データレポート間隔の指定に関するガイドライン Junos Telemetry
Junos Telemetry を使用すると、ポーリングを行うことなく、さまざまなシステム リソースのデータを収集およびエクスポートするためのセンサーをプロビジョニングできます。管理ステーションは、定期的な更新をストリーミングするために 1 つのリクエストを送信します。
CLI(コマンドラインインターフェイス)または Junos telemetrySubscribe RPC(リモートプロシージャコール)の OpenConfig を介して、指定した間隔でデータを報告するようにテレメトリセンサーを設定できます。CLIを使用して設定するには、[edit services analytics export-profile profile-name]階層レベルでreporting-rate secondsステートメントを含めます。telemetrySubscribe RPC の場合、サンプリング間隔パラメーターをミリ秒単位で指定します。どちらの場合も、間隔は、後続の各データのエクスポート間の時間を指定します。
システムリソースのレポート間隔の決定
特定のシステム・リソースの適切なレポート間隔を決定するには、以下のガイドラインに従ってください。
インターフェイスなどの特定のオブジェクトに必要なエクスポート間隔を特定します。
ラインカード上で設定された物理インターフェイスの数など、センサーから報告されるオブジェクトの最大数を特定します。
特定のセンサーの各間隔で報告されるオブジェクトの最小数を特定します。
次の式を使用して、最適なレポート間隔を決定します。
レポート間隔 = オブジェクトあたりの必要なエクスポート間隔 * 各間隔で報告されるオブジェクトの最小数 / オブジェクトの最大数。
例を考えてみましょう。ビジネス要件では、30秒ごとのインターフェイス統計情報のレポートを指定します。間隔ごとに、システムは 10 個のインターフェイス レコードを報告し、各ラインカードには 96 個のインターフェイスがあります。レポート間隔の式を適用すると、3.125 秒のレポート間隔が導き出されます。現在、レポート間隔は 2 秒の倍数以外には構成できません。したがって、この例では、レポート間隔を CLI で 2 秒、OpenConfig RPC で 2000 ミリ秒に設定します。
同じメトリックが 30 秒間隔で複数回報告される場合があります。効果的な視覚化とデータ操作を行うには、一定の期間にわたってデータを集計するのが一般的です。