4 unit 0 vlan-id 100 set interfaces ge-0/0/4 unit 0 family inet address 192.168.0.47/31 set interfaces lo0 unit 0 family inet address 10.3.3.3/32 set policy-options policy-statement nhs term 1 from interface lo0.0 set policy-options policy-statement nhs term 1 then metric 50 set policy-options policy-statement nhs term 1 then next-hop self set policy-options policy-statement nhs term 1 then accept set policy-options policy-statement nhsMED100 term 1 from interface lo0.0 set policy-options policy-statement nhsMED100 term 1 then metric 100 set policy-options policy-statement nhsMED100 term 1 then next-hop self set policy-options policy-statement nhsMED100 term 1 then accept set policy-options community map2bronze members 100:200 set policy-options community map2gold members 100:100 set policy-options community map2gold_bronze_plain members 300:400 set routing-options router-id 10.3.3.3 set routing-options autonomous-system 65003 set protocols bgp path-selection external-router-id set protocols bgp group toAs1Internet export nhs set protocols bgp group toAs1Internet peer-as 65001 set protocols bgp group toAs1Internet neighbor 192.168.0.40 set protocols bgp group toAs1Internet neighbor 192.168.0.44 export nhsMED100 set protocols bgp group toAs1L3VPN export nhs set protocols bgp group toAs1L3VPN peer-as 65001 set protocols bgp group toAs1L3VPN neighbor 192.168.0.46 set protocols bgp group toAs1L3VPN neighbor 192.168.0.42 export nhsMED100
CE1の設定
ステップバイステップでの手順
次の例では、設定階層のいくつかのレベルに移動する必要があります。CLIのナビゲーションについては、 CLIユーザーガイドの コンフィギュレーションモードでのCLIエディタの使用を参照してください。
デバイスCE1を設定するには:
-
インターフェイスを設定してIPとMPLSトランスポートを有効にします。
[edit interfaces] user@CE1#set ge-0/0/1 description CE1-to-PE1-Link1 user@CE1#set ge-0/0/1 vlan-tagging user@CE1#set ge-0/0/1 unit 0 vlan-id 100 user@CE1#set ge-0/0/1 unit 0 family inet address 192.168.0.0/31 user@CE1#set ge-0/0/2 description CE1-to-PE1-Link2 user@CE1#set ge-0/0/2 vlan-tagging user@CE1#set ge-0/0/2 unit 0 vlan-id 100 user@CE1#set ge-0/0/2 unit 0 family inet address 192.168.0.2/31
-
LDPとBGPセッションのルーターIDおよび終了インターフェイスとして使用されるループバックインターフェイスを設定します。
[edit interfaces] user@CE1#set lo0 unit 0 family inet address 10.4.4.4/32
-
PFEに階層マルチパスをインストールするために、マルチパス解決ポリシーを設定します。
[edit policy-options] user@CE1#set policy-statement nhs term 1 from interface lo0.0 user@CE1#set policy-statement nhs term 1 then next-hop self user@CE1#set policy-statement nhs term 1 then accept
-
ルーティングオプションを設定します。
[edit routing-options] user@CE1#set router-id 10.4.4.4 user@CE1#set autonomous-system 65004
-
ABRにラベル付きユニキャストを設定して、BGPラベル付きユニキャストプレフィックスとしてループバックIPアドレスを交換します。
[edit protocols bgp] user@CE1#set path-selection external-router-id user@CE1#set group toAs2 export nhs user@CE1#set group toAs2 peer-as 65002 user@CE1#set group toAs2 neighbor 192.168.0.1 user@CE1#set group toAs2 neighbor 192.168.0.3
結果
設定モードから、show interfaces
、show policy-options
、show routing-options
、およびshow protocols
のコマンドを入力して設定を確認します。出力結果に意図した設定内容が表示されない場合は、この例の手順を繰り返して設定を修正します。
interfaces { ge-0/0/1 { description CE1-to-PE1-Link1; vlan-tagging; unit 0 { vlan-id 100; family inet { address 192.168.0.0/31; } } } ge-0/0/2 { description CE1-to-PE1-Link2; vlan-tagging; unit 0 { vlan-id 100; family inet { address 192.168.0.2/31; } } } lo0 { unit 0 { family inet { address 10.4.4.4/32; } } } } policy-options { policy-statement nhs { term 1 { from interface lo0.0; then { next-hop self; accept; } } } } routing-options { router-id 10.4.4.4; autonomous-system 65004; } protocols { bgp { path-selection external-router-id; group toAs2 { export nhs; peer-as 65002; neighbor 192.168.0.1; neighbor 192.168.0.3; } } }
PE1の設定
ステップバイステップでの手順
次の例では、設定階層のいくつかのレベルに移動する必要があります。CLIのナビゲーションについては、 CLIユーザーガイドの コンフィギュレーションモードでのCLIエディタの使用を参照してください。
デバイスPE1を設定するには:
-
インターフェイスを設定してIPとMPLSトランスポートを有効にします。
[edit interfaces] user@PE1#set ge-0/0/1 description PE1-to-CE1-Link1 user@PE1#set ge-0/0/1 vlan-tagging user@PE1#set ge-0/0/1 unit 0 vlan-id 100 user@PE1#set ge-0/0/1 unit 0 family inet address 192.168.0.1/31 user@PE1#set ge-0/0/2 description PE1-to-CE1-Link2 user@PE1#set ge-0/0/2 vlan-tagging user@PE1#set ge-0/0/2 unit 0 vlan-id 100 user@PE1#set ge-0/0/2 unit 0 family inet address 192.168.0.3/31 user@PE1#set ge-0/0/3 description PE1-to-P1 user@PE1#set ge-0/0/3 vlan-tagging user@PE1#set ge-0/0/3 unit 0 vlan-id 100 user@PE1#set ge-0/0/3 unit 0 family inet address 192.168.0.4/31 user@PE1#set ge-0/0/3 unit 0 family iso user@PE1#set ge-0/0/3 unit 0 family mpls
-
LDPとBGPセッションのルーターIDおよび終了インターフェイスとして使用されるループバックインターフェイスを設定します。
[edit interfaces] user@PE1#set lo0 unit 1 family inet address 10.2.2.5/32 user@PE1#set lo0 unit 1 family iso address 49.0000.0000.aaaa.0005.00
-
PFEに階層マルチパスをインストールするために、マルチパス解決ポリシーを設定します。
[edit policy-options] user@PE1#set policy-statement add-noexport term 1 then community add noexport user@PE1#set policy-statement allow-lo0 term 1 from interface lo0.1 user@PE1#set policy-statement allow-lo0 term 1 then accept user@PE1#set policy-statement allow-lo0 term 2 then reject user@PE1#set policy-statement export-inet3 term 1 from rib inet.3 user@PE1#set policy-statement export-inet3 term 1 then accept user@PE1#set policy-statement export-inet3 term 2 then reject user@PE1#set policy-statement mp-resolv term 1 from route-filter 10.1.1.0/24 orlonger user@PE1#set policy-statement mp-resolv term 1 then accept user@PE1#set policy-statement mp-resolv term 1 then multipath-resolve user@PE1#set policy-statement mp-resolv term 2 from route-filter 10.2.2.0/24 orlonger user@PE1#set policy-statement mp-resolv term 2 then accept user@PE1#set policy-statement mp-resolv term 2 then multipath-resolve user@PE1#set policy-statement mp-resolv term def then reject user@PE1#set policy-statement nhs term 1 from protocol bgp user@PE1#set policy-statement nhs term 1 then local-preference 200 user@PE1#set policy-statement nhs term 1 then next-hop self user@PE1#set policy-statement nhs term 1 then accept user@PE1#set policy-statement pplb then load-balance per-packet user@PE1#set policy-statement vrf-export-red term 1 then community add leak2red user@PE1#set policy-statement vrf-export-red term 1 then accept user@PE1#set policy-statement vrf-import-red term 1 from community leak2red user@PE1#set policy-statement vrf-import-red term 1 then accept user@PE1#set community leak2red members target:100:100 user@PE1#set community noexport members no-export user@PE1#set community noexport members no-advertise
-
カスタマーサービスを提供するために、レイヤー3 VPNルーティングインスタンスを設定します。
[edit routing-instances] user@PE1#set red routing-options multipath preserve-nexthop-hierarchy user@PE1#set red routing-options protect core user@PE1#set red protocols bgp group toCE1 peer-as 65004 user@PE1#set red protocols bgp group toCE1 neighbor 192.168.0.2 user@PE1#set red instance-type vrf user@PE1#set red interface ge-0/0/2.0 user@PE1#set red vrf-import vrf-import-red user@PE1#set red vrf-export vrf-export-red
-
リゾルバーRIBインポートポリシーや解決RIBを設定して、ポリシーで指定された選択済みレイヤー3 VPNプレフィックスに対して、階層ネクストホップの構造を拡張できるようにします。
[edit routing-options] user@PE1#set rib inet.3 protect core user@PE1#set route-distinguisher-id 10.2.2.5 user@PE1#set forwarding-table export pplb user@PE1#set resolution preserve-nexthop-hierarchy user@PE1#set resolution rib inet.0 import mp-resolv user@PE1#set interface-routes rib-group inet inet0to3 user@PE1#set router-id 10.2.2.5 user@PE1#set autonomous-system 65002 user@PE1#set protect core user@PE1#set rib-groups inet0to3 import-rib inet.0 user@PE1#set rib-groups inet0to3 import-rib inet.3 user@PE1#set rib-groups inet0to3 import-policy allow-lo0 user@PE1#set rib-groups inet3to0 import-rib inet.3 user@PE1#set rib-groups inet3to0 import-rib inet.0 user@PE1#set rib-groups inet3to0 import-policy add-noexport
-
OSPFプロトコルを設定します。
[edit protocols ospf] user@PE1#set protocols ospf area 0.0.0.0 interface all link-protection; user@PE1#set protocols ospf area 0.0.0.0 interface fxp0.0 disable; user@PE1#set protocols ospf area 0.0.0.0 interface lo0.0 passive;
-
ルーティングプロトコルを設定して、ドメイン全体でIPとMPLS接続を確立します。
[edit protocols] user@PE1#set isis level 1 disable user@PE1#set isis interface ge-0/0/3.0 user@PE1#set isis export allow-lo0 user@PE1#set isis topologies ipv6-unicast user@PE1#set rsvp interface ge-0/0/3.0 user@PE1#set ldp interface ge-0/0/3.0 user@PE1#set mpls label-switched-path toABR1-gold to 10.2.2.3 user@PE1#set mpls label-switched-path toABR1-bronze to 10.2.2.3 user@PE1#set mpls label-switched-path toABR2-gold to 10.2.2.4
-
ABRにラベル付きユニキャストを設定して、BGPラベル付きユニキャストプレフィックスとしてループバックIPアドレスを交換します。
[edit protocols bgp] user@PE1#set path-selection external-router-id user@PE1#set group toAs2RR type internal user@PE1#set group toAs2RR local-address 10.2.2.5 user@PE1#set group toAs2RR family inet labeled-unicast rib-group inet3to0 user@PE1#set group toAs2RR family inet labeled-unicast add-path receive user@PE1#set group toAs2RR family inet labeled-unicast add-path send path-count 4 user@PE1#set group toAs2RR family inet labeled-unicast nexthop-resolution preserve-nexthop-hierarchy user@PE1#set group toAs2RR family inet labeled-unicast rib inet.3 user@PE1#set group toAs2RR export nhs user@PE1#set group toAs2RR export export-inet3 user@PE1#set group toAs2RR neighbor 10.2.2.6 user@PE1#set group toAs4 peer-as 65004 user@PE1#set group toAs4 neighbor 192.168.0.0 user@PE1#set group toAs1PEs multihop no-nexthop-change user@PE1#set group toAs1PEs local-address 10.2.2.5 user@PE1#set group toAs1PEs family inet unicast user@PE1#set group toAs1PEs family inet-vpn unicast user@PE1#set group toAs1PEs family inet6 unicast user@PE1#set group toAs1PEs family inet6-vpn unicast user@PE1#set group toAs1PEs export nhs user@PE1#set group toAs1PEs peer-as 65001 user@PE1#set group toAs1PEs neighbor 10.1.1.1 user@PE1#set group toAs1PEs neighbor 10 .1.1.2 user@PE1#set traceoptions file bgp.log user@PE1#set traceoptions file size 100m user@PE1#set traceoptions flag state detail user@PE1#set traceoptions flag policy user@PE1#set multipath
結果
コンフィギュレーションモードから、show chassis
、show interfaces
、show policy-options
、show routing-instances
、show routing-options
、およびshow protocols
コマンドを入力して、コンフィギュレーションを確認します。出力結果に意図した設定内容が表示されない場合は、この例の手順を繰り返して設定を修正します。
interfaces { ge-0/0/1 { description PE1-to-CE1-Link1; vlan-tagging; unit 0 { vlan-id 100; family inet { address 192.168.0.1/31; } } } ge-0/0/2 { description PE1-to-CE1-Link2; vlan-tagging; unit 0 { vlan-id 100; family inet { address 192.168.0.3/31; } } } ge-0/0/3 { description PE1-to-P1; vlan-tagging; unit 0 { vlan-id 100; family inet { address 192.168.0.4/31; } family iso; family mpls; } } lo0 { unit 1 { family inet { address 10.2.2.5/32; } family iso { address 49.0000.0000.aaaa.0005.00; } } } } policy-options { policy-statement add-noexport { term 1 { then { community add noexport; } } } policy-statement allow-lo0 { term 1 { from interface lo0.1; then accept; } term 2 { then reject; } } policy-statement export-inet3 { term 1 { from rib inet.3; then accept; } term 2 { then reject; } } policy-statement mp-resolv { term 1 { from { route-filter 10.1.1.0/24 orlonger; } then { accept; multipath-resolve; } } term 2 { from { route-filter 10.2.2.0/24 orlonger; } then { accept; multipath-resolve; } } term def { then reject; } } policy-statement nhs { term 1 { from protocol bgp; then { local-preference 200; next-hop self; accept; } } } policy-statement pplb { then { load-balance per-packet; } } policy-statement vrf-export-red { term 1 { then { community add leak2red; accept; } } } policy-statement vrf-import-red { term 1 { from community leak2red; then accept; } } community leak2red members target:100:100; community noexport members [ no-export no-advertise ]; } routing-instances { red { routing-options { multipath preserve-nexthop-hierarchy; protect core; } protocols { bgp { group toCE1 { peer-as 65004; neighbor 192.168.0.2; } } } instance-type vrf; interface ge-0/0/2.0; vrf-import vrf-import-red; vrf-export vrf-export-red; } } routing-options { rib inet.3 { protect core; } route-distinguisher-id 10.2.2.5; forwarding-table { export pplb; } resolution { preserve-nexthop-hierarchy; rib inet.0 { import mp-resolv; } } interface-routes { rib-group inet inet0to3; } router-id 10.2.2.5; autonomous-system 65002; protect core; rib-groups { inet0to3 { import-rib [ inet.0 inet.3 ]; import-policy allow-lo0; } inet3to0 { import-rib [ inet.3 inet.0 ]; import-policy add-noexport; } } } protocols { isis { level 1 disable; interface ge-0/0/3.0; export allow-lo0; topologies ipv6-unicast; } rsvp { interface ge-0/0/3.0; } bgp { path-selection external-router-id; group toAs2RR { type internal; local-address 10.2.2.5; family inet { labeled-unicast { rib-group inet3to0; add-path { receive; send { path-count 4; } } nexthop-resolution { preserve-nexthop-hierarchy; } rib { inet.3; } } } export [ nhs export-inet3 ]; neighbor 10.2.2.6; } group toAs4 { peer-as 65004; neighbor 192.168.0.0; } group toAs1PEs { multihop { no-nexthop-change; } local-address 10.2.2.5; family inet { unicast; } family inet-vpn { unicast; } family inet6 { unicast; } family inet6-vpn { unicast; } export nhs; peer-as 65001; neighbor 10.1.1.1; neighbor 10.1.1.2; } traceoptions { file bgp.log size 100m; flag state detail; flag policy; } multipath; } ldp { interface ge-0/0/3.0; } mpls { label-switched-path toABR1-gold { to 10.2.2.3; } label-switched-path toABR1-bronze { to 10.2.2.3; } label-switched-path toABR2-gold { to 10.2.2.4; } } }
