アダプティブサービスまたはマルチサービスPICを介するパケットフロー
オプションで、パケットがルーターを通過する間に、以下の3つのポイントのいずれかで適用されるようにサービスセットを設定することができます。
-
インバウンドインターフェイスで適用されるインターフェイスサービスセット。
-
転送テーブルで適用されるネクストホップサービスセット。
-
アウトバウンドインターフェイスで適用されるインターフェイスサービスセット。
パケットフローは以下の通りで、 図1にグラフィカルに示されています。(サービスセットは、インターフェイスサービスセットまたはネクストホップサービスセットのいずれかとして設定できます。)
-
パケットは、インバウンドインターフェイスのルーターに入ります。
-
ポリサー、フィルター、サービスフィルター、サービスセット、ポストサービスフィルター、入力転送テーブルフィルターがトラフィックに順次適用されます。これらはすべて、設定のオプション項目です。インターフェイスサービスセットが適用されている場合、パケットはサービス処理のためにASまたはマルチサービスPICに転送され、その後、パケット転送エンジンに送り返されます。サービスフィルターも適用されている場合は、サービスフィルターに一致するパケットのみがPICに送信されます。オプションのポストサービスフィルタが適用され、後処理が実行されます。
-
ネクストホップサービスセットは、VPNルーティングおよび転送(VRF)テーブルまたは
inet.0に適用できます。適用されている場合、パケットはサービス処理のためにPICに送信され、パケット転送エンジンに送り返されます。注:NATの場合、ネクストホップサービスセットはVRFテーブルにのみ適用できます。その他のすべてのサービスについては、ネクストホップサービスセットをVRFテーブルまたは
inet.0に適用できます。 -
出力インターフェイスでは、出力フィルター、出力ポリサー、インターフェイスサービスセットのいずれかを設定している場合、これらの項目を順次トラフィックに適用できます。インターフェイスサービスセットが適用されている場合、トラフィックは処理のためにPICに転送され、パケット転送エンジンに送り返され、次にトラフィックが転送されます。
-
パケットがルーターを出ます。
を通過するパケットフロー
高いトラフィック量の結果として、AS PICが3秒間持続的な背圧を受けると、この条件が自動コアダンプをトリガーし、PICを再起動して、ブロックを解消します。レベルLOG_ERRのシステムログメッセージが生成されます。このメカニズムは、レイヤー2とレイヤー3の両方のサービスパッケージに適用されます。