SNS社、モバイル事業者と企業のグローバルな接続を拡大

Swiss Networking Solutions(SNS)AG社は、仮想移動体通信事業者(MVNO)、コンテンツプロバイダ、グローバルな事業展開を目指す企業に、俊敏でハイパフォーマンスの接続サービスを専門に提供しています。SNS社を選択すると、世界各地の様々なトランジットプロバイダやインターネットエクスチェンジと直接関係を築く必要がなくなるため、市場投入までの時間を短縮し、コストを削減できるようになります。

SNS社は2015年の設立で、2023年に、チューリッヒを拠点とするモバイルサービスプロバイダのTelecom26社から分社しました。オペレーションの効率性と容易さで顧客の高まるニーズに応えるための基盤を築く過程で、ジュニパーのネットワークを拡張し、グローバルバックボーンと主要なポイントオブプレゼンスを400Gにアップグレードしました。

概要


会社名 Swiss Networking Solutions (SNS) AG
業界 サービス プロバイダ
使用製品 MX204QFX5120EX4600EX4100SRX340SRX345SRX380SRX1500
地域 EMEA
Swiss Networking Solutions(SNS)AG社の画像
お客様企業の導入事例の概要

5倍

容量の増加

99.999%

ネットワークの稼働時間

16

チューリッヒを起点とする世界各地のポイントオブプレゼンス

45

長距離国際回線

課題

拡大するグローバルなデジタルニーズに備える

SNS社は、企業の成長目標と顧客のデジタルニーズ増大に合わせて拡張できるネットワークを必要としていました。

SNS社のCIO、フィリップ・ミーエンツ氏は次のように述べています。「当社のビジネスはこれまで、MVNOをサポートすることでした。複数サイトでのサービスやグローバルな接続における摩擦や障害を取り除くことで、企業やその他のサービスプロバイダの成長をサポートできるように事業を拡大しています」

SNS社は、顧客のサービスとトラフィックのニーズに合わせて最適化されたフルマネージドサービスとグローバルトランジットにより、顧客が新たな市場へリーチを拡大できるようサポートしています。コンテンツプロバイダに対しては、相互接続、直接接続、モバイルバックホール、カスタムネットワーク構築などを提供しています。

Swiss Networking Solutions Challenge
ソリューション

エンドツーエンドのグローバルコアネットワークを拡張

ミーエンツ氏は次のように話します。「ルーティングとスイッチングについては、ジュニパーを全面的に採用することにしました。ジュニパーは、価格性能比で優れているだけでなく、投資を有効活用するアップグレードパスを提供してくれます。成長に合わせてネットワークを簡単に拡張できます」

SNS社は、グローバルコアネットワークをJuniper MX204ルーターにアップグレードし、コンパクトで高密度の400Gプラットフォームを実現しました。これにより、従来のJuniper MX104ルーターの容量が5倍に増えます。また、大規模なデータセンターではJuniper QFXシリーズスイッチを、小規模なポイントオブプレゼンス(POP)ではEXシリーズスイッチを採用しています。AIドリブンの防御機能を備えたJuniper SRXシリーズファイアウォールは、不正侵入やマルウェアなどの脅威を排除します。

「ジュニパーのおかげでPOPがシンプルになり、高い信頼性とセキュリティを維持できるようになりました」とSNS社のネットワークチームリーダー、ジョアン・アウベス氏は述べています。

ルーティング、スイッチング、ファイアウォールの各プラットフォームでJunosオペレーティングシステムが一貫しているため、SNS社が顧客のニーズに合わせてサービスを調整する際の作業がシンプルになります。アウベス氏は次のように話します。「すべてで構文が同一のため、作業が簡単になります。新しいデバイスを迅速に導入できるため、お客様は市場投入までの時間を短縮できます」

アウベス氏にはネットワークに携わった経験が20年ありますが、Junos OS環境は初めての経験でした。「Junos OSの動作の概念を理解してから、Junos OSの方が好きになりました」とアウベス氏は述べます。特に気に入っている機能がロールバックだと強調します。「本番環境で作業中にエラーが発生した場合に、前の設定に戻せる機能は大変便利です」と氏は述べています。

Swiss Networking Solutions Solution
成果

イノベーションを目的としたデジタル容量の拡大

「当社のネットワークが拡大したことで、ネットワーク事業者や企業が新たな地域や市場に参入する際、特定の接続ニーズに今まで以上に迅速に対応できるようになりました」とミーエンツ氏は述べます。

SNS社は、チューリッヒを起点にヨーロッパ全域から中東、アジア太平洋、アメリカ合衆国に至るまで16のPOPを有し、その数は増え続けています。そのため、MVNO、コンテンツプロバイダ、サービスプロバイダは、接続性を強化して、加入者に新たなサービスを届けられます。製薬会社、銀行、製造業などの企業は、柔軟なオプションを活用することで、モバイルネットワークの冗長性に支えられ、カスタマイズされた接続性を実現できます。

「ジュニパーの最新ルーターによる容量増加とリーチの拡大向上、リーチ、顧客とのリレーションシップ、パーソナライゼーションを融合することで、SNSは、他のプロバイダでは容易に実現できないグローバル接続サービスのモデルを実現しています」とミーエンツ氏は述べています。

Swiss Networking Solutions Outcome
「通信事業者や企業が新たな地域や市場での接続ニーズに対応できるように、SNSは、ジュニパーのネットワークのパフォーマンス、信頼性、一貫性によって、より俊敏に動けるようになりました。」
フィリップ・ミーエンツ氏 SNS社、CIO

2023年12月公開