P1デバイスの設定
ステップバイステップでの手順
次の例では、設定階層のいくつかのレベルに移動する必要があります。CLIのナビゲーションについては、 CLIユーザーガイドの コンフィギュレーションモードでのCLIエディタの使用を参照してください。
デバイスP1を設定するには:
-
インターフェイスを設定します。
[edit interfaces] user@P1#set ge-0/0/1 description P1-to-RR1 user@P1#set ge-0/0/1 vlan-tagging user@P1#set ge-0/0/1 unit 0 vlan-id 100 user@P1#set ge-0/0/1 unit 0 family inet address 192.168.0.6/31 user@P1#set ge-0/0/1 unit 0 family iso user@P1#set ge-0/0/1 unit 0 family mpls user@P1#set ge-0/0/2 description P1-to-ABR1 user@P1#set ge-0/0/2 vlan-tagging user@P1#set ge-0/0/2 unit 0 vlan-id 100 user@P1#set ge-0/0/2 unit 0 family inet address 192.168.0.8/31 user@P1#set ge-0/0/2 unit 0 family iso user@P1#set ge-0/0/2 unit 0 family mpls user@P1#set ge-0/0/3 description P1-to-PE1 user@P1#set ge-0/0/3 vlan-tagging user@P1#set ge-0/0/3 unit 0 vlan-id 100 user@P1#set ge-0/0/3 unit 0 family inet address 192.168.0.5/31 user@P1#set ge-0/0/3 unit 0 family iso user@P1#set ge-0/0/3 unit 0 family mpls user@P1#set ge-0/0/4 description P1-to-ABR2 user@P1#set ge-0/0/4 vlan-tagging user@P1#set ge-0/0/4 unit 0 vlan-id 100 user@P1#set ge-0/0/4 unit 0 family inet address 192.168.0.10/31 user@P1#set ge-0/0/4 unit 0 family iso user@P1#set ge-0/0/4 unit 0 family mpls
-
ループバックインターフェイスを設定します。
[edit interfaces] user@P1#set lo0 unit 0 family inet address 10.2.2.8/32 user@P1#set lo0 unit 0 family iso address 49.0000.0000.aaaa.0008.00
-
PFEに階層マルチパスをインストールするために、マルチパス解決ポリシーを設定します。
[edit policy-options] user@P1#set policy-statement allow-lo0 term 1 from interface lo0.0 user@P1#set policy-statement allow-lo0 term 1 then accept user@P1#set policy-statement allow-lo0 term 2 then reject
-
ルーティングオプションを設定します。
[edit routing-options] user@P1#set router-id 10.2.2.8
-
インターフェイスでISIS、RSVP、LDP、MPLSプロトコルを設定します。
[edit protocols] user@P1#set isis level 1 disable user@P1#set isis interface all user@P1#set isis export allow-lo0 user@P1#set isis topologies ipv6-unicast user@P1#set rsvp interface all user@P1#set ldp interface all user@P1#set mpls interface all
結果
コンフィギュレーションモードから、show interfaces
show policy-options
、、およびの各コマshow protocols
ンドを入力し、コンフィギュレーションを確認します。出力結果に意図した設定内容が表示されない場合は、この例の手順を繰り返して設定を修正します。
interfaces { ge-0/0/1 { description P1-to-RR1; vlan-tagging; unit 0 { vlan-id 100; family inet { address 192.168.0.6/31; } family iso; family mpls; } } ge-0/0/2 { description P1-to-ABR1; vlan-tagging; unit 0 { vlan-id 100; family inet { address 192.168.0.8/31; } family iso; family mpls; } } ge-0/0/3 { description P1-to-PE1; vlan-tagging; unit 0 { vlan-id 100; family inet { address 192.168.0.5/31; } family iso; family mpls; } } ge-0/0/4 { description P1-to-ABR2; vlan-tagging; unit 0 { vlan-id 100; family inet { address 192.168.0.10/31; } family iso; family mpls; } } lo0 { unit 0 { family inet { address 10.2.2.8/32; } family iso { address 49.0000.0000.aaaa.0008.00; } } } } policy-options { policy-statement allow-lo0 { term 1 { from interface lo0.0; then accept; } term 2 { then reject; } } } routing-options { router-id 10.2.2.8; } protocols { isis { level 1 disable; interface all; export allow-lo0; topologies ipv6-unicast; } rsvp { interface all; } ldp { interface all; } mpls { interface all; } }
RR1デバイスの設定
ステップバイステップでの手順
次の例では、設定階層のいくつかのレベルに移動する必要があります。CLIのナビゲーションについては、 CLIユーザーガイドの コンフィギュレーションモードでのCLIエディタの使用を参照してください。
デバイスRR1を設定するには:
-
インターフェイスを設定します。
[edit interfaces] user@RR1#set ge-0/0/1 description RR1-to-P1 user@RR1#set ge-0/0/1 vlan-tagging user@RR1#set ge-0/0/1 unit 0 vlan-id 100 user@RR1#set ge-0/0/1 unit 0 family inet address 192.168.0.7/31 user@RR1#set ge-0/0/1 unit 0 family iso user@RR1#set ge-0/0/1 unit 0 family mpls
-
ループバックインターフェイスを設定します。
[edit interfaces] user@RR1#set lo0 unit 1 family inet address 10.2.2.6/32 user@RR1#set lo0 unit 1 family iso address 49.0000.0000.aaaa.0006.00
-
PFEに階層マルチパスをインストールするために、マルチパス解決ポリシーを設定します。
[edit policy-options] user@RR1#set policy-statement add-noexport term 1 then community add noexport user@RR1#set policy-statement allow-lo0 term 1 from interface lo0.1 user@RR1#set policy-statement allow-lo0 term 1 then accept user@RR1#set policy-statement allow-lo0 term 2 then reject user@RR1#set policy-statement export-inet3 term 1 from rib inet.3 user@RR1#set policy-statement export-inet3 term 1 then accept user@RR1#set policy-statement export-inet3 term 2 then reject user@RR1#set policy-statement pplb then load-balance per-packet user@RR1#set community noexport members no-export user@RR1#set community noexport members no-advertise
-
ルーティングオプションを設定します。
[edit routing-options] user@RR1#set forwarding-table export pplb user@RR1#set interface-routes rib-group inet inet0to3 user@RR1#set router-id 10.2.2.6 user@RR1#set autonomous-system 2 user@RR1#set rib-groups inet0to3 import-rib inet.0 user@RR1#set rib-groups inet0to3 import-rib inet.3 user@RR1#set rib-groups inet0to3 import-policy allow-lo0 user@RR1#set rib-groups inet3to0 import-rib inet.3 user@RR1#set rib-groups inet3to0 import-rib inet.0 user@RR1#set rib-groups inet3to0 import-rib inet6.3 user@RR1#set rib-groups inet3to0 import-policy add-noexport
-
インターフェイスでISIS、RSVP、LDP、MPLSプロトコルを設定します。
[edit protocols] user@RR1#set isis level 1 disable user@RR1#set isis interface all user@RR1#set isis export allow-lo0 user@RR1#set isis topologies ipv6-unicast user@RR1#set rsvp interface all user@RR1#set ldp interface all user@RR1#set mpls interface all
-
BGPラベル付きユニキャストを設定して、BGPラベル付きユニキャストプレフィックスとしてループバックIPアドレスを交換します。
[edit protocols bgp] user@RR1#set path-selection external-router-id user@RR1#set group toAs2Reg2BNs type internal user@RR1#set group toAs2Reg2BNs family inet labeled-unicast rib-group inet3to0 user@RR1#set group toAs2Reg2BNs family inet labeled-unicast add-path receive user@RR1#set group toAs2Reg2BNs family inet labeled-unicast add-path send path-count 4 user@RR1#set group toAs2Reg2BNs family inet labeled-unicast rib inet.3 user@RR1#set group toAs2Reg2BNs export export-inet3 user@RR1#set group toAs2Reg2BNs neighbor 10.2.2.3 user@RR1#set group toAs2Reg2BNs neighbor 10.2.2.4 user@RR1#set group toAs2Reg2BNs neighbor 10.2.2.5 user@RR1#set traceoptions file bgp.log user@RR1#set traceoptions file size 100m user@RR1#set traceoptions flag state detail user@RR1#set traceoptions flag policy user@RR1#set local-address 10.2.2.6 user@RR1#set cluster 10.2.2.6
結果
コンフィギュレーションモードから、show interfaces
、show policy-options
、show routing-options
およびshow protocols
コマンドを入力し、コンフィギュレーションを確認します。出力結果に意図した設定内容が表示されない場合は、この例の手順を繰り返して設定を修正します。
interfaces { ge-0/0/1 { description RR1-to-P1; vlan-tagging; unit 0 { vlan-id 100; family inet { address 192.168.0.7/31; } family iso; family mpls; } } lo0 { unit 1 { family inet { address 10.2.2.6/32; } family iso { address 49.0000.0000.aaaa.0006.00; } } } } policy-options { policy-statement add-noexport { term 1 { then { community add noexport; } } } policy-statement allow-lo0 { term 1 { from interface lo0.1; then accept; } term 2 { then reject; } } policy-statement export-inet3 { term 1 { from rib inet.3; then accept; } term 2 { then reject; } } policy-statement pplb { then { load-balance per-packet; } } community noexport members [ no-export no-advertise ]; } routing-options { forwarding-table { export pplb; } interface-routes { rib-group inet inet0to3; } router-id 10.2.2.6; autonomous-system 2; rib-groups { inet0to3 { import-rib [ inet.0 inet.3 ]; import-policy allow-lo0; } inet3to0 { import-rib [ inet.3 inet.0 inet6.3 ]; import-policy add-noexport; } } } protocols { isis { level 1 disable; interface all; export allow-lo0; topologies ipv6-unicast; } rsvp { interface all; } bgp { path-selection external-router-id; group toAs2Reg2BNs { type internal; family inet { labeled-unicast { rib-group inet3to0; add-path { receive; send { path-count 4; } } rib { inet.3; } } } export export-inet3; neighbor 10.2.2.3; neighbor 10.2.2.4; neighbor 10.2.2.5; } traceoptions { file bgp.log size 100m; flag state detail; flag policy; } local-address 10.2.2.6; cluster 10.2.2.6; } ldp { interface all; } mpls { interface all; } }
ABR1デバイスの設定
ステップバイステップでの手順
次の例では、設定階層のいくつかのレベルに移動する必要があります。CLIのナビゲーションについては、 CLIユーザーガイドの コンフィギュレーションモードでのCLIエディタの使用を参照してください。
デバイスABR1を設定するには:
-
インターフェイスを設定してIPとMPLSトランスポートを有効にします。
[edit interfaces] user@ABR1#set ge-0/0/1 description ABR1-to-P2 user@ABR1#set ge-0/0/1 vlan-tagging user@ABR1#set ge-0/0/1 unit 0 vlan-id 100 user@ABR1#set ge-0/0/1 unit 0 family inet address 192.168.0.12/31 user@ABR1#set ge-0/0/1 unit 0 family iso user@ABR1#set ge-0/0/1 unit 0 family mpls user@ABR1#set ge-0/0/2 description ABR1-to-P1 user@ABR1#set ge-0/0/2 vlan-tagging user@ABR1#set ge-0/0/2 unit 0 vlan-id 100 user@ABR1#set ge-0/0/2 unit 0 family inet address 192.168.0.9/31 user@ABR1#set ge-0/0/2 unit 0 family iso user@ABR1#set ge-0/0/2 unit 0 family mpls
-
LDPとBGPセッションのルーターIDおよび終了インターフェイスとして使用されるループバックインターフェイスを設定します。
[edit interfaces] user@ABR1#set lo0 unit 0 family inet address 10.2.2.3/32 user@ABR1#set lo0 unit 0 family iso address 49.0000.0000.aaaa.0003.00
-
PFEに階層マルチパスをインストールするために、マルチパス解決ポリシーを設定します。
[edit policy-options] user@ABR1#set policy-statement allow-lo0 term 1 from interface lo0.0 user@ABR1#set policy-statement allow-lo0 term 1 then accept user@ABR1#set policy-statement allow-lo0 term 2 then reject user@ABR1#set policy-statement nhs term 1 from protocol bgp user@ABR1#set policy-statement nhs term 1 then next-hop self user@ABR1#set policy-statement nhs term 1 then accept user@ABR1#set policy-statement pplb then load-balance per-packet
-
フローあたりの負荷分散ポリシーを適用して、トラフィック保護を有効にます。
[edit routing-options] user@ABR1#set forwarding-table export pplb user@ABR1#set router-id 10.2.2.3 user@ABR1#set autonomous-system 65002
-
インターフェイスでISIS、RSVP、MPLS、LDPプロトコルを設定します。
[edit protocols] user@ABR1#set isis level 1 disable user@ABR1#set isis interface all user@ABR1#set isis export allow-lo0 user@ABR1#set isis topologies ipv6-unicast user@ABR1#set rsvp interface all user@ABR1#set ldp interface all user@ABR1#set mpls label-switched-path toASBR2-gold to 10.2.2.2 user@ABR1#set mpls label-switched-path toASBR1-bronze to 10.2.2.1 user@ABR1#set mpls label-switched-path toASBR2-bronze to 10.2.2.2 user@ABR1#set mpls interface all
-
BGPラベル付きユニキャストを設定して、BGPラベル付きユニキャストプレフィックスとしてループバックIPアドレスを交換します。
[edit protocols] user@ABR1#set bgp group toAs2RR type internal user@ABR1#set bgp group toAs2RR local-address 10.2.2.3 user@ABR1#set bgp group toAs2RR advertise-inactive user@ABR1#set bgp group toAs2RR family inet labeled-unicast add-path receive user@ABR1#set bgp group toAs2RR family inet labeled-unicast add-path send path-count 4 user@ABR1#set bgp group toAs2RR family inet labeled-unicast rib inet.3 user@ABR1#set bgp group toAs2RR export nhs user@ABR1#set bgp group toAs2RR cluster 10.2.2.3 user@ABR1#set bgp group toAs2RR neighbor 10.2.2.6 user@ABR1#set bgp group toAs2RR neighbor 10.2.2.7 user@ABR1#set bgp traceoptions file bgp.log user@ABR1#set bgp traceoptions file size 100m user@ABR1#set bgp traceoptions flag state detail user@ABR1#set bgp traceoptions flag policy
