Customer Success Story
サセックス大学、スマートで接続された持続可能なキャンパスに着手
世界有数の研究大学の1つであるサセックス大学は、「より良い世界のためのより良い大学」というビジョンを掲げて投資しています。サセックスは、学生のデジタルエクスペリエンスを向上させ、大学の高まる研究ニーズをサポートするために、Juniper Mist AIネイティブネットワーキングでコネクテッドキャンパスを構築しています。
概要
会社名 | University of Sussex |
業界 | 教育 |
使用製品 | Wireless Access Points, EXシリーズ, Wireless(Wi-Fi)Assurance, Wired Assurance, Marvis VNA |
地域 | EMEA |
22,000
Juniper Mistネットワークを利用する学生、教員、スタッフの数
232
ネットワークによってカバーされている英国ブライトン郊外にあるファルマーキャンパスのエーカー数
89%
Research Excellence Framework(研究卓越性フレームワーク)により、世界トップレベルまたは国際的に優秀と評価されている本大学研究の割合
300
設置される新しいファイバのキロメートル数
デジタルキャンパスを実現
「学生のニーズは変化し、大学も有機的に成長しました」とサセックス大学のITインフラストラクチャ担当アシスタントディレクターであるイアン・マクラケン氏は述べています。「ネットワークインフラストラクチャは、研究が盛んな大学で学生やスタッフが必要とするデジタルエクスペリエンスを提供できていませんでした。」
同大学は、全く新しい、安全で安定性と拡張性に優れたネットワークの構築に着手しました。また、サセックス大学では、世界で最も持続可能な大学の1つになることを目指しているため、持続可能性の精神を共有する技術パートナーも求めていました。競争評価において、コストと並行して持続可能性を評価することを初めて計画しました。
IT責任者は、ネットワークを単なる接続性ではなく、魅力的なエクスペリエンスを提供し、スマートキャンパス運用をサポートし、安全性を高めるための基盤であると捉えていました。
「ベースラインとなるネットワーク機能に基づいて構築し、学生のエクスペリエンスに焦点を当てた方法でキャンパスを実現したいと考えていました」と同氏は述べています。「このネットワークを、学生らが現在の私たちの取り組みをはるかに超えて、将来につながる成果をもたらすために役立つものにしたいと考えていました。」
革新的でスマートなキャンパスネットワーク
サセックス大学は、1年にわたる評価プロセスを経て、Juniper Mistソリューションが、目的とするネットワークに最適であると判断しました。「ジュニパーの差別化要因は、イノベーションと持続可能性でした」とマクラケン氏は述べています。
同大学は、キャンパス内の有線および無線アクセス、エッジ、コアネットワーク全体にJuniper Mistを導入しています。ジュニパーの無線アクセスポイントとイーサネットスイッチは、Mist AIを搭載したJuniper Mistクラウドアーキテクチャと連動し、約22,000人の学生、教員、研究者、スタッフ、施設管理者が使用する幅広い無線、有線、IoTデバイスを接続します。AIネイティブネットワークの基盤となるのが、Wi-Fi Assurance、Wired Assurance、仮想ネットワークアシスタント「Marvis」などのJuniper Mistクラウドサービスです。AIによる自動化は、ネットワークのユーザーエクスペリエンスを継続的に最適化して、インサイトを提供し、ネットワーク運用を自動化し、ネットワーク問題を事前に解決します。
今後、サセックス大学では、Juniper Mist屋内位置情報サービスを使用して、建物スペースを最適化してエネルギーを節約し、キャンパスナビゲーションアプリを強化し、キャンパスの安全性を高めることを予定しています。
今日および将来を支えるスマートネットワーク
サセックスのネットワーク交換チームは、長さ300キロメートルに及ぶ新しいファイバを設置し、200を超えるIT機器室をアップグレードし、キャンパス全体にある数千台もの新しいネットワークデバイスを接続するために懸命に取り組んでいます。プロジェクト完了は2025年に予定されています。
大学の変化するニーズに対応できるジュニパーのAIネイティブネットワークにより、サセックス大学は、学生エクスペリエンスの向上、すべてのユーザーのセキュリティの向上、ビジネス継続性の向上、研究コミュニティの高まる接続性ニーズに対応する能力などの成果を期待しています。
マクラケン氏は、Mist AIによってもたらされるインサイトと自動化により、日常的なネットワークメンテナンス作業が削減され、ネットワーク関連のサービスデスクチケットが減少し、ネットワークサービス提供を自動化するための基盤が得られると期待しています。
「シフトレフト式で、ネットワークインフラストラクチャのサポートをフロントラインのチームに移行することで、第3レベルのチームはMist AIからのデータを使用して、大学にイノベーションをもたらすことができるようになります」とマクラケン氏は述べています。
2024年3月公開