AIネイティブキャンパスおよびブランチによるエンドツーエンドのアシュアランスについてのソリューションブリーフ

最も予測可能で信頼性の高い、測定可能なユーザーエクスペリエンスを最小の総所有コストで実現

ソリューションブリーフのダウンロード

課題

分散型企業は、以下のことを必要としています。

- ブランチネットワークの安全な導入と運用の実現
- アプリケーション、ユーザー、デバイス、クラウドサービスの想定外の増加の管理
- 限られたITスタッフの業務負担の最小化
- 収益に影響を与える最優先事項であるユーザーエクスペリエンスの理解と最適化

 

ソリューション

ジュニパーのAIネイティブキャンパスおよびブランチソリューションは、以下のことを実現できます。

- エンドユーザーエクスペリエンスと稼働時間の比較
- 無線アクセス、有線アクセス、SD-WAN、屋内位置情報、NAC、ファイアウォールの完全統合されたポートフォリオの提供
- 100%オープンのAPIアーキテクチャ上に構築された業界唯一のマイクロサービスクラウドによるフルスタック管理
- 独自の仮想ネットワークアシスタントの利用

 

メリット

- 極めて迅速な機能の展開による革新的な拡張性と俊敏性
- 効率性の向上および持続可能性と安全性がより高い接続
- 迅速なMTTI/MTTRと最小のTCO/OpExを実現する運用の簡素化
- ネットワーク関連の障害対応チケットを最大90%削減

 

はじめに

「接続性」は「優れた接続エクスペリエンス」と同じ意味ではない

今日の分散環境において、企業のIT部門は社内外のユーザーにシームレスにエクスペリエンスを提供しなければならないという大きなプレッシャーにさらされています。ビジネスの成功はますますIT部門にかかっていますが、すでに過大な負担を強いられているチームは、複雑なネットワーク全体で増え続けるユーザー、デバイス、アプリケーションのパフォーマンスに対応しなければなりません。

ネットワークベンダーが長年重視しているのは接続性と稼働時間のみで、これはネットワークの課題を複雑にするばかりです。また、この課題はネットワークエクスペリエンスの質を低下させる原因にもなっており、これにより、従業員のストレスが高まり、企業に数百万ドル規模の収益損失を招く原因にもなっています。今こそ、ユーザーエクスペリエンスに焦点を当てた異なるアプローチが必要です。

単に接続性を測定することから、接続全体のエクスペリエンスを最適化することへとシフトすることで、絶えず進化するビジネスとユーザーのニーズに焦点を絞った、まったく新しい疑問点や期待値が生まれ、あらゆることが変化します。

今日の重要なネットワーキングニーズに対応し、すべての接続を重視することができるのは、エクスペリエンスファーストのアプローチを採用するジュニパーネットワークスだけです。

 

クラウドでの長い道のりを経て、AIネイティブネットワーキングで大きな変革をもたらす

このような課題があるなか、クラウドの活用を始めとして、何らかの効果的な戦略的意思決定を行ったことがあるかもしれません。以下のようなステップに覚えはありませんか?

  • Microsoft 365およびその他のSaaSベースのアプリケーションへの移行
  • SD-WANアーキテクチャへの移行による管理負担の低減と、コストがかかるプライベート回線への依存の軽減
  • 境界のセキュリティを維持する試みとして次世代ファイアウォールをオンプレミスまたはクラウドに追加
  • ビジネスの一部にAIを統合

このようなステップは通常、価値あるパフォーマンスの向上につながるものですが、もしネットワークを以下のように変革できるとしたらどうでしょうか。

 

課題

今日のエンタープライズネットワークは、ハイブリッド、プライベート、パブリックなどの多様なクラウドソリューションにより、複数のデータセンターと無数のキャンパス、支社/拠点、エッジをサポートする必要があります。ネットワークの信頼性、セキュリティ、拡張性が、戦略的に重要になっています。しかし、複雑さは管理上の重大な課題であり、ネットワークの複雑さは増す一方です。Enterprise Strategy Groupの調査では、回答者の73%が、自社のネットワークは過去2年間でさらに複雑化していると答えています。

 