結果
コンフィギュレーションモードから、show interfaces
、show policy-options
、show routing-options
およびshow protocols
コマンドを入力し、コンフィギュレーションを確認します。出力結果に意図した設定内容が表示されない場合は、この例の手順を繰り返して設定を修正します。
interfaces { ge-0/0/1 { description ABR1-to-P2; vlan-tagging; unit 0 { vlan-id 100; family inet { address 192.168.0.12/31; } family iso; family mpls; } } ge-0/0/2 { description ABR1-to-P1; vlan-tagging; unit 0 { vlan-id 100; family inet { address 192.168.0.9/31; } family iso; family mpls; } } lo0 { unit 0 { family inet { address 10.2.2.3/32; } family iso { address 49.0000.0000.aaaa.0003.00; } } } } policy-options { policy-statement allow-lo0 { term 1 { from interface lo0.0; then accept; } term 2 { then reject; } } policy-statement nhs { term 1 { from protocol bgp; then { next-hop self; accept; } } } policy-statement pplb { then { load-balance per-packet; } } } routing-options { forwarding-table { export pplb; } router-id 10.2.2.3; autonomous-system 65002; } protocols { isis { level 1 disable; interface all; export allow-lo0; topologies ipv6-unicast; } rsvp { interface all; } bgp { group toAs2RR { type internal; local-address 10.2.2.3; advertise-inactive; family inet { labeled-unicast { add-path { receive; send { path-count 4; } } rib { inet.3; } } } export nhs; cluster 10.2.2.3; neighbor 10.2.2.6; neighbor 10.2.2.7; } traceoptions { file bgp.log size 100m; flag state detail; flag policy; } } ldp { interface all; } mpls { label-switched-path toASBR2-gold { to 10.2.2.2; } label-switched-path toASBR1-bronze { to 10.2.2.1; } label-switched-path toASBR2-bronze { to 10.2.2.2; } interface all; } }
ABR2デバイスの設定
ステップバイステップでの手順
次の例では、設定階層のいくつかのレベルに移動する必要があります。CLIのナビゲーションについては、 CLIユーザーガイドの コンフィギュレーションモードでのCLIエディタの使用を参照してください。
デバイスABR2を設定するには:
-
インターフェイスを設定してIPとMPLSトランスポートを有効にします。
[edit interfaces] user@ABR2#set ge-0/0/2 description ABR2-to-P2 user@ABR2#set ge-0/0/2 vlan-tagging user@ABR2#set ge-0/0/2 unit 0 vlan-id 100 user@ABR2#set ge-0/0/2 unit 0 family inet address 192.168.0.14/31 user@ABR2#set ge-0/0/2 unit 0 family iso user@ABR2#set ge-0/0/2 unit 0 family mpls user@ABR2#set ge-0/0/4 description ABR2-to-P1 user@ABR2#set ge-0/0/4 vlan-tagging user@ABR2#set ge-0/0/4 unit 0 vlan-id 100 user@ABR2#set ge-0/0/4 unit 0 family inet address 192.168.0.11/31 user@ABR2#set ge-0/0/4 unit 0 family iso user@ABR2#set ge-0/0/4 unit 0 family mpls
-
LDPとBGPセッションのルーターIDおよび終了インターフェイスとして使用されるループバックインターフェイスを設定します。
[edit interfaces] user@ABR2#set lo0 unit 0 family inet address 2.2.2.4/32 user@ABR2#set lo0 unit 0 family iso address 49.0000.0000.aaaa.0004.00
-
PFEに階層マルチパスをインストールするために、マルチパス解決ポリシーを設定します。
[edit policy-options] user@ABR2#set policy-statement allow-lo0 term 1 from interface lo0.0 user@ABR2#set policy-statement allow-lo0 term 1 then accept user@ABR2#set policy-statement allow-lo0 term 2 then reject user@ABR2#set policy-statement nhs term 1 from protocol bgp user@ABR2#set policy-statement nhs term 1 then next-hop self user@ABR2#set policy-statement nhs term 1 then accept user@ABR2#set policy-statement pplb then load-balance per-packet
-
フローあたりの負荷分散ポリシーを適用して、トラフィック保護を有効にます。
[edit routing-options] user@ABR2#set forwarding-table export pplb user@ABR2#set router-id 2.2.2.4 user@ABR2#set autonomous-system 2
-
インターフェイスでISIS、RSVP、MPLS、LDPプロトコルを設定します。
[edit protocols] user@ABR2#set isis level 1 disable user@ABR2#set isis interface all user@ABR2#set isis export allow-lo0 user@ABR2#set isis topologies ipv6-unicast user@ABR2#set rsvp interface all user@ABR2#set ldp interface all user@ABR2#set mpls label-switched-path toASBR1-bronze to 2.2.2.1 user@ABR2#set mpls interface all
-
BGPラベル付きユニキャストを設定して、BGPラベル付きユニキャストプレフィックスとしてループバックIPアドレスを交換します。
[edit protocols] user@ABR2#set bgp group toAs2RR type internal user@ABR2#set bgp group toAs2RR local-address 2.2.2.4 user@ABR2#set bgp group toAs2RR advertise-inactive user@ABR2#set bgp group toAs2RR family inet labeled-unicast add-path receive user@ABR2#set bgp group toAs2RR family inet labeled-unicast add-path send path-count 4 user@ABR2#set bgp group toAs2RR family inet labeled-unicast rib inet.3 user@ABR2#set bgp group toAs2RR export nhs user@ABR2#set bgp group toAs2RR cluster 2.2.2.4 user@ABR2#set bgp group toAs2RR neighbor 2.2.2.6 user@ABR2#set bgp group toAs2RR neighbor 2.2.2.7 user@ABR2#set bgp traceoptions file bgp.log user@ABR2#set bgp traceoptions file size 100m user@ABR2#set bgp traceoptions flag state detail user@ABR2#set bgp traceoptions flag policy
結果
コンフィギュレーションモードから、show interfaces
、show policy-options
、show routing-options
およびshow protocols
コマンドを入力し、コンフィギュレーションを確認します。出力結果に意図した設定内容が表示されない場合は、この例の手順を繰り返して設定を修正します。
interfaces { ge-0/0/2 { description ABR2-to-P2; vlan-tagging; unit 0 { vlan-id 100; family inet { address 192.168.0.14/31; } family iso; family mpls; } } ge-0/0/4 { description ABR2-to-P1; vlan-tagging; unit 0 { vlan-id 100; family inet { address 192.168.0.11/31; } family iso; family mpls; } } lo0 { unit 0 { family inet { address 2.2.2.4/32; } family iso { address 49.0000.0000.aaaa.0004.00; } } } } policy-options { policy-statement allow-lo0 { term 1 { from interface lo0.0; then accept; } term 2 { then reject; } } policy-statement nhs { term 1 { from protocol bgp; then { next-hop self; accept; } } } policy-statement pplb { then { load-balance per-packet; } } } routing-options { forwarding-table { export pplb; } router-id 2.2.2.4; autonomous-system 2; } protocols { isis { level 1 disable; interface all; export allow-lo0; topologies ipv6-unicast; } rsvp { interface all; } bgp { group toAs2RR { type internal; local-address 2.2.2.4; advertise-inactive; family inet { labeled-unicast { add-path { receive; send { path-count 4; } } rib { inet.3; } } } export nhs; cluster 2.2.2.4; neighbor 2.2.2.6; neighbor 2.2.2.7; } traceoptions { file bgp.log size 100m; flag state detail; flag policy; } } ldp { interface all; } mpls { label-switched-path toASBR1-bronze { to 2.2.2.1; } interface all; } }
P2デバイスの設定
ステップバイステップでの手順
次の例では、設定階層のいくつかのレベルに移動する必要があります。CLIのナビゲーションについては、 CLIユーザーガイドの コンフィギュレーションモードでのCLIエディタの使用を参照してください。
デバイスP2を設定するには:
-
インターフェイスを設定してIPとMPLSトランスポートを有効にします。
[edit interfaces] user@P2#set ge-0/0/1 description P2-to-ABR1 user@P2#set ge-0/0/1 vlan-tagging user@P2#set ge-0/0/1 unit 0 vlan-id 100 user@P2#set ge-0/0/1 unit 0 family inet address 192.168.0.13/31 user@P2#set ge-0/0/1 unit 0 family iso user@P2#set ge-0/0/1 unit 0 family mpls user@P2#set ge-0/0/2 description P2-to-ABR2 user@P2#set ge-0/0/2 vlan-tagging user@P2#set ge-0/0/2 unit 0 vlan-id 100 user@P2#set ge-0/0/2 unit 0 family inet address 192.168.0.15/31 user@P2#set ge-0/0/2 unit 0 family iso user@P2#set ge-0/0/2 unit 0 family mpls user@P2#set ge-0/0/3 description P2-to-RR2 user@P2#set ge-0/0/3 vlan-tagging user@P2#set ge-0/0/3 unit 0 vlan-id 100 user@P2#set ge-0/0/3 unit 0 family inet address 192.168.0.16/31 user@P2#set ge-0/0/3 unit 0 family iso user@P2#set ge-0/0/3 unit 0 family mpls user@P2#set ge-0/0/4 description P2-to-ASBR1 user@P2#set ge-0/0/4 vlan-tagging user@P2#set ge-0/0/4 unit 0 vlan-id 100 user@P2#set ge-0/0/4 unit 0 family inet address 192.168.0.18/31 user@P2#set ge-0/0/4 unit 0 family iso user@P2#set ge-0/0/4 unit 0 family mpls user@P2#set ge-0/0/5 description P2-to-ASBR2 user@P2#set ge-0/0/5 vlan-tagging user@P2#set ge-0/0/5 unit 0 vlan-id 100 user@P2#set ge-0/0/5 unit 0 family inet address 192.168.0.20/31 user@P2#set ge-0/0/5 unit 0 family iso user@P2#set ge-0/0/5 unit 0 family mpls
-
LDPとBGPセッションのルーターIDおよび終了インターフェイスとして使用されるループバックインターフェイスを設定します。
[edit interfaces] user@P2#set lo0 unit 0 family inet address 2.2.2.9/32 user@P2#set lo0 unit 0 family iso address 49.0000.0000.aaaa.0009.00
-
PFEに階層マルチパスをインストールするために、マルチパス解決ポリシーを設定します。
[edit policy-options] user@P2#set policy-statement allow-lo0 term 1 from interface lo0.0 user@P2#set policy-statement allow-lo0 term 1 then accept user@P2#set policy-statement allow-lo0 term 2 then reject
-
ルーティングオプションを設定します。
[edit routing-options] user@P2#set router-id 2.2.2.9
-
インターフェイスでISIS、RSVP、MPLS、LDPプロトコルを設定します。
[edit protocols] user@P2#set isis level 1 disable user@P2#set isis interface all user@P2#set isis export allow-lo0 user@P2#set isis topologies ipv6-unicast user@P2#set rsvp interface all user@P2#set ldp interface all user@P2#set mpls interface all
結果
コンフィギュレーションモードから、show interfaces
、show policy-options
、show routing-options
およびshow protocols
コマンドを入力し、コンフィギュレーションを確認します。出力結果に意図した設定内容が表示されない場合は、この例の手順を繰り返して設定を修正します。
interfaces { ge-0/0/1 { description P2-to-ABR1; vlan-tagging; unit 0 { vlan-id 100; family inet { address 192.168.0.13/31; } family iso; family mpls; } } ge-0/0/2 { description P2-to-ABR2; vlan-tagging; unit 0 { vlan-id 100; family inet { address 192.168.0.15/31; } family iso; family mpls; } } ge-0/0/3 { description P2-to-RR2; vlan-tagging; unit 0 { vlan-id 100; family inet { address 192.168.0.16/31; } family iso; family mpls; } } ge-0/0/4 { description P2-to-ASBR1; vlan-tagging; unit 0 { vlan-id 100; family inet { address 192.168.0.18/31; } family iso; family mpls; } } ge-0/0/5 { description P2-to-ASBR2; vlan-tagging; unit 0 { vlan-id 100; family inet { address 192.168.0.20/31; } family iso; family mpls; } } lo0 { unit 0 { family inet { address 2.2.2.9/32; } family iso { address 49.0000.0000.aaaa.0009.00; } } } } policy-options { policy-statement allow-lo0 { term 1 { from interface lo0.0; then accept; } term 2 { then reject; } } } routing-options { router-id 2.2.2.9; } protocols { isis { level 1 disable; interface all; export allow-lo0; topologies ipv6-unicast; } rsvp { interface all; } ldp { interface all; } mpls { interface all; } }
RR2デバイスの設定
ステップバイステップでの手順
次の例では、設定階層のいくつかのレベルに移動する必要があります。CLIのナビゲーションについては、 CLIユーザーガイドの コンフィギュレーションモードでのCLIエディタの使用を参照してください。
デバイスRR2を設定するには:
-
インターフェイスを設定してIPとMPLSトランスポートを有効にします。
[edit interfaces] user@RR2#set ge-0/0/3 description RR2-to-P2 user@RR2#set ge-0/0/3 vlan-tagging user@RR2#set ge-0/0/3 unit 0 vlan-id 100 user@RR2#set ge-0/0/3 unit 0 family inet address 192.168.0.17/31 user@RR2#set ge-0/0/3 unit 0 family iso user@RR2#set ge-0/0/3 unit 0 family mpls
-
LDPとBGPセッションのルーターIDおよび終了インターフェイスとして使用されるループバックインターフェイスを設定します。
[edit interfaces] user@RR2#set lo0 unit 1 family inet address 2.2.2.7/32 user@RR2#set lo0 unit 1 family iso address 49.0000.0000.aaaa.0007.00
-
PFEに階層マルチパスをインストールするために、マルチパス解決ポリシーを設定します。
[edit policy-options] user@RR2#set policy-statement allow-lo0 term 1 from interface lo0.1 user@RR2#set policy-statement allow-lo0 term 1 then accept user@RR2#set policy-statement allow-lo0 term 2 then reject user@RR2#set policy-statement export-inet3 term 1 from rib inet.3 user@RR2#set policy-statement export-inet3 term 1 then accept user@RR2#set policy-statement export-inet3 term 2 then reject user@RR2#set policy-statement pplb then load-balance per-packet
-
フローあたりの負荷分散ポリシーを適用して、トラフィック保護を有効にます。
[edit routing-options] user@RR2#set forwarding-table export pplb user@RR2#set interface-routes rib-group inet inet0to3 user@RR2#set router-id 2.2.2.7 user@RR2#set autonomous-system 2 user@RR2#set rib-groups inet0to3 import-rib inet.0 user@RR2#set rib-groups inet0to3 import-rib inet.3 user@RR2#set rib-groups inet0to3 import-policy allow-lo0
-
インターフェイスでISIS、RSVP、MPLS、LDPプロトコルを設定します。
[edit protocols] user@RR2#set isis level 1 disable user@RR2#set isis interface all user@RR2#set isis export allow-lo0 user@RR2#set isis topologies ipv6-unicast user@RR2#set rsvp interface all user@RR2#set ldp interface all user@RR2#set mpls interface all
-
BGPラベル付きユニキャストを設定して、BGPラベル付きユニキャストプレフィックスとしてループバックIPアドレスを交換します。
