デフォルトのスケジューラ設定
各転送クラスには、関連付けられたスケジューラの優先度があります。ベストイ Junos OS のデフォルト スケジューラ設定では、ベスト労力(ID 0、キュー 0)とネットワーク制御(ID 3、キュー 7)の 2 つの転送クラスだけが使用されます。
デフォルトでは、ベストベスト型の転送クラス(キュー 0)は 95 パーセント、ネットワーク制御(キュー 7)は出力リンクの帯域幅とバッファスペースの 5 % を受信します。デフォルトのドロップ プロファイルでは、バッファが埋め込み、スペースが空くまですべてのパケットを破棄します。
デフォルトでは、キュー 5(ID 1)とキュー 1(ID 2)にリソースが割り当てられていないため、expedited-forwarding クラスと assured-forwarding クラスにはスケジューラはありません。ただし、手動でリソースを設定して、expedited-forwarding クラスと assured-forwarding クラスを設定できます。
ID は、COSD デーモンによって割り当てられた転送クラス ID を指します。COSD では、転送クラス ID がすべての転送クラスに割り当てされます。ID は転送クラスに固有で、PFE との内部通信で一意の識別子として使用されます。PFE 側のソフトウェアは、転送クラス名については何も知りませんが、IP のみを知っています。したがって、転送クラス名から ID へのマッピングは 1 対 1 です。
デフォルトでは、追加の帯域幅が他のキューから使用可能な場合、各キューは割り当てられた帯域幅を超える可能性があります。転送クラスが割り当てられた伝送帯域幅を完全に使用しない場合、割り当てられた帯域幅よりも多くの負荷が提供される場合、他の転送クラスが残りの帯域幅を使用できます。キューに残りの帯域幅を使用したくない場合は、厳密な割り当てを設定する必要があります。
デバイスは、次のデフォルト スケジューラ設定を使用します。これらの設定は構成できます。
[edit class-of-service] schedulers { network-control { transmit-rate percent 5; buffer-size percent 5; priority low; drop-profile-map loss-priority any protocol any drop-profile terminal; } best-effort { transmit-rate percent 95; buffer-size percent 95; priority low; drop-profile-map loss-priority any protocol any drop-profile terminal; } } drop-profiles { terminal { fill-level 100 drop-probability 100; } }