ソリューション

AIネイティブキャンパスおよびブランチソリューションは、分散型ネットワーキングを変革し、ユーザーとIT部門が優れたエクスペリエンスを得られるようサポートします。

クラウドとAIOpsを活用することで、AIネイティブキャンパスおよび支社/拠点ソリューションは、すべてのネットワークドメインにわたって、継続的なインサイトと推奨されるアクションとともに最先端の自動化を提供します (図1)。

この機能は、社内での実装をサポートするだけでなく、MSP(マネージドサービスプロバイダ) の実装にも大きな価値をもたらす可能性があります。AIネイティブの機能は、運用担当者 (自社の担当者かサードパーティかを問わず) がまだ存在を認識していない可能性のある問題を特定し、問題の迅速な特定と解決、そしてコスト削減へとつなげます。また、この機能はフルマネージドサービス、社内アプローチ、またはハイブリッドアプローチとして利用することができます。

Figure 1: AI-Native Campus and Branch solutions

図1:AIネイティブキャンパスおよびブランチソリューション

独自のアプローチの採用

ジュニパーは、完全統合されたAIネイティブネットワーキングプラットフォームと、AIネイティブキャンパスおよび支社/拠点ソリューションのポートフォリオを提供する唯一のベンダーです。共通のMist AIエンジンとマイクロサービスクラウドインフラストラクチャの下で、無線アクセス、有線アクセス、SD-WAN、屋内位置情報サービス、NAC、ファイアウォールを独自に組み合わせ、そのことが迅速な導入と効率化された管理を実現する背景となっています。統合型アプローチは、TCOとOpExを大幅に削減するだけでなく、測定可能なエンドツーエンドのアシュアランスも実現します (図2) 。

 

より優れたユーザーエクスペリエンスの提供

AIネイティブキャンパスおよび支社/拠点ソリューションでは、クラウド間のアプリケーション応答時間などの特性に関するレポートによって、ユーザーエクスペリエンスを測定します。ユーザーとデバイスが無線ネットワークに接続すると、Juniper Mist Cloudが無線、有線、WANの各ドメインでイベントを相互に関連付け、SLE (サービスレベル期待値) が満たされていることを確認します。この包括的なアプローチにより、ネットワークにアクセスしているすべてのユーザーとデバイスに優れたエクスペリエンスが確実に提供されます。

 

AIOpsの可能性を引き出す

従来において、ネットワークのトラブルシューティングと最適化は事後対応の作業でした。しかしジュニパーでは、運用担当者が問題の存在を認識する前に、事前対応で問題を特定して対応することができます。これを可能にするのが、クラウドベースのMist AIエンジンです。このエンジンが人工知能、機械学習、データサイエンス技術を組み合わせて活用し、ユーザーエクスペリエンスを最適化して、運用を簡素化します。

 

クラウドの俊敏性と拡張性の活用

最高の俊敏性と拡張性、そしてこれ以上ないような導入期間の短縮を実現するため、ジュニパーは100%オープンのAPIアーキテクチャを基盤にしたマイクロサービスクラウドを採用しています。マイクロサービスは、AIドリブンの自動化に不可欠な豊富なテレメトリデータの処理と分析を迅速に行うことを可能にするだけでなく、シームレスな機能の展開をダウンタイムゼロでサポートすることも可能にします。クラウドは、ユーザー、デバイス、ネットワーク要素、アプリケーションの各状態を、Mistに継続的にフィードします。

Figure 2: Many domains can contribute to poor experience

図2:多くのドメインがエクスペリエンス低下の一因となっている可能性がある

AIネイティブの実例:ビデオ通話エクスペリエンス

AIネイティブキャンパスおよび支社/拠点ソリューションの機能を理解するため、複数のドメインのイベントに関連している可能性がある、あるユーザーのビデオ通話が切断された事例について考えてみましょう (図3) 。原因として考えられるのは、以下のとおりです。

  • Wi-Fiアクセスポイントに接続しにくい
  • さらにアップストリームにあるルーターのイーサネットケーブル不良
  • クラウドデータセンター内に設置されているビデオアプリケーションサーバーの仮想マシンのパフォーマンスが低い
  • ユーザーのPC、インターネット接続、またはエンタープライズWAN内のノードに問題が発生した