[edit protocols] user@RR2#set bgp path-selection external-router-id user@RR2#set bgp group toAs2Reg1BNs type internal user@RR2#set bgp group toAs2Reg1BNs family inet labeled-unicast add-path receive user@RR2#set bgp group toAs2Reg1BNs family inet labeled-unicast add-path send path-count 4 user@RR2#set bgp group toAs2Reg1BNs family inet labeled-unicast rib inet.3 user@RR2#set bgp group toAs2Reg1BNs neighbor 2.2.2.1 user@RR2#set bgp group toAs2Reg1BNs neighbor 2.2.2.2 user@RR2#set bgp group toAs2Reg1BNs neighbor 2.2.2.3 user@RR2#set bgp group toAs2Reg1BNs neighbor 2.2.2.4 user@RR2#set bgp traceoptions file bgp.log user@RR2#set bgp traceoptions file size 100m user@RR2#set bgp traceoptions flag state detail user@RR2#set bgp traceoptions flag policy user@RR2#set bgp local-address 2.2.2.7 user@RR2#set bgp cluster 2.2.2.7
結果
コンフィギュレーションモードから、show interfaces
、show policy-options
、show routing-options
およびshow protocols
コマンドを入力し、コンフィギュレーションを確認します。出力結果に意図した設定内容が表示されない場合は、この例の手順を繰り返して設定を修正します。
interfaces { ge-0/0/3 { description RR2-to-P2; vlan-tagging; unit 0 { vlan-id 100; family inet { address 192.168.0.17/31; } family iso; family mpls; } } lo0 { unit 1 { family inet { address 2.2.2.7/32; } family iso { address 49.0000.0000.aaaa.0007.00; } } } } policy-options { policy-statement allow-lo0 { term 1 { from interface lo0.1; then accept; } term 2 { then reject; } } policy-statement export-inet3 { term 1 { from rib inet.3; then accept; } term 2 { then reject; } } policy-statement pplb { then { load-balance per-packet; } } } routing-options { forwarding-table { export pplb; } interface-routes { rib-group inet inet0to3; } router-id 2.2.2.7; autonomous-system 2; rib-groups { inet0to3 { import-rib [ inet.0 inet.3 ]; import-policy allow-lo0; } } } protocols { isis { level 1 disable; interface all; export allow-lo0; topologies ipv6-unicast; } rsvp { interface all; } bgp { path-selection external-router-id; group toAs2Reg1BNs { type internal; family inet { labeled-unicast { add-path { receive; send { path-count 4; } } rib { inet.3; } } } neighbor 2.2.2.1; neighbor 2.2.2.2; neighbor 2.2.2.3; neighbor 2.2.2.4; } traceoptions { file bgp.log size 100m; flag state detail; flag policy; } local-address 2.2.2.7; cluster 2.2.2.7; } ldp { interface all; } mpls { interface all; } }
検証
設定が正常に機能していることを確認します。
Nexthopsが解決済みであることを検証する
目的
PE2とPE3のネクストホップがPE1で解決されていることを確認します。
アクション
オペレーショナルモードから、show route forwarding-table destination
コマンドを実行します。
user@PE1> show route forwarding-table destination 10.3.3.3 extensive table default | match Weight Weight: 0x1 Weight: 0x1 Next-hop interface: ge-0/0/3.0 Weight: 0x1 Weight: 0x1 Next-hop interface: ge-0/0/3.0 Weight: 0x1 Weight: 0x1 Next-hop interface: ge-0/0/3.0 Weight: 0x1 Weight: 0x1 Next-hop interface: ge-0/0/3.0 Weight: 0x1 Weight: 0x4000 Weight: 0x1 Next-hop interface: ge-0/0/3.0 Weight: 0x1 Weight: 0x1 Next-hop interface: ge-0/0/3.0 Weight: 0x1 Weight: 0x1 Next-hop interface: ge-0/0/3.0 Weight: 0x1 Weight: 0x1 Next-hop interface: ge-0/0/3.0 Weight: 0x1
user@PE1> show route forwarding-table destination 10.3.3.3 extensive table red | match Weight Weight: 0x1 Weight: 0x1 Next-hop interface: ge-0/0/3.0 Weight: 0x1 Weight: 0x4000 Weight: 0x4000 Next-hop interface: ge-0/0/3.0 Weight: 0x4000
意味
プライマリーとバックアップNexthopについて、0x1
および0x4000
の重みを参照できます。
ルーティングテーブルのNexthopエントリの検証
目的
PE1でのアクティブなNexthopルーティングエントリを検証します。
アクション
オペレーショナルモードから、show route extensive expanded-nh
コマンドを実行します。
user@PE1> show route 10.3.3.3 extensive expanded-nh inet.0: 36 destinations, 65 routes (36 active, 0 holddown, 0 hidden) 10.3.3.3/32 (2 entries, 1 announced) Installed-nexthop: List (0xd6ba4b8) Index:1048626 Indr (0xc593cac) 10.1.1.1 Krt_inh (0xcc14684) Index:1048614 List (0xc4cf7b4) Index:1048613 Frr_inh (0xc592730) Index:1048608 Chain (0xc59334c) Index:651 Push 300368 Router (0xc58ea40) Index:628 192.168.0.5 Push 299808 Frr_inh (0xc592604) Index:1048609 Chain (0xc5924d8) Index:649 Push 300384 Router (0xc58ea40) Index:628 192.168.0.5 Push 299808 Frr_inh (0xc592154) Index:1048611 Chain (0xc591bdc) Index:654 Push 300368 Router (0xc58ebd0) Index:629 192.168.0.5 Push 299824 Frr_inh (0xc5921b8) Index:1048612 Chain (0xc591a4c) Index:655 Push 300384 Router (0xc58ebd0) Index:629 192.168.0.5 Push 299824 Indr (0xc593ab8) 10.1.1.2 Krt_inh (0xcc14f84) Index:1048624 List (0xc4d0074) Index:1048623 Frr_inh (0xc5939f0) Index:1048619 Chain (0xc592ab4) Index:638 Push 300144 Router (0xc58ea40) Index:628 192.168.0.5 Push 299808 Frr_inh (0xc593a54) Index:1048620 Chain (0xc591efc) Index:637 Push 300160 Router (0xc58ea40) Index:628 192.168.0.5 Push 299808 Frr_inh (0xc59172c) Index:1048589 Chain (0xc5903a4) Index:640 Push 300144 Router (0xc58ebd0) Index:629 192.168.0.5 Push 299824 Frr_inh (0xc59159c) Index:1048590 Chain (0xc58fa44) Index:639 Push 300160 Router (0xc58ebd0) Index:629 192.168.0.5 Push 299824 TSI: <SNIP> Protocol next hop: 10.1.1.1 Indirect next hop: 0xcc14684 1048614 INH Session ID: 0x146 Weight 0x1 Protocol next hop: 10.1.1.2 Indirect next hop: 0xcc14f84 1048624 INH Session ID: 0x145 Weight 0x4000 State: >Active Ext> Local AS: 65002 Peer AS: 65001 <SNIP> Indirect next hops: 2 Protocol next hop: 10.1.1.1 Metric: 1 Indirect next hop: 0xcc14684 1048614 INH Session ID: 0x146 Weight 0x1 Indirect path forwarding next hops (Merged): 4 <SNIP> Protocol next hop: 10.1.1.2 Metric: 1 Indirect next hop: 0xcc14f84 1048624 INH Session ID: 0x145 Weight 0x4000 Indirect path forwarding next hops (Merged): 4
意味
プライマリーとバックアップNexthopについて、0x1
および0x4000
の重みを参照できます。
BGP L2VPNおよびVPLSに対するFAT擬似回線のサポート概要
疑似配線とは、擬似配線とは、MPLS パケットスイッチネットワーク(PSN)上で、T1 回線などの通信サービスの本質的な属性をエミュレートした、レイヤ 2 回線またはサービスのことです。疑似配線は、特定のサービス定義に必要な弾力性要件を備えた回線をエミュレートするために、必要最小限の機能のみを提供することを目的としています。
MPLS ネットワークでは、draft-keyupdate-l2vpn-fat-pw-bgp に記載されているように、疑似配線のフローラベルのフローアウェアトランスポート(FAT)が、レイヤ 2 仮想プライベートネットワーク(L2VPN)や仮想プライベート LAN サービス(VPLS)において、BGP でシグナリングされた擬似配線間で、トラフィックの負荷分散を行うために使用されます。
FAT のフローラベルは、ラベルエッジルーター(LER)でのみ設定されます。これにより、トランジットルーターまたはラベルスイッチングルーター(LSR)は、ペイロードのディープパケット検査を行うことなく、等価コストマルチパス(ECMP)やリンク集約グループ(LAG)を介して、MPLS パケットの負荷分散を行います。
その FAT フローラベルは,VPWS および VPLS 擬似配線の LDP シグナル転送等価クラス(FEC 128 および FEC 129)擬似配線に使用することができます。インタフェースパラメータ(Sub-TLV)は、FEC128 と FEC129 の両方の疑似配線に使用されます。LDP で定義されているサブ TLV には、送信(T)および受信(R)ビットが含まれます。T ビットは、フローラベルをプッシュする機能を告知します。R ビットは、フローラベルをポップする機能を告知します。デフォルトでは、これらの疑似配線のプロバイダエッジ(PE)ルータのシグナリング動作は、ラベルの T ビットと R ビットを 0 に設定して告知します。
そのflow-label-transmit
およびflow-label-receive
設定ステートメントでは、LDP ラベルマッピング・メッセージ用 FEC の、インターフェイスパラメーターの一部である Sub-TLV フィールドの、T ビットおよび R ビットアドバタイズを、1 に設定する機能が提供されています。これらのステートメントを使用して、L2VPN や VPLS などの BGP 信号擬似配線のコントロールプレーンにおける負荷分散用のラベルのプッシュと、ルーティングピアへのラベルのアドバタイズを制御することができます。
関連項目
BGP L2VPNでFATスードワイヤをサポートし、MPLSトラフィックを負荷分散させる設定
フローアウェアトランスポート(FAT)またはフローラベルは、L2VPN などの BGP 信号の疑似配線では、ラベルエッジルーター(LER)でのみ設定できるように、サポートされています。これにより、トランジットルーターやラベルスイッチングルーター(LSR)は、ペイロードの深いパケット検査を行うことなく、等価コストマルチパス(ECMP)やリンク アグリゲーション グループ(LAG)間で MPLS パケットの負荷分散を行うことができます。FAT 疑似線またはフローラベルは、LDP 信号の転送等価クラス(FEC128 および FEC129)付き L2VPN で使用でき、フローラベルのサポートは、ポイント・ツー・ポイントまたはポイント・ツー・マルチポイントのレイヤ 2 サービス用の BGP 信号の疑似配線に拡張されています。
MPLS トラフィックをロードバランスするために、BGP L2VPN の FAT 疑似配線サポートを設定する前に。
装置インタフェースを設定し、すべてのインタフェースで MPLS を有効にします。
RSVP を設定する。
MPLS とリモート PE ルーターへの LSP を設定します。
BGP と OSPF を設定する。
MPLS トラフィックをロードバランシングするために BGP L2VPN の FAT 疑似配線サポートを設定するには、次のようにする必要があります。
関連項目
例:BGP L2VPNでFATスードワイヤをサポートし、MPLSトラフィックを負荷分散させる設定
この例では、BGP L2VPNに対するFAT疑似回線サポートを実装し、MPLSトラフィックのロードバランスを促進する方法を説明します。
要件
この例では、以下のハードウェアとソフトウェアのコンポーネントを使用しています。
MXシリーズルーター5機種
すべてのデバイスでJunos OS Release 16.1以降が作動していること
BGP L2VPNへのFAT疑似回線サポートを設定する前に、ルーティングとシグナリングプロトコルを必ず設定してください。
概要
Junos OSでは、L2VPNなどのBGP信号の擬似回線に対応しているフローアウェアトランスポート(FAT)のフローラベルを、ラベルエッジルーター(LER)上のみで設定することを可能にしています。これにより、トランジットルーターやラベルスイッチングルーター(LSR)が、ペイロードのディープパケットインスペクションを必要とせずに、等コストマルチパス(ECMP)パスやリンクアグリゲーショングループ(LAG)に渡るMPLSパケットのロードバランシングを実行します。FATフローラベルは,VPWSおよびVPLS擬似ワイヤのLDPシグナル転送等価クラス(FEC 128およびFEC 129)擬似ワイヤに使用することができます。
設定
CLIクイック構成
この例を迅速に設定するには、以下のコマンドをコピーして、テキストファイルに貼り付け、改行を削除し、ネットワーク設定に一致させる必要がある詳細情報を変更し、コマンドを [edit] 階層レベルでCLIにコピーアンドペーストして、設定モードから commit
を入力します。
CE1
set interfaces ge-0/0/0 vlan-tagging set interfaces ge-0/0/0 unit 600 vlan-id 600 set interfaces ge-0/0/0 unit 600 family inet address 10.1.1.1/24 set interfaces lo0 unit 0 family inet address 10.255.255.8/32
PE1
set interfaces ge-0/0/0 vlan-tagging set interfaces ge-0/0/0 mtu 1600 set interfaces ge-0/0/0 encapsulation vlan-ccc set interfaces ge-0/0/0 unit 300 encapsulation vlan-ccc set interfaces ge-0/0/0 unit 300 vlan-id 600 set interfaces ge-0/0/0 unit 600 encapsulation vlan-vpls set interfaces ge-0/0/0 unit 600 vlan-id 600 set interfaces ge-0/0/0 unit 600 family vpls set interfaces ge-0/0/1 unit 0 family inet address 1.0.0.1/24 set interfaces ge-0/0/1 unit 0 family mpls set interfaces lo0 unit 0 family inet address 10.255.255.1/32 set routing-options nonstop-routing set routing-options router-id 10.255.255.1 set routing-options autonomous-system 100 set routing-options forwarding-table export exp-to-frwd set protocols rsvp interface all set protocols rsvp interface ge-0/0/1.0 set protocols rsvp interface lo0.0 set protocols mpls label-switched-path to-pe2 to 10.255.255.4 set protocols mpls interface ge-0/0/1.0 set protocols bgp group vpls-pe type internal set protocols bgp group vpls-pe local-address 10.255.255.1 set protocols bgp group vpls-pe family l2vpn auto-discovery-only set protocols bgp group vpls-pe family l2vpn signaling set protocols bgp group vpls-pe neighbor 10.255.255.4 set protocols bgp group vpls-pe neighbor 10.255.255.2 set protocols ospf traffic-engineering set protocols ospf area 0.0.0.0 interface lo0.0 passive set protocols ospf area 0.0.0.0 interface ge-0/0/1.0 set policy-options policy-statement exp-to-frwd term 0 from community vpls-com set policy-options policy-statement exp-to-frwd term 0 then install-nexthop lsp to-pe2 set policy-options policy-statement exp-to-frwd term 0 then accept set policy-options community vpls-com members target:100:100 set routing-instances l2vpn-inst instance-type l2vpn set routing-instances l2vpn-inst interface ge-0/0/0.300 set routing-instances l2vpn-inst route-distinguisher 10.255.255.1:200 set routing-instances l2vpn-inst vrf-target target:100:100 set routing-instances l2vpn-inst protocols l2vpn encapsulation-type ethernet-vlan set routing-instances l2vpn-inst protocols l2vpn site pe1 site-identifier 1 set routing-instances l2vpn-inst protocols l2vpn site pe1 interface ge-0/0/0.300 remote-site-id 2 set routing-instances l2vpn-inst protocols l2vpn flow-label-transmit set routing-instances l2vpn-inst protocols l2vpn flow-label-receive set routing-instances vpl1 instance-type vpls set routing-instances vpl1 interface ge-0/0/0.600 set routing-instances vpl1 route-distinguisher 10.255.255.1:100 set routing-instances vpl1 vrf-target target:100:100 set routing-instances vpl1 protocols vpls site-range 10 set routing-instances vpl1 protocols vpls no-tunnel-services set routing-instances vpl1 protocols vpls site vpl1PE1 site-identifier 1 set routing-instances vpl1 protocols vpls flow-label-transmit set routing-instances vpl1 protocols vpls flow-label-receive
P
set interfaces ge-0/0/0 unit 0 family inet address 1.0.0.2/24 set interfaces ge-0/0/0 unit 0 family mpls set interfaces ge-0/0/1 unit 0 family inet address 2.0.0.1/24 set interfaces ge-0/0/1 unit 0 family mpls set interfaces lo0 unit 0 family inet address 10.255.255.2/32 set routing-options router-id 10.255.255.2 set routing-options autonomous-system 100 set protocols rsvp interface ge-0/0/1.0 set protocols rsvp interface ge-0/0/0.0 set protocols rsvp interface lo0.0 set protocols mpls interface ge-0/0/0.0 set protocols mpls interface ge-0/0/1.0 set protocols bgp group vpls-pe type internal set protocols bgp group vpls-pe local-address 10.255.255.2 set protocols bgp group vpls-pe family l2vpn signaling set protocols bgp group vpls-pe neighbor 10.255.255.1 set protocols bgp group vpls-pe neighbor 10.255.255.4 deactivate protocols bgp set protocols ospf traffic-engineering set protocols ospf area 0.0.0.0 interface lo0.0 passive set protocols ospf area 0.0.0.0 interface ge-0/0/0.0 set protocols ospf area 0.0.0.0 interface ge-0/0/1.0
