Customer Success Story
Digital Edge社、アジアにおける情報格差を解消
Digital Edge社は、アジアにおける新興成長市場の、成長率の高いデジタルニーズに合わせて事業を拡大しており、同社データセンターの出力量を5年以内に500MWに拡大する計画を立てています。シンガポールを拠点とする同社は現在、日本、韓国、フィリピン、インドネシア、中国においてデータセンターを運営しており、インドにデータセンターを設置中です。
キャリア中立のコロケーションサービスと接続サービスを、こうしたサービスを十分受けられていない地域で行っています。企業顧客および大規模顧客向けに高品質のサービスを提供するため、ジュニパーのネットワークを利用しています。
概要
会社名 | Digital Edge |
業界 | サービス プロバイダ |
使用製品 | MX204, QFX5120, AP43, EX2300, EX3400, Wireless(Wi-Fi)Assurance, Wired Assurance, Marvis VNA |
地域 | APAC |
500MW
5年間でデータセンターの出力量拡大を計画
17
稼働中または建設中のデータセンター数
拡張性
高性能のデータセンターの相互接続による成長
拡大
データセンターのコロケーションサービスおよび接続サービスを、こうしたサービスを十分受けられていない市場において展開
各データセンターで一貫したサービスを提供しつつ、拡大して成長
Digital Edge社は、顧客が接続するリソースまたはビジネスパートナーが、同じデータセンター内であっても異なるデータセンター所在地であっても、高性能で低遅延の同じエクスペリエンスにしたいと考えていました。こうした目標を達成するうえで、データセンターの相互接続およびデータセンターの交差接続両方でネットワークプラットフォームを一貫したものとすることが重要です。また、インフラのエンジニアリングと運用を簡略化します。
Digital Edge社の相互接続エンジニアリング/運用の責任者、ラファエル・ホー氏は次のように述べています。「データセンターを相互接続し、地域のお客様がどのDigital Edgeデータセンターにアクセスしても、エクスペリエンスに差が生じないようにすることが当社の戦略です。お客様がビジネスを成長させるうえでの制限はありません。お客様が必要とする地域において、性能、近接性、データ主権を一貫したものにすることを目指しています」
次の地域におけるニーズの高まりを考えれば、こうした目標は重要です。アジア太平洋地域におけるデータセンターのリース/コロケーション市場は、2029年までに12パーセントの年間成長率になると見込まれています。インドも同様で、2桁の割合で成長しています(独立系アナリスト)。
高性能かつ低遅延のネットワーキング
ホー氏は次のように話します。「ジュニパーのスイッチおよびルーターは、データセンターの相互接続と交差接続の可用性、拡張性、管理性に関するDigital Edgeの基準を満たしていました。さらにジュニパーのプラットフォームは、高密度でコストが最適化されているため、データセンターの相互接続サービスと交差接続サービスを、それほど差がない価格で提供できます」
Digital Edge社は、高スループットで低遅延のJuniper QFX5120スイッチを使用し、データセンター内における交差接続に対応しています。Juniper MX204ユニバーサルルーターにより、データセンター間の相互接続の柔軟性と信頼性を向上させ、運用を簡略化しています。Juniper MX204ルーターが、高密度の10GbE/40GbE/100GbEインターフェイスで400 Gbpsのスループットをラックユニット1つで実現しています。MXルーターおよびQFXスイッチのJunosオペレーティングシステムは整合性がとられており、Digital Edge社のネットワーク運用の自動化と、インフラ拡大に伴う運用効率性向上を支えています。
顧客およびスタッフは、Digital Edge社のデータセンター外で作業する際でも信頼性に優れた接続を利用できます。ジュニパーのアクセスポイントとスイッチが、Juniper Mistクラウドアーキテクチャと連携して機能し、ネットワークエクスペリエンスを最適化するとともに、Digital Edge社スタッフのネットワーク運用を効率化します。また、建物の管理システム、物理的なセキュリティなど、データセンター施設の管理機能は、有線ネットワークでサポートします。
ニーズの急成長に対応する
ホー氏は次のように話しています。「ジュニパーのおかげで、接続がデータセンター施設内のネットワーキングと同じ高性能で低遅延の、データセンターの相互接続プラットフォームが完成しました。お客様がどのデータセンターにアクセスしても同じです。テクノロジーエコシステム内であればどこであっても、高速かつ手頃な価格で接続できます」
Digital Edge社は今後も、最新のデータセンターコロケーションサービスおよび相互接続サービスを、まだサービスを提供していないアジア各地域に展開していきます。同社が運用または建設中のデータセンターは17あります。たとえば、東京および大阪、韓国のソウルおよびプサン、フィリピンのマニラ、インドネシアのジャカルタです。さらに、インドのナビムンバイにも拡大しています。
Digital Edge社は、そのテクノロジーエコシステムの一部としてジュニパーのネットワーキングを導入することで、施設内および施設間のサービスの整合性をとりつつ、新興成長市場におけるデータセンターサービスに対するニーズ拡大に対応する準備を整えています。
2023年10月公開