サービスレベルに関連付けられたエンドツーエンドのイベント関連付け、異常検知、自動運転の各機能を使用することで、管理者はドメインと障害のあるコンポーネントを容易に切り分けることができます。多くの場合、仮想ネットワークアシスタントが管理者に問題を指示するか、自ら修復を実行するため、IT運用チームの時間を大幅に節約できます。

ジュニパーは、初のAIネイティブ仮想ネットワークアシスタントであるMarvisにZoomのエクスペリエンス情報を組み込み、自然言語のユーザーインターフェイスを介してパフォーマンスや潜在的な問題に関するインサイトを提供することで、優れたビデオエクスペリエンスを確実に提供します。

最適化されたユーザーエクスペリエンスとクロスドメインの問題解決の実例については、ダートマス大学の導入事例を参照してください。

 

Juniper Mistクラウドサービス

ジュニパーのAIプラットフォーム「Juniper Mist」は、9年以上にわたる強化学習に基づいて開発された業界トップクラスのAIOpsにより、予測可能で信頼性が高く、測定可能なネットワークを実現します。ジュニパーの高パフォーマンスなアクセスポイント、ジュニパーのEXシリーズスイッチ、ジュニパーのセッションスマートルーターSRXブランチファイアウォールなどから収集された膨大な量のリッチメタデータを分析し、無線、有線、WANのドメイン全体から実用的なインサイトを提供します。

最高のユーザー体験を保証するため、Juniper Mist AI Cloudは、クライアント、アプリケーション、ネットワークに対してカスタマイズ可能なサービスレベルを提供し、IT運用チームが発生した問題に迅速かつ的確に事前対応で解決できるよう、提案を行います。

 

AIネイティブキャンパスおよびブランチソリューションのポートフォリオの詳細

Figure 3: The AI-Native Campus and Branch Solutions portfolio by domain and function.

図3:ドメイン別および機能別のAIネイティブキャンパスおよびブランチソリューションのポートフォリオ

ここでは、AIネイティブキャンパスおよびブランチソリューションのポートフォリオの主な属性、機能、コンポーネントを大まかに示しています。

マイクロサービスアーキテクチャ

Juniper Mistマイクロサービスアーキテクチャは、さまざまなアプリケーションサービスを実行する、個別に導入可能かつ管理可能な分散されたモジュールのセットで構築されています。このアプローチにより、拡張されたエンタープライズ全体で必要に応じてサービスを柔軟にスケールアップまたはスケールダウンできるようになり、複雑でコストのかかるモノリシックなハードウェアは不要になります。ダウンタイムやユーザーへの影響なしに、バグ修正や拡張機能をシームレスに提供できるようになります。また、このプラットフォームは耐障害性にも優れています。いずれかのサービスで障害が発生しても、他のサービスには影響が及びません。

 

Marvis VNA

VNA (仮想ネットワークアシスタント)の「Marvis」は、ChatGPTにも対応した対話型AIインターフェイスを備えた画期的なサポートツールです。ユーザーはMarvisを利用して、ネットワーク内のあらゆる場所でデバイスやユーザーに影響を与える問題を把握し、迅速に修復できます。業界初のAIネイティブデジタルエクスペリエンスツインであるMarvis Minisは、Mist AIと連携して事前対応でユーザーアクティビティをシミュレーションし、ネットワーク構成を瞬時に検証して問題を事前に検知します。またMarvisは、事前対応のアクションを通じて、WLAN、LAN、WAN、セキュリティの各ドメイン全体でネットワークに関する多くの問題の根本的原因を特定して解決します。

 

Juniper Mist Wireless Assurance

無線ドメインでは、Mist Wireless (Wi-Fi) Assuranceが機械学習を使用してWi-Fiの予測可能性、信頼性、測定可能性を高め、最適なユーザーエクスペリエンスを確保します。まず、ジュニパーアクセスポイントを介したデータの収集から始めます。その後、Mist AIが機械学習を使用してイベントを根本的原因およびソリューションに関連付け、サービスレベルの詳細な可視化と実用的なインサイトの提供を行います。

Figure 4: Actionable analytics from Mist Wi-Fi Assurance. Administrators can set up and track key wireless criteria (pre- and post-connection metrics), such as time to connect, capacity, coverage, and throughput.