PE2
set interfaces ge-0/0/0 unit 0 family inet address 2.0.0.2/24 set interfaces ge-0/0/0 unit 0 family mpls set interfaces ge-0/0/1 vlan-tagging set interfaces ge-0/0/1 mtu 1600 set interfaces ge-0/0/1 encapsulation vlan-ccc set interfaces ge-0/0/1 unit 300 encapsulation vlan-ccc set interfaces ge-0/0/1 unit 300 vlan-id 600 set interfaces ge-0/0/1 unit 600 encapsulation vlan-vpls set interfaces ge-0/0/1 unit 600 vlan-id 600 set interfaces ge-0/0/1 unit 600 family vpls set interfaces lo0 unit 0 family inet address 10.255.255.4/32 set routing-options router-id 10.255.255.4 set routing-options autonomous-system 100 set routing-options forwarding-table export exp-to-frwd set protocols rsvp interface all set protocols rsvp interface ge-0/0/1.0 set protocols rsvp interface lo0.0 set protocols mpls label-switched-path to-pe1 to 10.255.255.1 set protocols mpls interface ge-0/0/0.0 set protocols bgp group vpls-pe type internal set protocols bgp group vpls-pe local-address 10.255.255.4 set protocols bgp group vpls-pe family l2vpn auto-discovery-only set protocols bgp group vpls-pe family l2vpn signaling set protocols bgp group vpls-pe neighbor 10.255.255.1 set protocols bgp group vpls-pe neighbor 10.255.255.2 set protocols ospf traffic-engineering set protocols ospf area 0.0.0.0 interface lo0.0 passive set protocols ospf area 0.0.0.0 interface ge-0/0/0.0 set policy-options policy-statement exp-to-frwd term 0 from community vpls-com set policy-options policy-statement exp-to-frwd term 0 then install-nexthop lsp to-pe1 set policy-options policy-statement exp-to-frwd term 0 then accept set policy-options community vpls-com members target:100:100 set routing-instances l2vpn-inst instance-type l2vpn set routing-instances l2vpn-inst interface ge-0/0/1.300 set routing-instances l2vpn-inst route-distinguisher 10.255.255.4:200 set routing-instances l2vpn-inst vrf-target target:100:100 set routing-instances l2vpn-inst protocols l2vpn encapsulation-type ethernet-vlan set routing-instances l2vpn-inst protocols l2vpn site pe2 site-identifier 2 set routing-instances l2vpn-inst protocols l2vpn site pe2 interface ge-0/0/1.300 remote-site-id 1 set routing-instances l2vpn-inst protocols l2vpn flow-label-transmit set routing-instances l2vpn-inst protocols l2vpn flow-label-receive set routing-instances vpl1 instance-type vpls set routing-instances vpl1 interface ge-0/0/1.600 set routing-instances vpl1 route-distinguisher 10.255.255.4:100 set routing-instances vpl1 vrf-target target:100:100 set routing-instances vpl1 protocols vpls site-range 10 set routing-instances vpl1 protocols vpls no-tunnel-services set routing-instances vpl1 protocols vpls site vpl1PE2 site-identifier 2 set routing-instances vpl1 protocols vpls flow-label-transmit set routing-instances vpl1 protocols vpls flow-label-receive deactivate routing-instances vpl1
CE2
set interfaces ge-0/0/0 vlan-tagging set interfaces ge-0/0/0 unit 600 vlan-id 600 set interfaces ge-0/0/0 unit 600 family inet address 10.1.1.2/24 set interfaces lo0 unit 0 family inet address 10.255.255.9/32
PE1の設定
ステップバイステップでの手順
次の例では、設定階層内のさまざまなレベルに移動する必要があります。CLIのナビゲーションについては、Junos OS CLIユーザーガイドの 設定モードでCLIエディターを使用する を参照してください。
デバイスPE1を設定するには:
インターフェイスを設定します。
[edit interfaces] user@PE1# set ge-0/0/0 vlan-tagging user@PE1# set ge-0/0/0 mtu 1600 user@PE1# set ge-0/0/0 encapsulation vlan-ccc user@PE1# set ge-0/0/0 unit 300 encapsulation vlan-ccc user@PE1# set ge-0/0/0 unit 300 vlan-id 600 user@PE1# set ge-0/0/0 unit 600 encapsulation vlan-vpls user@PE1# set ge-0/0/0 unit 600 vlan-id 600 user@PE1# set ge-0/0/0 unit 600 family vpls deactivate interfaces ge-0/0/0 unit 600 user@PE1# set ge-0/0/1 unit 0 family inet address 1.0.0.1/24 user@PE1# set ge-0/0/1 unit 0 family mpls user@PE1# set lo0 unit 0 family inet address 10.255.255.1/32
ノンストップルーティングを設定し、ルーターIDを設定します。
[edit routing-options] user@PE1# set nonstop-routing user@PE1# set router-id 10.255.255.1
自律システム(AS)番号を設定し、exportステートメントを使用してローカルルーターの転送テーブルにポリシーを適用します。
[edit routing-options] user@PE1# set autonomous-system 100 user@PE1# set forwarding-table export exp-to-frwd
インターフェースにRSVPプロトコルを設定します。
[edit protocols rsvp] user@PE1# set interface all user@PE1# set interface ge-0/0/1.0 user@PE1# set interface lo0.0
MPLS プロトコルにラベルスイッチドパス属性を適用し、インタフェースを設定します。
[edit protocols mpls] user@PE1# set label-switched-path to-pe2 to 10.255.255.4 user@PE1# set interface ge-0/0/1.0
vpls-pe
ピアグループを定義し、ピアグループに対するBGPセッションのローカルエンドのアドレスを設定します。[edit protocols bgp group vpls-pe] user@PE1# set type internal user@PE1# set local-address 10.255.255.1
アップデートにおけるNLRIのプロトコルファミリーの属性を設定します。
[edit protocols bgp group vpls-pe] user@PE1# set family l2vpn auto-discovery-only user@PE1# set family l2vpn signaling
vpls-pe
ピアグループのネイバーを設定します。[edit protocols bgp group vpls-pe] user@PE1# set neighbor 10.255.255.4 user@PE1# set neighbor 10.255.255.2
トラフィック を設定し、OSPFエリア0.0.0.0のインターフェイスを設定します。
[edit protocols ospf] user@PE1# set traffic-engineering user@PE1# set area 0.0.0.0 interface lo0.0 passive user@PE1# set area 0.0.0.0 interface ge-0/0/1.0
ルーティングポリシーとBGPコミュニティ情報を設定します。
[edit policy-options] user@PE1# set policy-statement exp-to-fwd term 0 from community vpls-com user@PE1# set policy-statement exp-to-fwd term 0 then install-nexthop lsp to-pe2 user@PE1# set policy-statement exp-to-fwd term 0 then accept user@PE1# set community vpls-com members target:100:100
ルーティングインスタンスのタイプを設定し、インターフェイスを設定します。
[edit routing-instances l2vpn-inst] user@PE1# set instance-type l2vpn user@PE1# set interface ge-0/0/0.300
インスタンスのルート識別子を設定し
l2vpn-inst
、VRFのターゲットコミュニティを設定します。[edit routing-instances l2vpn-inst] user@PE1# set route-distinguisher 10.255.255.1:200 user@PE1# set vrf-target target:100:100
L2VPNプロトコルに必要なカプセル化のタイプを設定します。
[edit routing-instances l2vpn-inst protocols l2vpn] user@PE1# set encapsulation-type ethernet-vlan
プロバイダー機器に接続されたサイトを設定します。
[edit routing-instances l2vpn-inst protocols l2vpn] user@PE1# set site pe1 site-identifier 1 user@PE1# set site pe1 interface ge-0/0/0.300 remote-site-id 2
ルーティングインスタンスのL2VPNプロトコルを設定し、リモートPEへの受信方向にあるフローラベルをポップするアドバタイズ機能を提供し、また、リモートPEへの送信方向にあるフローラベルをプッシュするアドバタイズ機能も提供します。
[edit routing-instances l2vpn-inst protocols l2vpn] user@PE1# set flow-label-transmit user@PE1# set flow-label-receive
ルーティングインスタンスのタイプを設定し、インターフェイスを設定します。
[edit routing-instances vpl1] user@PE1# set instance-type vpls user@PE1# set interface ge-0/0/0.600
インスタンスのルート識別子を設定し
vp1
、VRFのターゲットコミュニティを設定します。[edit routing-instances vpl1] user@PE1# set route-distinguisher 10.255.255.1:100 user@PE1# set vrf-target target:100:100
VPLSドメインに最大サイト識別子を割り当てます。
[edit routing-instances vpl1 protocols vpls] user@PE1# set site-range 10
VPLSインスタンスにはトンネルサービスを使用しないように設定し、プロバイダ機器に接続されたサイトにサイト識別子を割り当てます。
[edit routing-instances vpl1 protocols vpls] user@PE1# set no-tunnel-services user@PE1# set site vpl1PE1 site-identifier 1
リモートPEに対して受信方向のフローラベルをポップする広告機能を提供するとともに、リモートPEに対して送信方向のフローラベルをプッシュする広告機能を提供するように、ルーティングインスタンスのVPLSプロトコルを設定します。
[edit routing-instances vpl1 protocols vpls] user@PE1# set flow-label-transmit user@PE1# set flow-label-receive
結果
コンフィギュレーションモードから、 show routing-instances、show interfaces 、show protocolsおよびshow policy-optionsとshow routing-optionsコマンドを入力して、コンフィギュレーションを確認します。出力結果に意図した設定内容が表示されない場合は、この例の手順を繰り返して設定を修正します。
user@PE1# show interfaces ge-0/0/0 { vlan-tagging; mtu 1600; encapsulation vlan-ccc; unit 300 { encapsulation vlan-ccc; vlan-id 600; } unit 600 { encapsulation vlan-vpls; vlan-id 600; family vpls; } } ge-0/0/1 { unit 0 { family inet { address 1.0.0.1/24; } family mpls; } } lo0 { unit 0 { family inet { address 10.255.255.1/32; } } }
user@PE1# show protocols rsvp { interface all; interface ge-0/0/1.0; interface lo0.0; } mpls { label-switched-path to-pe2 { to 10.255.255.4; } interface ge-0/0/1.0; } bgp { group vpls-pe { type internal; local-address 10.255.255.1; family l2vpn { auto-discovery-only; signaling; } neighbor 10.255.255.4; neighbor 10.255.255.2; } } ospf { traffic-engineering; area 0.0.0.0 { interface lo0.0 { passive; } interface ge-0/0/1.0; } }
user@PE1# show policy-options policy-statement exp-to-frwd { term 0 { from community vpls-com; then { install-nexthop lsp to-pe2; accept; } } } community vpls-com members target:100:100;
user@PE1# show routing-instances l2vpn-inst { instance-type l2vpn; interface ge-0/0/0.300; route-distinguisher 10.255.255.1:200; vrf-target target:100:100; protocols { l2vpn { encapsulation-type ethernet-vlan; site pe1 { site-identifier 1; interface ge-0/0/0.300 { remote-site-id 2; } } flow-label-transmit; flow-label-receive; } } } vpl1 { instance-type vpls; interface ge-0/0/0.600; route-distinguisher 10.255.255.1:100; vrf-target target:100:100; protocols { vpls { site-range 10; no-tunnel-services; site vpl1PE1 { site-identifier 1; } flow-label-transmit; flow-label-receive; } } }
user@PE1# show routing-options nonstop-routing; router-id 10.255.255.1; autonomous-system 100; forwarding-table { export exp-to-frwd; }
検証
設定が正常に機能していることを確認します。
BGP概要情報の検証
目的
BGP概要情報を確認します。
アクション
動作モードからshow bgp summary
コマンドを入力します。
user@PE1> show bgp summary
Groups: 1 Peers: 2 Down peers: 1
Table Tot Paths Act Paths Suppressed History Damp State Pending
bgp.l2vpn.0
1 1 0 0 0 0
Peer AS InPkt OutPkt OutQ Flaps Last Up/Dwn State|#Active/Received/Accepted/Damped...
10.255.255.2 100 0 0 0 0 2d 12:54:28 Active
10.255.255.4 100 8121 8093 0 0 2d 12:53:56 Establ
bgp.l2vpn.0: 1/1/1/0
l2vpn-inst.l2vpn.0: 1/1/1/0
意味
この出力結果でBGP概要を表示しています。
L2VPN接続情報の検証
目的
レイヤー2 VPN接続情報を検証します。
アクション
運用モードから、show l2vpn connections
コマンドを実行し、レイヤー2 VPNの接続情報を表示します。
user@PE1> show l2vpn connections
Layer-2 VPN connections:
Legend for connection status (St)
EI -- encapsulation invalid NC -- interface encapsulation not CCC/TCC/VPLS
EM -- encapsulation mismatch WE -- interface and instance encaps not same
VC-Dn -- Virtual circuit down NP -- interface hardware not present
CM -- control-word mismatch -> -- only outbound connection is up
CN -- circuit not provisioned <- -- only inbound connection is up
OR -- out of range Up -- operational
OL -- no outgoing label Dn -- down
LD -- local site signaled down CF -- call admission control failure
RD -- remote site signaled down SC -- local and remote site ID collision
LN -- local site not designated LM -- local site ID not minimum designated
RN -- remote site not designated RM -- remote site ID not minimum designated
XX -- unknown connection status IL -- no incoming label
MM -- MTU mismatch MI -- Mesh-Group ID not available
BK -- Backup connection ST -- Standby connection
PF -- Profile parse failure PB -- Profile busy
RS -- remote site standby SN -- Static Neighbor
LB -- Local site not best-site RB -- Remote site not best-site
VM -- VLAN ID mismatch
Legend for interface status
Up -- operational
Dn -- down
Instance: l2vpn-inst
Edge protection: Not-Primary
Local site: pe1 (1)
connection-site Type St Time last up # Up trans
2 rmt Up Jun 22 14:46:50 2015 1
Remote PE: 10.255.255.4, Negotiated control-word: Yes (Null)
Incoming label: 800003, Outgoing label: 800002
Local interface: ge-0/0/0.300, Status: Up, Encapsulation: VLAN
Flow Label Transmit: Yes, Flow Label Receive: Yes
意味
この出力結果で、フローラベル送信とフローラベル受信情報とともに、レイヤー2 VPN接続情報を表示しています。
ルートの検証
目的
期待ルートが学習されていることを確認します。
アクション
運用モードから、show route
コマンドを実行してルーティングテーブルでのルートを表示します。
user@PE1> show route
inet.0: 51 destinations, 51 routes (51 active, 0 holddown, 0 hidden)
+ = Active Route, - = Last Active, * = Both
1.0.0.0/24 *[Direct/0] 2d 12:48:34
> via ge-0/0/1.0
1.0.0.1/32 *[Local/0] 2d 12:48:34
Local via ge-0/0/1.0
2.0.0.0/24 *[OSPF/10] 2d 12:48:24, metric 2
> to 1.0.0.2 via ge-0/0/1.0
10.4.0.0/16 *[Static/5] 2d 12:48:34
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.5.0.0/16 *[Static/5] 2d 12:48:34
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.6.128.0/17 *[Static/5] 2d 12:48:34
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.9.0.0/16 *[Static/5] 2d 12:48:34
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.10.0.0/16 *[Static/5] 2d 12:48:34
