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2021/3/8 - AP Invalid Config Recovery機能のご紹介
AP Invalid Config Recovery機能をご紹介します。
機能概要
AP Invalid Config Recovery機能とは誤設定などによりネットワーク構成に問題が発生した場合、問題が発生する前の設定へ戻す機能です。
例えばAPに対して誤ったIPアドレスを設定しAPとMistクラウド間の疎通が途切れた場合も、本機能にて設定前のIPアドレスへ自動的に切り戻すことが可能です。
ユースケース
本記事では一例として、APに対して誤ったIPアドレスを設定したケースの紹介をいたします。
1. APに対して誤ったIPアドレスを設定する ※以下の例では192.168.10.100/24
2. IPアドレスの誤設定により、AP ⇔ ミストクラウド間の通信が不能(Disconnected状態)になる
3. AP Invalid Config Recovery機能にて問題発生前のIPアドレスへ自動切り戻しが可能
以下の通り、正常(Connected状態)へ戻り、通信が復旧する
以下はMist管理画面で確認できるAPのログです。
誤ったIPアドレスが反映(Configured)後、約6分経つと設定値が切り戻り自動復旧しています。
有効化の方法
最後に本機能の有効化手順を紹介いたします。
※注意※
本機能はrc1以降のファームウェアをご利用頂く必要がございます。
1. Mist管理画面(Topページ)にて「Organization」->「Site Configuration」の順で選択する
2. 対象のSite(拠点)を選択する
3. Site設定画面の中央部にあるAccess Point Settingsフィールドの「Automatically Revert Configuration」にチェックする
4. Site設定画面の上部(右上)にある「Save」をクリックする
上記1~4の手順にてAP Invalid Config Recovery機能を有効化することが可能です。
まとめ
最後までお読み頂きありがとうございます。
本記事ではAP Invalid Config Recovery機能をご紹介しました。
今回ご紹介した機能以外のアップデート情報は以下の記事にて纏めております。
ぜひご参照ください。
February 25th 2021 Updates
著者:
技術統括本部 市場開発本部
システムズエンジニア
土谷 信詞