図4:Mist Wi-Fi Assuranceによる実用的な分析。管理者は、接続時間、容量、カバレッジ、スループットなど、無線に関する重要な基準(接続前後のメトリック)を設定して追跡可能

Juniper Mist Premium AnalyticsおよびAccess Assurance

Juniper Mist Premium Analyticsは、ITネットワークユーザーと事業部門ユーザーにエンドツーエンドのネットワーク可観測性とビジネスインテリジェンスを提供する、クラウドベースのサブスクリプションサービスです。フルスタックのネットワークと位置情報のインサイトの提供に必要な、長期的なデータストレージの役割を果たします。使いやすいダッシュボードにより、ネットワークチームはクライアントからクラウドまでを可視化することができ、問題の迅速な特定と対応、ITインフラストラクチャのプランニング、リソースの管理を可能にします。

ジュニパーのMist Access Assuranceは、完全なNAC (ネットワークアクセス制御) とポリシー適用により、ネットワークの運用を簡素化します。ジュニパーのMist IoT Assuranceは、IoTおよびBYOD向けに、MPSK (複数の事前共有キー) とPPSK (プライベートの事前共有キー) を使用したフルスイートのアクセス制御機能を提供します。

詳細については、Wi-Fi AssuranceのページおよびWi-Fi Assuranceの製品概要を参照してください。

 

Wired Assurance

Juniper Mist Wired Assuranceは、キャンパスファブリックで運用の自動化を実現するクラウドサービスです。運用の簡素化、MTTR (平均修復時間) の短縮、接続デバイスの可視性の向上により、キャンパススイッチングにおいてこれまでにないエクスペリエンスをユーザーとIT部門に提供します。

Juniper EXおよびJuniper QFXシリーズイーサネットスイッチは、Junos®オペレーティングシステムを介して豊富なテレメトリを提供します。これにより、スイッチの状況とその動作に関するインサイトを得ることができます。接続デバイスのスイッチの正常性とパフォーマンスに関するメトリック (図6) を提供することに加えて、Wired Assuranceは以下のことを実現します。

  • EXスイッチのワンクリックでのアクティベーションと自動プロビジョニング
  • クラウド管理とMist AIのキャンパスファブリックへの導入
  • SLES (有線サービスレベル期待値) およびサードパーティとの統合のサポート

詳細については、Wired AssuranceのページおよびWired Assuranceのデータシートを参照してください。

Figure 5: Wired Assurance service-level expectation

図5:Wired Assuranceのサービスレベル期待値

WAN Assurance

Juniper Mist WAN Assuranceは、ジュニパーのAIドリブンSD-WANの導入環境にAIネイティブの自動化とインサイトを、SLEとともに追加できるクラウドサービスです。

Mist AIと仮想ネットワークアシスタント「Marvis」を搭載したWAN Assuranceは、リモートサイトでのプラグアンドプレイインストールを可能にするZTP(ゼロタッチプロビジョニング)をサポートしているため、ITの専門知識をほとんど、あるいはまったく必要としません。また、AIOps機能も利用できるため、SD-WAN全体のユーザーエクスペリエンスの把握と最適化に役立ちます(図7)。

WAN Assuranceの分析機能は、トンネルフリーのSD-WANによって提供されます。これにより、柔軟性の高いアプリケーション認識型のネットワークファブリックが提供され、エンタープライズレベルの厳しいパフォーマンス、セキュリティ、可用性の要件を満たすことができます。

Juniper SD-WANはセッションスマートルーターを使用して、すべての支社/拠点をデータセンター、ローカルクラウド、パブリッククラウド、クラウドサービスに安全に接続します(図8)。

Figure 6: WAN Assurance supports SLEs

図6:WAN AssuranceによるSLEのサポート

Figure 7: Secure SD-WAN with Zero Trust

図7:ゼロトラストを適用した安全なSD-WAN

Juniper SD-WANは、ゼロトラストセキュリティを実現するため、セッションへのアクセスにデフォルト拒否アプローチを採用しているだけでなく、業界屈指の保護を提供するため、多数のセキュリティ機能も使用しています (図9) 。

Juniper SD-WANのセッションスマートルーターは、セッションとアプリケーションデータを収集するトンネルフリーの低オーバーヘッドアーキテクチャを提供します。お客様の成果に基づき、Juniper SD-WANで各種の機能と性能を組み合わせることで、別のネットワーキングプラットフォームと比較して帯域幅消費量を最大50%削減することができます。