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.13.4.0/23 *[Static/5] 2d 12:48:34
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.13.10.0/23 *[Static/5] 2d 12:48:34
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.82.0.0/15 *[Static/5] 2d 12:48:34
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.84.0.0/16 *[Static/5] 2d 12:48:34
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.85.12.0/22 *[Static/5] 2d 12:48:34
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.92.0.0/16 *[Static/5] 2d 12:48:34
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.94.0.0/16 *[Static/5] 2d 12:48:34
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.99.0.0/16 *[Static/5] 2d 12:48:34
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.102.0.0/16 *[Static/5] 2d 12:48:34
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.102.160.0/19 *[Direct/0] 2d 12:48:34
> via fxp0.0
10.102.169.99/32 *[Local/0] 2d 12:48:34
Local via fxp0.0
10.150.0.0/16 *[Static/5] 2d 12:48:34
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.155.0.0/16 *[Static/5] 2d 12:48:34
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.157.64.0/19 *[Static/5] 2d 12:48:34
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.160.0.0/16 *[Static/5] 2d 12:48:34
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.204.0.0/16 *[Static/5] 2d 12:48:34
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.205.0.0/16 *[Static/5] 2d 12:48:34
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.206.0.0/16 *[Static/5] 2d 12:48:34
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.207.0.0/16 *[Static/5] 2d 12:48:34
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.209.0.0/16 *[Static/5] 2d 12:48:34
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.212.0.0/16 *[Static/5] 2d 12:48:34
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.213.0.0/16 *[Static/5] 2d 12:48:34
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.214.0.0/16 *[Static/5] 2d 12:48:34
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.215.0.0/16 *[Static/5] 2d 12:48:34
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.216.0.0/16 *[Static/5] 2d 12:48:34
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.218.13.0/24 *[Static/5] 2d 12:48:34
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.218.14.0/24 *[Static/5] 2d 12:48:34
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.218.16.0/20 *[Static/5] 2d 12:48:34
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.218.32.0/20 *[Static/5] 2d 12:48:34
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.227.0.0/16 *[Static/5] 2d 12:48:34
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.255.255.1/32 *[Direct/0] 2d 12:48:34
> via lo0.0
10.255.255.2/32 *[OSPF/10] 2d 12:48:24, metric 1
> to 1.0.0.2 via ge-0/0/1.0
10.255.255.4/32 *[OSPF/10] 2d 12:48:24, metric 2
> to 1.0.0.2 via ge-0/0/1.0
128.102.161.191/32 *[OSPF/10] 2d 12:48:24, metric 1
> to 1.0.0.2 via ge-0/0/1.0
128.102.169.99/32 *[Direct/0] 2d 12:48:34
> via lo0.0
128.102.171.41/32 *[OSPF/10] 2d 12:48:24, metric 2
> to 1.0.0.2 via ge-0/0/1.0
172.16.0.0/12 *[Static/5] 2d 12:48:34
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
192.168.0.0/16 *[Static/5] 2d 12:48:34
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
192.168.102.0/23 *[Static/5] 2d 12:48:34
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
207.17.136.0/24 *[Static/5] 2d 12:48:34
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
207.17.136.192/32 *[Static/5] 2d 12:48:34
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
207.17.137.0/24 *[Static/5] 2d 12:48:34
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
224.0.0.5/32 *[OSPF/10] 2d 12:48:34, metric 1
MultiRecv
inet.3: 1 destinations, 1 routes (1 active, 0 holddown, 0 hidden)
+ = Active Route, - = Last Active, * = Both
10.255.255.4/32 *[RSVP/7/1] 2d 12:48:04, metric 2
> to 1.0.0.2 via ge-0/0/1.0, label-switched-path to-pe2
iso.0: 1 destinations, 1 routes (1 active, 0 holddown, 0 hidden)
+ = Active Route, - = Last Active, * = Both
47.0005.80ff.f800.0000.0108.0001.1281.0216.9099/152
*[Direct/0] 2d 12:48:34
> via lo0.0
mpls.0: 6 destinations, 6 routes (6 active, 0 holddown, 0 hidden)
+ = Active Route, - = Last Active, * = Both
0 *[MPLS/0] 2d 12:48:34, metric 1
Receive
1 *[MPLS/0] 2d 12:48:34, metric 1
Receive
2 *[MPLS/0] 2d 12:48:34, metric 1
Receive
13 *[MPLS/0] 2d 12:48:34, metric 1
Receive
800003 *[L2VPN/7] 2d 12:41:29
> via ge-0/0/0.300, Pop Offset: 4
ge-0/0/0.300 *[L2VPN/7] 2d 12:41:29, metric2 2
> to 1.0.0.2 via ge-0/0/1.0, label-switched-path to-pe2
inet6.0: 2 destinations, 2 routes (2 active, 0 holddown, 0 hidden)
+ = Active Route, - = Last Active, * = Both
abcd::128:102:169:99/128
*[Direct/0] 2d 12:48:34
> via lo0.0
fe80::5668:a60f:fc6b:eb97/128
*[Direct/0] 2d 12:48:34
> via lo0.0
bgp.l2vpn.0: 1 destinations, 1 routes (1 active, 0 holddown, 0 hidden)
+ = Active Route, - = Last Active, * = Both
10.255.255.4:200:2:1/96
*[BGP/170] 2d 12:41:35, localpref 100, from 10.255.255.4
AS path: I, validation-state: unverified
> to 1.0.0.2 via ge-0/0/1.0, label-switched-path to-pe2
l2vpn-inst.l2vpn.0: 2 destinations, 2 routes (2 active, 0 holddown, 0 hidden)
+ = Active Route, - = Last Active, * = Both
10.255.255.1:200:1:1/96
*[L2VPN/170/-101] 2d 12:41:29, metric2 1
Indirect
10.255.255.4:200:2:1/96
*[BGP/170] 2d 12:41:35, localpref 100, from 10.255.255.4
AS path: I, validation-state: unverified
> to 1.0.0.2 via ge-0/0/1.0, label-switched-path to-pe2
l2vpn-inst.l2id.0: 2 destinations, 3 routes (2 active, 0 holddown, 0 hidden)
+ = Active Route, - = Last Active, * = Both
1 *[L2VPN/170/-101] 2d 12:41:29, metric2 1
Indirect
[L2VPN/175] 2d 12:41:29
> via ge-0/0/0.300, Pop Offset: 4
2 *[BGP/170] 2d 12:41:35, localpref 100, from 10.255.255.4
AS path: I, validation-state: unverified
> to 1.0.0.2 via ge-0/0/1.0, label-switched-path to-pe2
意味
この出力結果ではルーティングテーブルでのすべてのルートが表示されています。
PE2の設定
手順
ステップバイステップでの手順
次の例では、設定階層内のさまざまなレベルに移動する必要があります。CLIのナビゲーションについては、Junos OS CLIユーザーガイドの 設定モードでCLIエディターを使用する を参照してください。
PE2を設定するには:
インターフェイスを設定します。
[edit interfaces] user@PE2# set ge-0/0/0 unit 0 family inet address 2.0.0.2/24 user@PE2# set ge-0/0/0 unit 0 family mpls user@PE2# set ge-0/0/1 vlan-tagging user@PE2# set ge-0/0/1 mtu 1600 user@PE2# set ge-0/0/1 encapsulation vlan-ccc user@PE2# set ge-0/0/1 unit 300 encapsulation vlan-ccc user@PE2# set ge-0/0/1 unit 300 vlan-id 600 user@PE2# set ge-0/0/1 unit 600 encapsulation vlan-vpls user@PE2# set ge-0/0/1 unit 600 vlan-id 600 user@PE2# set ge-0/0/1 unit 600 family vpls deactivate interfaces ge-0/0/1 unit 600 user@PE2# set lo0 unit 0 family inet address 10.255.255.4/32
ルーターIDを設定します。
[edit routing-options] user@PE2# set router-id 10.255.255.4
自律システム(AS)番号を設定し、exportステートメントを使用してローカルルーターの転送テーブルにポリシーを適用します。
[edit routing-options] user@PE2# set autonomous-system 100 user@PE2# set forwarding-table export exp-to-frwd
インターフェースにRSVPプロトコルを設定します。
[edit protocols rsvp] user@PE2# set interface all user@PE2# set interface ge-0/0/1.0 user@PE2# set interface lo0.0
MPLS プロトコルにラベルスイッチドパス属性を適用し、インタフェースを設定します。
[edit protocols mpls] user@PE2# set label-switched-path to-pe1 to 10.255.255.1 user@PE2# set interface ge-0/0/0.0
ピアグループを定義し、ピアグループ
vpls-pe
に関するBGPセッションのローカルエンドアドレスを設定します。[edit protocols bgp group vpls-pe] user@PE2# set type internal user@PE2# set local-address 10.255.255.4
アップデートにおけるNLRIのプロトコルファミリーの属性を設定します。
[edit protocols bgp group vpls-pe] user@PE2# set family l2vpn auto-discovery-only user@PE2# set family l2vpn signaling
ピアグループ
vpls-pe
のネイバーを設定します。[edit protocols bgp group vpls-pe] user@PE2# set neighbor 10.255.255.1 user@PE2# set neighbor 10.255.255.2
トラフィック を設定し、OSPFエリア0.0.0.0のインターフェイスを設定します。
[edit protocols ospf] user@PE2# set traffic-engineering user@PE2# set area 0.0.0.0 interface lo0.0 passive user@PE2# set area 0.0.0.0 interface ge-0/0/0.0
ルーティングポリシーとBGPコミュニティ情報を設定します。
[edit policy-options] user@PE2# set policy-statement exp-to-frwd term 0 from community vpls-com user@PE2# set policy-statement exp-to-frwd term 0 then install-nexthop lsp to-pe1 user@PE2# set policy-statement exp-to-frwd term 0 then accept user@PE2# set community vpls-com members target:100:100
ルーティングインスタンスのタイプを設定し、インターフェイスを設定します。
[edit routing-instances l2vpn-inst] user@PE2# set instance-type l2vpn user@PE2# set interface ge-0/0/1.300
インスタンスのルート識別子を設定し
l2vpn-inst
、VRFのターゲットコミュニティを設定します。[edit routing-instances l2vpn-inst] user@PE2# set route-distinguisher 10.255.255.4:200 user@PE2# set vrf-target target:100:100
L2VPNプロトコルに必要なカプセル化のタイプを設定します。
[edit routing-instances l2vpn-inst protocols l2vpn] user@PE2# set encapsulation-type ethernet-vlan
プロバイダー機器に接続されたサイトを設定します。
[edit routing-instances l2vpn-inst protocols l2vpn] user@PE2# set site pe2 site-identifier 2 user@PE2# set site pe2 interface ge-0/0/1.300 remote-site-id 1
ルーティングインスタンスのL2VPNプロトコルを設定し、リモートPEへの受信方向にあるフローラベルをポップするアドバタイズ機能を提供し、また、リモートPEへの送信方向にあるフローラベルをプッシュするアドバタイズ機能も提供します。
[edit routing-instances l2vpn-inst protocols l2vpn] user@PE2# set flow-label-transmit user@PE2# set flow-label-receive
ルーティングインスタンスのタイプを設定し、インターフェイスを設定します。
[edit routing-instances vpl1] user@PE2# set instance-type vpls user@PE2# set interface ge-0/0/1.600
インスタンスのルート識別子を設定し
vpl1
、VRFのターゲットコミュニティを設定します。[edit routing-instances vpl1] user@PE2# set route-distinguisher 10.255.255.4:100 user@PE2# set vrf-target target:100:100
VPLSドメインに最大サイト識別子を割り当てます。
[edit routing-instances vpl1 protocols vpls] user@PE2# set site-range 10
VPLSインスタンスにはトンネルサービスを使用しないように設定し、プロバイダ機器に接続されたサイトにサイト識別子を割り当てます。
[edit routing-instances vpl1 protocols vpls] user@PE2# set no-tunnel-services user@PE2# set site vpl1PE2 site-identifier 2
ルーティングインスタンスのVPLSプロトコルを設定し、リモートPEへの受信方向のフローラベルをポップするアドバタイズ機能を提供し、また、リモートPEへの送信方向のフローラベルをプッシュするアドバタイズ機能も提供します。
[edit routing-instances vpl1 protocols vpls] user@PE2# set flow-label-transmit user@PE2# set flow-label-receive
結果
コンフィギュレーションモードから、 show routing-instances、show interfaces 、show protocolsおよびshow policy-optionsとshow routing-optionsコマンドを入力して、コンフィギュレーションを確認します。出力結果に意図した設定内容が表示されない場合は、この例の手順を繰り返して設定を修正します。
user@PE2# show interfaces ge-0/0/0 { unit 0 { family inet { address 2.0.0.2/24; } family mpls; } } ge-0/0/1 { vlan-tagging; mtu 1600; encapsulation vlan-ccc; unit 300 { encapsulation vlan-ccc; vlan-id 600; } unit 600 { encapsulation vlan-vpls; vlan-id 600; family vpls; } } lo0 { unit 0 { family inet { address 10.255.255.4/32; } } }
user@PE2# show protocols rsvp { interface all; interface ge-0/0/1.0; interface lo0.0; } mpls { label-switched-path to-pe1 { to 10.255.255.1; } interface ge-0/0/0.0; } bgp { group vpls-pe { type internal; local-address 10.255.255.4; family l2vpn { auto-discovery-only; signaling; } neighbor 10.255.255.1; neighbor 10.255.255.2; } } ospf { traffic-engineering; area 0.0.0.0 { interface lo0.0 { passive; } interface ge-0/0/0.0; } }
user@PE2# show policy-options policy-statement exp-to-frwd { term 0 { from community vpls-com; then { install-nexthop lsp to-pe1; accept; } } } community vpls-com members target:100:100;
user@PE2# show routing-instances l2vpn-inst { instance-type l2vpn; interface ge-0/0/1.300; route-distinguisher 10.255.255.4:200; vrf-target target:100:100; protocols { l2vpn { encapsulation-type ethernet-vlan; site pe2 { site-identifier 2; interface ge-0/0/1.300 { remote-site-id 1; } } flow-label-transmit; flow-label-receive; } } } vpl1 { instance-type vpls; interface ge-0/0/1.600; route-distinguisher 10.255.255.4:100; vrf-target target:100:100; protocols { vpls { site-range 10; no-tunnel-services; site vpl1PE2 { site-identifier 2; } flow-label-transmit; flow-label-receive; } } }
user@PE2# show routing-options router-id 10.255.255.4; autonomous-system 100; forwarding-table { export exp-to-frwd; }
検証
設定が正常に機能していることを確認します。
BGP概要情報の検証
目的
BGP概要情報を確認します。
アクション
動作モードからshow bgp summary
コマンドを入力します。
user@PE2> show bgp summary
Groups: 1 Peers: 2 Down peers: 1
Table Tot Paths Act Paths Suppressed History Damp State Pending
bgp.l2vpn.0
1 1 0 0 0 0
Peer AS InPkt OutPkt OutQ Flaps Last Up/Dwn State|#Active/Received/Accepted/Damped...
