ジュニパーネットワークス、継続学習、拡張デジタルエクスペリエンスのツイン化、 およびアクセスコントロールの簡素化により、卓越した有線/無線エクスペリエンスを保証

事前対応を可能にするインサイトと、自動化の新たな基準となるAIネイティブネットワーキングにより、ネットワーク向けAIのリーダーシップを拡大

セキュアなAIネイティブネットワーキングのリーダーであるジュニパーネットワークス(本社:カリフォルニア州サニーベール、NYSE: JNPR)は本日、最高水準のAIネイティブネットワーキングプラットフォームに、新たな水準の事前対応可能なインサイトと自動化を実現する独自の新機能を追加したことを発表しました。

これにより、業界をリードする有線/無線アクセスソリューションの価値をさらに向上させます。Mist™ AIによるクラウド型製品であるWired Assurance、Wireless Assurance、Access Assuranceは、業界唯一のAIネイティブ仮想ネットワークアシスタントであるMarvisで拡張され、ネットワークやアプリケーション、セキュリティ上の問題を顕在化する前に修正する新機能が追加されます。当社のお客様やパートナーはユーザーのニーズを先取りしながら、運用コストを低減できます(場合によって最大85パーセント)。

当社のAIネイティブネットワーキングプラットフォームは、「ネットワークのためのAI(AI for Networking)」というコンセプトのもと、AIOpsを活用して運用担当者とエンドユーザーの両方に、エンドツーエンドで最適な体験を提供できるよう設計されています。適切なデータ、リアルタイムでの適切な応答、適切なインフラを活用し、あらゆるデバイス、ユーザー、アプリケーション、資産におけるすべての接続の信頼性、可測性、安全性を確保します。この理念を原動力として、当社は有線/無線LANインフラストラクチャ領域のリーダーとなり、このことはお客様の推奨第三者のアナリストレポートでも示されています。

有線、無線、Mist AI™の各分野におけるリーダーシップに基づいて、ジュニパーネットワークスはAIネイティブネットワーキングプラットフォームのAI機能を次のように強化します。

事前対応可能なインサイトによるエンドユーザー体験の保証:

  • 新たなMarvis Application Experience Insightsで、継続学習を活用して価値の高いZoom/ミーティングやTeams通話体験の情報を提供:ZoomおよびMicrosoft® Teamsの統合をさらに進め、データサイエンスモデルのShapleyと当社のユーザーエクスペリエンス継続学習を融合させた新たなインサイトを追加します。この新機能は、ジュニパーの品質インテリジェンスデータ(数十億分に及ぶコラボレーション)でトレーニングされており、本番のビデオセッション前に通話品質を予測できます。これまでもMist Systemsは、ビデオ通話後に問題の出所(クライアント、アプリケーション、LAN、WANなど)を確認するためにいち早くMist AIを活用したデータサイエンスを駆使してきました。
  • Marvis Minisで、ユーザーが不在でも自律的に有線の問題を特定:無線向けで初めて完全に統合された常時稼働型のAIネイティブなデジタルエクスペリエンスツインソリューションMarvis Minisを有線ネットワークに拡張し、ユーザーやデバイスが接続されていなくても認証の問題を診断しネットワーク運用を向上させます。MinisはRADIUSサーバー障害に関連するスイッチ認証の問題を明らかにし、このような問題に対する処方的なアクションによりユーザーが気づく前に問題を解決します。
  • 新たなサービスレベルで有線エクスペリエンスを保証:当社は、主な無線、有線、WAN、アプリケーションの指標の状況を監視し、最高のユーザー体験を保証するカスタマイズ可能なサービスレベル期待値(SLE)を導入しています。現在提供しているスループット、スイッチの正常性、接続の有線SLEに、新たにスイッチの帯域使用状況、RADIUSサーバーへの接続の成功、スイッチ容量をカバーするSLEが加わります。主な有線に関する指標はリアルタイムに監視、適用され、ジュニパーネットワークスの有線ネットワークに卓越したユーザー体験を保証します。

事前対応型のトラブルシューティングと修復による運用の簡素化:

  • 無線インターフェイスでネットワークの巻き戻しが可能な唯一のソリューション、AI-Native Dynamic Spectrum Captureを提供: Wi-Fiネットワーキング業界にこれまでなかった、RFスペクトラムの前例のない可視化を実現する新機能です。無線インターフェイスの問題の根本原因を特定するための現地調査を加速化しつつ最小限に抑えることができます。
  • 有線のダイナミックパケットキャプチャによるトラブルシューティングの効率化:ジュニパーネットワークス独自の無線向けリアルタイムdPCAPソリューションを有線にも拡大しました。問題の発生時にはJuniper Wired Assuranceソリューションが自動的に検知し、クラウド上で積極的にパケットをキャプチャすることで根本原因を特定し、コストのかかる非効率な現地調査の必要がなくなります。dPCAP利用することで管理担当者は、診断や解決がほぼ不可能な断続的な問題を、簡単に解決することが可能となります。
  • Marvis Actionsにより有線トラブルシューティングを強化:Marvis Actionsは、お客様の組織全体のユーザーエクスペリエンスの問題に影響を与える無線、有線、WAN、データセンターの最重要課題を問題が起こる前に表示し、自律的な修復、速やかな問題解決に必要な対処を推奨する効率的なツールです。不足しているVLAN、ポートフラグ、高いCPU使用率、動かないポートを特定する既存の有線アクションを拡張し、スイッチポートの誤設定やアクセスポイントのループを特定し修復する新たなアクションを追加します。