SSRルーターの導入の最大規模は、SD-WANインストール環境で10,000サイト以上です。

詳細については、Juniper SD-WANのソリューションブリーフをご確認ください。

 

マネージドサービスとしてのAIネイティブキャンパスおよびブランチソリューション

多くのお客様が長年にわたり、ジュニパーのAIネイティブのキャンパスおよびブランチテクノロジーを信頼し、利用されています。しかし、今回導入を検討している企業にとっては、最善のアプローチは何かという大きな疑問が存在します。ジュニパーのソリューションを活用するMSP (マネージドサービスプロバイダ) であれば、最適のサービスとなり得ます。なぜなら、ジュニパーとの強固なパートナーシップにより、成功を確実にするための多数の配信オプションを提供できるからです。

絶えず進化する市場環境

多くのIT運用チームが人員不足に陥り、リソースを求めているなか、多くのお客様が外部のリソースを必要としているのは自然なことです。クラウドマネージドWi-Fiの市場は、今後数年間で21%の成長が見込まれています1

表1:サービスオプションの考慮事項
 DIYフルマネージド共同マネージド
定義インストールから管理まで、お客様がソリューションを管理。MSPがソリューションを管理するため、お客様の関与は不要。お客様とMSPの双方により、ソリューションを設計および管理。
メリットお客様はソリューションのすべての側面に対して自律的な制御を有し、社内でITスキルセットの構築が可能。必要に応じてITリソースが提供されるため、時間とコストを節約。必要な知識とエクスペリエンスの確保を強化。
他のネットワークサービスやクラウドサービスと統合。ソリューションの安定性を確保。
より柔軟な対応ができる可能性。お客様は、新しいWANの導入または保守にかけられる時間が限られてしまう場合もあれば、迅速な導入と共同マネージドソリューションによってメリットを得られる場合もある。MSPが接続処理を行い、お客様がポリシーを制御することが可能。
デメリット想定外のコストと社内の専門知識の不足。クラウドとの統合が困難。お客様がソリューションの特定の側面を制御できない場合がある。MSPのサポート対象外とする設定上のニーズが発生する可能性がある。お客様とMSPの間でビジネス上の目標と技術上の目標を連携させるためにオーバーヘッドが発生する可能性がある。

 

ジュニパーとパートナーシップを結ぶMSPと協働することで、お客様は以下の要因により、ITサポートを簡素化できます。

  • 無線、有線、SD-WANの各ネットワーキング、および屋内位置情報サービスにおける、広範なエンドツーエンドのポートフォリオ
  • 統合されたAIOpsによって運用を最適化することで、根本的原因分析、イベントの関連付け、自己修復アクションを迅速化、ならびに出張サービスを低減
  • NLP (自然言語処理) 、NLU (自然言語理解) とともに生成AIを使用する対話型インターフェイスにより、チームがネットワークと対話して、発生している事態を把握し、具体的な回答を取得
  • カスタマイズ可能なサービスレベルによる包括的な可視化と制御

ジュニパーは、サービスプロバイダチャネルを成功に導くことに全力で取り組んでおり、多数の業界においてTier 1のリファレンスを用意しています。ジュニパーのパートナーを選定する際に、お客様は安心して幅広いリソースにアクセスすることができます。

 

結論:ネットワークの経済性を変革

ネットワーキング業界では長い間、ユーザーや運用担当者のエクスペリエンスの質よりも、稼働時間が重視されてきました。企業にとってのネットワークの戦略的重要性と予算の現実を考えると、この状況は変える必要があります。

ジュニパーは、無線、有線、WANのフルスタックにわたってエクスペリエンスファーストで技術を開発するアプローチを採用することで、この取り組みを先導しています。今回のAIネイティブキャンパスおよびブランチソリューションは、自社導入かMSPが管理するかに関わらず、最適なユーザーエクスペリエンスを保証しつつ、安全なサービス提供を簡素化します。

お客様の喫緊のネットワーキングニーズに関して適切な質問を行い、その回答をAIと製品開発のアプローチに役立てることから、すべてが始まりました。市場の期待に応えようとAIの導入に奔走している従来のベンダーとは異なり、ジュニパーは9年以上にわたってAIの強化学習を進めてきました。

