Customer Success Story
IMD、ナビゲーションアプリでキャンパスのエクスペリエンスを向上
国際経営開発研究所(IMD)は、経験に基づく学習およびリーダーシップの育成をメインとする、経営陣向け教育における世界的大手企業です。年間29,000人超が同社のプログラムを利用しています。
IMDはJuniper Mist networkを活用することで、キャンパスナビゲーションアプリを運用し、ローザンヌキャンパスにおける受講者の日々の学習と運用をサポートしています。
概要
会社名 | International Institute for Management Development(IMD) |
業界 | 教育 |
使用製品 | Wireless Access Points, EXシリーズ, Wireless(Wi-Fi)Assurance, Wired Assurance, Marvis VNA |
地域 | EMEA |
4倍
Mist AIでネットワーク問題のトラブルシューティングに要する時間を短縮
4,267
受講者、教職員、スタッフが利用するIMDキャンパスアプリのダウンロード数(2023年12月)
250
有線ネットワークへのユーザーの追加、移動、変更に要する時間のうち、Wi-Fiが改善されたことで短縮された時間
6,000
IMDのプログラムに参加するためにキャンパスを訪れる人の数(年間)
物理的エクスペリエンスとデジタルエクスペリエンスを融合
IMDの最高デジタル/カスタマーエクスペリエンス責任者のルイ・ルクレジオ氏は次のように話します。「当研究所のキャンパスエクスペリエンスは、教育面においてトップクラスです。物理環境と仮想環境を融合することで、総合的なエクスペリエンスを実現しようと考えました」
IMDは美しいレマン湖の湖岸にあります。最先端の講堂と会議室を備え、卓越した学術のための中心地となっています。設備は役員向けに作られており、先進のテレビ会議施設、専用の学習スペース、キャンパス内レストランがあります。
IMDは、ファーストクラスのデジタルエクスペリエンスを実現するため、キャンパスネットワークを刷新する必要がありました。無線LANコントローラと多数のスイッチで構成された旧式のネットワークでは、キャンパスナビゲーションアプリに求められる、高速性と信頼性に優れた接続サービスと屋内ロケーションサービスを提供することができませんでした。さらに、可視性を向上し、問題箇所を迅速に見つけて解決するツールを導入することで、ネットワークのサポートを効率化したいとも考えていました。
クラウド、AIOps、屋内位置情報サービスの効果
IMDは、無線サービス、有線サービス、屋内位置情報サービスなど、ジュニパーのAIドリブンネットワークソリューションを採用して、キャンパスネットワークを刷新しました。ジュニパーの無線アクセスポイント、スイッチとMist AIを活用したジュニパークラウドアーキテクチャを連携することで、IMDキャンパスの学生、教職員、スタッフのネットワーク接続品質を継続的に最適化しています。Juniper Mist屋内ロケーションサービスを導入し、ジュニパーの無線アクセスポイントで仮想Bluetooth® LE(vBLE)技術を活用して、IMDのキャンパスアプリのロケーション精度を最適化しました。
Mist AIにより、有線/無線ネットワークの可視性を高めて、処理を自動化することで、IT運用の作業負荷を軽減し、関係者のエクスペリエンスを改善しました。Juniper Mist Wi-Fi Assurance、Wired Assurance、仮想ネットワークアシスタント「Marvis」により、日常の運用を自動化し、問題発生時のトラブルシューティングを高速化しました。
IMDのシステムネットワークエンジニアのドミニク・エステベス氏は次のように話します。「Marvisを導入したことで、Wi-Fi問題のトラブルシューティングを3倍~4倍高速化できました。必要な情報をすべてJuniper Mistポータルで確認できるため、問題の発生場所をチェックし、迅速に解決できます」
キャンパスのデジタルエクスペリエンスが向上
毎年、29,000人超の役員や経験豊富な技術者がIMDのプログラムを利用していますが、そのうち約10,000人がIMDのキャンパスを訪れています。Wi-Fiエクスペリエンスの変革により、キャンパス内を自由に移動して、どこにいても学習や作業を行えるようになりました。
IMDキャンパスアプリをスマートフォンにインストールすると、プログラムの参加者、ゲストスピーカー、教職員が講義やイベントでキャンパスを訪れると、ウェルカムメッセージが表示されます。日々の予定も簡単に確認でき、目的地までの詳細な道案内を示したマップも表示できます。このアプリで、同僚の居場所を簡単にマップで確認したり、ランチのメニューなども見ることができます。
また、Juniper Mistネットワークにより、ITサポートの負担を緩和して、本来取り組むべき戦略的な業務やイノベーションにより多くの時間を使うことができます。Wi-Fiに十分な余裕があるため、有線ネットワークに接続する人の数を減らすことができます。これにより、有線ネットワークへの追加、移動、変更の作業を軽減し、変更のたびに発生する数時間分もの作業を解消できます。IT部門は、無線LANコントローラやアクセスポイントソフトウェアを更新する必要がありません。新機能はJuniper Mistクラウドから定期的に提供されます。これにより、チームは生成AIと仮想アシスタント「Marvis」の統合など、新しい機能の活用方法を模索できます。
2024年1月公開