ACXシリーズルーターでの階層ポリサーの処理
階層型ポリサーは、マイクロフロー間での集約の制御された共有をプロビジョニングします。たとえば、階層型ポリサーは、特定の加入者またはユーザーの帯域幅を、そのユーザーの異なる CoS 設定で共有するために使用されます。ユーザーが論理インターフェイスを使用して接続するように設定され、通過するパケットの DSCP(DiffServ コード ポイント)を使用して CoS 機能が設定されているとします。ユーザーには、140 Mbps の集約帯域幅が割り当てられます。この統合された帯域幅は、50 Mbps、40 Mbps、30 Mbps、および 20 Mbps のオーダーでそれぞれ 11、12、21、および 22 の DSCP 値で表される 4 つのサポートされている CoS 設定に分散および共有する必要があります。この動作を得るには、次の構成を実行する必要があります。
マイクロフローの設定 -- マイクロフローは、同じマイクロ ポリサー(または子ポリサー)インスタンスを通過するすべてのパケットによって特徴付けられます。この設定を有効にするには、パケットに一致するフィルターと、マクロ ポリサーを参照するフィルターのアクションを使用して、パケットをマイクロフローとして分類する必要があります。異なるフィルターおよび条件に同じポリサーインスタンスを指定することで、複数の異なるフィルターまたは条件に一致するパケットをグループ化し、単一のマイクロフローに結合することができます。これらの設定は、単一レベルのポリサーをフィルターに関連付けるために必要な設定と同じです。
集合型ポリサーへの子ポリサーの割り当て -- この手順は、単一レベル ポリサーを作成する手順から、階層型ポリサーを設定する手順への追加です。子ポリサーを親ポリサーまたは集合ポリサーにリンクするか、関連付ける必要があります。このリンクを実行するには、
[edit firewall policer policer-name]
階層レベルでaggregate-policing aggregate-policer-name
ステートメントを使用して、各子ポリサーで を指定します。
階層ポリサーは、ACX5048およびACX5096ルーターには適用されません。