現在、ジュニパーの実績あるAIOps機能とマイクロサービスアーキテクチャの組み合わせは、企業とサービスプロバイダのネットワークの経済性を変革し、フルスタック全体にわたって唯一のエンドツーエンドのアシュアランスを提供しています。そして、その潜在的なメリットは、以下のような変革をもたらします。

  • 最大60%のTCO削減 (ACG Research)
  • 最大 87%のOpEx削減 (ACG Research)
  • スタッフの労働時間を年間50万ドル (米ドル) 節約 (ブレント・ロンドン自治区)

サードパーティのインサイトによる見解

ジュニパーは、2024年度の「Gartner® Magic Quadrant™ for Enterprise Wired and Wireless LAN Infrastructure」が発表され、4回連続でリーダー・クアドラントに位置づけられました。それだけではなく、「ビジョンの完全性」および「実行能力」において全ベンダーの中で最も高い位置づけであるという評価は、3回連続です。また、ジュニパーは、2024年度版「Gartner® Magic Quadrant™ for Indoor Location Services (屋内位置情報サービスのマジック・クアドラント)」でもリーダーの1社に位置づけられました。ジュニパーは、この両方のレポートでリーダーの1社に位置づけられた唯一のベンダーです。

 

次のステップ

AIネイティブキャンパスおよびブランチソリューションの導入または継続利用に関する詳細およびサポートについては、ジュニパーのアカウント担当者にお問い合わせください。また、AIネイティブキャンパスおよびブランチソリューションのマネージドサービスについては、信頼できるプロバイダを通じてお問い合わせください。多くの場合、ITリソースがオンデマンドで提供されるため、時間とコストを削減できます。また、担当者と連携して、既存のお客様とのリファレンスコールを設定することもできます。

ジュニパーではWeekly Mist AIデモを提供しています。このデモでAIネイティブキャンパスおよびブランチソリューションを実際にご確認いただけます。

さらに、製品ツアーにアクセスしてチュートリアルに従って進んでいただくと、多くのタスクを実行する方法を実際に確認していただけます。

 

関連リソース

以下のリソースでは、AIドリブンエンタープライズに関するさらなる見解と詳細を紹介しています。

Webページ

アナリストレポート

ソリューションブリーフとホワイトペーパー

データシート

導入事例

ジュニパーネットワークスについて

ジュニパーネットワークスは、単なる接続性は優れた接続エクスペリエンスと同じではないと考えています。ジュニパーのAIネイティブネットワーキングプラットフォームは、AIの機能をAIOpsレイヤーとジュニパーのシステム全体で活用できるように、最初から構築されています。リアルタイムの障害分離、事前対応型の異常検知、自動是正措置などにより、キャンパス、支社/拠点、データセンター、WANの運用の予測性、信頼性、セキュリティをレベルアップします。詳細については、ジュニパーネットワークス (www.juniper.net/jp/ja) をご覧ください。また、X (Twitter) 、LinkedIn、Facebookでもジュニパーをフォローしてください。

 

Gartner® 『Magic Quadrant™ for Enterprise Wired and Wireless LAN Infrastructure (エンタープライズ向け有線および無線LANインフラ部門のMagic Quadrant) 、ティム・ジマーマン、クリスチャン・カナレス、他、2024年3月6日

リサーチではJuniper として掲載。

Gartner® Magic Quadrant™ for Indoor Location Services, ティム・ジマーマン、アネット・ジマーマン、他、2024年2月28日

リサーチではJuniper Networksとして掲載。

Gartnerは、Gartnerリサーチの発行物に掲載された特定のベンダー、製品またはサービスを推奨するものではありません。また、最高のレーティング又はその他の評価を得たベンダーのみを選択するようにテクノロジーユーザーに助言するものではありません。Gartnerリサーチの発行物は、Gartnerリサーチの見解を表したものであり、事実を表現したものではありません。Gartnerは、明示または黙示を問わず、本リサーチの商品性や特定目的への適合性を含め、一切の責任を負うものではありません。

Gartnerは登録商標およびサービスマークであり、Magic QuadrantはGartner Inc.および/またはその関連会社の米国およびその他の国における登録商標およびサービスマークであり、同社の許可に基づいて使用しています。All rights reserved.

 

3510739 - 002 - JP 2024年4月