10.255.255.1 100 8090 8119 0 1 2d 12:53:15 Establ
bgp.l2vpn.0: 1/1/1/0
l2vpn-inst.l2vpn.0: 1/1/1/0
10.255.255.2 100 0 0 0 0 2d 14:14:49 Active
意味
この出力結果でBGP概要を表示しています。
L2VPN接続情報の検証
目的
レイヤー2 VPN接続情報を検証します。
アクション
運用モードから、show l2vpn connections
コマンドを実行し、レイヤー2 VPNの接続情報を表示します。
user@PE2> show l2vpn connections
Layer-2 VPN connections:
Legend for connection status (St)
EI -- encapsulation invalid NC -- interface encapsulation not CCC/TCC/VPLS
EM -- encapsulation mismatch WE -- interface and instance encaps not same
VC-Dn -- Virtual circuit down NP -- interface hardware not present
CM -- control-word mismatch -> -- only outbound connection is up
CN -- circuit not provisioned <- -- only inbound connection is up
OR -- out of range Up -- operational
OL -- no outgoing label Dn -- down
LD -- local site signaled down CF -- call admission control failure
RD -- remote site signaled down SC -- local and remote site ID collision
LN -- local site not designated LM -- local site ID not minimum designated
RN -- remote site not designated RM -- remote site ID not minimum designated
XX -- unknown connection status IL -- no incoming label
MM -- MTU mismatch MI -- Mesh-Group ID not available
BK -- Backup connection ST -- Standby connection
PF -- Profile parse failure PB -- Profile busy
RS -- remote site standby SN -- Static Neighbor
LB -- Local site not best-site RB -- Remote site not best-site
VM -- VLAN ID mismatch
Legend for interface status
Up -- operational
Dn -- down
Instance: l2vpn-inst
Edge protection: Not-Primary
Local site: pe2 (2)
connection-site Type St Time last up # Up trans
1 rmt Up Jun 22 14:46:50 2015 1
Remote PE: 10.255.255.1, Negotiated control-word: Yes (Null)
Incoming label: 800002, Outgoing label: 800003
Local interface: ge-0/0/1.300, Status: Up, Encapsulation: VLAN
Flow Label Transmit: Yes, Flow Label Receive: Yes
意味
この出力結果で、フローラベル送信とフローラベル受信情報とともに、レイヤー2 VPN接続情報を表示しています。
ルートの検証
目的
期待ルートが学習されていることを確認します。
アクション
運用モードから、show route
コマンドを実行してルーティングテーブルでのルートを表示します。
user@PE2> show route
inet.0: 51 destinations, 51 routes (51 active, 0 holddown, 0 hidden)
+ = Active Route, - = Last Active, * = Both
1.0.0.0/24 *[OSPF/10] 2d 14:09:33, metric 2
> to 2.0.0.1 via ge-0/0/0.0
2.0.0.0/24 *[Direct/0] 2d 14:10:18
> via ge-0/0/0.0
2.0.0.2/32 *[Local/0] 2d 14:10:20
Local via ge-0/0/0.0
10.4.0.0/16 *[Static/5] 2d 14:12:18
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.5.0.0/16 *[Static/5] 2d 14:12:18
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.6.128.0/17 *[Static/5] 2d 14:12:18
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.9.0.0/16 *[Static/5] 2d 14:12:18
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.10.0.0/16 *[Static/5] 2d 14:12:18
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.13.4.0/23 *[Static/5] 2d 14:12:18
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.13.10.0/23 *[Static/5] 2d 14:12:18
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.82.0.0/15 *[Static/5] 2d 14:12:18
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.84.0.0/16 *[Static/5] 2d 14:12:18
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.85.12.0/22 *[Static/5] 2d 14:12:18
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.92.0.0/16 *[Static/5] 2d 14:12:18
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.94.0.0/16 *[Static/5] 2d 14:12:18
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.99.0.0/16 *[Static/5] 2d 14:12:18
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.102.0.0/16 *[Static/5] 2d 14:12:18
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.102.160.0/19 *[Direct/0] 2d 14:12:18
> via fxp0.0
10.102.171.41/32 *[Local/0] 2d 14:12:18
Local via fxp0.0
10.150.0.0/16 *[Static/5] 2d 14:12:18
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.155.0.0/16 *[Static/5] 2d 14:12:18
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.157.64.0/19 *[Static/5] 2d 14:12:18
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.160.0.0/16 *[Static/5] 2d 14:12:18
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.204.0.0/16 *[Static/5] 2d 14:12:18
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.205.0.0/16 *[Static/5] 2d 14:12:18
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.206.0.0/16 *[Static/5] 2d 14:12:18
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.207.0.0/16 *[Static/5] 2d 14:12:18
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.209.0.0/16 *[Static/5] 2d 14:12:18
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.212.0.0/16 *[Static/5] 2d 14:12:18
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.213.0.0/16 *[Static/5] 2d 14:12:18
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.214.0.0/16 *[Static/5] 2d 14:12:18
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.215.0.0/16 *[Static/5] 2d 14:12:18
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.216.0.0/16 *[Static/5] 2d 14:12:18
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.218.13.0/24 *[Static/5] 2d 14:12:18
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.218.14.0/24 *[Static/5] 2d 14:12:18
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.218.16.0/20 *[Static/5] 2d 14:12:18
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.218.32.0/20 *[Static/5] 2d 14:12:18
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.227.0.0/16 *[Static/5] 2d 14:12:18
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
10.255.255.1/32 *[OSPF/10] 2d 12:50:36, metric 2
> to 2.0.0.1 via ge-0/0/0.0
10.255.255.2/32 *[OSPF/10] 2d 14:09:33, metric 1
> to 2.0.0.1 via ge-0/0/0.0
10.255.255.4/32 *[Direct/0] 2d 14:11:51
> via lo0.0
128.102.161.191/32 *[OSPF/10] 2d 14:09:33, metric 1
> to 2.0.0.1 via ge-0/0/0.0
128.102.169.99/32 *[OSPF/10] 2d 12:50:36, metric 2
> to 2.0.0.1 via ge-0/0/0.0
128.102.171.41/32 *[Direct/0] 2d 14:12:18
> via lo0.0
172.16.0.0/12 *[Static/5] 2d 14:12:18
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
192.168.0.0/16 *[Static/5] 2d 14:12:18
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
192.168.102.0/23 *[Static/5] 2d 14:12:18
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
207.17.136.0/24 *[Static/5] 2d 14:12:18
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
207.17.136.192/32 *[Static/5] 2d 14:12:18
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
207.17.137.0/24 *[Static/5] 2d 14:12:18
> to 10.102.191.254 via fxp0.0
224.0.0.5/32 *[OSPF/10] 2d 14:11:51, metric 1
MultiRecv
inet.3: 1 destinations, 1 routes (1 active, 0 holddown, 0 hidden)
+ = Active Route, - = Last Active, * = Both
10.255.255.1/32 *[RSVP/7/1] 2d 12:50:24, metric 2
> to 2.0.0.1 via ge-0/0/0.0, label-switched-path to-pe1
iso.0: 1 destinations, 1 routes (1 active, 0 holddown, 0 hidden)
+ = Active Route, - = Last Active, * = Both
47.0005.80ff.f800.0000.0108.0001.1281.0217.1041/152
*[Direct/0] 2d 14:12:18
> via lo0.0
mpls.0: 6 destinations, 6 routes (6 active, 0 holddown, 0 hidden)
+ = Active Route, - = Last Active, * = Both
0 *[MPLS/0] 2d 14:11:51, metric 1
Receive
1 *[MPLS/0] 2d 14:11:51, metric 1
Receive
2 *[MPLS/0] 2d 14:11:51, metric 1
Receive
13 *[MPLS/0] 2d 14:11:51, metric 1
Receive
800002 *[L2VPN/7] 2d 12:43:43
> via ge-0/0/1.300, Pop Offset: 4
ge-0/0/1.300 *[L2VPN/7] 2d 12:43:43, metric2 2
> to 2.0.0.1 via ge-0/0/0.0, label-switched-path to-pe1
inet6.0: 2 destinations, 2 routes (2 active, 0 holddown, 0 hidden)
+ = Active Route, - = Last Active, * = Both
abcd::128:102:171:41/128
*[Direct/0] 2d 14:12:18
> via lo0.0
fe80::5668:a60f:fc6b:ee28/128
*[Direct/0] 2d 14:12:18
> via lo0.0
bgp.l2vpn.0: 1 destinations, 1 routes (1 active, 0 holddown, 0 hidden)
+ = Active Route, - = Last Active, * = Both
10.255.255.1:200:1:1/96
*[BGP/170] 2d 12:43:43, localpref 100, from 10.255.255.1
AS path: I, validation-state: unverified
> to 2.0.0.1 via ge-0/0/0.0, label-switched-path to-pe1
l2vpn-inst.l2vpn.0: 2 destinations, 2 routes (2 active, 0 holddown, 0 hidden)
+ = Active Route, - = Last Active, * = Both
10.255.255.1:200:1:1/96
*[BGP/170] 2d 12:43:43, localpref 100, from 10.255.255.1
AS path: I, validation-state: unverified
> to 2.0.0.1 via ge-0/0/0.0, label-switched-path to-pe1
10.255.255.4:200:2:1/96
*[L2VPN/170/-101] 2d 12:43:50, metric2 1
Indirect
l2vpn-inst.l2id.0: 2 destinations, 3 routes (2 active, 0 holddown, 0 hidden)
+ = Active Route, - = Last Active, * = Both
1 *[BGP/170] 2d 12:43:43, localpref 100, from 10.255.255.1
AS path: I, validation-state: unverified
> to 2.0.0.1 via ge-0/0/0.0, label-switched-path to-pe1
2 *[L2VPN/170/-101] 2d 12:43:50, metric2 1
Indirect
[L2VPN/175] 2d 12:43:43
> via ge-0/0/1.300, Pop Offset: 4
意味
この出力結果ではルーティングテーブルでのすべてのルートが表示されています。
MPLSトラフィックを負荷分散するためのBGP VPLSのFATスードワイヤサポートの設定
フローアウェア トランスポート(FAT)またはフローラベルは、VPLS などの BGP シグナリング疑似ワイヤでサポートされており、ラベル エッジ ルータ(LER)のみで設定されるものである。これにより、トランジット ルーターやラベル スイッチング ルーター(LSR)は、ペイロードの深いパケット検査を行うことなく、ECMP(Equal Cost Multipath)やLAG(Link Agulation Group)間で MPLS パケットのロード バランシングを実行することができます。FAT 擬似配線やフロー ラベルは、LDP 信号の転送等価クラス(FEC128,FEC129)付き VPLS で使用でき,フローラベルのサポートは,ポイントツーポイントまたはポイントツーマルチポイントのレイヤ 2 サービス用の BGP 信号の疑似配線に拡張されています。
MPLS トラフィックをロード バランスするために、BGP VPLS の FAT 擬似配線サポートを設定する前に。
装置インタフェースを設定し、すべてのインタフェースで MPLS を有効にします。
RSVP を設定する。
MPLS とリモート PE ルーターへの LSP を設定します。
BGP と OSPF を設定する。
MPLS トラフィックをロードバランスするために BGP VPLS の FAT 擬似配線サポートを設定するには、次のようにする必要があります。
関連項目
例:MPLSトラフィックを負荷分散するためのBGP VPLSのFATスードワイヤサポートの設定
この例では、BGP VPLSのFAT疑似配線サポートを実装して、MPLSトラフィックの負荷分散を図る方法を紹介します。
要件
この例では、以下のハードウェアとソフトウェアのコンポーネントを使用しています。
MXシリーズルーター5機種
すべてのデバイスでJunos OS Release 16.1以降が作動していること
BGP VPLSのFAT疑似配線サポートを設定する前に、ルーティングとシグナリングのプロトコルを必ず設定してください。
概要
Junos OSでは、VPLSなどのBGP信号による擬似配線でサポートされているFlow-aware Transport(FAT)フローラベルを、ラベルエッジルーター (LER) でのみ設定することができます。これにより、トランジットルーターやラベルスイッチングルーター(LSR)は、ペイロードのパケットを深く検査することなく、イコールコストマルチパス(ECMP)パスやリンクアグリゲーショングループ(LAG)間でMPLSパケットの負荷分散を実行することができます。FATフローラベルは,VPWSおよびVPLS擬似ワイヤのLDPシグナル転送等価クラス(FEC 128およびFEC 129)擬似ワイヤに使用することができます。
設定
CLIクイック構成
この例を迅速に設定するには、以下のコマンドをコピーして、テキストファイルに貼り付け、改行を削除し、ネットワーク設定に一致させる必要がある詳細情報を変更し、コマンドを [edit] 階層レベルでCLIにコピーアンドペーストして、設定モードから commit
を入力します。
CE1
set interfaces ge-0/0/0 vlan-tagging set interfaces ge-0/0/0 unit 600 vlan-id 600 set interfaces ge-0/0/0 unit 600 family inet address 10.1.1.1/24 set interfaces lo0 unit 0 family inet address 10.255.255.8/32
PE1
set interfaces ge-0/0/0 vlan-tagging set interfaces ge-0/0/0 mtu 1600 set interfaces ge-0/0/0 encapsulation vlan-vpls set interfaces ge-0/0/0 unit 600 encapsulation vlan-vpls set interfaces ge-0/0/0 unit 600 vlan-id 600 set interfaces ge-0/0/0 unit 600 family vpls set interfaces ge-0/0/1 unit 0 family inet address 1.0.0.1/24 set interfaces ge-0/0/1 unit 0 family mpls set interfaces lo0 unit 0 family inet address 10.255.255.1/32 set routing-options nonstop-routing set routing-options router-id 10.255.255.1 set routing-options autonomous-system 100 set routing-options forwarding-table export exp-to-frwd set protocols rsvp interface all set protocols rsvp interface ge-0/0/1.0 set protocols rsvp interface lo0.0 set protocols mpls label-switched-path to-pe2 to 10.255.255.4 set protocols mpls interface ge-0/0/1.0 set protocols bgp group vpls-pe type internal set protocols bgp group vpls-pe local-address 10.255.255.1 set protocols bgp group vpls-pe family l2vpn auto-discovery-only set protocols bgp group vpls-pe family l2vpn signaling set protocols bgp group vpls-pe neighbor 10.255.255.4 set protocols bgp group vpls-pe neighbor 10.255.255.2 set protocols ospf traffic-engineering set protocols ospf area 0.0.0.0 interface lo0.0 passive set protocols ospf area 0.0.0.0 interface ge-0/0/1.0 set policy-options policy-statement exp-to-frwd term 0 from community vpls-com set policy-options policy-statement exp-to-frwd term 0 then install-nexthop lsp to-pe2 set policy-options policy-statement exp-to-frwd term 0 then accept set policy-options community vpls-com members target:100:100 set routing-instances vpl1 instance-type vpls set routing-instances vpl1 interface ge-0/0/0.600 set routing-instances vpl1 route-distinguisher 10.255.255.1:100 set routing-instances vpl1 vrf-target target:100:100 set routing-instances vpl1 protocols vpls site-range 10 set routing-instances vpl1 protocols vpls no-tunnel-services set routing-instances vpl1 protocols vpls site vpl1PE1 site-identifier 1 set routing-instances vpl1 protocols vpls flow-label-transmit set routing-instances vpl1 protocols vpls flow-label-receive
P
set interfaces ge-0/0/0 unit 0 family inet address 1.0.0.2/24 set interfaces ge-0/0/0 unit 0 family mpls set interfaces ge-0/0/1 unit 0 family inet address 2.0.0.1/24 set interfaces ge-0/0/1 unit 0 family mpls set interfaces lo0 unit 0 family inet address 10.255.255.2/32 set routing-options router-id 10.255.255.2 set routing-options autonomous-system 100 set protocols rsvp interface ge-0/0/1.0 set protocols rsvp interface ge-0/0/0.0 set protocols rsvp interface lo0.0 set protocols mpls interface ge-0/0/0.0 set protocols mpls interface ge-0/0/1.0 set protocols bgp group vpls-pe type internal set protocols bgp group vpls-pe local-address 10.255.255.2 set protocols bgp group vpls-pe family l2vpn signaling set protocols bgp group vpls-pe neighbor 10.255.255.1 set protocols bgp group vpls-pe neighbor 10.255.255.4 deactivate protocols bgp set protocols ospf traffic-engineering set protocols ospf area 0.0.0.0 interface lo0.0 passive set protocols ospf area 0.0.0.0 interface ge-0/0/0.0 set protocols ospf area 0.0.0.0 interface ge-0/0/1.0
PE2
