移行、アップグレード、ダウングレードの手順
このセクションでは、Junos OSをアップグレードする手順と、NFXシリーズ向けJunos OSのアップグレードおよびダウングレードポリシーについて説明します。ネットワークの規模や構成によっては、Junos OSのアップグレードまたはダウングレードに数時間かかる場合があります。
Junos OS リリース 21.2R1 以降、以前は FreeBSD 11.x ベースの Junos OS で実行されていたすべての Junos OS 製品は、EX4400 を除き、FreeBSD 12.x ベースの Junos OS に移行されます。Junos OS リリース 21.3R1 以降、EX4400 プラットフォームは FreeBSD 12.x ベースの Junos OS に移行されています。
NFX 製品の互換性については、「 NFX 製品の互換性」を参照してください。
Junos OSリリースのアップグレードとダウングレードのサポートポリシー
EEOL(延長サポート終了)リリースに指定されているリリースを除き、一度に3つ以上のJunos OSリリースにまたがるアップグレードとダウングレードのサポートは提供されません。EEOL リリースは、直接アップグレードとダウングレードのパスを提供します。EEOL リリースは通常、3 リリースを超えて段階的に発生しますが、1 つの EEOL リリースから次の EEOL リリースに直接アップグレードできます。
非 EEOL リリースから、その前後のリリースが 3 つを超えるリリースにアップグレードまたはダウングレードするには、まず次の EEOL リリースにアップグレードしてから、その EEOL リリースからターゲット・リリースにアップグレードまたはダウングレードします。
EEOL リリースの詳細と EEOL リリースのリストを確認するには、 https://www.juniper.net/support/eol/junos.html を参照してください。
リリース 22.1 へのアップグレードの基本手順
Junos OSをアップグレードまたはダウングレードする場合は、 パッケージを使用してください jinstall
。パッケージの内容 jinstall
とインストール プロセスの詳細については、 『インストールおよびアップグレード ガイド』を参照してください。パッケージなどの他のパッケージは jbundle
、ジュニパーネットワークスのサポート担当者から指示された場合のみに使用してください。
インストールプロセスにより、ファイルシステムが再構築され、Junos OSが完全に再インストールされます。 以前のソフトウェア インストールの構成情報は保持されますが、ログ ファイルの内容が消去される場合があります。設定テンプレートやシェルスクリプト(唯一の例外はjuniper.confファイルとsshファイル)など、デバイスに保存されているファイルは削除される場合があります。保存されたファイルを保持するには、デバイスをアップグレードまたはダウングレードする前に、ファイルを別のシステムにコピーします。詳細については、 ソフトウェアのインストールおよびアップグレードガイドを参照してください。
アップグレード プロセス中にインバンド接続が失われるため、コンソールを使用してすべてのソフトウェア パッケージを帯域外にアップグレードすることを推奨します。
Junos OSリリース22.1R1をダウンロードしてインストールするには、次の手順に従います。
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Web ブラウザーを使用して、ジュニパーネットワークスの Web ページにあるソフトウェア ダウンロード URL に移動します All Junos Platforms 。
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ダウンロードするソフトウェアの Junos OS プラットフォームの名前を選択します。
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[ ソフトウェア ]タブを選択します。
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[ソフトウェアのダウンロード]ページの右側にある[バージョン]ドロップダウンリストからリリース番号(ダウンロードするソフトウェアバージョンの番号)を選択します。
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[ソフトウェア]タブの[Install Package]セクションで、リリースのソフトウェア パッケージを選択します。
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ジュニパーネットワークスの担当者から提供されたユーザー名(通常は電子メールアドレス)とパスワードを使用して、ジュニパーネットワークスの認証システムにログインします。
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使用許諾契約書を確認して同意します。
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ソフトウェアをローカルホストにダウンロードします。
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ソフトウェアをデバイスまたは社内のソフトウェア配布サイトにコピーします。
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デバイスに新しいパッケージをインストールします。