事前対応型のアクセスコントロールでコンプライアンス要件を満たさない使用を阻止:

  • UEM/MDMの統合によるポスチャ確認の簡素化:JamfやMicrosoft® Intuneといった主要な統合エンドポイント管理(UEM)/モバイルデバイス管理(MDM)ソリューションとのクラウド間統合により、Mist AIを活用した初のクラウドネイティブおよびAIネイティブのネットワークアクセスコントロール(NAC)ソリューションであるJuniper Mist Access Assuranceサービスの展開や管理がさらに簡素化されます。この統合により、Juniper Mistネットワークに接続しようとするデバイスは、企業のセキュリティやデバイスのコンプライアンス要件を満たしているかどうかが自動的に確認され、満たしていないデバイスには処方的なアクションが講じられます。またMist UIはネットワークとデバイスのパラメーターをカバーし、クライアントポスチャをエンドツーエンドで可視化します。
  • eduroamにクラウドネイティブ対応:Juniper Mist Access Assuranceソリューションでは新たに100以上の国・地域の1万を超えるeduroam接続拠点でシームレスなオンボーディングを提供します。ホームユーザー、ビジター、大学職員(NAC 802.1x経由)、IoTデバイス(セルフサービスの事前共有鍵経由)、ゲスト(カスタムポータル経由)など、異なるクライアントにシームレスへアクセスを提供するための様々な認証方法が使用されます。

ジュニパーネットワークス キャンパスおよびブランチ製品担当グループバイスプレジデント スディア・マッタ(Sudheer Matta)は次のように述べています。

「お客様やパートナーからは『常に変化するユーザー要件に事前に対応するには?』『ユ―ザーがどこにいても、ZoomやTeamsなどの不可欠なアプリケーションを希望どおりに動作させるには?』という問合せが一番多く、今回の発表はこのような声に直接応えるものです。当社のAIネイティブネットワーキングプラットフォームにMarvis Application Experience Insightsや有線/無線デジタルエクスペリエンスツイン化などの業界初の機能を追加することで、ネットワーキングにおけるAIの活用を引き続き進め、事前対応型のインサイトと自動化により比類ない俊敏性とアシュアランスを提供します」

ダートマス大学 リードネットワークエンジニア ブライアン・ワード(Bryan Ward)氏は次のように述べています。

「Marvis Application Experience は画期的なソリューションで、断続的なコラボレーションコールの問題を迅速に特定します。問題解決には、3週間におよぶ現地訪問が必要でしたが、Mist AI は、大学のツアーグループなど通行人の外部デバイスが当社の AP に接続しすぎて、通話品質に大きな影響を与えていたことを検知していました」

IDC エンタープライズネットワーク担当リサーチマネージャー ブランドン・バトラー(Brandon Butler)氏は次のように述べています。

「AIの時代に入り、エンタープライズネットワーキングがこれまで以上に重要となる一方、最適化がより困難になっています。ネットワークの展開や管理の複雑さの緩和から、高品質のユーザー、デバイス、アプリケーションエクスペリエンスの保証、進化し続けるサイバー脅威の機先を制する対策まで、エンタープライズキャンパス/ブランチネットワークの接続戦略の強化が組織の主な優先事項となっています。AIで強化されたネットワーク運用(AIOps)プラットフォームはこのような課題を克服する強力なツールとなり得ます。AIOpsソリューションを成功させる主な基本要件は、AIネイティブおよびクラウドネイティブであること、有線/無線機能を広くカバーするプラットフォームベースのアプローチを活用すること、そしてセキュリティをネイティブで組み込むことです。ジュニパーネットワークスのAIネイティブネットワーキングプラットフォームの機能強化により、エンタープライズネットワーク管理のためのAIOps機能は大きく前進しています」

参考資料: 

ジュニパーネットワークスについて

ジュニパーネットワークスは、「接続できること」と「優れた接続体験」は異なると考えています。ジュニパーネットワークスのAI-Native Networking Platformは、AIを活用し、エッジからデータセンター、クラウドまで、最高かつ最も安全なユーザー体験を提供するために構築された独自のプラットフォームです。詳細な情報は、以下をご覧ください。
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