set interfaces ge-0/0/0 unit 0 family inet address 2.0.0.2/24 set interfaces ge-0/0/0 unit 0 family mpls set interfaces ge-0/0/1 vlan-tagging set interfaces ge-0/0/1 mtu 1600 set interfaces ge-0/0/1 encapsulation vlan-vpls set interfaces ge-0/0/1 unit 600 encapsulation vlan-vpls set interfaces ge-0/0/1 unit 600 vlan-id 600 set interfaces ge-0/0/1 unit 600 family vpls set interfaces lo0 unit 0 family inet address 10.255.255.4/32 set routing-options router-id 10.255.255.4 set routing-options autonomous-system 100 set routing-options forwarding-table export exp-to-frwd set protocols rsvp interface all set protocols rsvp interface ge-0/0/1.0 set protocols rsvp interface lo0.0 set protocols mpls label-switched-path to-pe1 to 10.255.255.1 set protocols mpls interface ge-0/0/0.0 set protocols bgp group vpls-pe type internal set protocols bgp group vpls-pe local-address 10.255.255.4 set protocols bgp group vpls-pe family l2vpn auto-discovery-only set protocols bgp group vpls-pe family l2vpn signaling set protocols bgp group vpls-pe neighbor 10.255.255.1 set protocols bgp group vpls-pe neighbor 10.255.255.2 set protocols ospf traffic-engineering set protocols ospf area 0.0.0.0 interface lo0.0 passive set protocols ospf area 0.0.0.0 interface ge-0/0/0.0 set policy-options policy-statement exp-to-frwd term 0 from community vpls-com set policy-options policy-statement exp-to-frwd term 0 then install-nexthop lsp to-pe1 set policy-options policy-statement exp-to-frwd term 0 then accept set policy-options community vpls-com members target:100:100 set routing-instances vpl1 instance-type vpls set routing-instances vpl1 interface ge-0/0/1.600 set routing-instances vpl1 route-distinguisher 10.255.255.4:100 set routing-instances vpl1 vrf-target target:100:100 set routing-instances vpl1 protocols vpls site-range 10 set routing-instances vpl1 protocols vpls no-tunnel-services set routing-instances vpl1 protocols vpls site vpl1PE2 site-identifier 2 set routing-instances vpl1 protocols vpls flow-label-transmit set routing-instances vpl1 protocols vpls flow-label-receive
CE2
set interfaces ge-0/0/0 vlan-tagging set interfaces ge-0/0/0 unit 600 vlan-id 600 set interfaces ge-0/0/0 unit 600 family inet address 10.1.1.2/24 set interfaces lo0 unit 0 family inet address 10.255.255.9/32
PE1の設定
ステップバイステップでの手順
次の例では、設定階層内のさまざまなレベルに移動する必要があります。CLIのナビゲーションについては、Junos OS CLIユーザーガイドの 設定モードでCLIエディターを使用する を参照してください。
デバイスPE1を設定するには:
インターフェイスを設定します。
[edit interfaces] user@PE1# set ge-0/0/0 vlan-tagging user@PE1# set ge-0/0/0 mtu 1600 user@PE1# set ge-0/0/0 encapsulation vlan-vpls user@PE1# set ge-0/0/0 unit 600 encapsulation vlan-vpls user@PE1# set ge-0/0/0 unit 600 vlan-id 600 user@PE1# set ge-0/0/0 unit 600 family vpls user@PE1# set ge-0/0/1 unit 0 family inet address 1.0.0.1/24 user@PE1# set ge-0/0/1 unit 0 family mpls user@PE1# set lo0 unit 0 family inet address 10.255.255.1/32
ノンストップルーティングを設定し、ルーターIDを設定します。
[edit routing-options] user@PE1# set nonstop-routing user@PE1# set router-id 10.255.255.1
自律システム(AS)番号を設定し、exportステートメントを使用してローカルルーターの転送テーブルにポリシーを適用します。
[edit routing-options] user@PE1# set autonomous-system 100 user@PE1# set forwarding-table export exp-to-frwd
インターフェースにRSVPプロトコルを設定します。
[edit protocols rsvp] user@PE1# set interface all user@PE1# set interface ge-0/0/1.0 user@PE1# set interface lo0.0
MPLS プロトコルにラベルスイッチドパス属性を適用し、インタフェースを設定します。
[edit protocols mpls] user@PE1# set label-switched-path to-pe2 to 10.255.255.4 user@PE1# set interface ge-0/0/1.0
ピアグループ
vpls-pe
を定義し、ピアグループに対するBGPセッションのローカルエンドのアドレスを設定します。[edit protocols bgp group vpls-pe] user@PE1# set type internal user@PE1# set local-address 10.255.255.1
アップデートにおけるNLRIのプロトコルファミリーの属性を設定します。
[edit protocols bgp group vpls-pe family l2vpn] user@PE1# set auto-discovery-only user@PE1# set signaling
vpls-pe
ピアグループのネイバーを設定します。[edit protocols bgp group vpls-pe] user@PE1# set neighbor 10.255.255.4 user@PE1# set neighbor 10.255.255.2
トラフィック を設定し、OSPFエリア0.0.0.0のインターフェイスを設定します。
[edit protocols ospf] user@PE1# set traffic-engineering user@PE1# set area 0.0.0.0 interface lo0.0 passive user@PE1# set area 0.0.0.0 interface ge-0/0/1.0
ルーティングポリシーとBGPコミュニティ情報を設定します。
[edit policy-options ] user@PE1# set policy-statement exp-to-frwd term 0 from community vpls-com user@PE1# set policy-statement exp-to-frwd term 0 then install-nexthop lsp to-pe2 user@PE1# set policy-statement exp-to-frwd term 0 then accept user@PE1# set community vpls-com members target:100:100
ルーティングインスタンスのタイプを設定し、インターフェイスを設定します。
[edit routing-instances vp1] user@PE1# set instance-type vpls user@PE1# set interface ge-0/0/0.600
インスタンスのルート識別子を設定し
vpl1
、VRFのターゲットコミュニティを設定します。[edit routing-instances vpl1] user@PE1# set route-distinguisher 10.255.255.1:100 user@PE1# set vrf-target target:100:100
VPLSドメインに最大サイト識別子を割り当てます。
[edit routing-instances vp1 protocols vpls] user@PE1# set site-range 10
VPLSインスタンスのトンネルサービスを使用しないようにVPLSプロトコルを設定し、プロバイダー装置と接続されているサイトにサイト識別子を割り当てます。
[edit routing-instances vp1 protocols vpls] user@PE1# set no-tunnel-services user@PE1# set site vpl1PE1 site-identifier 1
リモートPEに対して受信方向のフローラベルをポップする広告機能を提供するとともに、リモートPEに対して送信方向のフローラベルをプッシュする広告機能を提供するように、ルーティングインスタンスのVPLSプロトコルを設定します。
[edit routing-instances vp1 protocols vpls] user@PE1# set flow-label-receive user@PE1# set flow-label-transmit
結果
コンフィギュレーションモードから、 show routing-instances、show interfaces 、show protocolsおよびshow policy-optionsとshow routing-optionsコマンドを入力して、コンフィギュレーションを確認します。出力結果に意図した設定内容が表示されない場合は、この例の手順を繰り返して設定を修正します。
user@PE1# show interfaces ge-0/0/0 { vlan-tagging; mtu 1600; encapsulation vlan-vpls; unit 600 { encapsulation vlan-vpls; vlan-id 600; family vpls; } } ge-0/0/1 { unit 0 { family inet { address 1.0.0.1/24; } family mpls; } } lo0 { unit 0 { family inet { address 10.255.255.1/32; } } }
user@PE1# show protocols rsvp { interface all; interface ge-0/0/1.0; interface lo0.0; } mpls { label-switched-path to-pe2 { to 10.255.255.4; } interface ge-0/0/1.0; } bgp { group vpls-pe { type internal; local-address 10.255.255.1; family l2vpn { auto-discovery-only; signaling; } neighbor 10.255.255.4; neighbor 10.255.255.2; } } ospf { traffic-engineering; area 0.0.0.0 { interface lo0.0 { passive; } interface ge-0/0/1.0; } }
user@PE1# show policy-options policy-statement exp-to-frwd { term 0 { from community vpls-com; then { install-nexthop lsp to-pe2; accept; } } } community vpls-com members target:100:100;
user@PE1# show routing-instances vpl1 { instance-type vpls; interface ge-0/0/0.600; route-distinguisher 10.255.255.1:100; vrf-target target:100:100; protocols { vpls { site-range 10; no-tunnel-services; site vpl1PE1 { site-identifier 1; } flow-label-transmit; flow-label-receive; } } }
user@PE1# show routing-options nonstop-routing; router-id 10.255.255.1; autonomous-system 100; forwarding-table { export exp-to-frwd; }
PE2の設定
ステップバイステップでの手順
次の例では、設定階層内のさまざまなレベルに移動する必要があります。CLIのナビゲーションについては、Junos OS CLIユーザーガイドの 設定モードでCLIエディターを使用する を参照してください。
PE2を設定するには:
インターフェイスを設定します。
[edit interfaces] user@PE2# set ge-0/0/0 unit 0 family inet address 2.0.0.2/24 user@PE2# set ge-0/0/0 unit 0 family mpls user@PE2# set ge-0/0/1 vlan-tagging user@PE2# set ge-0/0/1 mtu 1600 user@PE2# set ge-0/0/1 encapsulation vlan-vpls user@PE2# set ge-0/0/1 unit 600 encapsulation vlan-vpls user@PE2# set ge-0/0/1 unit 600 vlan-id 600 user@PE2# set ge-0/0/1 unit 600 family vpls user@PE2# set lo0 unit 0 family inet address 10.255.255.4/32
ルーターIDを設定します。
[edit routing-options] user@PE2# set router-id 10.255.255.4
自律システム(AS)番号を設定し、exportステートメントを使用してローカルルーターの転送テーブルにポリシーを適用します。
[edit routing-options] user@PE2# set autonomous-system 100 user@PE2# set forwarding-table export exp-to-frwd
インターフェースにRSVPプロトコルを設定します。
[edit protocols rsvp] user@PE2# set interface all user@PE2# set interface ge-0/0/1.0 user@PE2# set interface lo0.0
MPLS プロトコルにラベルスイッチドパス属性を適用し、インタフェースを設定します。
[edit protocols mpls] user@PE2# set label-switched-path to-pe1 to 10.255.255.1 user@PE2# set interface ge-0/0/0.0
ピアグループを定義し、ピアグループに関するBGPセッションのローカルエンドアドレスを設定します
vpls-pe
。[edit protocols bgp group vpls-pe] user@PE2# set type internal user@PE2# set local-address 10.255.255.4
アップデートにおけるNLRIのプロトコルファミリーの属性を設定します。
[edit protocols bgp group vpls-pe] user@PE2# set family l2vpn auto-discovery-only user@PE2# set family l2vpn signaling
vpls-pe
ピアグループのネイバーを設定します。[edit protocols bgp group vpls-pe] user@PE2# set neighbor 10.255.255.1 user@PE2# set neighbor 10.255.255.2
トラフィック を設定し、OSPFエリア0.0.0.0のインターフェイスを設定します。
[edit protocols ospf] user@PE2# set traffic-engineering user@PE2# set area 0.0.0.0 interface lo0.0 passive user@PE2# set area 0.0.0.0 interface ge-0/0/0.0
ルーティングポリシーとBGPコミュニティ情報を設定します。
[edit policy-options ] user@PE2# set policy-statement exp-to-frwd term 0 from community vpls-com user@PE2# set policy-statement exp-to-frwd term 0 then install-nexthop lsp to-pe1 user@PE2# set policy-statement exp-to-frwd term 0 then accept user@PE2# set community vpls-com members target:100:100
ルーティングインスタンスのタイプを設定し、インターフェイスを設定します。
[edit routing-instances vpl1] user@PE2# set instance-type vpls user@PE2# set interface ge-0/0/1.600
インスタンスのルート識別子を設定し
vp11
、VRFのターゲットコミュニティを設定します。[edit routing-instances vpl1] user@PE2# set route-distinguisher 10.255.255.4:100 user@PE2# set vrf-target target:100:100
VPLSドメインに最大サイト識別子を割り当てます。
[edit routing-instances vpl1 protocols vpls] user@PE2# set site-range 10
VPLSインスタンスのトンネルサービスを使用しないようにVPLSプロトコルを設定し、プロバイダー装置と接続されているサイトにサイト識別子を割り当てます。
[edit routing-instances vpl1 protocols vpls] user@PE2# set no-tunnel-services user@PE2# set site vpl1PE2 site-identifier 2
リモートPEに対して受信方向のフローラベルをポップする広告機能を提供するとともに、リモートPEに対して送信方向のフローラベルをプッシュする広告機能を提供するように、ルーティングインスタンスのVPLSプロトコルを設定します。
[edit routing-instances vpl1 protocols vpls] user@PE2# set flow-label-transmit user@PE2# set flow-label-receive
結果
コンフィギュレーションモードから、 show routing-instances、show interfaces 、show protocolsおよびshow policy-optionsとshow routing-optionsコマンドを入力して、コンフィギュレーションを確認します。出力結果に意図した設定内容が表示されない場合は、この例の手順を繰り返して設定を修正します。
user@PE2# show interfaces ge-0/0/0 { unit 0 { family inet { address 2.0.0.2/24; } family mpls; } } ge-0/0/1 { vlan-tagging; mtu 1600; encapsulation vlan-vpls; unit 600 { encapsulation vlan-vpls; vlan-id 600; family vpls; } } lo0 { unit 0 { family inet { address 10.255.255.4/32; } } }
user@PE2# show protocols rsvp { interface all; interface ge-0/0/1.0; interface lo0.0; } mpls { label-switched-path to-pe1 { to 10.255.255.1; } interface ge-0/0/0.0; } bgp { group vpls-pe { type internal; local-address 10.255.255.4; family l2vpn { auto-discovery-only; signaling; } neighbor 10.255.255.1; neighbor 10.255.255.2; } } ospf { traffic-engineering; area 0.0.0.0 { interface lo0.0 { passive; } interface ge-0/0/0.0; } }
user@PE2# show policy-options policy-statement exp-to-frwd { term 0 { from community vpls-com; then { install-nexthop lsp to-pe1; accept; } } } community vpls-com members target:100:100;
user@PE2# show routing-instances vpl1 { instance-type vpls; interface ge-0/0/1.600; route-distinguisher 10.255.255.4:100; vrf-target target:100:100; protocols { vpls { site-range 10; no-tunnel-services; site vpl1PE2 { site-identifier 2; } flow-label-transmit; flow-label-receive; } } }
user@PE2# show routing-options router-id 10.255.255.4; autonomous-system 100; forwarding-table { export exp-to-frwd; }
検証
設定が正常に機能していることを確認します。
VPLS接続情報の検証
目的
VPLSの接続情報を確認します。
アクション
運用モードから、VPLSの接続情報を表示するshow vpls connections
コマンドを実行します。
user@PE1> show vpls connections
Layer-2 VPN connections:
Legend for connection status (St)
EI -- encapsulation invalid NC -- interface encapsulation not CCC/TCC/VPLS
EM -- encapsulation mismatch WE -- interface and instance encaps not same
VC-Dn -- Virtual circuit down NP -- interface hardware not present
CM -- control-word mismatch -> -- only outbound connection is up
CN -- circuit not provisioned <- -- only inbound connection is up
OR -- out of range Up -- operational
OL -- no outgoing label Dn -- down
LD -- local site signaled down CF -- call admission control failure
RD -- remote site signaled down SC -- local and remote site ID collision
LN -- local site not designated LM -- local site ID not minimum designated
RN -- remote site not designated RM -- remote site ID not minimum designated
XX -- unknown connection status IL -- no incoming label
MM -- MTU mismatch MI -- Mesh-Group ID not available
BK -- Backup connection ST -- Standby connection
PF -- Profile parse failure PB -- Profile busy
RS -- remote site standby SN -- Static Neighbor
LB -- Local site not best-site RB -- Remote site not best-site
VM -- VLAN ID mismatch
Legend for interface status
Up -- operational
Dn -- down
Instance: vpl1
Edge protection: Not-Primary
Local site: vpl1PE1 (1)
connection-site Type St Time last up # Up trans
2 rmt Up Jun 17 11:38:14 2015 1
Remote PE: 10.255.255.4, Negotiated control-word: No
Incoming label: 262146, Outgoing label: 262145
Local interface: lsi.1048576, Status: Up, Encapsulation: VPLS
Description: Intf - vpls vpl1 local site 1 remote site 2
Flow Label Transmit: Yes, Flow Label Receive: Yes
意味
出力には、VPLSの接続情報とフローラベルの受信およびフローラベルの送信情報が表示されます。
検証
設定が正常に機能していることを確認します。
VPLS接続情報の検証
目的
VPLSの接続情報を確認します。
アクション
運用モードから、VPLSの接続情報を表示するshow vpls connections
コマンドを実行します。
user@PE2> show vpls connections
Layer-2 VPN connections:
Legend for connection status (St)
EI -- encapsulation invalid NC -- interface encapsulation not CCC/TCC/VPLS
EM -- encapsulation mismatch WE -- interface and instance encaps not same
VC-Dn -- Virtual circuit down NP -- interface hardware not present
CM -- control-word mismatch -> -- only outbound connection is up
CN -- circuit not provisioned <- -- only inbound connection is up
OR -- out of range Up -- operational
OL -- no outgoing label Dn -- down
LD -- local site signaled down CF -- call admission control failure
RD -- remote site signaled down SC -- local and remote site ID collision
LN -- local site not designated LM -- local site ID not minimum designated
RN -- remote site not designated RM -- remote site ID not minimum designated
XX -- unknown connection status IL -- no incoming label
MM -- MTU mismatch MI -- Mesh-Group ID not available
BK -- Backup connection ST -- Standby connection
PF -- Profile parse failure PB -- Profile busy
RS -- remote site standby SN -- Static Neighbor
LB -- Local site not best-site RB -- Remote site not best-site
VM -- VLAN ID mismatch
Legend for interface status
Up -- operational
Dn -- down
Instance: vpl1
Edge protection: Not-Primary
Local site: vpl1PE2 (2)
connection-site Type St Time last up # Up trans
1 rmt Up Jun 17 11:38:14 2015 1
Remote PE: 10.255.255.1, Negotiated control-word: No
Incoming label: 262145, Outgoing label: 262146
Local interface: lsi.1048576, Status: Up, Encapsulation: VPLS
Description: Intf - vpls vpl1 local site 2 remote site 1
Flow Label Transmit: Yes, Flow Label Receive: Yes
意味
出力には、VPLSの接続情報とフローラベルの受信およびフローラベルの送信情報が表示されます。
変更履歴
サポートされる機能は、使用しているプラットフォームとリリースによって決まります。 特定の機能がお使いのプラットフォームでサポートされているかどうかを確認するには、 Feature Explorer をご利用ください。
[edit protocols bgp]
階層レベルでグローバルにサポートされています。一部の BGP グループおよびネイバーでマルチパスを選択的に無効化できます。グループまたは特定の BGP ネイバーのマルチパス オプションを無効にするため、階層[edit protocols bgp group group-name multipath]
レベルにdisable
を含めます。[edit protocols bgp]
レベルでdefer-initial-multipath-build
を設定します。また、階層 [edit protocols bgp]
レベルで multipath-build-priority
設定ステートメントを使用してBGPマルチパス ビルド ジョブの優先度を下げて、RIB 学習を速めることができます。