Customer Success Story
信頼性の低いWi-Fiが従業員の生産性に影響
美しいビーチ、豊かな文化、素晴らしい食べ物があるタイは、人気の旅行スポットです。タイの国営航空会社であるタイ航空は、タイ国内外の65都市を往復する年間数百万人の乗客に、可能な限り最高のカスタマーエクスペリエンスを提供できるように努めています。
従業員にも同様に優れたデジタルエクスペリエンスを提供するために、タイ航空は同本社のネットワークをジュニパーのAIネイティブネットワーキングでアップグレードしました。
概要
会社名 | Thai Airways |
業界 | 旅行およびサービス業、物流 |
使用製品 | Wireless Access Points, Wireless(Wi-Fi)Assurance, Wired Assurance, Marvis VNA |
地域 | APAC |
500か所以上
従業員の生産性
本社ネットワークに接続された無線デバイスの数
迅速化
ITスタッフの生産性
ネットワーク関連の問題を解決する時間を大幅に短縮
減少
運用効率
レベル3のネットワークエンジニアにエスカレーションされたトラブルチケット数
タイ航空は、バンコク本社のネットワークを更新するというビジネス目標を設けました。乗客数が倍増する中、カスタマーエクスペリエンスを向上させて作業効率を向上させるために、事務およびバックオフィススタッフが効率よく業務をこなせるようにすることが目的です。しかしながら、信頼性の低いWi-Fiにより、予約、チケット発行、マーケティング、会計および管理部門の業務が遅れていました。
「無線が正常に動作する日もあれば、動作しない日もありました」とタイ航空のネットワークおよびサイバーセキュリティ担当チームリーダーであるのタナ・カンティパン氏は述べています。「当社のサービスデスクには、スタッフからはほぼ毎日無線ネットワークに関する不満が報告されていました。」
インフラストラクチャを近代化することで、IT部門は有線および無線ネットワークの管理を統合して、可視性、制御、セキュリティを向上させたいと考えていました。AIネイティブの分析、自然言語処理、自動化を活用してネットワーク運用を簡素化し、ユーザーエクスペリエンスを向上させることができる、業界をリードするクラウドネイティブネットワークソリューションを探していました。
「タイ航空は、信頼性の高い接続を確保し、従業員の生産性をサポートする優れたネットワークエクスペリエンスを提供するにあたり、非常に革新的でコスト効率の高いネットワークソリューションであるジュニパーを採用しました」とカンティパン氏は述べています。
ジュニパーのAIネイティブネットワーキングプラットフォームは、AIOps(IT運用のための人工知能)を実現し、最適なエンドツーエンドの運用担当者エクスペリエンスとエンドユーザーエクスペリエンスを確保するために構築されています。ジュニパーのプラットフォームは、9年以上にわたるインサイトとデータサイエンスの蓄積に基づいてトレーニングされており、あらゆるデバイス、ユーザー、アプリケーション、アセットにまたがるすべての接続の信頼性、測定可能性、セキュリティを高めます。
ジュニパーのAIネイティブネットワークが運用を統合
タイ航空は、Juniper AP45無線アクセスポイントを使用してWi-Fi 6Eを展開したタイ初の企業となりました。6GHz帯域で動作するWi-Fi 6Eは、高いスループットを提供しながらもネットワーク混雑を減少させます。同航空会社は、コア、ディストリビューション、アクセスネットワークにジュニパーのEXスイッチを採用しています。
Juniper Mist Wireless(Wi-Fi)AssuranceとWired Assuranceを採用することで、ネットワークチームはすべてのデバイスを可視化し、ネットワーク管理を合理化することができます。ジュニパーの仮想ネットワークアシスタント「Marvis」(VNA)は、自然言語処理を使用して、ネットワーク問題の根本的原因を迅速に特定し、修正のための具体的な推奨事項を提供します。
サービスデスクチケットが急減
「ジュニパーのAIネイティブネットワーキングを導入した後、ネットワークに対する従業員の不満は賛称へと変わりました」とカンティパン氏は述べています。
Juniper AIネイティブネットワーキングは、高速で信頼性と安全性に優れています。ジュニパーのAIOpsツールを使用することで、IT運用チームはネットワークの信頼性を向上させて従業員のエクスペリエンスを向上させ、問題を事前に特定して解決し、IT運用効率を向上させることができるようになりました。
正確なトラブルシューティング
「ジュニパーを導入する以前は、Wi-Fi接続が落ちる理由をサービスデスクは把握していませんでした」とカンティパン氏は述べています。「今ではMarvis VNAに『問題のあるユーザーは誰か』や『クライアントのどこに問題が発生しているのか』などと質問をすることで、根本的原因を見つけ、問題を事前に解決することができます。」
持続可能性への貢献
クラウドネイティブなジュニパーネットワークは、タイ航空の企業としての持続可能性への取り組みを支える重要な役割を担っています。「データセンターに物理的な無線LANコントローラーを設置する必要がなくなったため、電力、冷却、データセンタースペースに関する要件が削減されました」と同氏は述べています。
拡張計画
本社でジュニパーのAIネイティブネットワーキングプラットフォームが成功を収めたことで、タイ航空はタイの2つのハブ空港でもネットワークを更新し、空港業務の日常業務をサポートすることを計画しています。
2024年10月公開