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L2TP LNSインラインサービス向けCoSの概要

静的または動的な CoS 設定を使用して、階層スケジューリングとセッション単位のシェーピングをレイヤー 2 トンネル プロトコル(L2TP)ネットワーク サーバー(LNS)インライン サービスに適用できます。

この機能は、MX240、MX480、およびMX960ルーターのMICおよびMPCインターフェイスでサポートされています。

LNSにCoSを適用するためのガイドライン

L2TP 設定では、IP、UDP、および L2TP ヘッダーは、LNS にトンネリングされる前に、L2TP アクセス コンセントレータ(LAC)上の PPP 加入者インターフェイスに到着したパケットに追加されます。

サービスインターフェイスがL2TP LNSセッション用に設定されている場合、IPヘッダーと外部IPヘッダーがあります inner 。内部 IP ヘッダーに対応する LNS セッションに対してのみ CoS を設定できます。IP ヘッダーは outer 、L2TP トンネル処理にのみ使用されます。

ただし、分類子と書き換えルールを設定して、L2TP パケットの内部 IP ヘッダーから外部 IP ヘッダーに ToS(サービスの種類)値を転送することを推奨します。

図 1 は、LNS インラインサービスで設定できる分類子ルールと 書き換えルール を示しています。

図 1: L2TP LNS インライン サービス Processing of CoS Parameters in an L2TP LNS Inline Serviceにおける CoS パラメータの処理

デフォルトでは、サービス インターフェイスのシェーピング計算には L2TP カプセル化が含まれます。必要に応じて、LAC からのダウンストリーム ATM トラフィックやレイヤー 2 プロトコルの違いに対して、追加の調整を設定できます。

LNSでのインラインサービスのハードウェア要件

L2TP LNSインラインサービスの階層スケジューリングは、MICおよびMPCインターフェイスでのみサポートされています。設定できるサービスは、ハードウェアの組み合わせによって異なります。 表 1 は、MIC と MPC の組み合わせごとにサポートされているインライン サービスとピア インターフェイスの一覧です。

表 1: L2TP LNS インライン サービスのハードウェア要件

MPC モジュール

インライン サービス サポート:セッション単位のシェーピング

インラインサービスサポート、セッション単位のシェーピングなし

MPC2E-3D-NG

いいえ

はい

MPC2E-3D-NG-Q

MX80

はい

はい

MPC-3D-16XGE-SFPP

いいえ

いいえ